ノイエルの少女の言葉 お母さんがひどい病気に、お医者様はエーテル病だから手に負えないって……
エーテル病とは
エーテル病は、空気中に漂う謎の物質エーテルによって発症する病です。
その種類は20種類もあり最悪の場合死に至ります。
ここではそのエーテル病の進行と発病、種類について説明します。
エーテル病の進行
エーテルの進行、発症は毎日の発症判定によって決まります。
判定の方法は以下の通りです。
1D100≦エーテル進行度 のときにエーテル病は発症します。
発病した場合はエーテル進行度を0にしたのち、エーテル発病チャートを振ること。
エーテル進行度とは
どれだけPCがエーテル病に侵されているかを表します。
エーテル進行度は1日が経ったときに5増加します。
またエーテル進行度はエーテル病が発症する、またはシナリオ終了時に0に戻りますが発症したエーテル病は元には戻りません。
その他の修正
以下の場合のときエーテル病判定や進行度に修正が与えられます。
・エーテル製の武器や防具を装備しているとき
装備している一つごとに発症判定に+5%の修正が与えられます。
複数個のエーテル製の装備を装備しているときこの修正は累積されます。
・種族がエレアのフィート[エーテル耐性]やエンチャントの[それはエーテルの風からあなたを保護する]を装備しているとき
[エーテル耐性]は-20%、[それはエーテルの風からあなたを保護する]は発症判定に-10%の修正が与えられます
・エーテルに関係のある魔物の特技を受けたり肉を食べたとき
エーテル進行度が伸びたり発病することがあります。詳しくは魔物データ参照のこと。
エーテル病の種類
発症判定により発病した場合 1D100 を振り、以下のチャートをその内容に従います、一度発症したものが出たときは振りなおしてください。
またこの修正により0以下の能力値が出た場合最低値は 1 です。
エーテル発病チャート
1D100の目 | 効果名 | 内容 |
1~4 | 重力発生 | 重力が発生し所持可能な重量が減る |
5~8 | 顔のただれ | 顔が蕁麻疹のようになり【魅力】減少 |
9~12 | 蹄変化 | 足が蹄のようになり靴が履けなくなるが【速度】増加 |
13~16 | 四つの目 | 目が増えることで【感覚】増加が【魅力】減少 |
17~20 | 背中に翼が生える | 背中に翼が生えることで翼装備不可、【速度】増加 |
21~24 | 太い首 | 首が太くなることで首装備不可【PV】増加 |
25~28 | 殺戮への飢え | 憎しみに支配されダメージ増加、攻撃が必ず当たるようになる |
29~32 | 頭部の巨大化 | 頭が巨大化することで【耐久】【器用】減少、【習得】増加 |
33~36 | 雨雲 | 雨雲を呼び寄せ雨や雷雨になりやすくなる |
37~40 | ポーション中毒 | 持ってるポーションを勝手に消費してしまうようになる |
41~44 | 衰弱 | 体が衰弱し【最大HP】【筋力】減少 |
45~48 | 痴呆 | ぼけてしまい【最大MP】【魔力】減少 |
49~52 | 重い甲殻 | 体が甲殻に覆われ【PV】増加【速度】減少 |
53~56 | 空間のねじれ | ランダムにテレポートする |
57~60 | マナバッテリー | 魔道具を使用することができなくなる |
61~64 | 毒の滴る手 | ポーションが使用できなくなる |
65~68 | 脆い皮膚 | 皮膚が弱くなり【PV】減少 |
69~72 | 歪んだ関節 | 関節が軋むようになり【器用】減少 |
73~76 | 折れた足 | 足が歪な形になり【速度】減少 |
77~80 | たるんだ筋肉 | 腕がプリンよりも柔らかくなり【筋力】減少 |
81~84 | 色弱 | 目がよく見えなくなり【感覚】減少 |
85~88 | 魔法弱化 | 魔法に対する耐性を失い、受ける魔法ダメージが増加する |
89~92 | 薄い血液 | 体の抵抗力が下がり【忍耐】判定に修正 |
93~96 | 人肉の虜 | 人肉を食べないと空腹になる |
97~100 | 効果なし |
エーテル病の種類
重力発生
体や所持品が重くなり、持てるアイテムの総重量が 10s 減少します。(最低1)
重力発生により即座に【重荷】、【超過】、【潰れ中】状態になった場合はその効果を適用してください。
顔のただれ
全身、特に顔が炎症を起こしたかのようにかぶれたり肉が崩れ【魅力】が 20 減少します。(最低1)
蹄変化
足が馬や牛などのような蹄になり足の部位に装備をつけることができなくなります。
そのかわり、馬のような速さで走ることができるようになり【速度】が 5 増加します。
四つの目
身体にさらに二つの目が現れ周りをよく見通すことができるようになり【感覚】が 5 増加します。
そのかわり、その姿は他者から異様な存在に見えるため 【魅了】 が 20 減少します。(最低1)
背中に翼が生える
背中に鳥や蝙蝠などの翼が生えることで背中の部位に装備をつけることができなくなります。
そのかわり、鳥のような軽やかさで動けるようになり【速度】が 5 増加します。
太い首
首が太くなったり硬質な鱗のようなものに覆われたりし首の部位に装備をつけることができなくなります。
そのかわり、急所が守られやすくなるため【PV】が 5 増加します。
殺戮への飢え
思考が憎しみに支配されることで相手を効率的に殺せるようになりあなたが他者に与える 物理ダメージ を 3点 増加させます。
そのかわり、あなたは周りが見えなくなり 【DV】が 1000 減少します。
【回避】【盾回避】は普段通り使用可能です。
頭部の巨大化
頭部全体もしくは一部が巨大化することにより身体のバランスを取ることができなくなり【耐久】 と 【器用】 が 10 減少します。
そのかわり、明晰になり 【習得】 が 5 増加します。
雨雲
あなたの頭上に小さな雲ができて雨を絶えず降らすことであなたを濡れた状態にします。
またあなたが与える 火炎属性 のダメージを 3 減少します。
この状態は屋内でも起こります。
ポーション中毒
ポーションを飲むことに依存してしまい手元にポーションがあれば飲んでしまいます。
消耗品のポーションを持っている場合、3時間に1回【忍耐】判定を行う、失敗すると持っているポーションから1つを選びそれを使用します。
衰弱
身体が衰え弱り【最大HP】と【筋力】が 10 減少します。
痴呆
記憶や認識に障害が生じ【最大MP】と【魔力】が 10 減少します。
重い甲殻
体全体の皮膚が重たい殻や鱗になることで【PV】 が 10 増加します
そのかわり動きづらくなり【速度】 が 10 減少します。
空間のねじれ
あなたの身体の近くにワームホールが発生し、ショートテレポートをします。
あなたが起きてる間は3時間に1回程度ショートテレポート引き起こす可能性があります。
1D10 を振って 3以下 ならショートテレポートを引き起こしもしあなたが長時間必要な作業中ならばその技能に -10% の修正を加えます。
それ以外の場合はGMが判断すること。
マナバッテリー
手にものを持つとその魔力を奪い取る体質となり魔法の杖を使用することができなくなります。
毒の滴る手
手に液体を持つと毒になる体質となりポーションを使用することができなくなります。
脆い皮膚
皮膚が衝撃や斬撃などに弱くなり【PV】が 10 減少します。
歪んだ関節
関節が歪んだり痛んだりすることで【器用】が 20 減少します。
折れた足
足が歪んだり変な方向に捻じ曲がることで【速度】が 10 減少します。
たるんだ筋肉
筋肉がたるみなくなっていくことで【筋力】が 20 減少します。
色弱
目が弱くなり視力を失っていくことで【感覚】が 20 減少します。
魔法弱化
魔法に対しての耐性がなくなりあなたが受けるすべての魔法ダメージを 3点 増加します。
薄い血液
血液が薄くなり肌が白くなります、また【治癒】判定に -20% の修正を受けます。
人肉の虜
人肉の虜になり、通常の食事では空腹感を満たせなくなります。
あなたは人肉扱いの食事を食べなければ【空腹】、【飢餓、【餓死中】を解消できません、また人肉以外の食事を食べても食べたことにならなくなります。