【人種】/魔鬼種族

Last-modified: 2021-05-12 (水) 00:05:34

アルファベット表記:Demoth
読み:まきしゅぞく/ディモス
分類:魔北種族
生息域:魔北地方
発案者:tocoma110
Tag: 人種 魔北種族 魔鬼種族 発案:tocoma110


「俺たち五人で、ようやくあれと互角か──!」
~伍連隊“赤鷲”~

概要

魔北種族の代表格である、甲殻に覆われた有翼人種。
勇敢にして狡猾、粗暴にして知的な怪物。あらゆる魔北種族の中でも最もすべての能力が高水準で備わっており、単独で人類種戦闘技能者五人分とまで称された恐るべき力を持つ。その強さは戦争から千年以上が経過してなお人々の記憶に残り続け、世間一般で「悪魔」という単語から連想される姿の典型にまでなっている。
それほどまでに恐れられた、魔北種族最大にして最強と目される種族。


第二次魔北大戦にて六凱将の一角にして最強と称された『“暴食”のオウガ』を輩出している。

 

分布

魔北地方
ただし、侵略活動の多さから九大州での目撃例も少なくない。

 

形態

肌人に近しい二足歩行型だが、四肢はそれらより長く身長自体も比較的高身長*1
長い耳、大きな口、頭部の角が特徴で、眼に瞳は見えない。
一見すると異形の甲冑のように見えなくもないが、顔は細かく動くため表情も豊か。

  • 頭部の角は遺伝的にある程度形状が決まっているようで、それによって氏族などを分けている様子。
    大まかには真っ直ぐなもの・緩やかに弧を描くもの・大きく曲がっているもの・うねるもののいずれかが、上向き・下向き・横向き・後ろ向きのどの生え方かで分かれ、さらに細かな角の表層にも差異がある。

全身を鎧の様な甲殻が覆っており、見た目に違わぬ頑強性を誇る。
甲殻は表面にいぼ状ないし棘状の突起物が無数に存在しており、さらに関節・分け目の個所には縁取りが存在する。
色味は黒を中心に暗紫、暗緑、暗鉄色など非常に暗い色合いとなっている。光沢は鈍く光を返しにくいため、暗所に潜り込まれると大柄な体躯であっても視認し辛くなってしまう。

  • 甲殻の強度は非常に高い。
    通常の手持ち武器を人間種が振るったところで、やすやすと傷つけることは出来ない。それこそ甲冑の装甲に匹敵、物によっては凌駕し、下手な弾丸では弾かれてしまう。
    また、関節部もゴム状の皮膚が覆っており防護性は高い。

背面には小振りな皮膜の翼が生えている。
この翼には飛行を行なえるほどのものではなく、精素吸収器官である。


雌雄の差異はわかりにくい。
ただ、雌性体は甲殻の棘が雄性体より鋭利さに欠け、体格もやや小柄になる傾向がある。

 

生態・能力

優秀な戦士足りうるだけあり、その身体能力は鬼腕の民と同等の筋力と頑強性を備え、彷徨いの民を凌駕した敏捷性を発揮する、半ば直立した牙獣が如き性能を誇る。
一人で専門の訓練を受けた戦闘技能者五人に匹敵すると言われ、一般に単独で立ち向かうことは不可能と考えられている。
肉体の頑強性も際立っているが、特に寒さに強く畏州の雪原ですら特段上着を必要としないほど。
かといって熱帯に特別弱いというわけでもなく、大陸中どこであろうと活動を可能とする。


知的能力においても人類種と何ら遜色なく、機転を利かせた行動を取ったり正確に相手の弱点や性質を見抜いてくる。
そうした能力には当然個体差があるが、概して低いことはない。
蒼魔種族には見劣りするようだが、彼らも異種族の言語を介し利用する程度のことは当然に行なう。また、保有する武具を見ればわかる通り優れた加工技術を備えている。


また、彼らの背面翼は精素吸収器官であるが、ここから大気中の精素を吸収し己の力に変換することを可能とする。
これによってこの種族はただでさえ高い身体能力を容易に高められる。
この能力に個人で対抗するには銀鎧装強化装着装甲などの装備が不可欠なほどで、通常の精華術で追いつくことは非常に困難。
同時に精素への耐性が強く、軽度な精素汚染を引き起こすような大気中の精素濃度でも通常と変わらぬ活動を実現する。

  • 精素に身近ながら、あまり波音術を行使したがらない傾向にある。
    どちらかと言えば先天的に用いれる精華術に近い精武術精合術などを好む。これは体感的に来る認識の違いも影響していると考えられるが、詳細は不明。
    ただ、彼らの使う精武術は強力であり、所持する道具のいずれもが高品質である。

個体として極めて強大な能力を持つが、その数が際立って多いということはない。
人種間での人口比率だけで言えば、マイノリティに属する。

 

文化

好戦的ではあるが知能は高く、武人としての誇りを持つものもいるため、南方種(=大陸同盟種)と会話を交える個体も少なくない。
いくつかの点で暗鬼の民に近しい武人文化があると考えられ、戦士としての格が種族内でも重要なものと目される。そのため戦いを神聖視している節があり、彼らは戦いに水を差されることを好まない。

  • 魔北軍の中でも強大な兵力とされているようで、大抵はエリート部隊に所属していると考えられている。
    少なくとも、彼らが属する部隊は他の所属者も手練ばかりである。

身分制度が厳格らしく、極めて強固な縦社会を持っている様子。
詳細は不明ながら10段階ほどの階級が定められ、その階級に応じて権限と義務と権利が異なるらしい。
これらの身分は彼らの社会における貢献度や功績によって変動するようで、戦争内では特定の個体の階級が変動したことを確認した記録が存在する。この階級制度は家族内でも適応されるとする声もあるが、真偽のほどは不明。


また、衣類を着るということがあまりない。
全身を甲殻で覆うためか、衣服と呼べるものは股間を隠すものくらい。戦場でも鎧を纏うことは少なく、装備を収めるベルトパーツなどに留まる。これは彼ら自身の肉体が極めて頑丈なことにも由来すると考えられる。


色味は黒・赤、形状は非対称かつ曲線を含みねじれたものを好む様子。

 

イメージ

F〇11のデーモン族に近しい見た目です。
魔北種族としては代表格。

 

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*1 角を除外して2m以上が平均。