【ラリホービートル】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:34:50

概要

DQ4などに登場するモンスター。
色違いに【はさみくわがた】【ヘルビートル】がいる。
人々から眠りクワガタとして恐れられている。
【ラリホーアント】と同じく、どんな行動をしてくるのかとてもわかりやすい名前になっている。
 
ビートル(beetle)とはカブトムシやクワガタのような甲虫全般の事。
ちなみにNES版での名前はSomnabeetleで、somnabulism(催眠術)とbeetleの合成語になっていて、こちらも何をしてくるのかわかりやすい。
しかし、北米DS版ではBedbugに改名。眠りと関連付けてbedとつけたのだろうがbed bugは実在のトコジラミ(南京虫)の英語俗称なので、どちらかというと安眠を妨害する方の虫である。
色違いの連中はbeatleと綴りを間違えられていたり、この系統は何かと雑な扱いを受けている。

DQ4

第2章の中盤、【フレノール南の洞窟】【砂漠のバザー】周辺に出現する。
名前の通り【ラリホー】【ラリホーマ】を使ってくる。
たまに戦闘開始時にこいつ自身が眠ってることもある。
発売前、初登場呪文としてちょっとした話題になったラリホーマをプレイヤーははじめて見ることになっただろう。
本作のラリホーマは単体対象なので、どちらかと言えば複数人を眠らされる可能性があるラリホーの方が厄介かもしれない。
 
集団で出てきたら、ラリホーとラリホーマで味方全員を眠らされてハメられる可能性もある。
ただ、見た目通りステータスは貧弱。素早さも低めなので、眠らされる前に倒してしまおう。
攻撃呪文や素早い【アリーナ】の通常攻撃などで速攻撃破が推奨される。
眠らされてしまった場合、起きているキャラをどう動かすかが勝利の鍵を握る。
 
公式ガイドブックでは5章のアネイル周辺にも出ると書かれているが、出現率が0%のため絶対に遭わない。
実際は、第5章のコーミズ周辺で忘れた頃に再登場。
もはやザコ…と思いきや、攻撃力の高い敵と組んでのラリホーは油断できない。
【じごくのよろい】と現れて先制されたら、痛恨やラリホーが飛んでこないよう運を天に任せて祈るしかない。
 
落とすアイテムは【まほうのせいすい】
 
【格闘場】ではラリホーで試合を荒らしまくる番狂わせの権化。
こいつがいる試合は勝負の行方が全くわからない。
相手となる【エレフローパー】【サンドマスター】は1ランク上の敵だが、呪文の効き次第でどうにかなってしまう。
能力が低いぶん倍率は高めに設定されているので、儲けに期待してこいつに賭けてみるのもありだろう。
ただしサンドマスターとの対戦カードではラリホービートルが2匹いるため勝敗は完全に運次第だが……。
 
リメイク版では、眠りが打撃ショックで簡単に解除されるので相対的に弱体化したといえる。
しかも【ラリホー系】の耐性が弱耐性→無耐性に下方修正されており、あつらえ向きに【ブライ】がラリホーを習得可能になっているため、簡単に無力化できる。

バトルロード2

第1章から登場。
ステータスはHP:422 ちから:83 かしこさ:79 みのまもり:69 すばやさ:42。
特技は「ラリホー」と【きりさく】
前者は全体を眠らせる呪文で、後者は高速で飛び回って敵1体を攻撃する。
 
HPは【スライム】以下だが、全体的に能力が高めで、きりさくは会心が出やすいので使えるといえば使える。
魔法使いと組むと、ラリホーが「ラリホーマ」になり、敵単体を眠らせるようになる。
対象は減ったものの、効きやすくなっているのが特徴である。
また、簡単には起きないようにもなっているので、相手に動く暇すら与えない事もあり得る。

ダイの大冒険

読み切り時代の「デルパ! イルイル!」では発売前のDQ4宣伝の一環で、金色の【魔法の筒】から呼び出されたモンスターの一員として、この系統モンスターが登場している。
終盤になってから、このとき一緒に登場した【さそりアーマー】系や【ライバーン】系が【魔界】のモンスターであったことが判明したため、こちらも魔界のモンスター扱いとなっている。
【鳥山明】の原画があるのははさみくわがたであることと、当時はDQ4発売前でおそらく原画もしくは開発中データを閲覧して描いたと想像されることから、はさみくわがたの可能性が高そうである。
 
アニメでは新旧いずれも、「デルパ! イルイル!」該当部分は展開が改変されたために出番が削られた。

モンパレ

しぜん系Dランクの地上タイプモンスターとして登場した。初期とくぎは【ラリホーマ】
ラリホー使いだからなのか眠りを無効化する耐性を持ち、おもさも25と軽い。
 
さてこのラリホービートル、Dランクの中でもトップクラスのステータスを持つという優遇を受けている。
後期実装のモンスターは売り上げを伸ばすためなのかインフレについていけるようにしたのかは不明だがやたらとステータスが高いが、怪力自慢の甲虫であるクワガタムシをモチーフとした見た目や呪文を使うという魔法使い的な側面が影響したのか、ほぼ一点特化型の【まほうつかい】などと違い物理でも呪文でも戦えるという非常に整ったステータスをしているのだ。
モンスターズ系作品ではスーパーライトの他に唯一登場した作品でありながらここまで優遇されたのはブラウザ版モンスターパレードくらいだろう。

どこパレ

こちらではBランク。登場はこちらが先である。
「天空の装備入手イベント」など、DQ4に関連したイベントでしかスカウトできないややレアなモンスターだったが、のちに「モンスタースカウト」に登場するようになりイベント外でもスカウトができるようになった。
ステータスは残念ながら高いとは言えず、甲虫のくせに守備は紙ぺらのように低い。むしろ下位種のはさみくわがたに負けている。
ラリホーとラリホーマを両方初期とくぎに持つ。
固有特性は「眠りガード+」だが、どうせなら無効化してほしかったものである。ちなみに無効の状態異常はマヒのみ。

ライバルズ

第5弾カードパックにて、魔法使い専用のスーパーレアカードとして登場。

4/3/6
召喚時:味方ヒーローがいる場合、敵ユニット1体を次のターン終了時まで攻撃不能にする

ラリホーを唱えて敵を動けなくするのは相変わらずだが、特筆すべきはステータスの高さ。
体力が6と非常に高く、倒されにくい。
他の作品では打たれ弱いことが多いだけに、このタフさに驚いた人は決して少なくないだろう。
もちろん使い勝手は良く、攻めにも守りにも大きく貢献してくれる。