ドーピングアイテム
【ちからのたね】―【すばやさのたね】―【スタミナのたね】―【かしこさのたね】―【ラックのたね】―【いのちのきのみ】―【ふしぎなきのみ】―【まもりのたね】―【うつくしそう】―【スキルのたね】―【まりょくのたね】―【しんこうのたね】
概要
DQ3のみに登場する【ドーピング】用アイテム。【たいりょく】を上げる効果があり、上昇値は1~3。
「たいりょくのたね」では文字数が7文字に収まらないので、体力(持久力)を意味する「スタミナ」になったと思われる。海外NES版ではそのままステータス名の「Vitality seed」。
DQ3
普通に考えると最大HPが低いキャラに使うのがよさそうに思えるが、FC版ではこれが非常にクセモノ。
「レベルアップ時の最大HPの上昇量=レベルアップ時の体力の上昇量×2±2」となるため、レベルアップ前に種でドーピングをしても最大HPには一切影響しないのである。
極端な例を出すと、種のみで体力を255まで上げた場合、以後レベルアップで体力が上がらないためHPも一切成長しなくなる。
そこまで極端でなくても、下手に使うとレベルアップ時に判定される【上限値】に引っかかる可能性がある。
上限値を超えてしまったパラメーターはレベルアップ時の上昇値が1か0に制限されてしまうため、これを使ってHPを補強しようとしても却って逆効果になってしまうという可能性すらある。
これは【かしこさのたね】と【かしこさ】にも同様のことが言える。
(一応、賢さは呪文の習得に影響するので全くの無駄ということではないが…)
そんな事が考慮されたのか否か、道中で拾えるのも【ピラミッド】【ポルトガ】【サマンオサ南の洞窟】の3つだけ。これは1つしか拾えない【ラックのたね】に次いで少ない。
それ以外では【ギズモ】、【わらいぶくろ】、【ベホマスライム】、【ドラゴン】がドロップする。
基本的に、FC版でスタミナのたねを手に入れた場合は売ってしまうといい。
もしくは、255のときに種を使うと0に戻るというバグを利用し、再び体力を成長させる機会を生み出してHPを大量アップさせるという使い道もある。
ただし、HP大量アップは一定以上のレベルにおいて体力に下限値が生じる職業のみで有効である。
具体的には【勇者】と【戦士】でLv.65以上、【武闘家】・【賢者】・【商人】でLv.86以上からHP大量アップが可能。
また、これを行う際レベルアップ時のHPの上昇値が129以上になるとHP上昇判定が消えてしまうので注意。
リメイク版
HPの上昇量が単純に「体力の値×2≒最大HP」になり、種で上昇した分も反映されるようになったので安心してよい。当然ながら、最大レベルになった後で使っても無意味。
HPを効率的に増やしたい、と言う意味では真っ先に数を稼いで投与したい種である。【かしこさのたね】も同様の理由で優先的に投与したい。
(この成長方式になったことで、逆に【いのちのきのみ】を使うタイミングに注意する必要がある。)
ただし、上げすぎると上限値に引っかかってしまう点には同様に注意。
有用度は大幅に上がったものの、拾える数は【バハラタ東の洞窟】に1つとSFC・GBC版限定の【すごろく場】に2つ追加されただけで全部合わせても6個だけなので(一応「倍」にはなっているのだが)、本格的にドーピングするには狩りが必須。
ドロップを狙うならわらいぶくろが出現率が高く、ドロップ率も1/64と比較的高いのだが、他の敵と一緒に出やすく、最後まで残すにはやや行動パターンが面倒な相手でもある。
終盤であればドラゴンが同種だけのグループで出やすいので狙いやすいかもしれない。
FC版でのメンツに加え、GBC版限定で【アイアンナイト】もドロップする。ドロップ率は1/32。
ライバルズ
「光と闇の異聞録」で登場した商人専用のノーマルの特技カード。
2コスト
味方ユニット1体を+2/+2した後HPを2回復する
2コストでHPと攻撃力を2ずつ強化する効果は戦士カードの【だいぼうぎょ】と同様。有利トレードをした後に使用することで実質+2/+4となる。【つちわらし】など分裂するカードとの相性もよい。
アベル伝説
北国グリンラッドで行き倒れた【アベル】を救ってくれた謎の老人から【ちからのたね】等とともに貰った種。
ゲームと異なり体力を回復させる瞬間疲労回復薬のような効果。
海峡の門で【ヤナック】に【アベル】が食べさせた。
ちなみに老人は「スタミナの種はヤナックにだけはやってはならんぞ」と忠告している。
ろくなことに使わない、というのは食べて即座に【デイジィ】に飛びかかろうとしたことから推察できるだろう。