L.A.D.事件 謎影解析 STAGE 4 認知慣性-3

Last-modified: 2026-02-12 (木) 19:48:22

ロボットB【(o゚▽゚)o オ、オイラ、テニイレタ!オタカラ、テニイレタデヤンス!】
ロボットA【(〃>皿<) ヨッシャ、ウケトッタデ!オタカラ、ダレニモワタサヘン!】
ロボットC【( 」゚Д゚)」< オタカラ、トリカコムドスエ!ダレモ、チカヅカントイテ!】
デュパン……よし。
ルブランチッ。あれだけ手間をかけたというのに、結局、君は阻めなかったか……
デュパンその手間というのは……何重ものセキュリティ装置を徹底的に破壊するためか?
デュパン今となっては、形勢逆転だな。
ルブラン――もう私を捕まえるのか?
むやみに工程を省くのは、いかがなものか。
 怪盗はパチンと指を鳴らし、背後へと下がった。
そして、いくつもの防衛線を軽々と飛び越え、
あっという間に会場のエントランス付近へとたどり着く。
 展示台の周囲に飾られていた幕は次々と垂れ下がり、視界を遮る無数の壁と化していた。
むっ、逃げる気か!?警備、デュパンの言う通りにルブランを捕まえろ!
デュパン君たちはエントランスを、残りの者は私に続け!
ボディガード了解!
ルブラン――さぁ、新たなゲームの始まりだ。
 
デュパン(……やはり妙だ)
畜生……素手で直すのがこうも厄介だとは……!
デュパン、そっちはどうだ……デュパン?
デュパン(事があまりにも順調すぎる、この違和感は一体……)
ロボットA【(〃>皿<) オタカラ、ハコブ!オタカラ、ウツス!】
デュパン(警備システム、ロボット、どれも稼働は正常だ)
(それなのに、この胸騒ぎはなんだ?)
ルブラン追ってこないのか?デュパンよ、君も変わったな。
デュパン(――いや……思い詰めるのは良くない……)
デュパン(冷静に、落ち着いて考えるのだ。奴を捕らえるはずが、逆に囚われてしまっては無意味だ)
デュパン(この場で、最も人目を引かない物はなんだ……?)
ロボットB【(o゚▽゚)o オタカラ、キューシュツセーコーダゼーー!】
 警備用のロボットが「お宝」をしっかりと保護した瞬間、
過度な緊張状態にあり続けたデュパンが、ふと喧騒の中から我に返った。
デュパン(……わかったぞ!)
デュパン答えは……宝刀そのものだ!
デュパン秋!手伝ってくれ!
駄目だ……こっちは手一杯だ!
デュパンならば、君の刀を……!
 
 状況に迫られてか、暗黙の了解か。
デュパンは逆手で秋の刀を抜き、身を翻して背後の垂れ幕に切りかかった。
何をやっている、ルブランはむこうだぞ!?
……まさか、この幕の後ろか?デュパン、なにか見つけたのだな!?
デュパン先ほどから考えていた……
デュパンこういった状況は初めてではない。
ルブランが追い詰められた程度で、大人しく引き下がるはずがないのだ。
デュパンもし、これも計画の一部なのだとしたら、最も疑わしいのは――
デュパン単純かつ命令に従順な、ロボットたちに他ならない!
 ――剣光が、秋蓮(しゅうれん)の花のごとく舞った。
 重なり合った垂れ幕が、デュパンによって一つ、またひとつと斬り落とされてゆく。
夜のごとき漆黒の空間へと光が差し込み、装飾用の花びらが散った。
デュパンたかが数枚の布で、私の目を遮ったつもりか?
デュパン今回は貴様の負けだ、ルブラン。
 垂れ幕の背後では、勤勉なロボットたちが、
残りのセキュリティ装置をせっせと解体していた。
 一方、会場に置かれていたはずの数珠丸恒次は、
彼らによって「安全な場所」へと運ばれようとしている。
デュパン思った通りだな。
デュパン咲耶の権限を利用し、ロボットたちの設定を書き換えたか……
デュパン数が多すぎる、私の性能では処理が追いつかない……秋!
よし、これで元通りだ!まったく、手こずったぞ!
デュパンナイスタイミングだ、刀は返す!
デュパン私を信じてくれるのなら、これから言う通りに動いてほしい――
デュパン二人で手分けして、ロボットを各個撃破するぞ。