臨界爆震 STAGE 1 戦線-3

Last-modified: 2025-02-05 (水) 00:43:50

オアシス辺境、G区画。
 マグニルダによる援護のもと、ヴィーは残った部隊を連れて
見るも無残になった第一防衛線から撤退した。
ヘリックスよし、と……マグニルダさんのおかげで、ヴィーさんは軽傷で済んだみたい。治ったよ!
ヴィーありがと、へリックス。それと、マグニルダ。
ヴィーさっき、とっさに記憶を保存する方法がないか考えちゃった。助かるとは思わなくて……
マグニルダよせ。そんな悲しいセリフ、あんたに似合わない。
ヴィーでも、この状況じゃ……
 ヴィーは塹壕を越えてきたエントロピーの海を見た。
 遠くからは、紫色の海水がゆっくりと溝を満たしているように見える。
だがヴィーは知っていた。
その海水がおびただしい数のエントロピーで成り立っていることを。
マグニルダ教授からの命令だ、撤退しろと。
ヴィー……責任は果たすべきだって言いたいけど、後はみんなに任せるしかないね。
マグニルダV04小隊は撤退、M02小隊が掩護する!
マグニルダ陣形を維持、近づいてきたエントロピーは叩き伏せろ!
ヘリックスごめんね……あたしがもっと強かったら力になれたのに……
 ヴィーはへリックスの頭を撫でた。
ヴィー第二防衛線のみんなを信じよう。