| オアシス、司令部。 | |||
| 黛煙 | 3分前の戦況報告によりますと、キュクロプスセクターのエージェントが、エントロピーへの初歩的な火力制圧を終えたようです。 | ||
|---|---|---|---|
| 黛煙 | ヘリオスセクターにフェーン小隊の増援が到着しました。今のところ状況は安定しています。パイソン小隊も掃討を終え、エニグマセクターの辺境に駐屯しています。 | ||
| 黛煙 | それと……ピエリデスとコプリーは浄化者の管轄にあるため、さしあたっては安全かと。バーバンクのメリルさんからも、随時情報が共有されております。 | ||
| ラム | H、A、B区画に突撃してきたエントロピーに関しては、シーモ小隊が殲滅し終えています、増援の必要はありません。 | ||
| ラム | 現在、セキュリティ部門がファイアウォールの修復に当たっています。ホライズンさん率いる施工部隊も出動中、予定では約30分以内に三区画の防壁が修復される見込みです。 | ||
| ペルシカ | 良かった、さしあたっては問題なさそうですね。 | ||
| ペルシカ | ですが、脅威の真っ只中であることに変わりはありません。戦闘エージェント小隊を派遣して、三区画の巡回を行わせてください。 | ||
| ペルシカ | 残るはG区画だけ……ハッブル小隊が到着したはずです、状況は? | ||
| ラム | 芳しくありませんね。シーモさんも現地へ急いでいます。G区画へのオペランド支援も行いましたが…… | ||
| 機械音 | 【警告、エントロピーウイルスの侵入を検知!】 【警告、エントロピーウイルスの侵入を検知!】 | ||
| マグニルダ | ハァ……ハァ……こいつら……死に急ぎやがって…… | ||
| ヴィー | ファイアウォールがもう限界だよ! | ||
| ヴィー | 撤退しよう、マグニルダ! | ||
| マグニルダ | だめだ、オアシスはすぐそこだ……あたいなら、まだやれる…… | ||
| ヴィー | こんな時に意地はらないで! | ||
| ガシャン―― | |||
| フレネル | 壁が崩れる……! | ||
| ヴィー | 聞こえてるの!?戻ってきなさい、マグニルダ! | ||
| マグニルダ | …… | ||
| ハッブル | ヴィー?待って、行ってはダメ―― | ||
| ヴィーは前線に佇むマグニルダへと駆け寄った。 その時、ふいに二人の周囲の空間が不自然にたわむ。 | |||
| マグニルダ | えっ…… | ||
| シーモ | 僕の光学迷彩です。動かないで、敵はこちらに気づいていません。 | ||
| マグニルダ | でも、奴らを止めないとオアシスが…… | ||
| シーモ | この先のエージェントたちは避難させておきました。僕の小隊が建物を解体して、臨時の塹壕を組み立てています。 | ||
| ヴィー | ほ、ほんと? | ||
| シーモ | ええ。エントロピーには構わず、お二人はここでしばらく休んでいてください。 | ||
| シーモ | 動ける部隊は包囲攻撃の準備を。 | ||
| ベティ | エントロピーどもを負っけ負けのイッヌイヌにしてやるニャッ!! | ||
| アビゲイル | ちょっと、やめてよね!?犬と何の関係があるのよ!? | ||
| ベティ | 知~らニャい!犬なんか大ッッキライなんだニャ~!! | ||
| ハッブル | ふふふ、ケンカしないで。みんな、流れ星に沿って撤退するよ―― | ||
| その頃、ファイアウォールの内側。 | |||
| センタウレイシー | ご報告いたします。各部隊の準備が整いました。 | ||
| チェルシー | 戦いが待ちきれないッス! | ||
| 纏枝 | あ、秋さん、その格好…… | ||
| 秋 | フッ……皆の者、知っているか? | ||
| 秋 | 今朝、牛タン丼を嗜みつつ「NotREAL?」の歌を口ずさんでいた俺は、なんの前触れもない砲撃によって一張羅を失った。 | ||
| チェルシー | それは……大変ッスね…… | ||
| 秋 | エントロピー、滅ぼさずして、天泣(てんきゅう)す! | ||
| 纏枝 | ……だからって、それはさすがに不格好でしょ。これ着て! | ||
| 秋 | なんだこれは?防寒着を着るには少々早いぞ。 | ||
| ラム | 皆さん、お喋りはそこまでです。 | ||
| チェルシー | ラム?あんたまで前線に駆り出されたんスか? | ||
| ラム | 今はそんなことも言ってられませんから、まずは生き延びることが最優先です。 | ||
| ラム | それと、申し訳ありません。オペランドの緊迫した状態で、皆さんを戦わせてしまい…… | ||
| センタウレイシー | 気に病む必要はございませんよ。オペランドを無駄なく完璧に運用できずして、優れたエージェントとは呼べませんもの。 | ||
| ラム | ……そう、なのでしょうか。ありがとうございます、センタウレイシーさん。 | ||
| ラム | 弾薬やカートリッジなどの数はおそらくギリギリでしょう。シーモさんの合図で進攻開始です。 | ||
| その時、彼女の言葉に応じるかのように、通信機が「ピピピッ」と鳴った。 | |||
| 秋 | ゆくぞ!我が一張羅、そして牛タン丼の仇! |
