【組織・職業】/退獣士

Last-modified: 2021-05-12 (水) 17:55:28

アルファベット表記:Slayers
読み:たいじゅうし
分類:職業
発案者:tocoma110
Tag: 組織職業 職業 退獣士 発案:tocoma110


「俺たちは獣狩って何ぼだがな、殺しを楽しんだら失格よ」
~任務終了後の一幕~

概要

危険な生命体を討伐することを生業とする者たち。
より厳密には大陸同盟の関連組織である退獣士連盟に属し、免許を持つ者だけが該当する正式に認可された職業。鍛え上げられた肉体、磨き抜かれた技術、選りすぐりの武具、そして何より恐怖を抑え込み冷静を保つ精神を持つ者だけが資格を持つ、人類生存権守護の最前線である。
正式な所属者は伝説の獣「鬣雷音獣?」を象った退獣士証を与えられる。

 

目的

人類種の生息圏を危険な生物から守る
この一点に尽きる。

  • ただし、そのために積極的な抹殺・絶滅は推奨されておらず、自然環境とのある程度の調和を目指すことが多い。
    そもそも秘境が強大であるゆえに強いられている面もあるが、同時に「環境が大きく崩れれば人類が痛い目を見る」という面を見据えての理念である。
    • そのため、野生動物への過剰な干渉・乱獲についても対応する。獣に立ち向かうと共に、密猟者の敵でもあるのだ。

 

沿革

組織立って確立するより以前から、各種生物への対抗する職業は存在した。
それらを大陸同盟が正式な職業として確立・管理するために定義したものである。

 

特徴

秘境開拓者冒険者と同様に秘境へ赴くことのある職業だが、こちらは戦闘行為をメインとしている点が異なる。
退獣戦においては冒険者・秘境開拓者とは比較にならないほどの実力を誇っている。
一般に「腕に覚えがあると名乗る秘境開拓者3人で退獣士1人分」などと言われており、その定型句からその実力の高さがわかる。それは、時には大型種すらも単独で相手取る実力者が大規模支部には10人以上所属しているということにも表れている。(各国軍部でもそこまでの実力者は決して多くない)

  • 反面、秘境開拓・探索においては見劣りする面もあり、秘境開拓組合とは協力関係を築いている。

また、退獣士協会に属して活動しているため、連盟の指示なしに活動することが出来ない。
あくまでも公的な機関に属する公務員であり、社会秩序に則った形での活動を第一とする。
そのため、個人として民間からの依頼を受けることは、原則として禁止されている。しかしながら連盟支部への依頼は可能であり、それらを受けて動くことは決して珍しくはない。

  • 近年では国家とも密に連携をとるようになっているが、あくまでも所属は大陸同盟側にあるため、その扱いは国や地方で大きく異なる。

等級

実力と実績から以下のような「戦闘力の等級序列」が存在する。
ただし、戦闘力と役職は別物であるため、その点は留意が必要。

  • 特等退獣士
    B等級全般を単独~1実隊単位で討伐出来ることが条件。極めて稀少な存在。
    このレベルの戦闘技能者は達人級の武芸者戦闘特化型の13位階以上の開拓者くらいなものであり、その中でも対獣戦に特に優れた存在と言える。
    大半は大きな支部に1~2名程度で、5名以上抱える支部は退獣事業の最前線となる。一般的に、退獣戦における切り札的地位を占める。
  • 一等退獣士
    C等級を単独、B等級下位を1実隊単位以下で討伐出来ることが条件。
    一般的に見て逸材であり、この戦闘力は秘境開拓者で言うと戦闘特化型の金級開拓者、熟達の武芸者と同等。人類生息圏守護の要と言える。
  • 二等退獣士
    C級全般を単独~半実隊単位で討伐可能な実力が条件。
    B級に対しては2~3実隊単位で対処可能なものが大半。
    ウィルビン程度は単身かつ余裕で討伐出来る必要があり、大半の秘境開拓者より個体戦闘力で優れる。
    一般的な退獣士の強さ。
  • 三等退獣士
    入隊したての退獣士。
    D等級を単独で討伐出来ることが条件。秘境開拓者の戦闘力の平均よりやや高い。

冠位退獣士

かんいたいじゅうし。Title Holder。
A等級以上を1実隊単位以下で討伐したことのある者のみが該当する、例外等級。
どの時代でも一つの州に2~3名程度にとどまる。
このレベルとなると個人名が広く知られていることも多く、開拓者であれば“剣豪”鬼陸?“氷天龍”ハルバード?、その他であれば畏州聖騎士の最精鋭聖天十二騎士団といった正真正銘の化け物級が相当する。退獣戦における人類種全体の切り札であり、彼らが及ばぬほどの災厄ともなれば、それは最早国軍規模の案件である。
一騎当千の猛者ばかりだが、同時に人格を求められないこともあり、変わり者も多い。

 

評価

各国の軍隊と領分が被ることも多いため、関係は複雑。
実際、国や都市によっては半ば対立状態にあることも珍しくない。
その一方で市民からは自分たちの生活を守ってくれることから、好意的に受け取られることが多い。特に、辺境へ行けば行くほどその信頼度は上がっていく。

 

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