浄化者の包囲攻撃に晒されながら、 メンバーは懸命にサンドボックス障壁を再起動させようとしていた。 | |||
ソル | 敵の数が多すぎる!クロック、まだ修理終わんないの!? | ||
クロック | 今やってる!損壊が予想以上に酷い、もっと時間がいる! | ||
ソル | あんた、シニアメカニックなんでしょ!? | ||
クロック | メカニックは魔法使いじゃない! | ||
ペルシカ | ソルさん、後ろ! | ||
ソル | がはッ…… | ||
激しい衝撃にソルがよろめく。ペルシカがすぐに駆け寄り治療を行うも、 傷口から溢れ出るオペランドをせき止められない。 | |||
ソル | ――セーフティ、プログラム……解除……ッあぅぅ…… | ||
ペルシカ | ソルさん、一体何を!? | ||
ソル | ……合言葉……SolEG4…… | ||
ソル | ……オーバーロード制限……キャンセル! | ||
ぼろぼろだったソルの武器が、ふいに眩しく輝き始めた。 | |||
ソル | 冗談じゃない…… | ||
ソル | この程度であたしが倒れると思ったら…… | ||
ソル | 大間違いだ!! | ||
ソルの目の前にいた浄化者が、瞬く間に炎に焼かれ灰塵と化す。 | |||
連綿と続く火焔が炎の壁となって、浄化者の攻撃を防いだ。 | |||
ペルシカ | ソルさん!このままではメンタルに不可逆な損傷が……! | ||
ソル | うるさいなぁ…… | ||
ソル | そっちこそ、とっくにオーバーロード制限外してたクセに。じゃなきゃ、今まで持ちこたえられるはずがない。 | ||
ソル | オアシスさえあれば、なんだってやり直せる。あんただって、覚悟はできてんだろ? | ||
ペルシカ | ……わかりました。 | ||
ソル | 炎はそう長くは持たない、クロック! | ||
クロック | ソルだけにカッコつけられてたまるかっ! | ||
クロック | よし!今だ―― | ||
クロック | 「大地の戦艦ガイアティカ」サンドボックス障壁起動! | ||
コマンド確認 | |||
ソル | ……なんなのさ、そのワケのわからんネーミングはッ! | ||
防衛システム修復完了 | |||
サンドボックス障壁、再起動します | |||
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