GalnetNews3304年4月

Last-modified: 2021-03-18 (木) 13:12:05

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3304年4月28日-今週のニュースハイライト

 このコーナーでは今週の主要なニュースをお伝えしていきます。

 Utopiaを率いるSimguru Pranav Antalは、人類がThargoidsとの戦いに敗北する可能性に言及した声明を公表し、デジタル化された人の記憶を保存するSim-Archiveが人類生存の鍵となるかもしれないことを示唆しました。

 一方、帝国元老院議員Nestor Cartesius氏の殺害に対し、世間では憶測が飛び交う様相を見せています。ある解説者は殺人犯が「John Jamesonの船の発見、そして彼がINRAによって操作され犠牲にされたことを証明するログ」に動機づけられたと述べ、帝国保安部のメンバーからは犯行現場の法医学的な手がかりを得ようと努めていることが強調されました。

 他のニュースでは、Vadimo Patrons of LawがVadimo星系で風雅な夜会を開催する計画を発表しました。同組織の広報担当者は、「我々は玄関先に押し掛ける攻撃的なエイリアンを抱えており、誰もそれについて何をすべきか全く確信を持てていない。だから私たちは考えました - なぜ大きなパーティーを催さないの?"

 最後に、Angeli Imperial Enterprisesは、Bowman級の科学船を建設するキャンペーンが銀河のコミュニティに熱い支持を得たと発表しました。記録的な数のパイロット達がKanai Enterpriseへ商品を卸し、トレーダー達の安全確保ためにBlido Piruの活動家らを排除することで計画を支えました。

 以上、今週のニュースハイライトでした。

3304年4月27日-元老院議員の死がINRAの謎を呼ぶ

 帝国元老院議員Nestor Cartesius氏の殺人事件に対し、世間ではIntergalactic Naval Reserve Arm(略称:INRA)が行っていた活動への関心が高まるとともに憶測が飛び交う様相を呈してします。

 同盟の歴史家であるOskar Kincaid博士は事件の背景を次のように考察しています。

 「INRAは常に疑惑の目を向けられてきました。3100年代のThargoidの最初の侵攻時の記録では、生物化学を用いた交戦に関与していた事が示唆されています。生きたThargoidを実験の被験体としていたとの噂もありますが、当時の多くの人は優勢な敵勢力に対抗する唯一の手段だとの考えていたのです。」

 「なぜ半世紀も前の謎に包まれた作戦が帝国元老院議員の死を招いたのかは推測の域を出ません。しかし、一族あるいはその支援者が過去の恨みを晴らさんとすべく他者への報復を行ったという事例は数多く記録されています。流血によって歴史が転換点を向かえるのは世の常ですからね。」

 独立系報道局の編集長Jast Fernández氏はさらに遠慮のない所見を述べています。

 「CMDR Jameson氏の船の発見。そして彼がINRAに操られ犠牲となった事を示すログ。これらが殺人犯の動機となった事は明らかですね。Cartesius氏の曾祖父がその責任の一端を担っていたのなら、犯人が彼を標的にするのも当然の話でしょう。まぁ、殺人自体は倫理的にグレーとすら言えない容認し難き行為ではありますが。INRAがJameson氏に対して行った裏切りは、声高に救済を叫んでおきながらまさに外道の所業ですよ。」

 Imperial newsfeeds紙はPal Vespasian元老院議員の訴えを特集しています。

 「私の友でもある元老院の同僚を亡くした事は惨憺たる悲劇です。悲しみに暮れるNastorの家族をそっとしておいてあげて下さるようお願い致します。」

 捜査を行っているIISS(帝国保安部)のNiamh Seutonia大尉も短い声明を公表しました。

 「Cartesius元老院議員の死に関して根拠なしに想像を膨らませても現段階においては何の役に立たない。我々は現在、犯行現場から法医学的な手がかりを得る事に努めているほか事件の背後関係を洗っている。真実を白日の下に晒すとことを約束しよう。」

3304年4月26日-3304年に最上級のパーティーを

 Vadimoに拠点を置く帝国組織であるVadimo Patrons Lawは、Vadimo星系で風雅な夜会を主催する計画を発表しました。

 組織の広報担当者は、このイベントの性質について以下のように説明しました。

 「正直なところ、今の世の中が素晴らしいとはとても言えません。私たちの玄関先には攻撃的なエイリアンが押しかけているというのに、誰もそれについて何をすべきか確信を持てていないのです。だから私たちは考えました - なぜ今こそ素晴らしいパーティーを催さないのか? Vadimoの人々に夜ごとの心配事を忘れる機会を与えるのです。少なくともこの3304年において、私たちのパーティーがこれまでこの星系において今まで誰も見たことのない最高のものとなることを願っています」

 イベントを成功させるために、Vadimo Patrons Lawsは様々な商品の注文を出しており、これらの商品をSikorsky Stationに配達したパイロットに報酬を与えることを約束しています。また同組織はSikorsky Stationへの商品配達の安全を確保するために、手配リストにあるすべての船の撃墜命令を発しました。

 キャンペーンは3304年4月26日に始まり、1週間実行されます。最終目標が予定より早く達成された場合は直ちに終了することをご留意下さい。

3304年4月25日-人類滅亡に備えたUtopiaの計画

 UtopiaのリーダーであるSimguru Pranav Antalの発表が、人類がThargoidとの闘いに負ける可能性について言及しています。

 「何年もの間、我々のSim-Archiveは無数の人々の記憶をデジタル保存することによって過去と未来との橋渡しを行って来た。我々が物理的に存在しなくなる時が訪れれば、人の真髄を語るのはSim-Archiveだけとなる。」

 「つまり、この先の見えない時代にSim-Archiveによって人類が絶滅を確実に回避する事こそが我々の最優先事項なのだ。銀河市民の皆さん、Utopiaへ集おう。そして共に魂の集合体として生き続けるのです。」

 これに対し、プレアデスでThargoidとと戦ったCMDR Solveig Smith氏が次のようにコメントしています。

 「Antalが俺達が絶滅させられようとしていると言ってるみたいだが、真実からは遠く離れた話さ。今現在はタフな状況だ。でも、人類をソフトウェアにしないといけないなんてのはとんだ与太話だぜ!」

 元帝国海軍参謀のFelix Novantico侯爵からはより現実的な懸念が投げ掛けられました。

 「Pranav Antalの悲観論はともかく、彼のSim-Archiveのセキュリティが向上する事は理に適っている。そこに含まれるデータは敵にとって価値ある獲物だ。Thargoidがそれにアクセスするようなことがあれば、奴らが人間の心理をより深く読み解き、より効果的に戦術予測を立てることを可能としてしまう。」

3304年4月24日-スターポートステータス最新情報

このレポートでは、Thargoid Sensorの干渉により技術的問題が発生しているスターポートをお伝えします。

 以下のステーションは閉鎖状態に陥っています:
 ・Antonelli Station, HR 1201
 ・Asire Arena, Dakondunii
 ・Boe Orbital, Abast Samo
 ・Ford Hub, Khaka
 ・Hutton Dock, Khaka
 ・Kanwar Orbital, Tz'utuls
 ・Solovyev Colony, Carcinus
 ・Thomas' Claim, Telin
 ・Walker Port, HIP 14886

 一方、以下のステーションは問題悪化のため、閉鎖の危機に瀕しています:
 ・Ali Point, Pehuti
 ・Asimov Dock, Omicron Ursae Majoris
 ・Auld Platform, Djirupatha
 ・Baudin Relay, Li Chen Yun
 ・Bear Settlement, HIP 32350
 ・Born Hub, Amemakarna
 ・Bulychev Laboratory, Lyncis Sector KM-V b2-3
 ・Canonn Institute, Col 285 Sector IX-T d3-43
 ・Eskridge Mine, Saptara
 ・Extra Refinery, Azrael
 ・Gaiman Beacon, Onyayp
 ・Holdstock Beacon, Kamchadals
 ・Kimberlin's Inheritance, Lyncis Sector DQ-Y c9
 ・Makeev Plant, Lyncis Sector MH-V b2-3
 ・Noli Enterprise, HIP 32135
 ・Piccard Escape, Lyncis Sector DQ-Y c15
 ・Pike Works, Agarahma
 ・Qureshi Enterprise, Khaka
 ・Raymo's R and R and R, Cardea
 ・Robinson Landing, HIP 32350
 ・Russell Platform, Alklhaluana
 ・Shaikh Mines, Agarahma

3304年4月21日-今週のニュースハイライト

 このコーナーでは今週の主要なニュースをお伝えしていきます。

 帝国元老院議員Nestor Cartesiusが首都の自宅で死亡していたことが判明しました。彼の死は殺人によるものだとみなされています。犯罪現場には殺人犯によるメモが残されており、それには「Jamesonのために」と書かれていました。CartesiusはINRAの中枢メンバーの子孫だということが分かっており、この殺害はCartesiusの先祖とINRA双方の不正行為に気が付いた何者かによる復讐が動機だとみなされています。

 独立系記者Chukwuma Grant氏が平和活動家のジャスミナ・ハルシー元連邦大統領に関するレポートを公開した。このレポートにおいてGrant氏は、人知を超えた存在に遭遇したというHalsey氏の主張について偏見をもたず、彼女の声明は持たざる者達の経典となるかもしれないことを示唆しています。Grant氏は次のように結論付けています。「彼女が先見の目がある者なのか、狂人なのか、あるいは華麗なる政策立案者であるのか。それはまだ分からない。」

 一方、Angeli Imperial Enterprisesは、Bowman級サイエンスメガシップを建設する計画を発表しました。します。完成すれば、メガシップはPLAA AIN Sectorに展開され、Eath-like worldsの生物についての研究を行い、作物の生物多様性を高めることを可能にするでしょう。この目標を支えるため、Angeli Imperial Enterprisesは様々な商品の注文を出し、配達が安全に行えるように、手配リストにあるすべての船の撃墜命令を発令しました。

 最後に、Rind Gold Electronics Orgは彼らの取り組みが成功裏に終了したと発表しました。期間中、大量の研究素材と採掘された資材がWegner Marketに運び込まれ、帝国は新しいパイロット訓練センターの建築を進めることが可能になりました。Rind Gold Electronics Orgの広報担当者は「人類が直面する危機がより激しいものになりつつある今日、我々はテクノロジーに過度に依存するようになってはいけません。その代わりに我々は人間の精神を磨き、無限の可能性を開かねばならないのです。」と述べています。

 以上、今週のニュースハイライトでした。 

3304年4月20日-帝国元老院議員殺害

 帝国元老院議員Nestor Cartesiusが首都の自宅で死亡していたことが判明しました。地域メディアが彼の死が殺人によるものだと伝えています。

 帝国保安部のSeutonia大尉は記者会見で事実関係を次のように説明しました。

 「Cartesius議員の死体は朝早くに発見された。争った形跡は無かったが、犯人によるメモが故意に残されていた。そのメモには『Jamesonのために』とあった。」

 「周知のとおり、今はなきIntergalactic Naval Research Arm(INRA)のための最後のミッションの後、行方不明となった歴史的人物であるコマンダーJohn Jamesonの船が昨年発見されている。おそらく、このメモにあるのはこのJamesonのことだと思われる。」

 「帝国保安部の分析官は、件のNestor CartesiusがINRAの中枢メンバーの直系の子孫であることを確認している。これにより、この犯罪が最近のINRA施設の再発見に関係していると我々は信じるに至った。我々の作業仮説は、Cartesiusの先祖とINRA双方の不正行為に気が付いた何者かによる復讐が動機であるというものだ。」

 Seutonia大尉は操作は継続中だと最後に述べました。

 Arissa Lavigny-Duval皇帝は短い声明を発表しています。

 「帝国は最も誠実な守護者の一人を喪いました。彼の名前が忘れられることはありません。残された私たちは全力をもってあらゆることを行い、犯人を見つけ出し速やかに正義をもたらすことを保証します。」

3304年4月19日-CGニュース:Rekohuプロジェクト

帝国の食糧・消費財の主要供給業者の1つであるAngeli Imperial Enterprisesは、Bowman級サイエンスメガシップを建設する計画を発表しました。

 このRekohuプロジェクトと呼ばれる建設計画は、彼らの作物の生物多様性を高めることを可能にします。完成すれば、メガシップはPLAA AIN Sectorに展開され、Eath-like worldsの生物についての研究を行います。

 同組織の広報担当者、コマンダーBlain Crightonは次の声明を発表しました。

 「無限に近いエネルギーを持つ文明と瞬く間に星々を渡る力があるというのに、飢饉に陥ってる星系があるというのどういうことでしょうか? Rekohuプロジェクトはそれを変え、最貧の人々を守るための新しい方法を見つける努力です」

 この目標を支えるため、Angeli Imperial Enterprisesは様々な商品の注文を出し、Blido Piru星系のKanai Enterpriseにこれらの商品を配達するパイロットに報酬を与えることを約束しました。この組織はまた、スターポートに商品を配達する者が安全に行えるように、手配リストにあるすべての船の撃墜命令を発令しました。

 キャンペーンは3304年4月19日に始まり、1週間実行されます。最終目標が予定より早く達成された場合、キャンペーンは直ちに終了します。

3304年4月19日-Rind Gold Electronics Orgの計画終了

 Rind Gold Electronics Orgは彼らの取り組みが成功裏に終了したと発表しました。期間中、大量の研究素材と採掘された資材がWegner Marketに運び込まれ、帝国は新しいパイロット訓練センターの建築を進めることが可能になりました。

 Rind Gold Electronics Orgの広報担当者は以下のような声明を発表しました。

 「人類が直面する危機がより激しいものになりつつある今日、我々はテクノロジーに過度に依存するようになってはいけません。その代わりに我々は人間の精神を磨き、無限の可能性を開かねばならないのです。」

現在、Rind星系Wegner Marketにて報酬の支払いが行われています

3304年4月19日-Peace in Her Time: Jasmina Halseyのプロファイル

 フリー記者のChukwuma Grant氏が平和活動家のJasmina Halsey元連邦大統領に関するレポートを公開しました。Grant氏は、このレポートを「政治を捨て去った政治家の政治的影響」に焦点を当てた広範な分析だと説明しています。

 以下にレポートの主要な箇所を抜粋し掲載します。

 「一部では、Jasmina Halsey元大統領は常々連邦を脱し、同盟へ移りたがっていると考えられている。(彼女は現在Edmund Mahonの顧問を務めている。)他方、情け容赦のない政治が何年も続く中で彼女は良心の限界を超えたのだとも主張されている。(彼女は他者を救済せんとし、国家間の合意形成に尽力した。)」

 「だが、Halsey氏自身も夢にも思わなかったスターシップ・ワン(Starship One)の全損という出来事が彼女を変貌させた。彼女のその後の「ビジョン」は連邦からすれば憂慮すべき政治的な毒であったこともあり、彼女は大統領生活からあっさりと離れることができた。彼女は爆発する船から逃れた脱出艇で、かつての自分からも逃げ果せたのだ。」

 「批評家達は、Halsey氏の『人知を超えた存在に遭遇し、楽園を垣間見た』という驚くべき主張に対し、『証拠もない無意味なものだ』と切って捨てている。だが、宇宙がThargoidsやGuardiansを包している事を踏まえても安易に否定できるのだろうか?または彼女の突飛な主張が持たざる者達の経典となり彼女を救世主へと仕立て上げるのだろうか?」」

 「Halsey氏が意図的な道を歩いていると、それは不安定なままです。同盟関係者の多くは、なぜ元連邦大統領というよりも精神を病んだ者からのアドバイスを得ているのかを疑問視している。彼女が先見性がある者なのか、狂人なのか、あるいは華麗なる政策立案者であるのか。それはまだ分からない。」

3304年4月18日-スターポートステータス最新情報

このレポートでは、Thargoid Sensorの干渉により技術的問題が発生しているスターポートをお伝えします。

 以下のステーションは閉鎖状態に陥っています:
 ・Altshuller Port, Monoto
 ・Antonelli Station, HR 1201
 ・Asire Arena, Dakondunii
 ・Boe Orbital, Abast Samo
 ・Corte-Real Terminal, 19 Phi-2 Ceti
 ・Hansen Station, HIP 95256
 ・Harvey Ring, Gl 606.1 B
 ・McDivitt Port, Wolf 1022
 ・Reed Dock, Monoto
 ・Solovyev Colony, Carcinus
 ・Talos 1, Peregrina
 ・Talos 2, Peregrina
 ・Thomas' Claim, Telin
 ・Wye-Delta Station, Carcinus

 一方、以下のステーションは問題悪化のため、閉鎖の危機に瀕しています:
 ・Bokeili Ring, HIP 33368
 ・Farmer Laboratory, Ling Deti
 ・Ford Hub, Khaka
 ・Hutton Dock, Khaka
 ・Kanwar Orbital, Tz'utuls
 ・Kremmen's Respite, Kioti 368
 ・Rand Dock, HIP 33368
 ・Rigaux Survey, HIP 22229
 ・Tanner City, V886 Centauri
 ・Walker Port, HIP 14886
 ・Wegner Market, Rind
 ・Wollheim Vision, Fuelum
 ・Young Station, Ling Deti

3304年4月14日-今週のニュースハイライト

 このコーナーでは今週の主要なニュースをお伝えしていきます。

 Aegisについて皇姫Aisling Duvalが言及した件ですが、その発言は肯定的な評価も受けているようです。ある帝国元老院議員はDuval姫を「民衆の心境を正確に捉えている」と述べており、別のコメンテーターも彼女の発言を成長の証しではないかと発言しています。

 一方、最新の独立系レポートによるとサーゴイドの来襲以来、海賊行為が減少傾向にあるとの事です。報告者は外敵の存在が、犯罪者達の人類を餌食にしてやろうという捕食欲求を削いだと主張しています。しかしPegasiセクターの治安維持部隊はこの意見に異議を唱えているようです。

 帝国が新たな新人パイロット養成施設の建設を発表、建設に使用する研究資材と鉱物資源の公開調達依頼が発表されています。この訓練施設では次世代宇宙船パイロットを養成する、最新鋭訓練プログラムが行われるとのことです。

 次のニュースです。太陽系(Sol system)を拠点に活動する天文学者らが宇宙探査機"New Horizons"からの信号を検出した可能性があるとの事です。この探査機はKuiper beltのさまざまな物質を研究するミッションのため、2006年に打ち上げられました。当事者である天文学者は目標の大まかな位置データを発表しており、勇敢な探検家らに調査を要請しています。

 最後のニュースです。Atlas Corporationのメガシップ建造計画は無事成功したとの事です。並行して行われていたPrivateers Allianceの目標も各方面に熱烈に受け入れられ、大量の物資が運び込まれました。

 以上、今週のニュースハイライトでした。

3304年4月13日-海賊 対 サーゴイド?

 最新の独立系レポートによると、サーゴイド(Thargoid)の来襲以来、彼らが圧迫している地域では海賊行為が減少傾向にあるとの事です。

 社会政治分野のシンクタンク運営者であり、本報告書を執筆したJin Rameer博士は次のような考察を行っています。

 「統計によると、サーゴイドの存在が確認されて以来海賊行為と犯罪の件数は劇的な減少を見せています。しかしその理由は今まで精査されてきませんでした。」

 「外敵の存在が犯罪者達の、同胞である人類を餌食にしてやろうという捕食欲求を削いだのでしょうか?共通する敵との衝突がコミュニティの団結に繋がることは広く知られています。であるなら恐らく、サーゴイドの帰還による正の結果として、社会集団間に存在した障壁が解消されたと言えるでしょう。」

 「あるいは海賊行為というものに引き寄せられた犯罪者達が銃口を向ける刺激的な獲物として、より大物でしかも道徳的に問題となりにくかった…エイリアンはそうした都合のいい相手だったのかもしれません。彼らの動機が利他的なものだろうとそうでなかろうと、以前は自らが脅かしていた社会を今度は自分たちが守る側になっていた、という事かもしれませんね。」

 これに対し、Pegasiセクターの治安部隊広報担当者は次のように述べています。

 「Rameer博士は快適なオフィスから出て、実際に宇宙に飛び出す必要があるらしいな。この数ヶ月、我々の戦力がサーゴイドに釘付けにされている間に、あのKumo Crewが多数の星系を襲撃しているんだぞ。いいか、私を信じてくれ。奴らの頭領、Archon Delaineはサーゴイドを敵じゃなく機会として見ているんだ。奴らは海賊行為でおいしい思いをしていられる間は、この天の川がどんなに燃え盛ろうが気にも留めない連中なんだよ。」

3304年4月12日-古代宇宙探査機の信号受信か

 太陽系(Sol system)を拠点に活動する天文学者らが宇宙探査機"New Horizons"からの信号を検出した可能性があるとの事です。この探査機はKuiper beltのさまざまな物質を研究するミッションのため、2006年に打ち上げられました。

 当事者である天文学者らの一人はこの発見について次のように述べています。

 「New Horizonsは1000年以上前に打ち上げられたものです。潜在的ではありますがこれは非常に面白い発見ですよ。目標の正確な位置を特定する事はできませんでしたが、データによると太陽から約1,726,716光秒、90377 Sednaから1,526,050光秒ほどの位置にあるようです。恐らく勇敢な探検家によって発見され、我々の疑念は晴らされることになるでしょう!」

3304年4月12日-Aisling Duvalに擁護の声

 Aegisの有効性について皇姫Aisling Duvalが言及した件ですが、その発言は肯定的な評価も受けているようです。

 一致団結を主張する人々の中でも特に著名な一人、Pal Vespasian帝国元老院議員はこのように述べています。

 「Aegisの行動は全く効果が無かった、と非難する事はできません。しかし殿下の仰る事は民衆の心境を正確に捉えておられる。小規模な限定的勝利では敵の進撃を止められず、広がる恐怖を和らげるには不十分なのです。このような状況下の中、半端な対策では意味が無い。万が一にもサーゴイド(Thargoid)を打ち破ることができなければ、我々人類文明が崩壊する可能性すらあるのですから。」

 一方、同盟防衛軍Riri McAllister准将は次のようにコメントしました。

 「Aegisに対し他勢力が貢献していないという、Duval姫の主張に対して反論を行う事は確かに可能だ。しかし軍事戦略面において彼女の主張は正当とも言える。サーゴイドに対抗する上で、Aegisの長期計画の透明性を高めることは各勢力のより協調的な姿勢へと繋がるだろう。」

 ある独立系報道機関の編集長、Jast Fernández氏は民衆がDuval姫をどのように見ているのかに焦点を当てています。

 「Aisling姫はいかにも後継ぎらしいステレオタイプな人物と広く考えられていますね。具体的には裕福ではあるものの知性に欠けるといったような…しかし今回の件、彼女はついに公向けの仮面を脱ぎ捨てたのでしょうか?それとも青二才だった姫がついに成熟し、何かしら本当の能力を獲得しつつあるという事でしょうか?いずれにしても、こうした機会を見つけるのが得意という点では驚くことでもないでしょう。」

3304年4月12日-CGニュース:Rind Gold Electronics Orgの計画始動

 帝国から軍事力強化を進める計画が発表されました。この計画は次世代宇宙船パイロット養成のための新たな訓練プログラムを中心としています。

 本計画を監督するRind Gold Electronics Orgの担当者から次の声明が出されました。

 「この6ヶ月の間に、Achenar星系を中心に活動する研究グループが志願者の反射力、協調性、認知力、認識能力を養成する最新鋭の訓練プログラムを開発しました。暫定テストによると、若く生気が漲っていて余計な知識を持たない訓練生は本プログラムに非常に効率よく適応し、前例が無いほどの技能を持った戦闘パイロットとなる事が示されています。」

 本計画を推し進めるため、Rind Gold Electronics Orgでは取組みに必要な装置の製造に使用する研究資材の公開調達依頼を発表しました。また、新たなプログラムに向けた訓練施設の建設に用いる採掘資源の調達依頼も出されています。

 本計画は3304年4月12日から1週間の予定で行われ、早期に目標に達した場合その時点で終了となります。

3304年4月12日-Atlas Corporationの計画終了

 Atlas Corporationの担当者発表によると、Lambda Arae星系で実施されていたメガシップ建造計画は無事成功したとの事です。何百ものパイロットが物資をRedi Marketに輸送する傍ら、Lambda Arae星系の不穏分子排除に従事し輸送船の安全を確保しました。

 計画終了にあたり、Atlas Corporationは次の声明を発表しています。

 「私どもの目標達成に貢献して下さったパイロットの方々にお礼を申し上げます。あなた方一人ひとりの手助けに深く感謝しております。」

 現在、Lambda Arae星系Redi Marketにて報酬の支払いが行われています。

3304年4月12日-Privateer’s Allianceの計画終了

 Privateer’s Alliance広報担当者の発表によると物資の調達依頼は各方面に熱烈に受け入れられ、同組織の作戦基地であるBarjavel Stationには大量の物資が運び込まれました。

 サーゴイド(Thargoid)の脅威に対抗するため、HIP 33368星系では新たな軍事基地の建設が始まる予定です。

 Privateer’s Allianceでは計画の支援者らに対し、感謝の意を表しています。

 現在、HIP 33368星系Barjavel Stationで報酬の支払いが行われています。

3304年4月11日-スターポートステータス最新情報

このレポートでは、Thargoid Sensorの干渉により技術的問題が発生しているスターポートをお伝えします。

 以下のステーションは閉鎖状態に陥っています:
 ・Boe Orbital, Abast Samo
 ・Corte-Real Terminal, 19 Phi-2 Ceti
 ・Harvey Ring, Gl 606.1 B
 ・Asire Arena, Dakondunii
 ・Cayley Enterprise, Wolf 359
 ・McDivitt Port, Wolf 1022
 ・Solovyev Colony, Carcinus
 ・Stabenow Reformatory, Peregrina
 ・Talos 1, Peregrina
 ・Talos 2, Peregrina
 ・Weber Dock, Meene
 ・Wye-Delta Station, Carcinus

 一方、以下のステーションは問題悪化のため、閉鎖の危機に瀕しています:
 ・Altshuller Port, Monoto
 ・Antonelli Station, HR 1201
 ・Beadle Port, Pyemma
 ・Hansen Station, HIP 95256
 ・Reed Dock, Monoto
 ・Thomas' Claim, Telin

3304年4月6日-今週のニュースハイライト

 このコーナーでは今週の主要なニュースをお伝えしていきます。

 AegisはThargoidの脅威に対抗するための2隻のメガシップ、AcropolisとVanguardを建造しました。これらのメガシップは、対Thargoid作戦の調整役を担い、独立系パイロットらの支援に当たります。Aegisは両船舶が戦略的に効果的な場所に定期的に移動することを承認しました。

 一方、多数のPilots Federatioメンバーが最近発表されたThargoidの歴史を詳細に説明したAegisのレポートに反応しています。 ある一人のCMDRは、Thargoidが何百年も前から自分達の側に存在していたことやガーディアンでさえもそれを止めることが困難であったという発見に狼狽えました。しかし、他のパイロット達(公式フォーラムで名高いThargoidハンターグループを指していると思われる)は銀河コミュニティに対してThargoidsは無敵ではないことを思い出させようとその行動でもって示してみせました。

 他のニュースでは、ROSS 310星系のコントロール派閥である Ross 310 Natural Servicesと同地域に拠点を置く犯罪組織であるRoss 310 Carteの間で紛争が発生しました。Ross 310 Carteは、Ross 310 Natural Servicesを倒し、星系を掌握しようしている事が明らかになっています。両派閥ともに独立系戦闘コマンダーの助力を引き出そうと援助を要請を行いました。

 最後に、EG UnionがRoss 720で造船所を建設する取り組みが銀河コミュニティーから全面的な支持を受けたことを発表しました。数百人ものパイロットがRyakhov Dockに商品を届け、Ross 720とその周辺星系の反対派活動家らを排除。トレーダー達の安全を確保することでこの取り組みを支えました。

 以上、今週のニュースハイライトでした。

3304年4月6日-テクノロジー・ブローカーより新設計モジュールが登場

 銀河各地のテクノロジー・ブローカーより、Guardianからインスパイアされた新たなモジュールが入手可能になりました。 これらのモジュールはエンジニアのRam Tah氏によってGuardianの遺構から集められたデータを基に開発されました。

 パイロットは、Guardian power distributor、 Guardian FSD booster、Guardian shard cannonを購入することができます。 Guardian shard cannonは、固定式と砲塔型の両方で利用できます。

 独立系のエンジニアリング専門家からのコメントです。

 「これらのGuardianと人類の技術を統合したハイブリッドモジュールは、更なるしなやかさと火力を提供します。どちらも戦闘ミッションを飛行する司令官を大歓迎します。 Guardianの知識を活用することで、彼等がThargoidsとの闘いに成功した事例を再現することができるかもしれません。」

3304年4月6日-Thargoidsの起源は?

 Palin研究所のディレクターを務めるCora Shaw教授がThargoidsの起源に関する論文を発表しました。
以下に彼女の論文からの抜粋を転載します:

 「Thargoidが我々の文明に及ぼす影響を考えると、我々はまだ彼等についてそれほど理解できていない事に動揺を隠せない。Guardianの遺構より得た情報はThargoidsの古代の歴史について幾何かの光を当てたが、彼らはGuardian達が遭遇するよりもずっと昔から宇宙を飛び交う種として確立していたのは明らかだ。では、Thargoidはどこから来たのか?」

 「Thargoidsは基本的にammonia-based world(アンモニアを主成分とする大気を持つ惑星)との親和性を持つ昆虫種であることはわかっている。これは低温の過酷な環境で進化した可能性を示唆しており、彼等の極端な生存本能と攻撃的性質を説明するものかもしれない。だが、Thargoidは生体工学に精通している事がわかっていることから、彼等は自然進化プロセスが無意味を成さない領域まで自らの生物学(遺伝子操作などを指していると思われる)を高めた可能性がある。」

 「未だ銀河系の大半は未知に包まれたままだ。Thargoidの故郷は銀河の反対側などの既に知られている銀河領域の外側にあるかもしれない。彼等は現在遊牧民的種族であることから、宇宙の至る所に存在し、ハチの巣のようなものを構えている可能性がある。新鮮な作物を求めるイナゴの群れの如く、アンドロメダやもっと遠い所から数百万光年の旅をしてきた可能性すらあるのだ。」

 「他の学説は更に難解だが探究し甲斐がある。我々は彼等の船がハイパースペースをうろつく事が出来ることを知っているが、これはウィッチスペースが彼等にとって快適であることを示唆している。生物が実際にハイパースペースを起源とする可能性はあるだろうか?」

 「あるいは…通常空間とは完全に異なる別次元の地平面から通路としてハイパースペースを利用しているかもしれない。Thargoidsは銀河系の外を起源とするどころか、超普遍的存在なのかもしれない。」

3304年4月5日-CGニュース:The ACS Overwatch

 Atlas CorporationはLambda Arae星系でメガシップを建造する取り組みを開始しました。

 ACS Overwatchと命名されたこの船は、Thargoidsとの戦いにおいて多面的な役割を担う予定です。

 Atlas Corporationの広報担当者は次のように述べています。

 「ACS Overwatchは、救助任務と対Thargoid反抗作戦の調整ポイントとして役立つだけでなく、Lambda Araeの人々のための貴重な補給ポイントと安全な避難所となります。」

 この目標を支えるため、Atlas Corporationは様々な資材を発注しており、それらをLambda AraeシステムのRedi Marketまで届けたパイロットへ報酬を出すことを約束しています。また、Redi Marketへの商品の配送が安全にできるように、賞金首リストにある全船に対する撃墜命令も出されました。

 取り組みは3304年4月5日より1週間実行されます。最終目標が予定より早く達成された場合は直ちに終了となるのでご注意下さい。

3304年4月5日-CGニュース:Privateers Allianceの計画

 Privateers Allianceは、HIP 33368星系に軍事設備を建設する計画を発表しました。

 設備はプレアデスのThargoid軍団からコアシステム(俗称:バブル)を守る「入口の強化」となるでしょう。

 Privateers Allianceのスポークスマンは次のような声明を発表しました。

 「我々は強さを証明しなければならない。よって、我々はこの設備を構築する際に銀河系のコミュニティの助けを伏して求めているのだ。」

 「ひとたび完成すれば、銀河のパイロット達はThargoidの脅威に対し、各々の忠義に関わらず一緒に働くことができるだろう。」

 この目標の柱として、Privateers Allianceは様々な資材を発注。それらをHIP 33368星系のBarjavel Stationまで配達するパイロットに報酬を支払う事を約束しました。

 取り組みは3304年4月5日より1週間実行されます。最終目標が予定より早く達成された場合は直ちに終了となるのでご注意下さい。

3304年4月5日-Aisling DuvalがAegisを批判

 Aisling Duval王女はパブリックインタビューにおいて、懸案のThargoid戦争に関してAegisに対する批判を突きつけました。

 「人々は怯えています」と彼女は言います。「民は自分達を守ってくれる施策がもっと無ければ自分達の命が危ういのではないかと恐れているのです。私(わたくし)はAegisがそれができるという確信を持ちません。帝国は組織に対し、多額の資金提供を行ってまいりました。他の勢力は如何だったかしら?」
「何故Thargoidは攻撃してくるのかを判断するにもAegisは非常に長い時間を要し、かの者等の戦略がどのようなものなのかは今も分かっておりません。私がAegisを人類を守ると信用するには、より目に見える進展がなければなりません。」

 Duval王女の見方は一定の支持を得る一方、 The Federal Times紙は皮肉を込めた反論を掲載しました。

 「科学研究、防衛システムの開発、対Thargoid兵器の生産、監視ネットワークEagle Eyeの構築、2隻の軍用メガシップの建造、そしてTharoid軍団と積極的に戦う…Aegisは今まで何をしてきたんでしょうかね。」

 同盟のメディア広報担当官も同様に否定的でした。

 「公の場で彼女のようにニュース価値がなくなった人が注目を得ようとする態度そのままじゃないですか。Aegisは信じられないほど進歩しており、Thargoid戦争を終わらせることに専念していますよ。」

3304年4月5日-Ross 310の治安が回復

 ROSS 310星系当局は、Ross 310 Natural ServicesとRoss 310 Cartel間の紛争が終了したことを確認しました。

 どちらの派閥も莫大な報酬が約束したことで独立戦闘パイロットからの支援を受けましたが、最後に立っていたのは一方のみ。

 現在、Ross 310星系のMorey Portで報酬の支払いが行われています。

3304年4月5日-スターポートステータス最新情報

このレポートでは、Thargoid Sensorの干渉により技術的問題が発生しているスターポートをお伝えします。

 以下のステーションは閉鎖状態に陥っています:
 ・Corte-Real Terminal, 19 Phi-2 Ceti
 ・Boe Orbital, Abast Samo
 ・Harvey Ring, Gl 606.1 B

 一方、以下のステーションは問題悪化のため、閉鎖の危機に瀕しています:
 ・Asire Arena, Dakondunii
 ・Big Pappa's Base, Andhrimi
 ・Cayley Enterprise, Wolf 359
 ・Dionysus, HIP 17044
 ・Gardner Port, Salikians
 ・Malenchenko City, Coma
 ・McDivitt Port, Wolf 1022
 ・Solovyev Colony, Carcinus
 ・Stabenow Reformatory, Peregrina
 ・Talos 1, Peregrina
 ・Talos 2, Peregrina
 ・Weber Dock, Meene
 ・Wye-Delta Station, Carcinus