【廃墟】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 05:16:19

概要

荒廃した【町】【城】などのことを指す。
かつては栄えていた場所が、魔物に滅ぼされたり、町自体が過疎化で衰退した末に滅んだりして廃墟と化している。
フィールド上のオブジェクトとしては通常の町や城と同じだが、周りに【毒の沼地】が広がっていたりして、遠目に廃墟とわかりやすい工夫がなされている場合が多い。
 
現状、本編全シリーズに登場し続けている。
人が住んでいないことがほとんどであり、中にはダンジョンと化しモンスターが潜んでいるケースもある。
また、記号的表現としてマップ全体に毒の沼地が点在していることも挙げられる。
 
以下では簡単な説明のみにとどめ、詳細については各施設の記事に譲るものとする。

DQ1

砂漠の町【ドムドーラ】は魔物に滅ぼされており、町の中ではエンカウントが発生する上にかなりの強敵ばかりである。モンスターのレベルで言えばメルキドレベル。はっきり言って外の敵の方が弱い。
【ガライの町】からドムドーラ方面へ向かうと敵の強さが一気に跳ね上がり、ガライ適正レベル付近でいくと敢え無くラダトーム送りにされるという2重の意味で恐ろしい存在。
ここに最強の鎧である【ロトのよろい】が隠されている。
 
【取扱説明書】に「いくつもの町や村が、魔物たちにより、あとかたもなく滅ぼされたそうです。」と書かれており、設定上はドムドーラ以外にも廃墟はあるということだが、ドムドーラ以外は説明通り跡形もなくなったようだ。
ゲーム中でも一切触れられることはない。

DQ2

【ムーンブルク】の城は、主人公が旅立つ前に【ハーゴン】の軍勢により滅ぼされた。
ドムドーラ同様に城内ではエンカウントが発生するが、殺された住人たちのが徘徊しており、話を聞くことができる。
 
前作のラスダンだった【竜王の城】も一応当てはまる。
リメイク版のみまさに廃墟である地上部分があるが、前作の立派な外見はもはや見る影もない。
竜王の後、ひ孫の代まで、どうやら建物の管理を怠っていたらしい。案外ズボラなのだろうか?それとも維持するだけの力が無いのか?
ただし地下はそのまま。
FC版では地上部分がなく、いきなり地下1階から始まる。

DQ3

【テドン】の村は、初のモンスターが出ない廃墟である。
【バラモス】によって滅ぼされており、昼は無人だが、夜になると村人たちが幽霊として現れ、滅ぼされる前の状態が再現されていて店なども利用できる。
また重要アイテムである【グリーンオーブ】が手に入る。
 
このほか、大半の村人が目覚める前の【ノアニール】も、ほぼ廃墟に近い状態と言える。
村の片隅で毒の沼地が比較的大きく広がっているあたりは、長年放置されて廃墟になりかけていた状況を感じさせる。
 
また明言こそされていないものの、【バラモスの城】ではただのしかばねが玉座に座っているなど廃墟を思わせる描写があり、ドムドーラやムーンブルクのように、過去に魔物が人間の城を滅ぼして乗っ取った可能性も疑われる。

DQ4

四章から登場する【アッテムト】では、町の奥にある【アッテムト鉱山】から有毒ガスが噴きだして町は荒廃し、住人は居るものの死者が次々と出ている惨状である。
ただし四章の時点では辛うじて生存している住人が営んでいる施設が残っており、完全な廃墟ではない。
五章では【エスターク神殿】が掘り当てられると状況はさらに悪化し、完全な無人でないだけでほぼ廃墟といって差し支えない状態になる。
 
五章のスタート地点である【山奥の村】は、五章開始時は活気のある村だが、勇者の命を狙う【ピサロ】によって滅ぼされ、廃墟と化す。勇者を除いて完全に全滅している。
ゲーム進行中に村が滅ぼされる初のケースとなった。
 
他にも五章の【サントハイム】も該当する。五章になると崩壊はしていないものの無人となり、しかもモンスターが棲みついている。
 
それと三章の【ボンモール北の村】も、目が覚めたら無人という意味では前作のテドンとほぼ同じ状況である。
ただしこちらは元々何もない場所に幻があっただけなので、「廃墟」と呼べるかどうかは微妙である。

DQ5

【レヌール城】は、リメイク前後で理由は異なるもののいずれも血筋が途絶えて無人となり、後に魔物達が住み着くこととなる。
幼年時代の主人公と【ビアンカ】お化け退治に成功した後は、エンカウントが発生しなくなる。
 
【サンタローズ】は、幼年時代は活気のある村だが、青年時代までの10年の間に【ラインハット】によって侵攻され、廃墟と化した。
【サンタローズの洞窟】【パパス】が遺したものを調べるために来ることになる。
青年時代前半に訪れる際には住人は何人か残っているだけだが、青年時代後半から徐々に復興が始まり、エンディングでは完全に元の村の形に戻る。
 
また、居住施設ではないものの【天空への塔】もDQ4の時代から長い年月を経て荒廃し、廃墟の様相を呈している。

リメイク版

元々何があった場所なのかは不明だが、【オークション会場跡】という廃墟に行けるようになった。

DQ6

【現実の世界】【ダーマ神殿】は大魔王【デスタムーア】によって滅ぼされており、もちろん【転職】はできないが、上下世界間の移動拠点としての役割を果たす。
転職ができるのは【夢の世界】のダーマが復活してからとなる。
 
【グレイス城】【オルゴーのよろい】があるが、王が召喚した伝説の悪魔【ダークドレアム】によって滅ぼされている。
原因が原因だからか、現実と夢の両方の世界で廃墟となっている唯一の場所。
城の井戸に入ることで滅ぼされるまでの経緯を見られる。
 
リメイク版ではこれら2つの場所が、フィールドでも廃墟用の「崩壊した城」のシンボルで表示されている。
 
なお、【カルベローナ】は下(現実)の世界では町まるごと死の炎で焼き尽くされ、跡形も残っていない。
明言はされないが恐らく【メダル王の城】【ゼニスの城】も下の世界ではカルベローナと同様の末路を辿っていると思われる。

DQ7

一旦は魔王に滅ぼされた世界を復活させていくというストーリーの関係上、多くの場所が該当。
 
過去【ダイアラック】は、【灰色の雨】によって町人が石と化し、年月の経過により朽ち果ててしまった。
イベントをクリアすればこの町のあった島は復活するが、過去のダイアラックの町は廃墟のままである。
現代ではダイアラックは町の中心にあった石柱を除いて跡形も無くなっているが、その代わりにここに【移民の町】によって新たな町が作られる。
 
【グリンフレーク】は、過去では活気があったが近くの【メモリアリーフ】に人を取られていって衰退し、現代ではハーブ園の名残が残っているだけで老人しか住んでいない。
【ふしぎな石版緑】が落ちているので必ず立ち寄る必要がある。
なお、DISC2に立ち寄ると老人が姿を消している。代わりに白骨死体が……。リメイク版では異変後に老人がいなくなるのは同じだが死体はなくなっている。
PS版では【フローミ】を使うと「廃墟」と表示されるが、リメイク版では「メモリアリーフ西の廃墟」になった。
 
【ふきだまりの町】は、過去では治安の悪い集落だったがその後人が離れていき、現代では外壁は残っているもののそれ以外何も残っていない。
【山賊四人衆】が行き倒れたフリをしながら旅人を襲っている場所であり、【山賊のアジト】に行くためには必ず立ち寄る必要がある。
PS版ではフローミを使うと「廃墟」と表示されるが、リメイク版では「ダーマ南の廃墟」になった。
 
過去の【砂漠の城】は、訪れた当初は魔物が徘徊しており廃墟の様相を呈している。
イベントで【ハディート】とともに墓作りなどが行われ、ボスの【セト】を倒すと復興し活気を取り戻す。
DQにおいて【サンタローズ】【トロデーン城】と並び廃墟が復興する稀有な例。
 
現代の【ルーメン】は、過去で救ったはずの町が他の原因で滅ぼされており、その原因がなくなるまで主人公たちは何度も過去に行くことになる。
町を救うことに成功すれば現代で町が復活するが、失敗した場合は過去・現代とも永遠に廃墟のままとなる。
 
このほか、過去に存在した村では【アボン】【フズ】も過疎化で滅んでしまうが、この2村は現代では廃墟すら残っていない。
【守り人の集落】【リファ族の神殿】から逃れてきた人達が作り上げた一時的な集落のため現代では残っていない。
 
また過去【ラグラーズ】【マーディラス】との戦争に敗れて城が原形を留めないほど破壊されている。
こちらはまだそれなりの人数が生活している場ではあるが、見た目はそこらへんの廃墟よりも酷い。
後にラグラーズはマーディラスに併合されたため、やはり現代では跡地すら残っていない。

DQ8

主人公の故郷である【トロデーン城】は、【ドルマゲス】が杖に封じられた【暗黒神ラプソーン】の力を解放したことによって、呪いの力でイバラに覆われ、住人たちもイバラの一部と化した。
ゲーム中で城に戻ってきた時にはダンジョンとなっており、モンスターが出る。
エンディングで呪いが解けると城は元の美しい形に戻る。
 
【聖地ゴルド】もラプソーンによる【暗黒魔城都市】の復活によって大穴が開き、廃墟と化す。
このケースでは聖地ゴルドの内部だけでなく、周辺の地形にも影響を及ぼす。
また、その暗黒魔城都市の内部では、ショッピングモールに似た光景の回廊を進んで行くと、街並が廃墟に変化していく演出がある。
 
その他にもかつて伝染病で放棄された【旧修道院跡地】に加えて、一戸建てのような小規模な場所も含めるなら【トラペッタ】【マスター・ライラス】の家の焼け跡や、【魔犬レオパルド】襲撃後の【メディばあさんの家】も該当しうる。
さらにフィールドではあちこちでかつての集落の跡がみられたりもする。【ゴレムス】が待ち構えている遺跡なんかが代表的な例である。

DQ9

【ルディアノ城】はトロデーン城と同様にダンジョン扱いで魔物が徘徊し、【妖女イシュダル】とのボス戦も発生する。
クリア後にはこの城にまつわる一連のストーリークエスト(追加クエスト)があり、【いにしえの魔神】によって滅ぼされたことが明らかになる。
 
【カズチャ村】は魔物によって滅ぼされた村で、今も魔物が徘徊している。
施設の利用はできないが、滅びた当時の住居が荒れながらも残っている。
住民は死んだ事に気付かず、幽霊となって留まっており成仏していない。
 
【ガナン帝国城】は300年前に一度滅んだ後現代に復活するも、主人公らの活躍により再び廃墟と化す。
その西にある【カデスのろうごく】は意外にも穴場観光スポットとして人気を博している。
 
また、前作と同じく、フィールドには古い遺跡が点在しており、アイテムが落ちていることも多い。

DQ10オフライン

【古代オルセコ闘技場】はかつてはオルセコ王国の闘技場だった。
【ランガーオ山地】の「雪原の廃墟」は魔法使いクエストで訪れる。
【グレン領西】にバグレア教会跡地がある(オンラインではクエストで訪れることになる)。

【リンクル地方】はアルウェ王妃の別荘跡がある。
【チョッピ荒野】の最北部には「崩れゆく廃墟」がある。
 
【捨てられた城】は遷都前の【カミハルムイ城】で、現在は荒れ果てている。
 
【ウルベア地下遺跡】【ウルベア地下帝国】の遺構の一部。
【最果ての地下遺跡】【ガテリア皇国】の遺構の一部。

Ver.2

故郷である【エテーネの村】が廃墟と化している。

DQ10オンライン

【ガケっぷち村】が神話篇で「ガケっぷち村跡」になってしまったのをはじめ、各地に多数存在する。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

物語開始しばらくして、【イシの村】はデルカダール兵によって焼き払われ廃墟と化す。
【ユグノア城跡】は16年前、【バンデルフォン王国跡】は30年前に滅びた王国の跡地である。
 
特に世界に異変が起きた後は廃墟だらけになるのが本作の特徴。
【命の大樹】周辺の広範囲のフィールドが荒廃し、あちこちで地形にも変化が起きる。
【デルカダール城】とその城下町(下層含む)も滅ぼされ廃墟となり、城下町は入ることすらできなくなるほか、【導きの教会】【聖地ラムダ】も影響を受ける。
 
過ぎ去りし時を求めた後の世界では、命の大樹周辺の各地は廃虚化を免れ、条件を満たすことでイシの村を復興させることができる。

キャラバンハート

ロトの子孫たちが消息不明になったことによって、
【ローレシア】【ムーンブルク】が廃墟となっている。
(ムーンブルクは一度復興した後、再び滅びたらしい)
 
また、海に沈んでいたため【アレフガルド】全域が無人の状態になっている。
廃墟となった【ガライの町】【メルキド】などに訪れることができる。

ジョーカー1

ストーリー終盤で【ジェイルのアジト】が魔物に荒らされ廃墟同然になってしまう。

ジョーカー3

ブレイクモンスターによって滅ぼされ、人間が一人も住んでいない【崩落都市】が存在する。

スラもり1、2

主人公の住む【スーランの町】(2では【スーラン王国】)がOPでしっぽ団に襲われ、
町を荒らされて廃墟同然の有様となるがある程度スライムを助けていくと復興される。

ビルダーズ1

竜王の力によってものづくりの力が失われた結果、ほぼ全ての町が廃墟と化している。
訪れることができる廃墟は、【メルキド】【ドムドーラ】【リムルダール】【マイラ】【ガライの町】【ラダトーム】で、この内、メルキド、リムルダール、マイラ、ラダトームを拠点として復興していくのが本作のストーリー。
逆にドムドーラは元々の廃墟すらもほとんど風化してしまっている。
他にもメルキドの城塞や【ウルス】がいる建物など、当時のDQ1時代にはなかった建物もいくつか存在しているが大半は廃墟化している。

ライバルズエース

真3弾「星降りの決戦」で登場した建物カード。職業は魔剣士で、レアカード。

コスト2/耐久2
召喚時&自分のターン終了時:1/1の【はりつきあくま】を1体出す
自分のターン終了時耐久値-1

出したターン終了時には場に1/1が2体並び、次のターン終了時にはさらに1/1がもう1体出るカード。
ぱっと見た感じはあまり強いことは書いていないように見えるが、実質2/3/3とバニラ以上のバリューがあり、それ以上にこれ1枚であくま系が3体並ぶというのが強力。
もちろんあくま系主体の「【イル&ルカ】」を軸とする「あくまピサロ」で使っても相当強いが、「【魔神ダークドレアム】」軸の「ドレアムピサロ」だとそれ以上に強力だった。
特に【ホラーウォーカー】【邪竜軍王ガリンガ】のコストを3落とせるというのが非常に強く、間違いなくこの2枚のカードがナーフされる原因の一つである。
その他にも、「【闇への供物】で死ぬ」「【ジゴック】で増員したり【マギール】を添えてあくま軍団を作る」「あくま系の死亡カウントを稼ぎ、ドレアムを出しやすくする」「ドレアムのレベル2スキルで倒しきれなかった敵に攻撃してとどめを刺す」などの小回りの利く様々な役割が持て、真3段実装当初の低い評価を覆し多く採用されるようになったカードの1つ。しかしたくさんいる悪魔の中からはりつきあくまとはかなりマニアックなチョイスである。
カードイラストは、崩れた建物や瓦礫の間から木や植物が茂っているという、【ユグノア城跡】を思わせる光景。