【マリンワーム】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:14:29

概要

DQ4のリメイク版に登場するモンスター。
【おおみみず】【サンドマスター】の上位種で、やや地味な群青色の体をしている。
ガイドブックによると体長は5メートルくらいあるらしい。
FC版開発時は【マリンリバイアサン】の予定だったらしいが没モンスターとなり、リメイク版で名前が変更された。
 
「リバイアサン」とは旧約聖書に登場する神に創られた海の怪物で、陸のベヒモスとは対となる存在。最強の生物と称され、硬い鱗と巨体にはいかなる武器も通じないという。
今では竜や海蛇のような姿がメジャーだが、元々は巨大な魚やクジラ、ワニといった水陸両用の爬虫類の姿で表現されていた。
 
そんな「リバイアサン」という名前を日本に広く知らしめたのはFC版発売の2ヶ月後となる1990年4月に発売された「ファイナルファンタジーⅢ」であり(その前作にも登場したがダンジョン扱い)、FC版開発中の頃は海ヘビのモンスターとして適当に扱っていいものと軽く考えられていたのかもしれない。
FFでは聖書のイメージに違わない、シリーズ通して強力な津波を操るモンスターとして敵味方ともに猛威を振るう存在になった。
それが定着してしまった時代に大ミミズの色違いというまるで威圧感のないグラに加えて後述の通り、特別な強さもなく烏合の衆の様に安っぽくうじゃうじゃ出現する海ヘビ如きにリバイアサンのような仰々しい名前はないと判断したのだろう。
 
それにしても、随分平凡な名前になったものである。言い換えればよく似合う名前になった。
設定上の大きさにしても、でかいには違いないが現実でもその程度のヘビは珍しくないため、この程度で「リバイアサン」などと名乗られては名前負けもいいとこである。

余談だが、マリンワームは現実に存在する生き物で、昔は木造船を食べる害虫だった。今は珍味として人に食されているのは皮肉。

DQ4(リメイク版)

仲間を呼ぶくらいしか特技はなく、ステータスも至って平凡。
数で押してくるタイプだが、大量に出てきてもラリホーが効くので恐れることはない。
同じ海域のモンスターの中では弱い方であり、名前だけでなく実力面でも没個性的。
ついでに言えば、鮮やかな水色だったマリンリバイアサンに比べて、コイツは色まで地味になっている。
 
報酬も平凡。落とすアイテムはやくそう。これまた平凡すぎて没個性的である。確かにこんなやつにリバイアサンの名を与えるのはもったいなかっただろう。
そんな彼だが、地味な特徴としてFC版では使えなかった片仮名の「ワ」が使われていたりする。
そんなわけで、DQ4で唯一片仮名のワの字が含まれた名前のモンスター。個性と言うにはやっぱり地味すぎる。

ライバルズエース

真3弾カードパック「星降りの決戦」にて実装。魔剣士専用のレア。

3/2/3
自分のターン終了時正面のランダムな敵ユニット1体を毒にする
召喚時:毒状態の敵がいるならマリンワームを1体出す

正面のユニットを毒にするため、配置を考えさせるカード。
相手が【魔軍司令ホメロス】などのケアで縦1列にユニットを並べることによって、刺さりやすくなる。
毒デッキの要の嘆きのきりがスタン落ちしたことと、毒を付加したターンにはダメージが入らないのでちょっと使いにくい。
 
イラストでは【スライムベス】の形をしたルアーに食いつこうとしており、テキストにはエサを食べるため釣り人に嫌われているとのこと。
釣れてしまうらしいが、恐れられているではなく嫌われている止まりな辺りやっぱり大したことない扱いである。