【ザイル】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:26:12

DQ5

DQ5の幼少期に登場するキャラクター兼【ボス級モンスター】
妖精の世界にある【ドワーフの洞窟】に住む【ドワーフ】の少年。
英語版での名前はDwight。
戦闘グラフィックは覆面と斧を持った、【エリミネーター】に似た格好だが、流用ではなく子供のような体型でこいつ専用のグラフィックである(DQ5で専用戦闘グラフィック持ちのボスはザイル以外は【イブール】【ブオーン】【ミルドラース】両形態、【エスターク】が存在する)。
 
フィールド画面での外見は通常の子供のグラフィックを流用している。
祖父を村から追い出したのは【ポワン】であると【ゆきのじょおう】に騙され、【はるかぜのフルート】を盗んだ。
その後【氷の館】に立てこもり、フルートを返すまいと主人公一行と戦うことになる。
 
通常攻撃の他、【ホイミ】で回復を図ったり、【マホトラ】でMPを奪ったりしてくる。
攻撃は大して強くはないが、問題はこの後に雪の女王と連続で戦うことにある。よって余力をなるべく残しておきたい。
HPは160と低いのでよほどのダメージを受けない限りは攻撃を集中させて倒してしまった方がいい。
戦いが長引けばそれだけ【マホトラ】でMPを奪われ、雪の女王との戦いが厳しくなってしまう。
【ベラ】に命令ができるSFC版では、戦闘開始直後に【ルカナン】を使わせて守備力を下げておこう。
  
【バギ】【ギラ】は確実に有効だが、上述のように、雪の女王との戦闘が直後に控えている状況にあって攻撃呪文にMPを費やす余裕などない。
小細工せずに、ひたすら直接攻撃で押し切るのが一番の攻略法である。
 
また、倒すと必ず【まほうのせいすい】を落としていく。これはマホトラでMPを奪われたことへの救済措置か。
戦う前に主人公の道具欄を1つ空けておくとよい。
雪の女王戦にあたっては、【マホトラ】でMPを大きく奪われていたら出し惜しみせずに使った方が賢明。
雪の女王に負けると再戦できるので、まほうのせいすいを量産することもできる。
 
雪の女王撃破後は自分が騙されていたことを理解し祖父の元へと戻る。

リメイク版

青年時代後半にドワーフの洞窟へ行くと再会できるようになり、仲間にすることも出来る。イベント加入の仲間モンスターになったため、フィールド画面での専用グラフィックが用意された。
祖父は病気で亡くなっており、本人曰く「地道に生活している」らしい。
容姿は幼年時代のまま。加齢が人間に比べて遅いのだろうか。
仲間にするのを拒否すると「なんだよ。お前は見かけによらず冷たいヤツだな」と罵倒される。
ちなみに本作には同じく追加の仲間キャラである【プオーン】も、似たような事を吐き捨てる。

仲間になったザイル

名前は当然、「ザイル」で固定。
肩書き(種族名)は「ドワーフのむすこ」になっている。

覚える呪文・特技

ステータス

Lv素早さ身の守り賢さ運のよさ最大HP最大MP
初期183520382
最大9920025518015050511300

耐性

無効ザキ・麻痺、ラリホー、メダパニ、マホトラ、メガンテ・体当たり、毒、休み
強耐性ヒャド・吹雪、マヌーサ
弱耐性ルカニ
無耐性メラ、ギラ・炎、イオ、バギ、デイン、マホトーン

解説

扱いはあくまでモンスターであり、ルイーダの酒場ではなくモンスター爺さんのところに預けられる。
【ターク】やプオーンと同じく、逃がした場合も再度話せば再び仲間になるがLvは1に戻ってしまう。
ちなみに死なせて埋葬しても当たり前のようにドワーフの洞窟に戻っている
ドワーフは死ぬと再び妖精の世界に転生でもするのだろうか?
 
肝心の能力だが、仲間になった時点ではステータスはなんと賢さ以外はすべて一桁台
賢さは20あるので言うことは聞くが……あのときの強さはなんだったのか。青年時代後半なので敵の時のステータスでもバランスは崩れるとは思えないし…
(参考:リメイク版での敵の時のステータス「HP140・MP6・攻撃力42・守備力40・素早さ28」)
しかも敵の時に使えていたホイミやマホトラも忘れてしまっている。こちらも最初から使えていたところでゲームバランス崩壊には程遠い。
でも頑張れば全ての能力値で当時以上にできる。
まあ、見ればわかるが、賢さとMP以外は【スライム】のコピペである。
成長曲線もスライムのものをアレンジした形になっており、育てると力やHPは上限付近まで伸びにくいが、すばやさだけは異常な伸びを見せる。
その伸び具合は尋常ではなく、レベル50近くでカンスト付近にまで到達し、あっという間にパーティ最速のすばやさになるほど。
【装備グループ】は格好が似ている【エリミネーター】と同じ重戦士系のC、と思いきや、実際は【キラーマシン】【ヘルバトラー】の属するN。斧と名の付く武器は一切装備できない。フィールドグラフィックで手に持っているのは何かと問い詰めたくなる(後に、テリワン3Dでグラフィックでは斧を持っているのに斧を装備できない後輩が登場した)。
【デーモンスピア】も装備できるので、メタル狩りのお供にも優秀。
いまいち伸びを欠くちから、みのまもり(ついでにかしこさ)は最後のレベル90~99間でそれぞれ50近く大きく伸びる、と総じて極端な成長曲線を描く。
最終値もスライムと似通うが、最大MP、ちから、みのまもりが勝る上位互換。
 
耐性は攻撃系に対してはヒャド、吹雪系以外には弱いが、元ボスキャラ故か状態異常には極めて強い。
ザキ、ラリホー、メダパニ、休み、毒、マホトラを無効化し、極めて珍しいメガンテへの完全耐性を持つ。
マヌーサにも強く、ルカニにも少し耐性があるが、マホトーンだけは確実に効いてしまうので注意。
 
装備もわりと充実しているのだが、覚える特技が中途半端なのが残念なところ。
回復系はベホイミ止まりで、時期を考えると威力不足。ザオラルで蘇生は可能だが、ザオリクは使えず、そもそも覚える時期が遅すぎる。
バイキルトも使えるが、こちらも覚える時期が遅い。しかも覚えているころにはたたかいのドラムを手に入れている可能性が高く、そうなるとこのバイキルトも無意味な特技となってしまう。
戦闘特技は6つであと2つは穴埋めできる余地があるのだから、仲間にできる時期の遅さを考えたらベホマとザオリクがあってもよかったのではと思う。
ストーリー上では盗みを働いたのだから、他のキャラクターと差別化を図る意味でも盗賊系の特技や特性があるとよかったのだが。
加入も遅くすばやさ以外は晩成型なので使っていくには工夫が必要であると思われる。
ステータスと言い、使用特技と言い、総じて雑な調整をされていると言わざるを得ない。
パーティーの戦力として組み込むつもりなら、素早さの高さを活かしたアイテム係が適任か。
 
なお最強防具は【まじんのよろい】だが、最大の特長である素早さが死ぬので注意(それを逆手に取って、装備の変更で最速と最遅を使い分けるという戦術もアリだが)。
次点の【ほのおのよろい】も吹雪耐性はもともと持っているため相性はいまいち。
【ダークローブ】【まほうのよろい】をメイン装備とするのが良いだろう。
盾もスライム系最強の【みかがみのたて】を装備できないのがネックであり、2個目のオーガシールドが手に入らない限りは、【ふうじんのたて】【マジックシールド】くらいしか耐性をアップするものがない。
 
【エルフのおまもり】も素の耐性上、マホトーンにしか機能しない。
しかし、喰らっても上位互換の使い手が居ると然したる影響は無い。
 
ちなみにPS2版では、ボスモンスターであるため逃走、眠り、混乱時のおたけびなどのエフェクトは用意されていないがジェリーマンに【モシャス】をしてもらってから【パルプンテ】で強引に逃走、眠り、混乱状態にすることが可能になる。

小説版

華奢な少年主人公とは違い、大柄で筋肉質な少年。
ゲームと同じく、雪の女王に騙され妖精たちを酷く憎んでいる。
だが最後は雪の女王と共に崩壊する氷の館に消えていった。
…だが彼のことなので何事もなく洞窟に戻っていそうな気もする。

ユアストーリー

登場はしないが、【サラボナ】の掲示板(クエストボード)に "Zaell the Dwarf" という名前が見られる。

DQ10オンライン

春など限定イベントに登場。成長して外見が【あらくれ】になっているほか、祖父から【カギの技法】を継承している。
詳しくはこちらを参照。

バトルロード2レジェンド

【レジェンドクエストV】に雪の女王と【ドラキーマ】と共に登場。
例によって、若干小さいが他のパンツマスク類と同じ外見になってしまった。ROMの影響とは言えこれはひどい。
 
技は「フルスウィング」と「クラッシュロック」。
前者はバトルマスターと組んだ【デスストーカー】の技と同じで、ミスか痛恨の一撃のどちらかが出る、非常に危険な技。
後者はエリミネーターの「いわなげ」と同じだが、体格が小さいためか、小さい岩をたくさん投げつけるというものに変更されているが、明らかに当たってない岩もチラホラ

ライバルズ

第10弾カードパック「破壊と創造のフロンティア」にて、盗賊専用レジェンドレアとして登場。グラフィックはDQ5同様の小さなあらくれの見た目である。

2/3/2
死亡時&手札から捨てた時:はるかぜのフルートを1枚手札に加える

原作通りにはるかぜのフルートを持っている。
はるかぜのフルートは1コストで場の氷塊をすべて消滅させられる原作再現の効果に加え、1枚ドローおよび味方全体に1ターン呪文特技ダメージ無効を付与の効果がある。前半は強烈な氷塊デッキメタだが限定的すぎるため、後半の効果がメインに使われる。
自分の手札を捨てるカードと合わせて積極的に使っていきたい。