GalnetNews3307年11月

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3307年11月30日-各星雲の星系へのサーゴイドの攻撃が激化

 *パイロット連合より速報*

 California、Coalsack、Pleiades、Witch Head各星雲の星系へのサーゴイドの攻撃が続いています。

 Vox Galacticaがフリーランスの戦場記者であるErnesto Riosのレポートを掲載しています。

 「ここ数週間、複数のスターポートがサーゴイドの攻撃を受けており、対エイリアン部隊が苦戦しています。多くのコマンダーによると、最近の攻撃は撃退が異常に難しくなっており、戦闘で破壊されたエイリアンの船に代わる増援が次々と現れてくるとのことです。」

 「平時であればAegisが防衛行動を調整していますが、Baumann調査の影響でその活動は停止したままです。今日、多くの超大国の指導者たちは、SalvationのCornsar星系での勝利によって彼がサーゴイドを倒す鍵を握っていると考え、Salvationへの信頼を高めていることは明らかです。」

 「帝国海軍と同盟提督会議は、Salvationを支援するために戦力を投入することを提案しました。連邦議会では、Aegisのために確保されていた資金を、対エイリアン超兵器の開発を加速させるために振り向けることが議論されています。」

 「まだこれらは単なる議論に過ぎないが、Cornsar事件の広範囲にわたる影響を示しています。一方でAegisやSalvationからの直接的な支援がない中、パイロットたちは命を削ってサーゴイド艦隊を押し返すために勇敢に戦っています。」

3307年11月29日-Aegisの裏切り者、刑事告発される

 Aden Tanner提督とメガシップMusashiの乗組員ががSalvationの同盟者を攻撃した罪で裁判にかけられることになりました。

 提督は命令に従わず、Taurus Mining Venturesの本部であるHind Mineスターポートへのアクセスを試みました。これに失敗したためMusashiの乗組員のほとんどが拘束され、それぞれの母星系に送還され民事または軍事の責任を問われることになりました。

 連邦海軍は次のような公式見解を発表しました。

 「Tanner提督は反乱とMusashiを指揮して行った不法な軍事行動により正式に告発される。彼は通常の軍法会議で裁判を受けることになる。有罪となれば不名誉除隊となり無期懲役となる。」

 Aegisに関する独立調査委員会の委員長であるPaul Baumann博士は次のようにコメントしています。

 「最近のT Tauri星系での出来事は、明らかに我々の調査の範囲内になります。Aegisの軍事責任者が多くの人命を犠牲にして無許可の攻撃を行ったことは、Aegisにとって重くのしかかるでしょう。」

 Tanner提督はSalvationがCornsar星系に配備した対エイリアン超兵器がサーゴイドの攻撃増加の引き金になったと主張しています。直接的な証拠はありませんが、この出来事から数週間サーゴイドはいくつかの星系に対して組織的な攻撃を行っています。

3307年11月26日-Colonia Bridge Projectが3308年まで延長

 *パイロット連合より速報*

 Colonia Bridge Projectの第2フェーズが完了し、Brewer Corporationが第3フェーズの詳細を公開しています。

 さらに26隻のメガシップがAlcorとColoniaの星系間に配置されました。既存の30隻のメガシップと合わせて、遠方のコロニア地域を行き来する人々に便利な休息・補給・修理施設を提供します。

 Brewer Corporationのプレスリリースでは次のステップについて述べられています。

 「銀河系コミュニティはColonia Bridgeの設立に多大な貢献をして下さいました。これを励みに計画を見直し、プロジェクトへの投資を拡大することとしました。」

 「次のフェーズは3308年1月6日に開始される予定で、ルート上の主要な場所にスターポートを追加します。これらはパイロットに更なるサービスと機会を提供するだけでなく、人類中心圏とコロニアの間に永続的なマイクロコミュニティを形成します」。

 「フェーズ3ではトリチウムの入手可能性にも取り組み、Drake-class fleet carriersのオーナーのための燃料補給能力を向上させます。重要な物資を提供するインセンティブとして、フェーズ2で好評を博したFrame Shift Driveを提供する予定です。」

3307年11月25日-Mudhridの戦い

 *パイロット連合より速報*

 Mudhrid星系において、Neo-Marlinist Order of MudhridとEpsilon Fornacis Empire Groupが開戦しました。

 メガシップSteel MajestyがNeo-Marlinist軍の拠点となっています。その中にはMarlinist植民地から船を奪うために集まったNMLAのテロリストの生き残りも多く含まれています。

 また、この星系には遠き神教(Far God cult)のメガシップSacrosanctがあり、NMLAの事実上のリーダーであるTheta SevenとTheta Groupの残党が数ヶ月前から潜伏しています。最近、彼らは船を制圧し数千人の教団員を人質にしました。

 Neo-Marlinist Order of Mudhridは条件が達成されれば独自に強化されたEnzyme Missile Rackを上位の貢献者に提供するとしています。Corentin Delacroix辺境伯は呼びかけを行いました。

 「Duvalの独裁者を倒そうとする者は今ここで我々と一緒に戦わなければならない。支持者自身の手で守らなければNeo-Marlinismに未来はない。」

 Epsilon Fornacis Empire Groupは、Payne-Scott Cityスターポートから作戦を展開しています。Denton Patreus元老院議員は帝国の支援者に派閥の戦闘支援を要請しています。

 ACTの共同リーダーであるSaskia Landau警部は次のように述べています。

 「NMLAは明らかにTheta Sevenの腐食性酵素兵器の製造能力に大きな価値を置いており、彼を守るために大量に集結するリスクを冒しています。もし彼がSteel Majestyに乗り換えて逃亡することが許せば、Nine Martyrs爆破事件のような残虐行為がさらに行われる恐れが高くなります。」

3307年11月25日-Dredger Clan、Orion Universityから解放される

 *パイロット連合より速報*

 HIP 43670星系での二つの取り組みによりScriveners Clanの浚渫船は完全に修理されました。

 Scriveners Clanの支持者によるキャンペーンにより、Oramus TerminalのAlliance of HIP 42371にEmergency Power Cells、Power Converters、Power Transfer Busが届けられました。同団体の広報担当者の発表です。

 「私たちの努力の結果、浚渫船は修理を行うのに十分な物資を受け取ることができました。最も重要なのは、新しいパワーシステムによってまもなくOrion Universityのオーバーライドコードを回避し、再び銀河を自由に旅することができるようになるということです。」

 Orion UniversityのパートナーであるIndependent HIP 43670 Labourによる並行したキャンペーンでは、HIP 43670のShaara GatewayにAnomalous Bulk Scan Data、Unusual Encrypted Files、Unidentified Scan Archivesの寄付を要請していました。しかし、将来の発見を共有するという申し出に放浪民を納得させるには、これらは十分ではありませんでした。

 Leland Pettigrew副学長は遺憾の意を表明しましたが、Orion Universityはこの結果を尊重し、浚渫船に対する要求を撤回することを確認しました。

 両イニシアティブへの貢献者は、HIP 43670星系のShaara GatewayまたはOramus Terminalで報酬を受け取ることができます。

3307年11月24日-Gatekeeperメガシップ配備

 条件付星系進入許可の交付を担当する各派閥がGatekeeperメガシップと呼ばれる船を近隣の星系に配備しました。

 14派閥の合意により、関連する星系の政治的状況に関わらず進入許可の交付手続きを継続できるようになりました。星系へのアクセスを制限する理由は各派閥によって異なりますが、星間貿易に支障をきたさないようにすることが今回の協議の重要なポイントでした。

 参加した派閥の一つであるAlioth Independentsの広報担当者は次のように述べています。

 「人類中心圏全体からこれほど多くの参加者が集まり、これほど簡単に合意に達するのは珍しいことです。このメガシップはそれぞれの国境内の交通の流れを適切にコントロールし、各星系の進入許可をサポートします。」

 「ほんの数年前、Tiliala星系では政治的な混乱のために資格のある訪問者への進入許可の交付に混乱が生じました。Panjabell星系でもここ数ヶ月の間に再びこの問題が発生しました。これらの教訓から、私たちは今後同じことを繰り返さないようにしないといけないと気づいたのです。」

 「各派閥の代表の助力に感謝しています。彼らはパイロットの利便性を高めるために我々の方法の統一性を維持し、彼らが銀河経済に価値ある貢献をしていることを証明しています。」

 対象者への進入許可の交付は、これまで通り遠隔操作で行われます。

3307年11月24日-遠き神教のメガシップがTheta Sevenにハイジャックされる

 NMLAの中心人物であるTheta SevenがメガシップSacrosanctのコントロールを奪い、Mudhrid星系へと行き先を変えさせました。

 数ヶ月前、Theta Groupリーダーとその側近は遠き神教団(Far God cult)のメンバーを装って逮捕を逃れました。彼らの巡礼船の1つであるSacrosanctは現在予定されていた飛行計画を飛ばしてMudhrid星系にジャンプしました。

 ACTの共同リーダーであるMilo Castile警部が緊急声明を発表しました。

 「数は少ないもののテロリストたちがSacrosanctを指揮していることを確認しています。遠き神教の信者は平和主義者で宿命論的な性質を持っているため、ほとんど抵抗しなかったと思われます。」

 「Theta Sevenは船の再奪取を試みられた場合、船内の全乗員を一掃すると表明しています。我々の情報によれば、彼はスターポート爆破事件で使われたタイプの腐食性酵素爆弾を所有しており、彼の脅しには信憑性があります。」

 「また、この星系にはメガシップSteel Majestyがあり、最近Neo-Marlinist Order of Mudhridに乗っ取られています。ACTは、NMLAがTheta Sevenの保護を目的として軍を再編成していると考えています。」

 Mudhridの支配派閥であるEpsilon Fornacis Empire Groupは2隻のメガシップの間を通過しようとする船舶を撃墜するよう星系警備隊に命じています。

3307年11月22日-犯罪の波がもたらすセキュリティへの懸念

 Winking Catと呼ばれる窃盗のエキスパートが、有名な窃盗事件を次々と起こし警戒の波が広がっています。

 Vox Galacticaは犯罪専門特派員Mira Bukowskiの特集を掲載しました。

 「先月、銀河系で最も悪名高い窃盗犯が久しぶりに新聞の見出しに登場しました。どうやらWinking Catは、複数の物品を連続して盗むことで、失われた時間を取り戻すかのようです。」

 「注目すべきターゲットの1つは帝国の第10代統治者であるOlban Hensard Duval皇帝の肖像画でした。2989年に描かれたこの肖像画は高さが7メートルもありましたが、それが飾られていた壁にはニヤリと笑うネコの顔の絵が刻まれていたのです。」

 「また芸術性は低いですが、Achilles Corporationのセキュリティ・ロボットXS1001の唯一の実用的なプロトタイプも消失しました。これを守っていたのは複数のXS801型で、内部関係者によるとXS801型は横倒しになっていて"ゴロゴロ"と異常な音を発していたといいます。」

 「他にもいくつかの珍いものや高価な美術品が安全な場所から消えたという報告があります。すべてのケースにおいてどのようにしてセキュリティシステムを回避したのか、その手がかりはありません。」

 「Wallglass Investigations Agencyは、Winking Catは個人ではなく、犯罪専門家のグループが協力しているのではないかと推察しています。また、今回の盗難には何か大きな目的があるのではないかとも考えています。」

3307年11月19日-Colonia Bridge Projectに変更の可能性

 Brewer Corporationがコロニアへの回廊を強化していますが、プロジェクトの次の段階に関する詳細はまだ不明です。

 ビジネス関連のニュースフィードThe Tau Ceti Journalにこの特集が掲載されました。

 「Brewer Corporationが常に大きなことを考えていることは間違いありません。ステーションやアウトポストのメーカーとして商業的に大成功を収め、Drake-class Fleet Carrierは絶大な人気を誇っています。」

 「Colonia Bridgeは人類中心圏とコロニア間の輸送インフラに数千億クレジットを投じた巨大企業の中でも最も高額な事業です。複数のアナリストがこのプロジェクトが財政的に不安定になるのではないかと予測していました。」

 「最初の2つのフェーズは予定通り進みました。今月末までには、AlcorとColoniaの間の星系に56隻の固定式メガシップが連なることになります。」

 「しかし、来年初頭に予定されているフェーズ3の計画が変更されるという噂があります。銀河系コミュニティからの参加者が予想外に多かったことを受けて、Brewer Corporationが計画を修正していると考えられています。」

 「これを裏付けるように、ある会社関係者はフェーズ3で貢献するパイロットへの報酬として提供するために、より多くの改造済みのFrame Shift Driveが製造されていることを明らかにしました。」

3307年11月19日-Neo-Marlinistの軍事勢力がMudhrid星系に集結

 NMLAのテロリストに乗っ取られたメガシップSteel MajestyがMudhrid星系に到着しました。

 元々の所有派閥である Neo-Marlinist Order of Mudhridが正式にこの船を取り戻しました。派閥の新しい軍事的支配者であり、Arastin Delacroix辺境伯の息子であるCorentin Delacroix方伯の発表です。

 「Steel Majestyは使命を果たすために帰還した。警告する。乗り込もうとしたり攻撃しようとする船があった場合、船内に残っている元乗組員は全員処刑される。」

 上級捜査員のTanya Ramirezが、ACTを代表して声明を発表しました。

 「残念ながら何百人もの無実の人々が拘束されたままでは行動を起こすことができません。しかしNMLAが軍隊、支援者、資源を集めようとする努力は成功してはなりません。Steel Majestyを移動拠点とすることで彼らは新たな恐怖のキャンペーンに向けて再結集することができます - 特に、我々よりも先にTheta Sevenに到達することができた場合にはなおさらです。」

 Mudhrid星系を支配するEpsilon Fornacis Empire Groupのスポークスマンはこう主張しました。

 「人質は戦争の犠牲者として失われたと考えるべきである。我々はNeo-Marlinistの脅威を破壊することで、再び帝国への義務を果たす準備ができている。」

3307年11月18日-浚渫船の手詰まり状況が競合するキャンペーンに進展

 *パイロット連合より速報*

 HIP 43670星系で二つの競合する輸送計画が開始されました。どちらもScriveners Clanに利益をもたらすことを目的としています。

 Orion UniversityはIndependent HIP 43670 Labourと提携し、HIP 43670星系のShaara GatewayにAnomalous Bulk Scan Data、Unusual Encrypted Files、Unidentified Scan Archivesを運ぶことを要請しています。

 同大学のキャンペーンについて副学長のLeland Pettigrew氏が説明しています。

 「Dredger J-403は法的には我々の所有物ですが、我々が最も大切にしているのは、Scriveners Clanの深宇宙研究への献身です。彼らに我々の高潔な意図を納得してもらうために、科学データとサンプルを彼らのKnowledge Coreに寄贈します。私たちからの提案は、彼らの旅に同行し将来の発見を共有することへの同意です。」

 また、HIP 43670星系では別のキャンペーンが行われています。Scriveners Clanの支持者はEmergency Power Cells、Power Converter、Power Transfer Busを集めて、Oramus TerminalのAlliance of HIP 42371に届けるように求められています。広報担当者はメディアにこう語っています。

 「これらの物資は、浚渫船の重要な修理を行うために必要です。さらに、電源システムが十分に更新されれば、Orion Universityのオーバーライドコードの影響を受けた古代のコンポーネントをバイパスして、独立して航行を続けることができるようになります。」

 Scriveners Clanからの応答はまだありませんが、浚渫船は現在すべての星系内および恒星の通信を積極的に監視しています。これは孤立したコミュニティにとって新たな展開であり、彼らがこれらのキャンペーンに気づいていることを示唆しているものです。

3307年11月18日-Salvationの同盟者がT Tauri星系で勝利を収める

 *パイロット連合より速報*

 Taurus Mining VenturesがAegis Defenseから離反した部隊を撃破しメガシップMusashiを鹵獲しました。

 この紛争を引き起こしたのはAegisの軍事責任者のAden Tanner提督でした。彼はSalvationの対エイリアン兵器がサーゴイドを過度に刺激するよう意図的に設計されたものであるという証拠を求めて、Hind Mine小惑星基地へのアクセスを試みていました。

 Taurus Mining Venturesの広報担当者、Patience Middletonが次のように発表しています。

 「これはTanner提督の誤解に基づく思い込みによって引き起こされた違法かつ不必要な争いでした。我々はサーゴイドの脅威を排除するために今後もSalvationと協力していきます。」

 「我々を防衛したのは勇気ある支援者のおかげであり、その支援者にはHind Mineで報酬が用意されています。また、Aegis Defense軍が独立系パイロットと交わした契約を尊重し、Musashiからも約束の報酬を受け取ることができます。」

 その後、Taurus Mining VenturesはMusashiの元々の乗組員全員が無傷でメガシップを退艦することができることを確認しました。Tanner提督をはじめとする主要人物は一時的に拘束されています。Aegisは彼らの身柄を内部の保安チームに移すよう手配しました。

3307年11月17日-NMLAがSteel Majesty号を奪還

 Hyades Sector RO-P b6-2星系でかつてのNeo-MarlinistのメガシップがNMLAのテロリストに制圧されました。

 Steel MajestyはNMLAの主要派閥の Neo-Marlinist Order of Mudhridが所有していた船です。彼らが敗北した後、この船は彼らの多くをMarlinist植民地に運びAaron Whyte大臣によって亡命を認められました。8月の内戦ではWhyte大臣の派閥がこのメガシップを利用しました。

 Marlinism Reformation Partyの現党首であるJean-Christophe Lyon大臣は声明を発表しました。

 「我々の派閥に残っている過激派を逮捕するための努力にもかかわらず、生き残ったグループがメガシップに侵入しました。監視カメラの映像によると、彼らには十分に武装したNMLAの戦闘員が数チーム加わっていました。」

 「Marlinist ConstabularyはNMLAに操られる前にSteel Majestyの乗組員の約半数を避難させましたが、残念なことにまだ船内に閉じ込められている人々を解放する方法はありません。」

 この状況を受けて、ACTの共同リーダーであるMilo Castile警部は、次のように述べている。

 「情報によると、NMLAの生き残りのメンバーの大部分はこの作戦のために集まった。彼らにはAaron Whyteの支持者だけでなく、このメガシップの本来の乗員であるMudhrid星系の人々も協力していると思われます。」

 「このNeo-Marlinist連合は、我々がTheta Sevenに接近した結果として形成された可能性があります。我々はすべての治安組織に追加支援を要請しています。」

3307年11月16日-Theta Seven追跡がPanjabell星系にたどり着く

 *パイロット連合より速報*

 NMLAのリーダーであるTheta Sevenのメッセージが解読され、彼が"遠き神教"に潜入することで逮捕を免れたことが示唆されていました。

 ACTは、NMLAの爆弾製造技術者であるTheta Groupが受信したメッセージを解読するため、公に協力を要請しました。暗号キーが解読され、コマンダーTherion Cygniが解読したメッセージを提出しました。それによると、Theta Sevenとその側近は7月31日にPanjabell星系に逃げ込んだことが明らかになりました。

 ACTの共同リーダーの一人であるMilo Castile警部から最新情報が寄せられています。

 「Theta Sevenたちは、当時Panjabell星系に大量に集まっていた"遠き神教"の信者に扮して潜入していたのではないかと考えています。この教団のメンバーは全員、過去の身分を放棄しているため、テロリストが発見されるのを避けるのに役立ったのではないかと考えられます。」

 「PanjabellのPleiades Concordatや他の派閥は、我々の調査に協力しています。しかし、Theta Sevenは現在8月6日にこの星系から出発した3隻の"遠き神教"のメガシップのうちの1隻に潜んでいる可能性が高いと思われます。」

 「ACTのエージェントは、Perdition、Sacrosanct、Testamentの各メガシップに危険を知らせるための連絡を試みました。残念ながら教団側は自分たちは神聖な巡礼の旅をしているのであってそれを妨げることはできないと考えており、自分たちの船は『敵対的な治安組織による更なる迫害から逃れるための聖域』であるとしています。」

3307年11月15日-Dredger Clanに絶滅の危機

 Orion UniversityのScriveners ClanのDredgerに対する所有権の実力行使によって、中の住人たちの命を危険に晒していることが、同大学に伝えられました。

 Oochost PC-C c29-0星系にて、Orion UniversityのメガシップScientia Aeternaは、オーバーライドコードを使ってDredgerがそこからの離脱してしまうことを阻止しています。しかし住処の放棄を拒むScriveners Clanは、自分たちを大変な危険に追い詰めてしまっているとフリーのジャーナリストCasey Kilpatrickは報じています:

 「Dredgerクラスの大型クルーザーは、宇宙のサメです。彼らは、燃料、空気、その他資源を合成するために常に動いて、原材料を集め続ける必要があります。Hesperusのサルベージを行うためにScriveners Clanは動く必要はありませんでしたが、この星系にはHesperusのように資源になるものがない状態で、とじ込められてしまっています。」

 「独立系の観察者たちによると、船の電源と生命維持システムに故障が見られ始めているということです。Scrivenersがこのまま包囲され続けることを選ぶのであれば、さらなる故障は避けられません。OrionはDredgerを手に入れることに成功するかもしれませんが、それは死の船になってしまいます。」

 Orion University人類学部長のElizabeth Perez教授はこう応えました:

 「この人たちに危害が及ぶことを、私たちは望んでいません。同僚たちは、Scriveners Clanの利益を第一に考えているということを理解してもらえるよう、説得する方法を急いで検討しています。結局のところ、彼ら科学者や研究者たちは、私たちの大学の価値観を体現した人たちなのですから。」

3307年11月12日-Theta Sevenの捜索がエスカレート

 *パイロット連合より速報*

 Affiliated Counter-Terrorism(ACT:テロ対策機構)がTheta Sevenの居場所を示す可能性のある暗号化されたメッセージを入手しました。

 ACTはTheta Groupと呼ばれる爆弾製造技術者の大半を捕獲することに成功し、現在はNMLAの事実上のリーダーを狩ることを優先しています。

 今回の突破口について、Milo Castile警部が次のように説明しています。

 「Theta Groupは捕まる前にほとんどのデータを削除していましたが、7月31日に受信した短いメッセージを取り出しました。この時点で、Theta GroupのほとんどはMarlinista植民地内のNeo-Marlinistのシンパに匿われていましたが、Theta Sevenとその側近は行き先不明の場所に逃げていました。」

 「残念ながら、このメッセージは事前に取り決めた暗号キーで暗号化されており、それがなければ内容を読み取ることはできません。なぜNMLAの闇通信網を使って送信しなかったのかは不明ですが、我々の努力にもかかわらず検知されていません。」

 「これがTheta Sevenから送信されたものである可能性があるため、解読のための銀河系コミュニティからの援助を歓迎します。この冷酷なテロリストがこれ以上罪のない人々の命を奪う前に追跡しなければなりません。」

 ACTはすべてのニュースフィードに暗号化されたメッセージを掲載するよう要請していますが、その内容は以下の通りです。

 61-76-126-67-99-74-71-113-81-41-96-103-51-117-55-103-91-69-104-117-84-114-141-134-90-108-90-79-115-95-102-102-98-76-91-57-83-104-92-99-96-78-79-83- 132-115-80-106-91-150-114-105-148-144-93-163-83-138-123-94-108-115-81-128-147-162-131-140-150-129-29-98-99-59-74-125-55-123-107-112-98-108-82-91-124- 71-75-111-109-95-129-89-155-135-98-131-149-97-151-105-152-152-144-128-155-64-81-123-89-90-87-96-59-116-127-52-94-103-51-89-51-47-98-88-61-112-112- 111-129-147-124-153-134-109-87-114-121-80-90-113-111-153-131-84-104-131-84-151-113-129-130-117-105-123-73-99-126-106-118-144-97-83-123-104-75-78-90-49

 このメッセージの正しい解読版を最初にACTに提出した方には、多額の謝礼が用意されています。

3307年11月11日-Aegisの反乱軍がSalvationの同盟者を攻撃

 *パイロット連合より速報*

 Aegisの反乱軍がT Tauri星系のTaurus Mining Venturesと戦闘を開始しました。

 メガシップMusashiを指揮するのはAegisの軍事責任者であるAden Tanner提督です。彼は以下のように発表しました。

 「Hind Mine小惑星基地には、Salvationの無許可の対エイリアン兵器が意図的にサーゴイドを刺激するように設計されており、我々を危険にさらしている証拠がある。Taurus Mining Venturesが協力を拒否している以上、我々は力ずくで証拠を手に入れるしかない。」

 「これはSalvationの真の野心を知る 唯一の機会かもしれない。Aegisと共に戦ってきた独立系パイロットの皆さんには、この重要な任務を完遂するために協力していただきたいと思う。」

 Taurus Mining VenturesのスポークスマンであるPatience Middleton氏はこれに応えた。

 「これは、我々がSalvationのために行っている重要な仕事を危険にさらす違法な攻撃です。我々の本社を守ることは、銀河系社会の利益になるのです。」

 Aegisは公式に、Tanner提督は独断で行動しておりMusashiがT Tauri星系にあることは命令に直接違反していると発表しました。にもかかわらず、Tanner提督はAegisの多くのメンバーから暗黙の支持を得ており、業務を停止した公的調査に反対しているという報告があります。

3307年11月11日-Colonia Bridgeがさらなる物資を獲得

 *パイロット連合より速報*

 AlcorとColonia星系でのキャンペーンの成功により、Colonia Bridgeに新たなメガシップが加わることになりました。

 人類中心圏と遠方のコロニア地域を結ぶルートの両端には、大量のCeramic Composites、Computer Components、Thermal Cooling Unitsが提供されました。

 Brewer Corporationがプロジェクトの最新情報を提供しています。

 「またしても銀河系コミュニティは、ドッキング可能なメガシップの建造に必要な材料を提供してくれました。これらの追加の港は11月25日までに稼働する予定で、コロニアとの行き来がより簡単かつ安全になります。」

 「パイロットはAlcor星系のMacdonald SettlementとColonia星系のJaques Stationで報酬を受け取ることができます。また、大多数の貢献者には、ジャンプ距離が長く、高速起動が可能なエンジン付きフレームシフトドライブを授与する予定です。」

 AlcorとColoniaに資材を提供した上位10名のパイロットには、まもなく新しいメガシップの名前を提案するように求められます。応募作品は、Brewer Corporationの取締役会で審査されます。なお、多様な選択肢を確保するために、Colonia Bridgeのメガシップの名前をまだ提出していないパイロットのみが対象となります。

3307年11月10日-長く失われていた研究施設が発見される

 *パイロット連合より速報*

 遭難信号により、独立系パイロットがSnake Sector GW-W c1-1星系の廃墟となった集落を発見されました。

 SOSはColonia Bridgeを形成するメガシップの1つによって最初に検出され、多くの船が近くの星系を探索するよう促されました。その結果、発信源は衛星Snake Sector GW-W c1-1 AB 5 bにあるHolloway Bioscience Research Facility 15と判明しました。

 パイロットたちは3255年にExcalibur Troopというフリーランスの軍事部隊が記録した一連のミッションログを発掘しました。今のところ、これらのログの内容はニュースフィードに公開されていません。

 Holloway Bioscience InstituteのCEOであるAanya Gupta氏が報道機関に対して声明を出しました。

 「Research Facility 15は、我々の創始者である尊敬すべき科学者Roland Holloway卿が設立した惑星調査研究所の第一陣の一つです。これらの入植地の記録は散逸しているので、これが発見されたことに感謝しています。」

 「残念ながら、Excalibur Troopや彼らと契約した状況に関するデータは見つかりませんでした。当社の調査チームが現地でさらなる情報収集を行っています。」

 Holloway Bioscience Institutは研究施設の当時のクルーが未確認の生命体に遭遇したという噂についてはコメントを控えました。

3307年11月9日-浚渫船の手詰まり状況に進展なし

 放浪民Scriveners Clanが浚渫船の所有権を奪回しようとするOrion Universityの試みに抵抗を続けています。

 フリーランスのレポーターCasey KilpatrickがOochost PC-C c29-0星系からの最新情報を発表しました。

 「この船を私有財産として所有しているというOrion Universityの主張は、文化的汚染を防ぐべきとする法律を指摘したAdvocacyによって反論されています。そこで問題となるのは、実際に誰が浚渫船を所有しているのかということです。何世代にもわたってそこに住んでいる家族なのか、それとも元々それを建造した組織なのか?」

 「この対立を解決するために様々な解決策が提案されてきました。Orion Universityから浚渫船を購入し、それをScriveners Clanに寄贈し、謎めいたKnowledge Coreの内容を公開するというCanonn Interstellar Research Groupの提案などです。」

 「しかし、2世紀に渡る孤立はこの学問を中心とした社会に彼らの研究を守るという病的な動機を植え付けました。信心深い宗教国家が最も神聖な遺物を渡すように求めらた時と同様に、彼らが協力する可能性はありません。」

 「OrionのメガシップScientia Aeternaは今でも要求を送信し接触を試みています。アクセスポイントを探している際に、艦載船の1つが浚渫船の口に飲み込まれるのを辛うじて回避したのを見たことさえあります。しかし、Scrivenersは厳重に封鎖していて、この籠城戦の状況は終わる気配がありません。」

3307年11月8日-ACTがTheta Groupを逮捕

 NMLAの腐食酵素爆弾の製作者は逮捕さまれましたが、テロリストの中心人物であるTheta Sevenは依然として逃走中です。

 Theta GroupはNMLAが人類圏で行った17件のスターポート爆破事件の直接の責任者です。これらの攻撃により合計で約80万人が死亡しその2倍の人が重傷を負いました。

 Affiliated Counter-Terrorismの副リーダーの一人であるTanya Ramirez上級捜査官は、メディアに対して次のように述べています。

 「我々はついにNMLAの爆弾製造技術者を突き止め、合同タスクフォースが最小限の犠牲者で逮捕しました。大量のサーゴイドの腐食剤と爆発物の部品も押収しました。」

 「この成果はTheta GroupのNeo-Marlinistのシンパとの通信を傍受したからこそ得られたものです。なぜNMLAの闇通信ネットワークが使われなかったのかは不明です。」

 「情報部の予測通り、グループのリーダーであるTheta Sevenは我々が捕らえた者の中にはいませんでした。7月の爆破事件の後、彼と数人の支持者が逮捕が近いことを予期して姿を消したことを確認しています。ACTは銀河系最重要指名手配のテロリストに法の裁きを下すまで休むことはありません。」

 Theta Groupという名前は、R CrA Sector AF-A d42星系にある帝国情報部の刑務所Serene Harbourに収監されていた時に付けられたものです。脱出したリーダーはNeo-Marlinistに対する帝国の非人間的な扱いに反発して、Theta Sevenという囚人名を名乗っています。

3307年11月5日-AegisのリーダーがSalvationと敵対

 Aden Tanner提督がAegisの公開調査による活動停止を拒絶し、Salvationに対して直接行動を起こすことを呼びかけました。

 彼の指揮下にあるAegis DefenseのメガシップMusashiはTaurus Mining Venturesに挑戦するためにT Tauri星系に入りました。この企業はSalvationの代理として、Cornsar星系からすべてのサーゴイドを排除するために使用した対エイリアン兵器の準備などの活動を行ってきました。

 Tanner提督がこのメッセージを報道機関に送信しました。

 「Salvationの非正規の兵器技術は意図的にサーゴイドを刺激するように設計され、何百万人もの命を危険にさらしている。私の情報筋によればHind Mine小惑星基地にはその証拠があるという。Taurus Mining Venturesには真実を明らかにするために我々にアクセスを許可するよう要求する。」

 Taurus Mining VenturesのPatience Middleton氏はこう答えました。

 「我々は一市民と契約している合法的な企業であり、その活動は秘密保持契約によって守られています。このような脅迫には法的根拠がなく、歓迎できません。」

 Tanner提督は連邦海軍の士官として高い評価を受けてきた人物で、Aegisの軍事責任者としてサーゴイドに対する多くの戦闘活動を指揮監督してきました。Musashiの移動はAegisの首脳部から非難されており、TannerはT Tauri星系からの退去を命じられています。

3307年11月4日-Colonia Bridge Projectがフェーズ2に突入

 *パイロット連合より速報*

 Brewer CorporationがColonia Bridge Projectの次の段階に向けて、AlcorとColonia星系で物資の納入を要請しています。

 10月に行われた取り組みの成功により、30隻のドッキング可能なメガシップが数百光年間隔で配置され、燃料補給や修理などのサービスを提供することになりました。第2フェーズでは、このサポートを人類中心圏とコロニア地域を結ぶ全ルートに確立しようとしています。

 Brewer Corporationのプレスリリースによると:

 「Colonia Bridgeの建設に向けて、計画中のルートの中間部分にメガシップを追加建造する準備が整いました。前回と同様にAlcor星系のMacdonald Settlement、あるいはColonia星系のJaques StationへCeramic Composites、Computer Components、Thermal Cooling Unitsの出荷をお願いします」

 「物資納入量が十分なレベルに達した場合、上位75%の貢献者には航続距離が伸び起動速度の速いフレームシフトドライブが贈られます。これにより、深宇宙の探検家や長距離輸送業者がColonia Bridge Projectに参加してくれることを期待しています。」

 さらにAlcorとColoniaの上位10名の貢献者には、新しいメガシップの命名案を提出していただくことになりました。応募作品はBrewer Corporationの取締役会で審査されます。多様な選択肢を確保するため、Colonia Bridgeのメガシップの名前をまだ提案していないパイロットのみが対象となります。

3307年11月3日-連邦政府の反乱を求める声が減少

 ここ数ヶ月の間に多くの派閥が連邦から離脱しましたが、最近の世論調査ではさらなる離脱の可能性は薄れてきています。

 Federal Timesが政治特派員Sofia Trevinoによる最新の状況を掲載しました。

 「事前対策捜査局(Proactive Detection Bureau:PDB)に対する否定的な反応はある程度予想されていましたが、40近い星系が連邦協定を放棄し、それぞれの統治派閥が独立を宣言することを連邦議会が予測していたとは思えません。」

 「しかし、これが大規模な反乱に発展するのではないかという懸念は、今では杞憂に終わりました。これはPDBが最近Jupiter’s Wrathのテロ行為を防ぐ役割を果たしたことにもよります。NMLAとは比べ物にならないにせよ、通信監視が人命を救うことを証明したことで一部の連邦市民は反対を見直すようになったようです。」

 「Hudson大統領の派閥離脱に対する努力は、支持者には歓迎され反対者には非難されました。しかし、連邦外交団は、Yuri Gromを捕らえるために外交特権を無視したことにHudsonが何の制裁も受けなかったことに不満を抱いています。」

 「影の大統領Wintersは連邦が権威主義的な警察国家になるのを防ぐためにPDBの停止を要求し続けています。しかし、市民の自由に対する彼女の表現がそもそも分離独立の引き金になったと非難する声も多いのです。」

 「一方、連邦の多くの派閥は独立した人々を注意深く観察しています。彼らの将来の成功または失敗が、この反乱が続くかどうかを決めるかもしれません。」

3307年11月2日-Hadrian Duvalが元老院の保護を受け入れ

 帝国はHadrian Augustus Duvalとその妻Astrid Minerva-Duval夫人を元老院の被保護者とすることを正式に宣言しました。

 元老院による保護の申し出は、Dyson Cityスターポートを爆撃して二人と生まれてくる子供を暗殺しようとしたNMLAの試みを受けて行われていました。

 Paresa星系から安全な場所に移動する前にHadrian Duvalはこのメッセージを送っています。

 「Astridと私は非常に不本意ながらこの申し出を受けました。私たちは故郷や忠実な支援者を見捨てたくはありません。しかし、私たちは家族を守りDuvalの血統を後世に残すことが義務であると感じています。」

 「Nova Imperiumは今後Nova Paresaと呼ばれるようになります。Paresa条約に基づき、帝国の忠実な同盟者としての役割を果たしていきます。長年我々の大義のために戦ってくれた人々には、我々を歴史が忘れないことを保証します。Mordanticusを忘れるな!」

 Leo Magnus法務官がNova Paresaの指導者となることを世間は支持しています。Hadrian Duvalはかつての警備責任者が彼の後継となることを支持しながら、Imperatorの称号が廃止されることを認めています。

 関連ニュースとして、ACTはDyson Cityの攻撃に関する調査の結果が出たことを発表しました。セキュリティ上の理由から詳細は伏せられていますが、近日中に重大な進展が発表される予定です。

3307年11月1日-AdvocacyがDredger Clanを擁護

 Scriveners Clanが所有する浚渫船の法的所有権を市民権団体Advocacyが支持しています。

 現在、Oochost PC-C c29-0星系にある古代のDredger-class bulk cruiserには、この船の元々のクルーの子孫である漂流民の部族が住んでいます。Orion Universityはこのクルーザーを私的に所有していると主張していますが、現在の占有者とのコンタクトは取れていなません。

 AdvocacyのディレクターであるRhiannon Gradyは次のように説明しています。

 「何世紀も前から、遠隔地のコミュニティを文化的汚染から守るための法律が広く普及しています。これらの法律は世代船に見られるような孤立して進化した極小の社会にも適用されます。」

 「したがってOrion Universityは1万人以上の人々から彼らがそれしか知らない唯一の家を奪うことを前提とすべきではありません。緊急支援を要請したGolcondaのようなケースとは異なり、今回は法的にも道徳的にも現状を尊重する義務があります。」

 これに対し、Orion University人類学部長のElizabeth Perez教授はこう答えています。

 「私はGolcondaの支援活動に参加しており、この状況の微妙さを十分に理解しています。しかしこの浚渫船の船齢と状態は中の人たちにとって危険な環境です。文化的な混乱を最小限に抑えるための適切な措置を講じた上で、彼ら自身の安全のために避難することを検討すべきです。」

 大学のメガシップScientia AeternaはScriveners Clanの浚渫船にアクセスする試みを中止しました。しかし船のハイパードライブの遠隔操作は撤回していません。