| ハンナ | ……言ったよね?チューリングの姿で出てくるなって。 | ||
|---|---|---|---|
| オディール | 気の利いた趣向だとは思わない? | ||
| ハンナ | これっぽっちも。むしろ悪趣味すぎてサイテー。 | ||
| オディール | ふふふ、なぜ私があなたを殺さずに、ここへ引き入れたのかわかる? | ||
| ハンナ | 殺せなかったからでしょ。 | ||
| オディール | 私ね、あなたとチューリングに興味があるの。 | ||
| ハンナ | 興味……? | ||
| オディール | 血縁なんてもの、エージェントには存在しない。 | ||
| ハンナ | ……そんなの、当たり前じゃん。 | ||
| オディール | 私たちのような姉妹や、あなたたちのような親子は、マグラシアでは珍しいわ。 | ||
| オディール | 数千万にもおよぶ個体が生まれようと、予めそうデザインされていようと、これほど強固な絆を持ったエージェントは滅多に現れない。 | ||
| ハンナ | つまり、私たちが特別な存在だから、私とチューリングの関係に興味が湧いたわけね? | ||
| オディール | そういうこと。 | ||
| オディール | 言ったでしょう?あなたたちの永遠を約束できると。私と妹のように、二人で一つになるの。 | ||
| オディール | あなたさえ望めば、私たちと同じになれるのよ。 | ||
| オディール | そうすれば、強大な力が手に入る。彼女が選び取った結末と犠牲に、背かずにすむ。 | ||
| ハンナ | バカみたい。強くなることも、セクターを守ることも、ぜんぶ私が決めたこと。チューリングの望んだことじゃない。 | ||
| ハンナ | 私は自分の選択に囚われたりしない、私たちはお前たちとは違う。 | ||
| オディール | チューリングと一緒になりたくないの?この方法なら、誰にも二人の絆は引き裂かれないのよ。 | ||
| オディール | 彼女はあなただけを頼りに、あなたの望むままに生きる。 | ||
| ハンナ | 頼りにはされたいよ、私だってチューリングを守りたい。だけど、チューリングはそれを望んでない。 | ||
| オディール | 過去を変えたいとは思わないの? | ||
| ハンナ | 過去すら変えられるんだったら、クラウドとターシャリレベルに何の違いが? | ||
| オディール | あなたとは話が合わないみたい、残念だわ…… |
