【ピサロナイト】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 05:06:59

概要

DQ4などに登場するモンスター。
【ピサロ】に忠誠を誓う魔族の騎士であり、【ロザリー】を守っている。
【さまようよろい】の色違いで、鎧の色は緑。作品によって微妙に濃さが異なっている。
FC版では【サイモン】と同じカラーだったが、PS版以降ではサイモンのカラーが変わり唯一色になった。
英語版での名前は、NES版DW4がピサロナイトの直訳であるSaroknightなのに対し、DS版DQ4以降はロザリー(Rose)の守り手を意味するSir Roseguardinとなった。「バラの園」を意味するrose gardenとかけているとも思われる。
 
原作ではあまり出番の多くない、台詞2つだけの中ボスの一体でしかないのだが、「魔王の恋人を守る騎士」と言う設定の魅力からか、外伝作品では何かと優遇されがちで、同一人物が複数作品に登場している。DQ4(+知られざる伝説と小説版)、DQ11(3DS版)、DQ11S、DQMJのジョーカーズGP(DJとしての登場)に登場するピサロナイトは同一人物であることが確認されている。
また、知られざる伝説や小説版で得た固有名がライバルズに導入されたりもしている。

DQ4

【ロザリーヒル】【あやかしのふえ】を使って入る塔で戦う。
つまり、【バルザック+】戦後(にサントハイムの宝物庫で笛を手に入れられるようになって)から戦えるようになる。
 
通常攻撃の他、【せいじゃくのたま】で呪文を封じたり【アイスコンドル】を呼んだりする。
アイスコンドルは呼ばれた直後に行動してくる。よって、3ターンに一回【ふぶき】を吐くのと同じである。
DQシリーズでは珍しい、こちらの呪文を封じてくるボス。
バルザックのようなHP自動回復がないかわりにHPが800ある。
行動パターンは、

通常攻撃→せいじゃくのたま→アイスコンドル呼び→通常攻撃→通常攻撃→アイスコンドル呼び→最初に戻る

完全ローテーション
行動のバリエーションは少ないが、攻撃力と守備力が非常に高い強敵。
なにより、仲間に思い通りに補助呪文を使わせることができないのがつらい。
また、2ターン目に呪文を封じてくるため、回復手段がなくなることが多く、長期戦は不利。
いっそのこと、呪文による援護は諦めて前衛キャラばかりのパーティで強引に押し切ってもいいかもしれない。あるいは【しゅくふくのつえ】【ビビンバー】から拝借しておこう。
すでに【さいごのカギ】を入手済みなら、【みなごろしのけん】を入手しておいてこれを使用したいところ。
また、自動回復を持たないので、攻撃ローテーションを先読みして【アストロン】でせいじゃくのたまを使用するターンを避けるという手段が使える。ただし、アストロンでこちらが3ターン休んでいる間にアイスコンドルを呼ぶので仲間たちがそっちへの攻撃を優先し、何度も呼びなおされて長期化するパターンは覚悟しよう。
 
倒すと必ずせいじゃくのたまを落とすが、アイテムドロップの判定は一番最後に倒したモンスターが対象になるため、ピサロナイトをアイスコンドルよりも先に倒してしまうと落とさなくなるので要注意(特にアイテムコンプを狙う場合)。
しかしPS版だけは最後に倒さなくとも戦闘終了時には「ピサロナイトは宝箱をおとしていった」となり、必ず手に入れることが出来る。
またトルネコが戦闘中に奪った際でも終了時に再び新たに手に入れることが出来る。
【まふうじのつえ】の道具使用効果も【マホトーン】なので、万一取り逃がしてもこれで代用は可能。
【とうぞくバコタ】戦で使いたい場合は入手しておく必要があるが、その後に来るのであればまふうじのつえがある【王家の墓】にも行けるようになるので、必須ではなくなる。
また、【トルネコの盗み】を利用して盗む→全滅を繰り返せばせいじゃくのたまを99個を手に入れる事も可能。
そんな酔狂なことをするのはよっぽどのアイテムコレクターしかいないだろうが。
 
なお、そもそもを言えば、ピサロナイトと戦闘になった原因は、ロザリーがピサロを止めるよう願いを送り【イムル】の村の夢を見せた結果、主人公たちが塔に入ったためである。
結果的には、ロザリーが間接的にピサロナイトを倒させ、それによって守る物がいなくなり、自分も死んでしまった、と言うのはなんとも皮肉。
もちろん、ロザリーが意図した展開ではないのだろうが、せめて予め事情を説明しておいてくれ、と思ったプレイヤーも多いのではないだろうか。
まあ、「ピサロ」ナイトと言う名前も考えると、彼はあくまでピサロの直属として警護任務を果たしているだけで、ロザリーとはあまり親しくなかったのかもしれない。
実際ロザリーの方も、主人公が接触して来た事に驚くばかりで、彼を倒した事については一切の反応を示さないのが、それを裏付ける(戦闘自体にも気づいていなかったようだが、室内に入ってきた時点で、倒された事は分かるはずである)。
また、そもそも接触に驚いていると言う事は、ロザリーにとってはイムルの宿屋に夢を見せた事、その夢を見て誰かが来る事自体が、意図した事ではなかった可能性が高い。
 
ちなみに、このピサロナイト、実は倒さなくてもストーリーの進行に特に支障はない。
【エスターク】撃破前にロザリーに会って「ピサロを止めて」と頼まれる会話のシーンを見るためには倒さないといけないのだが、これは別にストーリーに必須というわけではない(一応、FC版では倒さなくても裏技で外壁をよじ登って窓越しにロザリーと直接会話することもできるが、流石にこれは想定外だろう)。
そしてエスタークを撃破し、ロザリーが人間に襲われたと言う報が入った後は、ロザリーと共にピサロナイトもいなくなっている(なので当然、せいじゃくのたまも手に入らなくなる)。
人間がロザリーを攫った際に倒されたのだろうか? あるいはロザリー殺害を手引きしたエビルプリーストやその配下に倒されたか……真実は闇の中である。
いずれにせよ、主人公らが関わらずとも、ピサロナイトもロザリーも死亡してしまうのは間違いないことのようだ。
一応ストーリー的には「主人公たちが護衛のピサロナイトを倒してしまったせいでロザリーを守る者がいなくなり、拉致された」というのが正しい流れになると思われる。

PS版

フィールドグラフィックが専用のカラーリングになった。
HPが1.5倍の1200に増強されるなど能力が少し高くなっているが、【めいれいさせろ】が導入されたことで、難易度は格段に下がっている。
攻撃手段は通常攻撃のみなので、呪文を封じられる前に【ルカニ】【スクルト】を使えば楽に倒せるはず。
こうなると、もはや呼ばれてきたアイスコンドルの方が厄介なぐらいである。といってもFC版と違い呼ばれたターンには行動しなくなったので、こちらも弱体化した。
補助呪文の効果がターン経過で切れるようになったが、適正レベル帯ならば、切れる前に問題なく倒しきれるだろう。
 
一方、クリフトに任意にマホトーンを唱えさせられるので、せいじゃくのたまの利用価値は暴落している。
アイテムコレクションの目的がなければ入手にこだわる必要性は低いが、【モンスターずかん】の「落としたアイテム」欄を埋めたいなら注意して倒そう。
 
また袋の中の個数にまで拘る重度のコレクターであるなら、全滅しまくって99個入手を目指す苦行を行うハメになる。
この場合はトルネコ単騎で挑み続けるのが手っ取り早いか。
当然【戦歴】の「全滅回数」も増えていくので、【玉砕ヒーロー】狙いなら同時にここで回数を稼いでおくといい。
逆に【不死身の勇者】【完全無欠ヒーロー】を目指すのであれば個数に関しては諦めるしかない。
 
PS版のモンスター図鑑の完成を狙う場合は、エスターク撃破前にここで戦っておかないと完成できなくなるので注意。

DS版以降

PS版までと異なり、トルネコの盗みで一度の戦闘中に何個でも盗めるため、理論上は全滅せずとも量産可能になった。
  
またエスターク撃破後もピサロナイトが消えなくなった。
忘れていても後から戦って図鑑を埋められるようになったのは助かるが、当のロザリーはやっぱりエスターク撃破で必ずいなくなるため、ピサロナイトはもう誰もいない(スライムが一匹残ってるが)部屋を守り続ける…。
気づかぬうちに攫われてしまったのだろうか? だとしたら護衛として大ポカである。これもやはりピサロナイトが気づかないようエビルプリーストがなにか仕組んだのか?
なお、デスピサロを倒してクリアするとやっぱり消えてしまうため、ずっと放置しておくと図鑑が完成できなくなるのは変わらない。

DQ11(3DS版)・DQ11S

【冒険の書の世界】【ロザリーの部屋】で出会うことになる。
最初に訪れた時にはおかしくなってロザリー(とスライム)を追い回しており、戦って倒すことで正気に戻る。
 
DQ4の時と同じく、せいじゃくのたまを使い、アイスコンドルを呼ぶ他、新たに痛恨の一撃を放つようになった。
痛恨は250近くものダメージを受け、更に完全2回行動とかなり強くなっているので、世界に異変が起きた後に仲間が集結した頃に挑むのがおススメ。
せいじゃくのたま対策に超ばんのうぐすりや上やくそうを持っていくと良い。
行動パターンは完全ローテーションで、以下のようになっている。

通常攻撃→せいじゃくのたま→痛恨の一撃→仲間を呼ぶ→通常攻撃→仲間を呼ぶ→以下繰り返し

せいじゃくのたまを使った次のターンは必ず痛恨が飛んでくるので、HPの減っているキャラは防御させるか入れ替えを駆使しよう。
DQ4に比べて強くなったとはいえども、基本的に1ターンに単体攻撃が1回のみなので負傷した者は即控えにしつつ、【シルビア】をみりょく特化装備にして、せいじゃくのたまで邪魔されず控えメンバーも回復できる【ハッスルダンス】を連発すれば楽に戦える。
今回は倒してもせいじゃくのたまは落とさない。
 
ピサロから大事な人の護衛を任されるだけあって真面目で実直な性格。
正気を取り戻した後は、自分が守るべき存在であるはずのロザリーを襲っていたばかりか、大事な【あやかしのふえ】をも壊してしまっていた事を知って護衛失格と茫然自失に陥っていたが、スライムの依頼で笛を作り直した後は再びロザリーを守護する役目を果たす事を誓う。

DQMJ

ジョーカーでは主君【デスピサロ】と共に参戦。【ゾンビ系】で、ランクはA。
【キラーアーマー】【しにがみきぞく】【オーシャンクロー】を配合すると出来る。
能力値は下がるがしにがみきぞくを親にしたほうが簡単。
キラーアーマーは異変後の【ヨッドムア島】でスカウトしよう。
 
【AI2回行動】の特性を持ち、ザキ系と魔封じ系を無効化できる。弱点はマヒ系だが、気にしなくてもいい。
ゾンビ系ということもあり、弱点を突かれることが少ないAI2回行動持ちなのだが能力値が不足気味。
ある程度レベルが上がったら【暗黒の魔人】と配合して主君にしてあげるといいだろう。

所持スキルは【ふういんの技】
 
ジョーカーズGPがDS版DQ4発売に合わせて「DQ4登場モンスター限定」という特別ルールで行われていた時期には、なんとゲストとしてDQ4世界のピサロナイトが乱入。限定戦終了までジョーカーズGPのDJを務めていた。
ピサロ直々に「DS版DQ4のプロモーションをせよ」との命を受けてやってきたらしく、「DS版のDQ4はちゃんと入手したのであろうな?もしまだなら静寂の玉を使ってGPをめちゃくちゃに……」などと堅実に(?)広報活動を行う一方、残してきたロザリーを心配するあまりカメラが回ってきてるのにも気づかない…という一幕も。

DQMJ2

前作では無効化していたザキ系が何故か弱点になり、ゾンビ系で唯一即死が効きやすくなってしまっている。
ゾンビなのに…。まぁ本当はゾンビじゃないけど。
能力値は最大MPを除けばバランスよく上昇する。
攻撃力の高さに加え、【AI1~2回行動】【カウンター】で1ラウンドの間に大きなダメージを与えやすい。
配合面では前作と同じくデスピサロを生み出すのに必要。

DQMJ2P

今までの特性に加え、【ときどきスカラ】の特性を得た。
最強化で【ひん死で会心】の特性を得るが、気休めにもならない…。
しかも、今作ではデスピサロの配合法が【アクバー】+暗黒の魔人に変更され、こいつは主君に見捨てられてしまった…。
 
一応【キラーパンサー】【ゲマ】【まおうのつかい】とこいつで【ギュメイ将軍】が誕生するが、もう本編と関係ないじゃん…。騎士道精神繋がりだろうか?
ギュメイ将軍は(配合素材としては)需要が高いので、こいつはそれなりに生み出される機会はあるだろう。

テリワン3D

今回はギュメイ将軍の配合には使わず、配合先が大きく変更されておりこいつ2体で【死神の騎士】【サンダーバード】とで【さそりアーマー】【あくまの騎士】とで【デスマシーン】が作れる。
いずれも他国マスターからスカウトできるが、サンダーバードとあくまの騎士は位階配合で作れる(後者は【ほろびの扉】のぬしでもある)のでスカウトが難しければ配合するのも手だろう。
また、野生の個体が【ふういんの扉】に出現するようになった。
 
【スカウトQ】ではを死神の騎士を要求されるため、こいつをここで2匹スカウトして作ろう。
特性は【スタンダードボディ】【AI1~2回行動】【カウンター】、+25で【ときどきスカラ】、+50で【ひん死で会心】
今回のひん死で会心はちゃんと使えるが、【亡者の執念】を持たないのでやっぱり活躍できない…。
余談だが、勝ち抜きで出てくるこいつの攻撃力は尋常じゃないほど高い(400戦目くらいの時点でなんと3900)。

イルルカ

野生では出現しない(錬金カギの世界に現れることはある)。
しかし、配合方法も使い道もこれまでと変わっていない。
【新生配合】【ライトメタルボディ】【メガボディ】化で【最後のあがき】【ギガボディ】化で【ヒートアップ】、SP版では【超ギガボディ】化で【ギラブレイク】を得る。

DQM3

ジョーカー3及び同プロフェッショナルではリストラされたが、ピサロに深く関わる立ち位置という事からか本作では再登場を果たした。
最初は「パーシヴァル」という名で登場。声優は竹内良太。
鉄鋼砦の魔界・初級の支配者で、イエティの村クロワに被害を与え【オンオン】の両親を殺した。
原作のように呪文を封じてくる。

かつて故郷の村を焼かれ、最期の一人になっても果敢に戦ったが敗れた後に【ヘルバトラー】に救われパーシヴァルの名を与えられたものの、
長く続いた戦争でヘルバトラーは段々残酷になってきてしまい、彼の心の中には迷いが生じていた。
そして、一人でも立ち向かってきたオンオンの姿に自らを重ねて心が揺らぎ、直後にピサロに敗れた彼は、主君を倒すべく協力して欲しいと願い出る。
中級、上級の冒険を経て段々とピサロを信頼するようになり、最後は自らヘルバトラーにトドメを刺して身命を共にするが、
かつてヘルバトラーがしたのと同様にピサロに救われ「ピサロナイト」の名を授かることになる(ここでプレイヤーがピサロの名前を変えている場合は「(主人公の名前)ナイト」)。
 
ロザリーヒルの塔でロザリーを守る役目は原作と同じで、4同様ロザリーヒルを訪れた勇者達と戦うが本作では死亡まではしなかった。
また、ピサロナイトへの改名はその大分後の出来事となり、本作の勇者一行が彼の名前をどう認識していたのかは気になるところ。
なおロザリーがさらわれるイベントでは勇者戦の負傷が祟り寝込んでおり、一連のイベントを終えた後には彼の反省の弁が聞ける。
 
この個体とは別に、戦闘仲間モンスターとして配合で作ることも可能。【ボーンナイト】【さまようよろい】で誕生。
因みにボーンナイトとは「前作では同系統の色違いに席を奪われたが、本作で席を奪い返して再登場を果たした」という共通点がある。
今作では何故か【悪魔系】に変更されている。ランクはC。
ちなみに「パーシヴァル」はDQM1で【あくまのきし】(もちろん悪魔系)のデフォルトネームの元ネタでもあると思われるので、その繋がりもあるのかもしれない。
特性は【秘めたるチカラ】【ときどきスカラ】(Lv20)、【ピンチで会心】?(Lv40)、【1~3回行動】(Lサイズ)、【背水の陣】(Lサイズ)、【最後のあがき】(LサイズLv60)。
固有スキルは【カリスマ】【がいこつけんし】と配合すると【ナイトリッチ】になる。

バトルロード2レジェンド、バトルロードビクトリー

【レジェンドクエストIV】に登場。ビクトリーではお供が変更されて続投。
技は「メラミ」と「高速の剣技」。モーションや効果は魔法使いと組んださまようよろいと同じ。

ヒーローズ1

【ピサロ】のお供として出現するほか、一部の配信クエストやクリア後の一部のフリー戦で出てきたりする。
この系統では最上位種に当たる魔物であり、攻撃力が非常に高いため危険。
攻撃手段も増え、姿を消してからいきなり目の前に現れ斬りつけてきたりするほか異様にタフでなかなか死なない。しかも稀に痛恨が発生しこの場合500程度のダメージになるためクリアレベル帯だと【ヤンガス】レベルでも一撃死の可能性あり。
前からの攻撃は盾で弾いてくるため、【バトルチョーカー】が有効だが、守備力も高く魔法属性の攻撃以外はなかなかダメージが入らない。【ビアンカ】【サンダーボルト】なら盾も守備力も関係なくダメージを与えられ、【ラリホー】ではほぼ確実に眠らせられる。
【ザキ系】も効くので余裕があれば狙ってみよう。
 
ピサロと最速で戦った場合、こいつらには必殺技以外のダメージがほぼ通らない。特にメーアの場合、この時点では小さなメダルできせきのつるぎを交換していないと、まけんしのレイピアかはやぶさの剣しかなく、氷結させられる以外無力。
先述の【サンダーボルト】などなら盾も守備力も関係なくダメージを与えられるが、ピサロさえ倒せば終わるので、5分経過後の本気モードの撃破は絶望的な事もあり、こいつら二体はほっといてピサロを集中攻撃して終わらせるのがベスト。痛恨には充分に注意。
 
仲間にすることもでき、この系統では唯一の3枠分。しかしそれに見合う実力はしっかりと持っている。
ちなみにディフェンスタイプで、呼び出した時の名前の中に「アドン」がある。元ネタは知られざる伝説だろう。
しかし、何故ピサロあってのピサロナイトである彼らが異世界に、かつ無数に存在するかは謎である。

ヒーローズ2

クリア後の【ラオ荒野】に登場。
盾防御や前作でも使用した瞬間移動斬りの他、ジャンプ斬りやダッシュ斬り、斬撃飛ばしなども使用。
前作より明らかに攻撃的になっており、こちらから攻撃するとほぼ確実に瞬間移動斬りで反撃してくる。
この攻撃は視界にさえ入っていればどこからでも届き、威力が高く一撃で150程度のダメージを食らう。スーパーアーマーも貫通するためゴリ押しも許さない。
その上数体が同時に仕掛けてくることもあり非常に危険。
目の前に現れてから斬り付けるまでに若干のタイムラグがあるので、すぐに移動するかみかわしで避けよう。
余談だがこの瞬間移動斬りは痛恨扱いなので保険にパーティスキル「会心完全ガードの心得」を身に着けておくと回避が間に合わなくてもノーダメージで済むことがある。特にNPCは回避もせずに棒立ちして喰らいまくるためNPCの安定性を上げたいなら。
また守備力もメタル系を除いて全モンスター中最高値で、クリアレベル帯ではまともにダメージを与えられない。
体勢を立て直すのも早く前作のように壁打ちやお手玉といったハメパターンに持っていくのも大変。
守備力も681もあるため、呪文以外の攻撃は通りにくい。
 
このようにかなり強化されているが、経験値は約22000で、【はぐれメタル】0.5匹分相当と通常出現する小型モンスターの中では破格であり、メタル狩りがやりにくくなった事もありクリア後しばらくしてからのレベルアップのために狩られる運命になってしまった。
狩る場合は防御を無視できる【バトルマスター】のスキルや【賢者】【ドルマ系】【ハッサン】のせいけん突き、【ミネア】の各種カードを使うと良い。
特にミネアのカードは魔法属性なのでクリア直後でも有効なダメージを与えられるが、ミネアの耐久力が低いので慎重に行動しないと瞬間移動斬りで致命傷を負わされてしまう。
 
モンスターコインは、2枠に変更となった。もちろんサポートタイプである。
ラオ荒野の中ではずば抜けた強さを持つためか、周囲の敵をバッサバッサとなぎ倒してくれる。
ほっとくだけで勝手にアイテムや経験値が溜まっていくが、【アンクルホーン】の呪文でやられてしまうことも。
北部だと【デビルロード】【メガンテ】され、あっという間に瀕死ということもあり得る。
 
前作でもピサロと全く関係なくその辺をうろついている事が突っ込まれたが、今作ではピサロを差し置いて本編に単独で登場する事態になってしまっている(ピサロは【時空の迷宮】専用のDLCキャラ)。
豆知識によると、ピサロの部下であったことすら忘れ、たださまよい剣を振るっているとのこと。
それはもう、単なる強い【さまようよろい】ではないだろうか?

ライバルズ

魔剣士のテンションスキル「魔族の騎士」で召喚出来る他、いくつかの魔剣士専用のカードでも召喚できる。ピサロの騎士だからピサロナイトなのだがリーダーを【魔勇者アンルシア】【りゅうおう】に代えても召喚されるのは彼。

2/3/2

後攻なら一ターン目から召喚出来る。それだけにそんなに強くないが序盤の攻防には十分な能力。ただし先行で攻撃力2以上のユニットを出されるだけで相打ちになってしまい、中盤以降は心許ないのでシステムユニットをブロックするなど配置で活用したいところ。
また【魔界の磁場】【塔】【オーガソルジャー】などで能力の底上げも可能。
魔剣士はデスピサロ変身やスキルブーストに繋ぐためにテンションを上げるカードを多く採用するデッキが一つの主流なので戦場に出ることは多い。
出た後は速攻の返しに玉砕させられたり、出た瞬間に生け贄にされたりとひどい扱いを受けることも多いが、魔剣士の運用には欠かすことのできない縁の下の力持ちと言えるだろう。
他にも【ピサロのてさき】【プチさまようよろい】【さまようロトのよろい】などピサロナイトを出したりピサロナイトとして扱ったりするカードも多く、普段の頑張りに報いて彼を主力にするデッキも色々と組むことができた。

魔剣士の特技カードのイラストに描かれることも多い。なお、【激昂の犠牲】では主君であるピサロに蹴られている。かわいそう。

第8弾

魔剣士専用のユニットカードに「忠義の騎士アドン」が追加された。

3/2/3
このカードは
ピサロナイトとしても扱う
召喚時:他の味方のピサロナイトの数分+1/+1を得る

ピサロナイトを大量展開し、魔界の磁場や次弾で登場した強化するデッキに組み込みことを想定したカードだろう。
同じ弾で実装された【黄金兵長】とも相性が良い。

ウォーク

DQM25周年イベントで2023年12月7日に登場。【コアトル】【ヘルゴラゴ】と同様の「三魔獣」の一角。獣…?
直接は登場せず、こころ配合で作り出せる。方法はこれまでと同様で、
3章に登場する【スライムナイト】の「ピエトロ」と、【オーガー】の「メガトン」のこころを配合すると生み出せる。
スライムナイトは騎士、オーガーは緑色、といったところか。ピサロの出るDQM3の世界で登場する。
 
こころは赤色でコストは134。赤色の中では攻撃魔力があり、力と組み合わせた攻魔複合に優れる。素早さも高い。
高グレードではバギ系の斬撃・体技ダメージが増加し、即死耐性がつくほか、Sでは「キングダムソード改」を修得する。

タクト

1.5周年の目玉ガチャ「魔剣士ピサロSPスカウト」のAランク枠として登場。
物質系Aランク、こうげきタイプ。
リーダー特性「物質系物理威力+10%」
とくぎは「まもりのかまえ」/【ミラクルソード】/「疾風斬」
覚醒スキル 10Pで「護衛するもの」30Pで「まれにスカラ」を習得できる。

ドラけし!

2022年8月18日開催のDQ4イベント「目覚し地獄の帝王」の前半ステージであるロザリーヒルへのボス及び強敵。
強敵版は物理に弱く、攻撃時にHPを回復する。
ドラ消しは強敵の初回報酬で、☆4の黄属性。スキルは敵の行動を遅延させる「せいじゃくのたま」。

知られざる伝説

知られざる伝説に登場する彼の本名はアドン。
かつてピサロが「優勝者を魔族の王にする」触れ込みで武闘大会を開催し、ピサロ自身も出場。
そこでピサロは最強とうたわれた魔法を自ら禁じ手とし、剣技のみで優勝すると誓っていた。(大会ルールとしては呪文の使用は反則ではない)
ピサロは剣技のみでもほとんどの相手を圧倒したが、決勝でピサロと相対したアドンの剣技はピサロを上回り、敗北寸前に追い詰められたピサロはついに自らに課した禁を破って【ベギラゴン】を使って勝利した。
自身に呪文を使わせたアドンをピサロは褒めたたえて主従の約定を交わし、魔族たちはピサロの戦闘の実力に限らず、その王としての度量も認める結果となったのであった。
 
その後はピサロに忠誠を誓い、ロザリーの守護をまかされるほどの信任を得た。実はそのロザリーとも面識があり、素性も知らぬまま仄かな想いを寄せていた。
しかしピサロとロザリーの関係を知った彼は、結局あの無骨な鎧兜で全身を覆い、ただ二人を守る剣であることを選んだ。
そして、その想いを誰かに明かすことは終になかった。
尚このシーンには彼の隣に前述のせいじゃくのたまと思しき宝玉が飾られている挿絵がある。
剣技では負け知らずで呪文に敗れた彼のためにピサロが授けたのだろうか。
 
ちなみに小説版ではこの設定を採用しており、勇者との一騎打ちでピサロナイトの名を捨てアドンとして愛する者を守ろうとする。その想いの全てを賭けた一撃の前には天空の盾さえも破壊されると判断した勇者は思わずライデインを唱えてしまう。
ピサロにも勇者にも剣で勝ちながら呪文に敗れた、二人が合わせ鏡の様な存在であるという事を、読者に伝えるキャラである。
 
余談だが、リメイク版で仲間になるピサロはベギラゴンを覚えなかったりする。
【進化の秘法】を使った際に忘れてしまったのかも知れないが、あくまで公式設定ではなく、知られざる伝説独自の設定だからと考えるのが自然だろう。