| 劇場内で、二人の人形が顔を突きつけ、何かを相談し始めた。 | |||
| 七花 | ステージの演出、本当にクロにまかせちゃっていいの? | ||
| クロ | トーゼン!安心しちゃってよ、今日の私はライトニング配信者クロ様と違うから。ナナっぺの敏腕マネージャー(仮)だからね! | ||
| 七花 | その(仮)っていうの、すごく可愛い。 | ||
| クロ | ほぇっ…… | ||
| 七花 | クロ、顔が赤いよ?緊張してるの? | ||
| 七花 | 大丈夫、七花がついてるからね。 | ||
| クロ | お……っかしいなぁ……顔は同じはずなのに、キラキラし過ぎて直視できない……なぜに…… | ||
| クロ | もしや、これがオーラってやつ?チクショー!私がロールアウトから今に至るまでカケラも習得できなかった癒し系オーラじゃねーか…… | ||
| 七花 | クロ? | ||
| クロ | ゴホン!とにかく、ここのアドミニストレーターは引きこもりだけど、パフォーマンス関連はちゃんとサポートしてくれるし。 | ||
| クロ | 適した額のオペランドを支払えば、他の区画のステージも起動してくれるってさ。 | ||
| クロ | そのあとでトレーダーにビデオのこと掛け合わないと。あのキツネどもにアルバムとコンサートビデオの販売チャンネル提供してもらえりゃ、収入面は安定だわ。 | ||
| 七花 | クロすごい、慣れてる。 | ||
| 七花 | こういうの、興味ないかと思ってた。 | ||
| クロ | あははは……サイバーメディアをマネージャーとクビになって、自分たちでプラットホーム探すしかなかったからね。 | ||
| クロ | ま、おかげでマネージャーから色々学べたんだけどさ。 | ||
| 七花 | 自分の好きな配信者が自分を好きで、しかも一緒に仕事ができるなんて、なんだか夢みたい……あっ、新しい曲のテーマ思いついちゃった! | ||
| クロ | えっ、もう?さっすがナナっぺ! | ||
| 七花 | 愛に支えられたアイドルは、無敵なんだから! | ||
| クロ | おおお!曲のプランは!?イメージは!? | ||
| クロ | 見せて見せて! | ||
| 七花 | あはは、そんなにすぐ出せないよ、待っててね―― | ||
| システム | 【カウントダウン終了】 | ||
| クロ&七花 | えっ!? | ||
| クロ | あ……お、おお思い出した……そう、このカウントダウンなんだけど…… | ||
| 七花 | あちゃ…… | ||
| 劇場のゲートが開いた。大斧を担いだ人物が、エントランスに長い影を落とす。 | |||
| リヴェレンス | お前らさぁ……少しは人のメンツも立てろよな? | ||
| クロ | ファーーッ!?こんのファックスのファッションのファソラシドのファファファ女! | ||
| リヴェレンス | ほー、BANくらうの避けてんのか、おっもしれーなお前。 | ||
| クロ | うっさい!リヴェレンス、表出な! | ||
| リヴェレンス | お?逃げねーのか? | ||
| クロはリヴェレンスに徹底的にモザイクの施されたポーズをしてみせた。 | |||
| クロ | 逃がすかこの****!推しとの時間を邪魔されたファンの恐ろしさを思い知らせてやる!! |
