【ムーンフェイス】

Last-modified: 2024-03-31 (日) 03:34:24

概要

DQ5に登場するモンスターで、【ビックアイ】【ケムケムベス】の最上位種。体色は濃い紫色。
 
本来「moon face」とは「月面」を意味するが、「月からやって来たといわれる」という設定以外には月との関係性が見られない。
洞窟のような暗い場所で溶け込む青紫色の顔に新円状の大きな目があるのがあたかも夜空に浮かぶ満月に見えなくもないが、ひとつ目、毛むくじゃら、二足歩行の珍妙な出で立ちから生態はまったく不明だという。
 
「満月様顔貌」という病気はこの名称でも呼ばれているが、おそらくはこのモンスター名の由来とは関係ないだろう。

DQ5

【封印の洞窟】【エビルマウンテン】の最後のフロアで出現する。
同種同士で仲が良いのか3~4匹のグループで出ることが多い。
通常攻撃に加えて、【まぶしいひかり】【様子を見る】【防御】【ボーッとしている】と、性質を見る限りではあまり攻撃的ではない。
そこだけ見れば下位種と同じで、下位種同様の可愛らしい見た目もあって思わず油断しがちだが、コイツの最大の特徴は何と言っても【パルプンテ】を唱えてくる点にある。
このせいで「全員のMPを0にされた」「流星でHPを1にされた」「全員麻痺して全滅させられた」といった被害報告があり、これに苦しめられたプレイヤーは数知れない。初登場となる封印の洞窟は周囲に【レッドイーター】&【ブルーイーター】のような厄介且つ危険なモンスターがうじゃうじゃ生息しているため、パルプンテで一気に消耗させられた所にトドメを刺される全滅パターンもある。
しかも封印の洞窟は馬車を連れ込めない上にパルプンテの効果は状態異常耐性を貫通するので、この「全員麻痺」の効果が発動した場合、問答無用で確実に【全滅】となる。極端な場合、不意打ちされてパルプンテを使われ、なおかつ全員麻痺してなすすべも無く全滅する可能性もある。
 
これはDQ2の【デビルロード】【バズズ】が使ってくる【メガンテ】や、DQ6の【ドグマ】が使ってくる【ムラサキのひとみ】とは微妙に違い、DQ2の【ブリザード】に似た「どこまでいっても安心できない理不尽さ」と同じである。
もっとも、こちらを確実に追い詰める戦法を持たないのもブリザードと一緒であり、危険性もまた確実ではないが……。
確実な対処法(後述)があるだけ、DQ2のブリザードよりはマシだが、普通に戦って倒そうとすると、かなり高いHPが災いしてブリザードより面倒なことになる。
 
最大MPは20しかないため一度しか唱えてこない(後述の【メタルキング】も同様)上にパルプンテは【制限行動】になっているので、4匹グループでもどれか1体が唱えたらそのターン中は2回目は来ないのがせめてもの情けか。ただ、2グループにわかれて出ることもあるので注意。
「力がみなぎってきた」効果が出ると発動する「会心の一撃タイプの痛恨」を見られる珍しい敵でもある。
封印の洞窟に限らず、ダンジョンを攻略する前には所持金は【預かり所】に預けておこう。
 
HPは300と登場時期としては群を抜いて高くザキ系にも完全耐性を持つので、守備力や攻撃呪文耐性がザルなことを差し引いてもこいつの集団をまともに倒すには骨が折れる。
ただし、【ニフラム】が素通しなのでこれで消し去るのが最も効果的だろう。つまり【スライム】を連れて行くのが最も安全。
補助系も上記の通りザキ完全耐性のおかげで麻痺が効かない以外は魔封じ、眠り、1ターン休み、混乱と一通り効くので、イーター対策としての【おたけび】も有効。
ニフラムなしだとパルプンテの前に3~4匹組を倒しきるのはほぼ無理なので、まずは無力化させてから料理してやろう。ただし上の補助系はいずれも弱耐性があるせいでたまに黙ってくれないことがある点に注意(弱耐性はだいたい1/5くらいで外れる)。
マホトーンよりも【マホトラ】が効いてほしいところだが、よりによってこっちは効かず、MP補給には使えないのが憎たらしいところだ。
MPを0にさせられた場合に備え、緊急脱出用の【リレミト】分のMPを確保しておくという意味でも、【まほうのせいすい】【エルフののみぐすり】を余分に持っておくのもいいかもしれない。
 
本作では、メタルキングもパルプンテを唱えるが、こちらは【馬車】ごと入れる場所にしか出現しないため、仮に「全員麻痺」の効果が発動しても、すぐに馬車内のメンバーが飛び出して全滅は免れられる(しかもこの場合、残った仲間で一斉に殴れば、そのうち必ず倒せる)のでムーンフェイスよりはマシである。
 
落とすアイテムは【ちりょくのかぶと】
地上では【いかずちのつえ】【メタルキングよろい】に次ぐ3番手の9750Gで売れる高額ドロップ品で、1/64と上位2つよりも確率が高い上に単体グループで出やすいためにそこそこ狙えるが、狙って狩るには危険すぎる相手なのであまり活用できない。ニフラムで消すと当然貰えない。

リメイク版

確率は低いが、レベル50程度以上の仲間がすごろく場でエンカウントした際には、最大4体で出現する。この場合、まともに相手にするのは危険過ぎる。
すごろく場に挑む際には、主人公や、時期限定モンスター狙いに、【ジュエル】【ギーガ】で挑んでいるケースも多い。ニフラム使いがいない状態で出くわした場合は、素直に逃げたほうが良い。
DS版であれば、【ふうじんのたて】で消し去ってしまえば楽になる。
DS版においては他モンスターと一緒に出現するパターンが追加モンスターの【アークデーモン】に差し替えられたようで、同種のみでしか出現しなくなった。

DQM3

【アイスの迷宮】のボス【ロッドの守り人】のお供として2体登場。魔獣系のCランク。
戦闘後はロッドの守り人と共に2体が仲間になる。【ビックアイ】【レッドイーター】(または【ブルーイーター】)の配合でもできる。
 
特性は【ミラクル攻撃】【幻惑ブレイク大】(Lv20)、【ときどきバイキルト】(Lv40)、【1~2回行動】(Lサイズ)、【全体攻撃】(Lサイズ)、【ラージキラー】?(LサイズLv60)。
所持スキルは【おじゃま虫】
 
【ゲマ】【メカバーン】【セルゲイナス】との四体配合で【ミルドラース】ができる。

ライバルズ

第6弾カードパック「小さな希望のシンフォニー」にて実装。共通のスーパーレア。

4/5/4
召喚時:敵ヒーローのレベルを1下げる
レベルが1の場合、経験値ゲージを0にする

ライバルズを象徴する要素「英雄(ヒーロー)」に真っ向から刃向かう異端児。
伝説の勇者などの一部ヒーローには凶悪に作用するので、対策カードとして優秀。
一方で敵ヒーローの種類によっては悪手になるので採用や使用は慎重に。
 
当初は敵ヒーローのレベルを下げられる唯一のカードだったが、ムーンフェイスのスタン落ち後に【スカルライダー】が追加され現在では2体になっている。