| オディール | お姉さま…… | ||
|---|---|---|---|
| オディール | 私の愛しいオデット、そちらの状況はどう? | ||
| オディール | 誰も、来ない……チューリングは、この手に。 | ||
| オディール | そう、えらいわ。観客が席につくまで、辛抱強く待たないと。 | ||
| オディール | でも、こちらの我慢にも限界がある。5分したらもう一度声をかけてみて。相手がどう答えるか楽しみね。 | ||
| オディール | データセンターの周囲の様子は? | ||
| オディール | ずっと巡回してる……誰も襲ってこない。 | ||
| オディール | 素晴らしいわ、よく頑張ったわね。さすがは私の妹ね…… | ||
| オディール | あなたが戻ってきたら、たっぷり可愛がってあげなくちゃ。 | ||
| オディール | だけどその前に――こちらの「障碍」を取り除いておかないと…… | ||
| ゴッ!! | |||
| オディールが振り向きざまに翼を広げ、戦闘エージェントの放った弾丸を払いのけた。 | |||
| {教授} | モノローグはそこまでにしたらどうだ? | ||
| オディールが微笑んだが、瞳は笑っていない。 | |||
| オディール | 舞台裏に勝手に入るだなんて、不埒な観客もいたものね。 | ||
| オディール | シナリオの真意もわからないくせに、批判する資格があなたにあって? | ||
| {教授} | それについては否定しないよ、エントロピーの意図は私にはわからない。 私が知るのは……この舞台がお前の死で終わること、ただそれだけだ。 | ||
| オディール | ふふふ……てっきり騎士を見捨てたかと思えば、こういう趣向だったのね。 | ||
| オディール | たいそうな勇気ね。それはそうと、自惚れへの代償を支払ってもらいましょうか。 | ||
| オディール | 演者たちよ、光のもとへと集え! |
