Windows新作

Last-modified: 2019-06-29 (土) 17:34:11

2019-6月の状況

PS4 / XBoxOne / Vitaのエミュレーターは未登場

RetroArch ver.1.7.7 2019-6

マルチプラットフォーム、マルチエミュ。ドリームキャストが問題なく動く。
新しいサターンコアのKronosが登場。FBAlphaからFBNeoへ移行。

RPCS3 1.0.3039 (Playstation 3) 7/26

PS3エミュレーターで40%がプレイアブルに。ローディングまで可能なものは90%以上。

xenia 1.0.441 (Xbox 360) 7/26

360エミュレーターも実用的になってきた。DISCイメージの作成にHomeBrewが必要?

Citra 20160725-682b4af (Nintendo 3DS) 7/26

3DSエミュレータ。暗号の解読に本体を使ってイメージを複合させるのが面倒だが動作制度はかなり向上。

3DNes v1.1b2 (NES) 7/26

NESエミュレーターの変わり種。謎技術で2Dゲームが3D表示になる。Unity。

懐かしのエミュレータ

Nesticle / Genecyst / Callus

すべてが素晴らしかった、そしてすべてに驚かされた至高の名エミュレーター。
パソファミ(※)がこっそりとネット界隈(というかNifty界隈)でアングラな魅力とその認知度を有償で広げる中、驚異的な完成度と2019年になっても未だユニークさでは他に類を見ないUIで登場した無償のNesticleで好評を博した名エミュレータ。アイコンはTesticle(意味は調べて)で非常に下品ではあるが、ちょっとPCをかじった男友達がいる女子宅のPCには、たまにこの下品なアイコンがインストールされていて驚かされた記憶がある。もうこうなるとアングラでも何でもなかったんだな。

開発元のBloodlust Softwareの新作には全世界が注目し、S-Nesticleの登場に期待していたところ予想もしていなかったメガドラエミュレータであるGenecystの登場も衝撃的だった。当時のMDエミュレーション状況はかなり芳しく無く、なんとか動作するソフトもチラホラ出るか出ないかといった状況のなか、ほとんどのソフトを動かす群を抜いたエミュレーション精度で度肝を抜かれた。

最後に登場したCALLUSはまだMAMEでもエミュレーションできていなかったCPシステムのエミュレーターで、これはユニークすぎるいつもの専用GUIがなくBloodlustらしからぬエミュレーターではあったが、まだアーケードで可動しているスト2がPC上で動く現実感のなさに驚かされるところはさすがのBloodlust。

※国内でエミュレータの存在を知らしめた「パソファミ」作者は2018年に永眠されたご様子です。ご冥福をお祈りいたします。
https://hardware.srad.jp/story/18/05/31/0644255/

PC88EMU / M88 / X88000

1995年当時、まだNECがPC98で頑張っていた頃。今では考えられないがIBM-PC向け以外にNECのPC-98向けのWindowsが動いていた。そもそも異なるハードウェア構成でも同じソフトウェアが動かせる、というWindowsでは当たり前のように感じるが、IBM PC/AT互換機とアーキテクチャそのものが異なるPC-98上で動くWindowsというのはいまや珍しい存在だったと言えるかもしれない。
で、WindowsなのでWindowsAPIのみで構成されたようなデスクトップアプリは双方で問題なく(?)動くものの、ダイレクトにCPUに依存した命令で書かれたアプリケーションはアーキテクチャが異なるWindowsでは動かないことになる。特にDOSアプリなどではIBM-PC向けのソフトはPC98のDOSプロンプト上では動作しない。し・か・し、逆にPC98アーキテクチャのDOSアプリは、構成が近いPC88のエミュレーションにおいて非常に有利に働く特性がある。だから最初に登場したPC88エミュレータはPC98アーキテクチャのマシンでのみ動くWindows向けPC88エミュレーターで、その名も「PC88EMU」だった。
普通すぎる命名に本当にそんな名前だったか思い出すのに苦労したが、とにかく軽快にそして懐かしい色合いのPC88画面がWindows上に再現されたことに感動した。
その後、M88が登場し、IBM PC/AT互換機(DOS/V機)でもPC88のエミュレーションが成功し、2019年の未だにPC88環境が再現できることに心から感謝。