| 少し前、エニグマセクター辺境。 | |||
| Nullエリアに流れるエントロピー液が、少しずつ蒸発して消えてゆく。 | |||
| ノイマン | なんて素晴らしい戦術だ……このエリアのエントロピーを一掃してしまったぞ。 | ||
| ノイマン | お前たちのおかげで助かった。紛れ込んだエントロピーの感染が広がる前に、対処できてよかったよ。 | ||
| パイソン | 市街戦は世話ァないさ。闇雲に逃げ回るモンスターなんぞに、遅れを取ってたまるか。 | ||
| ノイマン | ここはもう安全だ、お前たちにセクターのオペランドを分け与えよう。 | ||
| イヴリン | ノイマン、それは…… | ||
| ノイマン | 気にするな。エニグマを占めるのはほとんどがプロセッサーだ。それにたいした損傷もない。 | ||
| ノイマン | エニグマセクターはオアシスの忠実な盟友であり続ける。どうか受け取ってくれ。 | ||
| ノイマン | このオペランドを使って、他の場所を助けてやってほしい。 | ||
| パイソン | エニグマセクターの支援に感謝する。 | ||
| パイソン | イヴリン、俺はここに残る。このオペランドと部隊の3分の2を連れて、他のセクターに向かえ。 | ||
| イヴリン | で、ですが、それだけの人数では…… | ||
| パイソン | 他のセクターはここよりも被害が甚大だ。どうした、臆したか? | ||
| イヴリン | いえ、軍人が臆することなどありえません!イヴリン小隊、他のセクターの防衛線を死守してご覧にいれます! | ||
| パイソン | ならさっさと行け!俺の教えを忘れるな。 | ||
| イヴリン | はっ! | ||
| イヴリンは部隊を連れて素早く立ち去った。 | |||
| パイソン | フー…… | ||
| ノイマン | パイソン、お前の学生は優秀だな。 | ||
| パイソン | ハッ……まだまだだ、合格すら程遠い。 | ||
| ノイマン | 口ぶりはずいぶんと誇らしげだが。 | ||
| パイソン | 俺が? | ||
| 戦闘エージェント | パイソン隊長、敵が来ました! | ||
| パイソンは通信機をしまい、ゆっくりとタバコの煙を吐く。 | |||
| パイソン | 整列! | ||
| そして地面に刺さっていた鋼の斧を引き抜いた。 | |||
| パイソン | 往生際の悪い怪物どもめ。奴らにオアシスの戦い方を見せてやれ! | ||
| キュクロプスセクター。 | |||
| 野良 | こんエントロピーども、次から次へとキリがなか!ホラー映画んゾンビですら、ここまでしつこぉなかっちゅーに! | ||
| ネームレス | オリヴィアさん、制圧射撃システムの起動まであとどのくらいです? | ||
| オリヴィア | 2分よ。 | ||
| ネームレス | だったら、先に撤退し……いや、ダメだ。戦闘型小隊が一隊戻ってない。 | ||
| 蔵音 | 彼らの場所なら見えますよ、こりゃまた厄介な相手に遭遇したようで。 | ||
| 蔵音 | 野良とあーしで向いましょう。 | ||
| ネームレス | いえ、あなた方はここに残ってください。俺が行きます。 | ||
| システム | 【オアシスからの通信を検知】 | ||
| イヴリン | その必要はない。 | ||
| イヴリン | ベストタイミングだったな。 | ||
| ネームレス | オアシスの援軍ですか?あなたは……戦術人形のように見える。 | ||
| イヴリン | そんなところだ。支援が必要だな?座標を教えろ。 |
