【バギマ】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 05:06:30

・バギ系呪文

【バギ】―【バギマ】―【バギクロス】【バギムーチョ】

【バギマータ】

概要

DQ3以降で登場する【バギ系】呪文で、真空の刃で敵1グループを攻撃する。
【バギ】以上にダメージ幅が大きいので、討ち漏らすことが多いが、作品によってはコストが低いため割と使える。
これを覚えるキャラが、他の攻撃呪文を持っていないことが多いのも使える理由か。

DQ3

初登場で、ダメージは25~54。消費MPは6。本作では、敵側には機種を問わず使用者がいない。
 
有効な敵は多いのだが、覚える時期が非常に遅いのが欠点。
威力の近い呪文と比較しても、魔法使いが【ベギラマ】をLv14、【ヒャダルコ】はLv20で覚えるのに対し、バギマは僧侶がLv26にならないと覚えられない。
しかも、本作ではまだ低燃費仕様ではなく消費MPはベギラマと同じ。
回復用のMPを確保しておきたい僧侶にとっては、集団攻撃は【いかづちのつえ】あたりに頼る方が無難かもしれない。
 
魔法使いと一緒に育てていると、あちらは既に【イオラ】【マヒャド】を覚えてしまっている頃なので、この時点では威力もかなり弱く感じてしまうだろう。僧侶を賢者にするなら尚更で、覚える時期には如実に力不足。
ゾンビキラーがあれば僧侶でも単体相手なら30~40ぐらいのダメージは出せる時期だし、すでに習得しているはずの【ザキ】のインパクトもあって影が薄い。
道具使用でこれを放てるアイテムも無いので、何かと空気な存在となりがちである。
 
とはいえ、他の攻撃呪文と比べて耐性持ちが少ない属性なので、相手によってはこれに頼りたくなる場面もある。
ボスを含めた全138種のモンスターの中で約6割に相当する84種がバギ系無耐性である(参考に、魔法使いの主砲である炎系無耐性は50種)。
勇者専用のデイン系を別格とすれば、5種のダメージ系攻撃呪文の中では断トツの命中率を誇る。むしろ習得時期に対してダメージがショボイのはバランス調整としては当然の措置だろう。
特に【ミニデーモン】の集団が出たときにはこれとヒャダルコでほぼ一掃できるので便利。
上述の通り、魔法使いはマヒャドを覚えているころなのでこれで一撃なのだが、賢者に転職しているとまだ覚えていないことも多い。
一方、2人がかりだとトータル12ポイントのMPでマヒャドと実質同じなので、マヒャドを使えるならマホトラを使える魔法使い1人に負わせて僧侶は別の仕事を与える方が何かと合理的である。
また、【エビルマージ】と初めて出会う時点でまともに通る攻撃呪文はバギマくらいなのだが、本作では弱耐性相手だと3割ほどハズすため、ダメージムラの問題もあいまってあまり安定せず頼りになるとは言い難い。バギ系は無耐性の相手に使うのが吉。
先制マホトーンを喰らうリスクもあるので、打撃で地道に対抗するかいっそ逃げた方が無難だろう。

因みに敵側の使用者は誰もいない。(【イオ】などと異なりモンスターの行動パターンに設定はある。)リメイクされても全く追加されていない。バギとバギクロスの使い手はオリジナルの頃からいるのだが。

リメイク版

魔法使いがマヒャドを覚えるのが遅くなった(代わりにヒャダインを覚える)ので、使いどころが増えたかと思いきや、集団攻撃武器の登場によってますます存在意義が怪しくなった。

小説版

僧侶のモハレが【バラモス】戦などで使用した。

CDシアター版

賢者に成り立てのライドが【サマンオサ】での帰還時に【メラミ】と共に【ボストロール】に使用しダメージを与えた。
詠唱は「風の聖霊よ!刃となりて切り裂け!」と若干長めでなんかかっこいい。
だが実はこの詠唱、DQ2の同シアターのバギと一字一句違わず同じである。

DQ4

【ミネア】がレベル23で習得する。消費MP4は【ギラ系】最下位の【ギラ】と同じ。
ダメージは25~55(40±15)と前作据え置きだが、本作では有効な敵が多く、さらに前作と比べて【ヒャダルコ】の威力が下方修正された結果、ダメージのバラつきこそあるもののグループ系の中級攻撃呪文中では最大火力でトップの座に躍り出たので、威力・燃費共に抜群の性能となった。
本作から【しあわせのぼうし】が追加されたため、バギマ使用分程度の消費MPならば簡単に回復可能。
更に耐性持ちが少ない関係で他の仲間との範囲攻撃呪文連携に組み込みやすいのが強みと言える。
 
しかし、前作の流れを汲んだせいか習得が多少遅いのがネックになっている。
【ベギラマ】【マーニャ】がレベル14、ヒャダルコは【ブライ】がレベル11で習得するので、この頃に習得してくれればもっと活躍の機会もあっただろうが、これはむしろブライのヒャダルコ習得の早さが破格なのであり、威力・コスト・効きやすさで上回るバギマの習得が早まると魔法使い系の二人が得意分野で食われてしまうので、これはバランス調整的にやむを得ない側面もあるだろう。
 
また、道具使用で放てる【てんばつのつえ】が新登場。
こちらは船入手直後から複数入手可能な為、非常に強力な範囲攻撃手段として重宝し、ミネアが呪文として習得するよりも早く使える様になるばかりかノーコストでいくらでもバギマを使える為、序盤~中盤では主力兵器として猛威を振るう事となる。
入手可能な時期や複数人が所持できる関係でミネアが呪文として使うよりも、こちらの方が活躍する機会は多い。
しかし、【AI】に道具使用させるには作戦やキャラの能力(習得呪文を含む)、敵の数やHPなども影響してくるため、中盤以降で仲間の攻撃呪文と連携を取るうえではこちらよりも呪文のバギマが必要となる(魔法使い系は【ガンガンいこうぜ】選択時に強力な攻撃呪文を使うが、道具使用は【いのちだいじに】【じゅもんつかうな】選択時に優先的に行うため)。
 
そして本作以降、敵も使用してくるようになった。
【サブナック】【ガオン】の集団に唱えられるとかなり危険なので要注意。ただし、ガオンはバギマを使う割にバギ系のみ無耐性なので、逆にお見舞いしてやろう。
 
CDシアターにおいてもミネアが使用し、詠唱は「切り裂け、真空!」で他のバギ系呪文と同じである。

リメイク版

呪文の性能や習得レベルに違いはないが、使い手であるミネアの成長速度が早まり、能力も強化されているため、かなり使用する機会が増えている。
ミネアは回復・補助がメインの仕事になるが、低燃費のおかげでこちらも積極的に使っていける。
バギマ単発で敵を倒すのではなく、仲間の打撃や攻撃呪文との連携で倒す事を念頭に入れておこう。
モンスターの耐性の関係で、イオラともヒャダルコ(or【ヒャダイン】)とも連携を取りやすいのが大きな利点。
手が空いた時には【ぎんのタロット】同様、積極的に使っていくといいだろう。
 
それから、上記の天罰の杖の使い勝手も健在。
バギ系に耐性の無い敵の弱点を連携して突くためにも、ミネア以外のキャラに持たせておきたいところ。
 
敵の使用者に【ゲリュオン】【ヌーデビル】も加わった。

DQ5

【主人公】がLv16で覚える。習得時期が従来よりもずっと早くなっている。
 
本作は物理優勢の作品だが、【神の塔】【ポートセルミ】周辺はバギ耐性持ちが少なく、丁度主人公の武器を【やいばのブーメラン】【チェーンクロス】から【パパスのつるぎ】に持ち変える時期とも重なり、集団攻撃をする際の手段として使い勝手が良い。
これだけ優秀でありながら主人公が習得するため、どんなプレイヤーでも頼る機会が来る、歴代でも屈指の立ち位置を得た。
バギマの最盛期であろう。
 
主人公以外の使い手はすでに出力不足の時期に加入あるいは習得するため、実質的に主人公専用とも言える。
リメイク版では、【序盤3強】【エビルアップル】がかなり早期に習得するので、さらに使う頻度が多くなった。
リメイク版のようがんげんじんでは3匹1グループになったので、主人公とエビルアップルで一斉にバギマを放てば早期決着可能。
その他【氷の刃】を戦闘中に使うとバギマが発動する。そのかわり本作の天罰の杖の効果はバギに弱体化している。
 
敵で使ってくるのは【グレゴール】【ネーレウス】のみ。グレゴールは登場時期が早いのでけっこう厄介。

DQ6

【チャモロ】がレベル15で習得する他、【僧侶】★6で誰でも覚えられるようになった。
【ムドーの島】【ムドーの城】あたりで習得すれば活躍が見込めるものの、転職解禁後は特技の影に隠れてしまう運命にある。魔法使いの呪文と比較してダメージが不安定かつ僧侶の熟練度を上げにくいのが特に響いてくる。
バギ系共通の仕様としてエフェクトも無駄に長い。
 
敵での使い手はなんといっても【はねせんにん】が使うものが強力。
同時期に現れる【ストーンビースト】のベギラマと並び、凶悪な威力で苦しめてくる。
倒しやすい分、ストーンビーストよりは辛うじてマシな程度。
また、中盤になると【ウインドマージ】が集団で連射してくる。
使用率が高いことや、魔導師系のくせにタフで倒しにくいことなどの条件が重なり、被弾せずに倒すのは難しい。
同時期に【ランプのまじん】も使用してくる。ボスのミラルゴがコイツを呼ぶため、放置していると被害はかなり大きくなる。
狭間の世界に生息する【エビルホーク】も使い手だが、この段階ではそよ風も同然でありあまりにも悲しい。最終盤なのだから、せめて【バギクロス】を使えれば存在感はあったかも。

マンガ版

魔法の描写が(担当アシスタントの趣味により)全体的に強力かつ派手に描かれており、単行本内のあとがきでは「バギマは山脈が吹き飛ぶほどの威力がある」と語っている。
作中ではムドー城の【デビルアーマー】戦で初披露。
さすがに自重したのか、最深部の大広間が半壊するぐらいの描写に抑えられた。

DQ7

本作まで敵1グループに25~55のダメージ。
【メルビン】が最初から習得している他、【僧侶】★6、【船乗り】★7、【ゲリュオン(職業)】★4で習得可能。
 
強力な特技が多い本作では威力に不足を感じるが、覚える機会が多い&早いので取り敢えず僧侶に転職したキャラなどがよく使う。
しかしバギ系に耐性を持つ敵が多く、カタログスペック通りの威力を発揮する事は少ない。
 
【てんばつの杖】【風のアミュレット】の使用効果にもなっている。
前者は現代の【旅の宿】【ラッキーパネル】で入手できればバランスブレイカーレベルだが、後者は入手時期的に完全に力不足。
 
敵には妙に使い手が多い。味方側にはバギ耐性のある防具が少ないことから厄介さもあり、敵が使うイメージの方が強い。
最速で使ってくるのは【負けバトル】のときのゴンズで、嫌な思い出が蘇るかもしれない。
また、【ベビークラウド】【ラリホー】と合わせて使ってくることから、かの【ヘルクラウダー】戦でトラウマを刻むのに一役買っている。
【ヌーデビル】【ダークビショップ】などのかなり終盤の敵での使い手も多いが、さすがにその時点では脅威たりえないだろう。

リメイク版

【魔法戦士】★2でも使えるようになった。だからなんだと言いたくなる微妙な変更である。
設定上は【海賊】★1でも覚えるようだが、転職条件の都合上船乗りで既に覚えているので、実際に海賊で覚える事はない。
ただ下級職の熟練度が上がりやすくなったため、最初の職業に僧侶か船乗りを選んだなら出番があるだろう。

DQ8

ククールがLv18で覚える。最初は20~44程度、最高で52~76まで上昇する。
威力はまずまずなので、そこそこ使える。前作までとは違い、ダメージの振れ幅もバギ系の中では小さい。
それでも振れ幅が気になるのならテンションを上げてから使うと効率よく使える。
DQ4同様に、てんばつの杖の効果として活躍する機会も多い。
 
敵側も【ウィッチレディ】【ホークマン】といった強敵が早い時期で使用。要警戒。

DQ9

攻撃魔力100200300400500999
ダメージ(100%)25~5536~6647~7758~8869~99125~155

【旅芸人】がLv30、スーパースターがLv36で習得する。
消費MPは8と今までのバギ系の特徴であるコストの安さが消えてしまった。
DQ9でも使い勝手はあまり変わらず、ダメージのバラつきが大きい。
【こうげき魔力】によって威力が変わるのはDQ9共通だが、バギ系は使い手の問題であまり差を感じられないだろう。
 
まずこの呪文を使うにあたって問題がある。

  1. 旅芸人はこの段階で既に基本威力がバギマよりも大きい【ヒャダルコ】を習得している。
  2. ヒャダルコはLv16、魔法使いのイオラはLv28で覚えるのに対し、バギマの習得レベルは旅芸人が『30』、スーパースターは『36』
  3. このレベルでは普通に攻撃した方がまだ強い。スーパースターに至ってはクリア後なので使う機会が皆無。
  4. 威力がブレまくる割に平均火力も高くなく、燃費も悪い。
  5. 攻撃魔力999あっても1段階上のバギクロスの威力を超えられてない。

 
習得レベルがやたら遅い上に火力も低く、使い手が中途半端。
燃費も悪く、属性も特に恵まれておらず、グループ攻撃。
まるっきり良いところが存在せず、バギマはDQ9の攻撃呪文の中では屈指のネタ呪文となっている。
まだ使う機会がある下位呪文よりもひどい扱い…。イオラ並みに成長率がいいが、それでも使わない。
元よりあまり目立つ呪文では無かったが、落ちるところまで落ちてしまった感じである。
 
その一方で敵側はかなり使用者が多く、暴走させてくるモンスターも多い。
中盤の【ブラックタヌー】に始まり、ラスダンの【ギガントドラゴン】までコンスタントに登場する。
威力的にいえば、【魔神ジャダーマ】の暴走バギが敵サイド初のバギマといえる。

DQ10オフライン

【旅芸人】Lv36、【スーパースター】Lv34、【フウラ】Lv31、【ラグアス】Lv36で習得。
消費MPは5。
 
敵1グループに【こうげき魔力】依存の【風属性】ダメージ。ダメージ量は(28~133)±10。
 
敵では【岩とびあくま】【アカイライ】【ナイトキャット】【ちょうろうじゅ】【ほねリーダー】が使用する。

Ver.2

【ホークマン】が使用する。

DQ10オンライン

旅芸人がLv36、スーパースターがLv34、仲間モンスターが「バギの心得」SP12で覚えるほか、海賊が最初から使える。
消費MPは8、ダメージは26~46。こうげき魔力59から威力が上がり始め、180で頭打ち(ダメージは62~82)になる。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

【セーニャ】がLv28、【シルビア】がLv29で習得する。
消費MPは10、攻撃範囲は敵1グループ、風属性、ダメージは80±32(48~112)。
こうげき魔力80から威力が上がり始め、158で頭打ちになる。ダメージは124±32(92~156)。
 
従来よりも大幅に強化され、素の状態でも(ばらつきがあるとはいえ)ダメージ期待値80と、従来の2倍の威力を出せる。
習得は遅いものの、ベギラマの成長限界一歩手前くらいの威力を素で出すことができると書けば、その凄さが分かるだろう。
ただし消費MPも大幅に増えているため、「他の呪文に比べて燃費が良い」という特徴は失われている。
DQ11は過去作と比較してフィールド・ダンジョン共にMP回復手段が豊富に存在するため、そのバランス調整の意味もあるかもしれない。
 
セーニャは他にいい攻撃手段がないため中盤なら十分なダメージソースになる。
ただし、いくらMPが豊富なセーニャと言えども、この呪文が便利だからと考えなしに浪費しているとさすがにMPが枯渇してしまう。
とはいえ、戦いが長引けば回復にMPを使う必要が出てくるため、必要だと判断すれば積極的に使って問題ない。上述の通り、いざMP残量が危うくなれば回復手段はいくらでもある。
なお、セーニャは基本こうげき魔力が0であるため威力上昇が望めず、異変後にはバギクロスを自然習得しているため活躍の期間は短い。
 
シルビアにとっても、中盤の技としては悪くはない性能。
スキル構成次第では他の攻撃手段の方が強力になっていることもあるが、装備による補強を考えると実用性は意外と高い。
具体的に言うとシルビアが習得時期で素のこうげき魔力が70越えになり、同時期に手に入る【マジカルハット】を付ければこうげき魔力は簡単に100以上になる。
さらに【プリンスコート】【まほうの盾】に各種アクセも厳選すると、頑張ればグループ攻撃用のメインウェポンにもなり得る。
だがシルビアはパーティメンバー内でも特にMP管理が厳しいキャラなので、使う場面はちゃんと考えて選ぶ必要がある。不要な場面で連発して肝心な時にMP切れにならないように注意したい。
 
MPの管理にも多少注意が必要ではあるが、使い手が攻撃面での主力キャラではないわりに習得時期としては十分な火力なので状況に合わせてメインアタッカーと連携するとより有効に活用できる。
総じてなかなかの性能なのでそれなりの存在感はある。
 
PS4版・DQ11S3Dモードでは世界に異変が起きた後NPCとして参加するシルビアも使用するが、選択率が低い上、威力が敵の使うものと同一になっており弱体化している。

トルネコ2

魔法使いの呪文として登場。
消費HPが12とバギの3倍になっているにもかかわらず、ダメージは20~40といまいち。
つい【メイジキメラ】に使いたくなるが、通用しないのでやめておこう。

バトルロード

通常排出されるモンスターでは5体、第3のワザとして解放されるモンスターで3体で合計8体ものモンスターが習得する。
主人公の武器では【さばきのつえ】【しゅくふくのつえ】の2つがこの呪文を使用できる。
演出面では真空の渦の弾を2つ生成→組み合わせて正面に竜巻を発射…という演出でほぼ共通。
【グレートオーラス】を除き使い手の賢さが高い場合が多いので威力も高く頼りになる呪文。
 
Wiiのビクトリー版では【闇の司祭】が新たに習得呪文として引っ提げてきたためさらに使い手が増える形に。

ヒーローズ1

【ジュリエッタ】が、スキルポイント8Pを消費して覚える。
消費MPは14。
発動すると、蛇行移動する竜巻を2つ起こし、断続的にダメージを与え続ける。
竜巻の有効時間は5秒。断続してダメージを与える影響で、単発ダメージが低いため、当て続ける必要が有るのはバギ系共通だが、バギと違い判定が複数あるため取りこぼしが少なく、動き回る敵にも有効。
竜巻に対して【パワフルスロー】をあわせると、周囲の敵を引き寄せる吸引効果が付く。
【バーニングバード】をあわせると、炎属性がつき基礎威力が上がる。
両方あわせると、吸引効果をもつ火炎竜巻となる。
上記のスキルをあわせることで竜巻の滞在時間も5秒延びる為、消滅するギリギリであわせることで、トータルダメージが跳ね上がる。
ただし、一度あわせた特技を再度竜巻に当てても効果は無い。
これらは全て、本作のバギ系共通事項である。

ヒーローズ2

【ミネア】【ジュリエッタ】が、スキルポイント8Pを消費して覚える。消費MPは10。
今作でもジュリエッタはバーニングバードやパワフルスローとの合わせ技は有効。

トレジャーズ

敵範囲に風属性の中ダメージを与える呪文。
Lv18以上の【マジカルハット】【アイスバルチャー】【ストームライガー】【どくろだいじん】が覚えている可能性がある。
バギを覚えているモンスターがLv18になると自動的にバギマに進化し、使用者がLv33になると自動的にバギクロスに進化する。

ライバルズ

第7弾カードパック「光と闇の異聞録」にて実装。僧侶専用のスーパーレア。何故かバギ系はこれがライバルズ初登場であり唯一のカードだった。

コスト2
縦1列にいる全ての敵ユニットに1ダメージ
自分の場に冒険者がいるなら代わりに3ダメージ

冒険者がいればコスト以上のダメージで複数の敵ユニットを掃除できる。
僧侶には【シャール】など低コストで優秀な冒険者が多いため条件も緩く、冒険者デッキで大活躍する。
僧侶相手には【ブラストアロー】【マルチェロ】等をケアして前列にユニットを横並べにしてくるプレイヤーも多いため、複数ユニットを処理しやすかった。

ウォーク

敵全体にバギ属性小ダメージを与える。消費MPは15。

タクト

Bランクとくぎとして登場。前方横3マス・消費MP24
「範囲内の敵全てにバギ属性の呪文中ダメージを与える」
最大強化で 威力+50%まで強化可能。
【ゲリュオン】【ランプのまじん】など数多くのモンスターが使用可能な他、とくぎ書でも習得できる。
さらに亜種として
【コンジャラー】が使用可能なすばやさ下げバギマ「失速のバギマ」が登場。

スマブラSP

【勇者(スマッシュブラザーズ)】の上必殺技。
竜巻を起こして飛び上がる。
ジャンプ力もそこそこあるがこの技で飛び上がったあとは横への移動がしやすくなる特徴がある。横方向への復帰ならバギクロスよりも有利になりやすい。敵がメテオを狙ってきそうなら、早い段階でこれを撃って横からステージに復帰すると阻止されにくい。
また空中で使うと竜巻が下に降りていく性質もあり、下から復帰を狙う相手にはかなり厄介な嫌がらせになる。派手さはないが用途の広い良技である。

ダイの大冒険

単行本での【ダイ】のキャラクターパラメータでの習得呪文に載っているが、一度も使ったことはない。
また、【マトリフ】も100以上の呪文を使いこなすという設定なので使えるだろうが使ったことはない。
更に生来バギ系を極めている【フェンブレン】も、系統の中で唯一使用していない。
他の攻撃呪文は一通り使用する描写があるのに、これに限っては「使い手がいるのに1度も使われない」という悲劇の呪文である。
ただし、マトリフが【ザボエラ】の腕を切断した攻撃がこの呪文の可能性がある(本作のバギは突風を起こす程度で、バギクロスは十字を描くため)。
しかし新アニメ版では腕を切断ではなく炎で焼く別物(エフェクトからすると【ギラ系】か)に変更されており、バギマの可能性すらなくなってしまった。
変更理由は不明だが、新アニメでは身体が切断される描写が【魔のさそり】【だいおうイカ】のような動物型モンスター含めて概ねカットされており、表現規制にひっかかるのだろうか。
 
ちなみに旧アニメ版ではダイの台詞によると【真空の斧】を使った時の呪文がバギではなくこれになっている。

勇者アバンと獄炎の魔王

本編ではまったく使い手が見られなかったが、長い時を経てようやく正式に使い手が現れた。
【レイラ】が得意としており、竜巻を起こして敵を切り刻む。

アベル伝説

バギ同様に初期の演出はビームライフル…。
というよりはメガ粒子砲の域であり、海峡の門で【ヤナック】【マーマン】の群れをこれで消し去っている。
なお、初めて使用したのはだいおうイカ戦で、それまでの初期呪文では相手にならないため、ヤナックが気合を入れて放った。彼が初めて使用した中級呪文であり、初回から視聴して来たものとしてはレベルアップ的な感動もあったかもしれない。
後半では複数の魔法の刃で敵を切り裂くという本編に近い演出に変更された。
格闘戦中心という本編の戦闘都合上、敵の腕を切り落とし仲間の窮地を救うことが多く、【ルドルフ将軍】に追い詰められた【デイジィ】や、【バラモス】に追い詰められた【アベル】などを幾度となくバギマで救っている。
ヤナック以外では敵の【ムーア】がとにかく愛用し、とりあえずビール!的なノリでアベル等を襲う時にはまずこの呪文で攻める。

ロトの紋章

タルキン老師の必殺技。大振りに振った手刀から強力な斬撃を飛ばすかっこいい技になっている。
ダフォーラ戦で初披露し、倒れた体勢から放ちダフォーラの両目を潰した。
他には竜王の部下の【シュプリンガー】などが使用。余談だが、『元ネタ』であるDQ5のシュプリンガーは、敵キャラの時にはバギマを使えず、仲間にしてある程度レベルアップした時にやっとこさ覚える
ジャガンは王者の剣を振るってバギマの斬撃を飛ばし、アルスのイオラを相殺した。

蒼天のソウラ

4巻で初登場。裂空呪文と書いてバギマと読む。主な使い手は魔公子イシュマリクうりぽ
 
イシュマリクの場合は右手で剣を持ち、左手で呪文や【フォース】を使うというスタイルなので、バギマはフォースを切り替える時間稼ぎや牽制に使用する他、風圧で飛翔して敵の背後に回るという使い方もする。
うりぽの場合はシュナの燕尾の鞭を使った独楽攻撃を回避する目的に使用した。
【太陰の一族(グルヤーン・イル・イシュ)】【まほうじじい】は竜巻を横倒ししたような形で使用し、呪文の余波は【プクリポ】姿になっていて軽くなったソウラ紅天のシャクラへと運び、ホットスタートの立役者となった。