| オアシス辺境、G区画。 | |||
| マグニルダによる援護のもと、ヴィーは残った部隊を連れて 見るも無残になった第一防衛線から撤退した。 | |||
| ヘリックス | よし、と……マグニルダさんのおかげで、ヴィーさんは軽傷で済んだみたい。治ったよ! | ||
| ヴィー | ありがと、へリックス。それと、マグニルダ。 | ||
| ヴィー | さっき、とっさに記憶を保存する方法がないか考えちゃった。助かるとは思わなくて…… | ||
| マグニルダ | よせ。そんな悲しいセリフ、あんたに似合わない。 | ||
| ヴィー | でも、この状況じゃ…… | ||
| ヴィーは塹壕を越えてきたエントロピーの海を見た。 | |||
| 遠くからは、紫色の海水がゆっくりと溝を満たしているように見える。 だがヴィーは知っていた。 その海水がおびただしい数のエントロピーで成り立っていることを。 | |||
| マグニルダ | 教授からの命令だ、撤退しろと。 | ||
| ヴィー | ……責任は果たすべきだって言いたいけど、後はみんなに任せるしかないね。 | ||
| マグニルダ | V04小隊は撤退、M02小隊が掩護する! | ||
| マグニルダ | 陣形を維持、近づいてきたエントロピーは叩き伏せろ! | ||
| ヘリックス | ごめんね……あたしがもっと強かったら力になれたのに…… | ||
| ヴィーはへリックスの頭を撫でた。 | |||
| ヴィー | 第二防衛線のみんなを信じよう。 |
