アーク帝国

Last-modified: 2023-01-07 (土) 04:56:35
0DB5E729-91F4-4696-BF90-95CB2BCC8992.jpegこの記事はもふもふぺそぎん陛下が優秀と認められちゃー!

基本情報達

アーク帝国
(神々の恩寵ある麦の国土に君臨するアーク皇帝にしてヴィラ国王を輔弼する宰相をはじめとした大臣が構成する内閣および国王にして皇帝陛下を輔弼する臣民を代表する中央議会ならびに
皇帝がその権威を保障する帝国議会において代表される議員資格者ならびに
神聖なるヴィラのケンツァール王冠の継承者およびヴィラ宝珠の所有者およびグフエル王笏の所有者および臣民を裁定する槌の継承者の
旗の下に集う各ラントの頭領が法の天秤の継承者が定めた法に基づき代官を以て民をしろしめすこれら頭領を統べる大統領の帝国)
-目次-
国旗ARK.png
現状の構成※代表的な物に限る
(アーク皇帝を輔弼する帝国市民を代表する中央議会)
アーク皇帝領、皇都アーキリア

(皇帝がその権威を保障する帝国議会において代表される諸邦)
リスホルン公領
ソルヴァン公爵領
ドレアーン辺境伯領
レーベルク辺境伯領
ルフリック伯領
リスホーフ子爵領
プラウレン伯領
ルトブルク市
ライヘンベルク方伯領

(ヴィラのケンツァール王冠の諸邦)
ヴィラ王国
パーニオン王子領
ドンディッチ自治州

(ヴィラ芳珠の所有者が統治する地)
王領ナージュ
王領ニシュバ
王港トーンスク

(グフエル王笏の下に集う諸都市)
スブルタウ市
ルハウゼン市
レーラーケ自由市
ダーザイツ自由市
スハイセン市
ハルバッハ自由市
国家変遷元老院とアーク市民(共和制アーク。紀元前10世紀~紀元前537)
元老院によって選出されるアーク皇帝とその市民(帝政アーク。紀元前537~108)
アーク皇帝と元老院と市民(アーク国。108~638)
アーク皇帝を輔弼する元老院と市民を代表する民会(アーク議会帝国。638~1122)
(同)ならびにヴィラ宝珠の所有者が統治する地(神聖アーク帝国。1122~1340)
(同)ならびに選王侯によって選出される神聖なるヴィラのケンツァール王冠の戴冠者の下に参じる諸邦(神聖アーク帝国。1340~1818)
(同)ならびにグフエル王笏の下従う諸都市(アーク=ヴィラ連邦帝国。1818~1832)
アーク皇帝を輔弼する帝国市民を代表する中央議会ならびに皇帝がその権威を保障する帝国議会において代表される諸邦ならびに
神聖なるヴィラのケンツァール王冠の諸邦およびヴィラ宝珠の所有者が統治する領域およびグフエル王笏の下に集う諸都市(アーク帝国。1832年~2018)
現在(アーク帝国、俗に新アークとも。2018~)
政治体制同君連合,封建制,議会制民主主義
皇帝オットー・レムリアール・トゥットリヒ・プリンツェ・フォン・アーク(オットー21世)
宰相エックマー・ヴィオ・オイテート
公用語アーク語(ドイツ語,行政公用語)
ヴィラ語(マジャル語,行政公用語)
与党皇帝臣民党
野党社会党
自由を求める市民の行動
国家人民党
民主新党
領邦同盟
自由進歩党
首都アーキリア
最大都市アーキリア
貨幣公定デリング
建国日帝政アーク
紀元前537年10の月
アーク帝国
1832年12月25日に"オットー18世の号令"により成立
人口3,300,000人(紀元前280年推定)
72,198,000人(1860国勢調査)
94,562,338人(1974)
108,256,323人(現在)
国歌皇帝の国、アーク

概要

 南プーヴェル大陸西部に位置する国。
 その歴史は古く、紀元前5世紀からアーク皇帝は存在する。
 紀元前までは帝都アーキリア周辺を統治する都市国家に過ぎなかったが、ヴィラ人など異民族と同化しつつ徐々に領域を拡大。13世紀には南プーヴェル大陸西部にまで領域を広げた。
 その後も領土を維持し続け現在に至る。
 アーク帝国の文化も参照

名称

国旗

四方のSPQA
SPQRのパクリ。元老院とアーク市民。すなわちアーク国民を指す。

中心の青い円
アーク貴族の象徴。アーク貴族の誇りと義務を指す。

中心の灰色の六角形
皇帝の居城を指す。
地上に神の代理である皇帝が君臨することを後述する白い道の中点に置くことで表している。

赤い王冠
皇帝の継承物の代表でありヴィラ王国の王の証である聖ケンツァールの王冠。
皇帝の権威を示す。

白い縦線
アーキリア聖教の神々と人々の魂が神界、人間界、地底世界を行き来する道を指す。
アークは神々と人が生きる国なのだだと言う事を指す。

赤の横線
地上に於いて、中心(に君臨する皇帝と彼に従う貴族)と辺縁(民衆)の差こそあれ、上下の別は存在しない事を指す。

黄色
アーク全土に実る豊かな麦とビールを指す。
また麦は神の恵みの象徴であり、金に近い黄色はしばしば神の力を表す。
アークの国土とその実りの象徴。

双頭の鷲
アーク皇統の守護獣。
神話には陽を導く神の使いとして、アーク皇帝の祖を神が与えた土地へと導くべくつかわされたとある。

地理

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2018改革以降の区分

2018年以降の帝国は、国土を15の州(ラント)に分け、それぞれに名目上のトップである頭領(主に領主貴族が世襲)と実質上のトップ、州の宰相に当たる知事が治めている。
また、郡や町、村においては士爵の代官が依然としておかれている。
予算は一旦国が徴収し、人口等州の置かれている状況に応じて予算が配分される。
州は州法を連邦法に反さない限りで定められ、国家から配分された予算で公共事業を行うことができる。(地方税は存在しない。臣民税によって中央に集められた予算を前述の通り配分する)
2020沿海輿地図.png

水色カイザーアーク州
橙色帝都アーキリア
桃色レーベルク辺境伯州
灰色ドレアーン辺境伯州
濃空下アーク州
空色ブロイデンドルフ州
薄紫リスホルン公州
黄色ヴァッサルメローネ州
薄桃ライヘンベルク方伯州
黄緑ライヒスマウエル州
濃緑高地ヴィラ州
濃紫ヴィラ=パーニオン州
薄茶聖ケンツァール州
濃茶ドンディッチ自治州
クリーム色低地ヴィラ州
上の河デア・フルス(大河)
下の河ライヒスフルス
下の湖ヴァッサルメローネ胡

カイザーアーク州

アーキリア市を除く領域を治める。人口1200万人。
小麦の一大産地であり、沿岸部を中心に工業も発展しているアークの中心である。
名の由来は皇帝のアーク。
頭領は高位騎士、ブシュオルクの中での互選で決められる。

帝都アーキリア

人口1500万人を誇るアークの政治、経済、文化の中心地。
アーキリア金融市場は世界的な金融市場であり、国際企業の多くが上場する勅許証券取引所や燃料相場、金相場などの市場がある。
州頭領は存在せず、市長がトップである。

レーベルク辺境伯州

頭領はレーベルク辺境伯。人口は880万人。
戦争伯と呼ばれたレーベルク辺境伯のおひざ元。重工業が栄えているが、いままで軍事に傾倒しすぎたためドンディッチ自治州に次いで平均所得が低い。

ドレアーン辺境伯州

頭領はドレアーン辺境伯。
人口800万人。帝国1のリゾート地であり、スィポーヴァ海峡と並ぶ娯楽産業の名所。

下アーク州

 人口580万人。
 頭領はソルヴァン公爵。
 航空産業と電子産業が盛ん。
 

ブロイデンドルフ州

 人口400万人。
 頭領はブロイデンドルフ主教。
 敬虔な聖教徒が多く住む。

リスホルン公州

頭領はリスホルン公。
人口800万。
帝国内では帝室に次ぐ格を持つリスホルン公の領土。
軽工業と牧畜が盛んであり人間より羊さんが多く8000万頭を優に超える。

ヴァッサルメローネ州

 2018年まで帝国諸邦の領土群があった。
 頭領は帝国諸侯の互選で決まる。
 人口は620万人。
 西瓜国から輸入される西瓜がよく食べられており、一部研究者はこの領域の文化とスイカ文化との類似性を指摘している。
 また、その中には古代の西瓜人がアーク人と同化した可能性を指摘している研究者もいる。

ライヘンベルク方伯州

 人口180万人。
 頭領はライヘンベルク方伯。
 14世紀にたてられたライヘンベルク城が有名。
 今も続く金山、銀山があり、富の山(ライヘンベルク)と呼ばれている。
 

ライヒスマウエル州

 人口210万人。
 頭領は皇帝の代官。
 地熱発電所と温泉があり、時計をはじめとした精密工業が盛ん。
 また、山羊が有名。
 名の由来は帝国の壁。
 西のヴィラ領域との間にライヒスマウエル山脈がある。

高地ヴィラ州

 人口380万人。
 頭領はその地の貴族の互選。
 大規模農場があり、農家一軒当たりの耕地面積が200ミンド(≒50ヘクタール)である。
 地下資源が豊富であり、ガス田が存在する。
 漁業もおこなわれているが、90年代末まで大規模コンビナートによる海洋汚染が深刻であった。

ヴィラ=パーニオン州

 人口420万人。
 頭領はパーニオン王子(大公)。
 漁業とライムギの産地。畜産業も盛んである。
 パーニオンとは聖ケンツァールが治めなかったヴィラの領域であり、ヴィラ人の第一人者と呼ばれたパーニオン大公に由来する。
 

聖ケンツァール州

 人口500万人。
 頭領はヴィラ貴族諸侯の互選であり、王冠の代行者の称号が贈られる。
 アーク馬の産地の一つである王領ニシュバ、軍都王領ナージュが位置する。

ドンディッチ自治州

人口23万人。少数民族ドンディッチ人の自治が認められた州。
頭領はドンディッチの12部族が話し合って選ぶ。
古来ドンディッチ人は狩猟で生計を立てており、ここでとれるトナカイやカイザーエレファントなどの肉は高級食材として扱われている。
アーチェリー、射撃、バイアスロン、クロスカントリースキー、アルペン、スキージャンプ選手を多く輩出している。

低地ヴィラ州

 人口330万人
 頭領には皇帝の代官(士爵)が送られる。
 厳寒の地であり、よくズューデンアッフェ(南の猿)なる猿が温泉に入って毛づくろいしている姿が見られる。
 国内一の温泉保養地である王港トーンスクが存在する。
 付近に国内で一番の油田が存在する。

デア・フルス(大河)

ライヒスフルス

ヴァッサルメローネ胡

クソデカ湖

2017までの区分

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水色アーク皇帝領
桃色レーベルク辺境伯領
灰色ドレアーン辺境伯領
薄紫リスホルン公領
黄色帝国議会諸侯領
薄緑帝国諸都市
濃緑ヴィラ王国
濃紫パーニオン王子領
薄茶ケンツァール王冠諸邦
濃茶ドンディッチ自治州
橙色帝都アーキリア

皇帝領

温帯の豊かな土地を持っており、人口、工業・農業・経済の規模は国内最大。
人口はヴィラ王国の1800万人を含めると2017年現在で凡そ5200万人と国家人口の半分以上である。

帝都アーキリア

 3000年以上の長きにわたってアークの首都。
 皇帝領はもちろん帝国で一番豊かな地である。
 国家の経済・工業の中心地であり、首都圏人口は1500万人。
 市長は直接選挙で選ばれ、市政は中央議会のアーキリア選挙区議員が市議会議員、帝国議会のアーキリア代表が議長となり行われる。

パーニオン王子領

 王子が治める土地。
 なおこの王子とは、アーク皇太子であると同時に、帝国の二大民族のうち一つヴィラ人(もう一つはアーク人)領域中でのヴィラ王国を形成しなかったパルニオーンと呼ばれる領域を治めた「ヴィラ人の第一人者」パルニオン(113?~1194)からとられている。
 プリンスオブウェールズ的な……。スコットランドっぽいところ。
 鉄鋼業と漁業が栄えており、人口は420万人

帝国諸邦

 広義の帝国諸邦、すなわち帝国議会に議席を持つ諸邦はその半数が皇帝によって統治されており、特別な断りがない限り皇帝領として扱われる。
 狭義の帝国諸邦は皇帝領諸邦を除いた諸邦である。
 彼らは独自の政治を行いつつ、国家に収入に応じて割り当てられた軍役と国税とを納める。
 帝国諸邦の合計人口は2017年現在で550万人

リスホルン公領

 皇帝に次いで帝国内の格が高い。
 農業地として優良なほか、山がちな地形から羊なども多い、というか人間よりおおい。
 人口800万人。羊さん8230万頭。

レーベルク辺境伯領

 通称戦争伯。
 歴代レーベルク辺境伯はみな軍事力増強を掲げている。
 領内の財政の9割は軍事費である。
 領内には鉄道網や道路網が張り巡らされている他、住居に偽装したトーチカや地下トンネルなどが存在しており領地自体が要塞である。
 その軍隊の質は国軍にも匹敵するといわれている。
 人口880万人

ドレアーン辺境伯領

 カジノ、競馬場、スポーツスタジアム、ありとあらゆるレジャー施設が置かれている。
 国内一のリゾート地。
 辺境伯なのに軍事にあまり力を入れていない。
 ただし歴代辺境伯はイケメン。ついでに騎士。
 といった帝国の問題児。
 人口400万人。

ヴィラ王国

 亜寒帯に位置するが、麦やジャガイモが豊かな土地であり古代から土着の有力者たちが覇を争っていた。
 5世紀初頭に聖王ケンツァールがヴィラを統一しヴィラ王国を名乗る。
 ケンツァール朝は9世紀に断絶。以後4世紀にも及ぶ戦乱が続く。
 聖王ケンツァールが戴冠した王冠はヴィラの大地の王権を象徴するものとなり、「ヴィラの地は王でなく王冠が治める」との言葉が残っている。
 1340年にアーク皇帝ヘンリク6世がヴィラ王国の王位を獲得。ケンツァール王冠を戴冠し、アーク帝国との同君連合となる。(ただしアーク皇帝は1122年にヴィラ宝珠の所有権を獲得しており、その時点でヴィラの一定の領域を保有するなどヴィラの地に影響力を持っていた)
 土着の有力領主との妥協としてヴィラ王は有力諸侯即ち選王侯によって選出されるとした。
 その後長らく選王侯制度は続くが、1700年代に諸侯の勢力が低減し1818年に廃止された。

ドンディッチ自治州

 ヴィラの領域内の少数民族、ドンディッチ族の自治州。
 彼らは狩猟採集民であり、トナカイや魚などを狩って生活している。
 そのためスキーや弓矢、狙撃などの技術に長けており国家から保護されている。
 人口は22万人

王冠の諸邦

 帝国諸邦とほぼ似たような状況である。
 相違点として、帝国諸邦は工業が多少栄えているが王冠の諸邦は一次産業が産業のほとんどである。
 合計の人口は150万人

芳珠の所有地

 これらすべてはヴィラの領域内にある。
 王領ナージュ。
 国軍の西部軍管区の本部がある。
 鉄鉱山、炭田などの鉱物資源が多く産出される。
 人口は30万人。

 王領ニシュバ
 国内の馬の一大補給地。
 牧草などの飼料や石灰なども生産される。
 人口は10万人。

 王港トーンスク
 国内一の温泉保養地。
 付近に国内で一番の油田が存在する。
 人口は50万人。

王笏の諸都市

ブロイデンドルフ主教座

 アーキリア聖教随一の高位聖職者の役職であり、今や数少なくなった聖教貴族の中でも最大である。
 ブロイデンドルフを中心とした領域を統括する。
 人口32万人。

貴族

帝国貴族は皇帝によっ叙爵される。
貴族院議員であることが広義の貴族であるが、貴族院議員資格者には宰相や軍大将などがおり彼らは平民でもその位につくことができる為正確な定義とは言えない。*1
2018年改革によって領主貴族はその領地を皇帝に献上した。その結果として領主貴族と宮廷貴族の区別はなくなった、とするのは誤りである。
依然として旧領主貴族は州頭領、地方の役人*2としての権威があり、旧領の一部*3を私有地として依然所有している大地主である。
一方旧宮廷貴族とは世襲の高級官僚あるいは家職を持つ貴族家である。
代々高位の官僚として国家に奉仕する事が求められてきた。
そのため2018年改革以後もある一定以上の高ポストの給料は非常に高く設定されている。その上、貴族年碌も出る。*4
アークにおいて役人の高位のポストは彼ら宮廷貴族とわずかな超難関試験を潜り抜けその後も過酷な出世レースを抜け出したうえで幼いころから行政に関する教育を施されている貴族よりも縁故が通用しない程度の成果を上げた超エリートが独占している(軍を除く)。
なお、宮廷貴族は別に皇帝領の世襲官僚の身を指すのではなく各領邦*5の世襲官僚も指しており、彼らは領主の爵位よりも一段下の爵位を賜る*6
各領邦の宮廷貴族は皇帝領の宮廷貴族から一段下に見られている。*7
現在、地方の宮廷貴族は領主貴族よりも専門性の高いポストの上役を占める。

2018年以前

アーク貴族は皇帝によって叙爵される。
貴族院議員であることが広義の貴族であるが、狭義には異なる。
彼らには大きく分けて二種類あり、宮廷貴族と領主貴族がある。
宮廷貴族は(名目上はともかく実際は)領地を持たず、皇帝や国家から家禄等を貰う貴族である。
功労のあるものが叙爵されたり、優秀な官僚が叙爵されたりするほか、軍人の場合将官級以上は宮廷侯相当の格と見られている。
領主貴族は皇帝に領地を封じられ、その地名を以て安堵された貴族である。
彼らは封じられた土地に於いて高度な自治権が認められている他独自の軍隊を持つ。
彼らは歴史的背景によって分類される。
土着領主が皇帝の支配下に加わった場合、新たに皇帝によって領主に任じられた場合、騎士団の頭領(武家貴族)、アーキリア聖教の聖職に寄進された荘園(教区)を維持するための俗の権力(聖教貴族)、13世紀までに他の地域の太守に任ぜられた場合。
公、伯、教主、司祭、太守、街領主などに分かれている。
彼らは皇帝に対して三つの大きな義務を負っている。
一つめは普請。皇帝に命じられた際に予算や人員など全てを負担して公共事業にあたらなければならない。
二つめは直参。有事の際に彼らの軍隊は皇帝の下に馳せ参じなければならない(=皇帝の指揮権下となる)。
三つめは上麦(じょうばく)。彼らの収入を一定の割合毎に皇帝へ献上する。献上された収入は国家の収入となる他零細領主へと再分配される。

なお、普請、直参、上麦は領地貴族の消滅によって廃止される(2018年に)

貴族人口は2020年現在70万人。ただし殆どは一代貴族+職責に応じた爵位+騎士兼爵を含めたものであり、代々続く貴族家は約1200家、騎士家を含めても一万二千家に満たない。

貴族の特権

一部世襲職が認められているが、これは貴族の特権では無くあくまで皇帝の勅許による物である。

・領地の世襲
 これに伴う叙爵も意味する。
・不動産、世襲財産への非課税。住民税、相続税の免除。
・家範の制定
・世襲財産の設定
 世襲財産は、それを運用することができない。
・帝国議会の構成
・詔勅によって認められた場合を除く不逮捕特権
・帝国議会の権限を審議。
・皇統に連なる者への通婚
・帝国貴学院*8への入学
・宮中席次の保有
・年禄の支給

政治

政体

 アーク帝国は封建制を背景とした変則的な立憲君主制を取っている。
 アーク皇帝は国家の元首であり強大な世俗の権力を持っている他、アーキリア教皇というアーク帝国独自の宗教の教主という宗教上の権威も兼ね備えている。
 また各封建領主の君主でもあり、上記に見られる中央集権的な権力と分権的な封建制が一体となっているというところはドイツ帝国に近い。
 アーク皇帝は紀元前から存在しており、108年まではは元老院による投票で選出される国家の代表者であり、王の間に血縁関係こそあったものの皇帝になるためには元老院に信任される必要があった。
 しかし同年の政変により市民に権限を一部移譲する形で元老院の権限が減少し、皇帝独裁が始まった。
 その後、帝国の勢力拡大に伴い新たに獲得した領地の領主に対しての封建制の構築やヴィラ王国の獲得。選王侯によるヴィラの選出王位制などを経て1832年に市民運動から勃発した権利革命によって帝権は中央議会によって制限された。
 以下は帝国基本法第三十七条より抜粋。
 アーク皇帝はアーク帝国全体に影響を及ぼす事柄、皇帝領、帝都アーキリアにおいて中央議会の輔弼によって政治を行うことができる。
 ヴィラ国王はヴィラ王国において王国議会の輔弼を基に政治を行うことができる。
 諸侯は自らの領域において各々の政体で自治を行うことが可能である。
 パーニオン王子はパーニオン王子領においてアーク皇帝の裁可によって自治を行うことが可能である。
 ドンディッチ自治州は中央議会に認められた範囲で自治を行うことが可能である。

政策

議会(立法府)

中央議会

 権利革命以前は皇帝領からの議員のみであったが、革命以降は全国から代表を求めることになった。
 有権者34万人あたりに概ね一議席の小選挙区制である。
 議席は200。
 任期は3年、選挙権は18歳から、被選挙権は26歳から
 イメージは帝国議会(衆議院)

帝国議会

2018以前
 1818年まではアークの領域の皇帝領と諸侯の代表が議員になっていたが、1818年からは帝国全土の代表が集う議会になった。
 議員資格を持つのは各領主貴族の当主。
 自由都市の市長。
 植民地総督(現状植民地は存在しないので名誉職)。
 太守。
 宮廷貴族家の当主。
 士爵(騎士階級)家の当主。
 聖教貴族。
 国務大臣。
 軍大将以上。
 任期、無し。
 議長は宰相。
 皇帝は帝国議会の保証者でありながら議席の5分の1を持つ議員だ。
 以下帝国議会の主な権限。
 中央議会の法律案を再審議する事。
 条約等の承認、改案提出。
 中央議会議員選挙中の有事の際、中央議会の権限を一時的に委譲し政務を行う。
 地方税の決定、改訂。
 上麦率の決定、改訂。
 皇帝による本領安堵の確認。
 各領主への普請の要請。
 領主軍の招集。
 イメージは貴族院。

2018以後
 ほとんどの権限を剥奪された。残ったもの、あるいは新たに加わったもの配下の通り。
 ・中央議会議員不在の有事の際、中央議会の権限を一時的に委譲し政務を行う
 ・中央議会の法律案を再審議する事
 ・皇帝即位の承認

諸邦の議会やそれにあたるもの

 ヴィラ王国議会(中央議会のヴィラ代表議員が務める)

政府

 アーク帝国政府。アークやヴィラから優秀な人材を募っている。

現内閣

各省庁

 慣例として大臣は皇帝領民が、副大臣はヴィラ王国民が就任する。また、副大臣はヴィラ王国の該当省庁の大臣を兼務する。

おもな省庁と部局

勅令設置府(皇帝府)尚書庁書記局
執行局
帝国郵便
国営放送
内大臣府
大審院
大逆裁判所
紋章院
宰相府中央人事局
統合政策委員会
金融・取引公正委員会
消費者保護局
監察局
内務省警保局
カジノ等監査委員会
治安維持局
外務省
国防省陸軍
海軍
空軍
騎士軍
統合参謀本部
統合軍部
戦略・ロケット軍
サイバー軍
戦略兵站軍
特殊作戦軍
トンブ方面軍
海峡駐屯軍
中央軍管区
南部軍管区
東部軍管区
西部軍管区
第一産業省産業推進局
産業統合局
農蓄産庁消費局
産業局
生産局
経営局
振興制作局
水産庁
林野局
第二産業省経済政策局
通商政策局
貿易投資局
技術・環境局
商務情報局
通信局
地方経済局
資源局
特許庁
企業庁
下賜厚生省
労働省
自治省皇帝代治局
ヴィラ局
地方局
財務省税関局
運輸建設省運輸局
建設局
海上警備庁
教育科学省科学技術庁
法務省
書記官省(総務省)統計局
情報通信局放送課
教育省科学技術庁
文化スポーツ省

勅令設置府

勅令によって設置された国家機関の管理統制管轄を行う。

勅令設置府長官は宰相が、副長官はパーニオン王子が担う。

下命書記庁は皇帝府の中核であり、長官は内閣の序列でも最上位に位置するものの一人だ。その中には皇帝の勅令を公布し、皇帝大権の補佐を行う書記局、皇帝大権とそれに基づく行為の施行、実行を行う執行局などがある。

帝国郵便。10世紀末にはその原型であるセヴェール家郵便がアーキリアと地方間で行われており、当時は諸侯間の私信や皇帝からの手紙などを配達していた。その為諸侯からは手紙が皇帝によって検閲される事から反対されていた。15世期までには民衆の間でも利用されるようになった。長官は代々世襲のセヴェール家当主がそれを担っている。

執行局には皇帝直属の治安維持組織である、執行局第3課通称近衛憲警がいる。

国営放送。書記官省放送課が管轄する特殊法人帝国公共放送とは別の組織。正式名称は「皇帝勅令によって設置された放送局」であり、公共放送と同じく、テレビ、ラジオ、出版などのメディア事業を行なっている。
公共放送との大きな違いは皇帝と貴族からの寄付によって運営されている事だ。
その為放送内容も公共放送と比べて貴族向けの内容が多い。

皇帝裁判所。不敬罪容疑、国家の転覆に関わる容疑、大逆罪容疑などと言った事件を扱う。

紋章院。皇帝や各貴族の紋章を記録し、これを僭称する者に対する措置をとることが認められている。また、外交儀礼に関する事柄も担当する場合があり紋章院官僚は外交特権を持つ。外務省に出向したり、大使館付きの紋章院官僚が居る。
紋章院長官 宮廷侯爵ヨアヒム・トブ・エーネン

中央政党

地方政党

政治結社

裁判所

皇帝

皇太子の称号としてパーニオン王子などがある。

称号

長いので折りたたんでます。

・神々の恩寵による
・アーク皇帝およびヴィラ使徒王
・アーキリア教皇
・エーバッハ、メックセン公
・ロルバード、アイヒャム、ネベルガウ、トゥットック、クステート、デンブルク、ルフリック伯
・リスホーフ子爵
・リードルフ、ルマセンス、ルレベブラ、メットリヒ、コエスロー、ハルバッハ、デリッツェン、ルハイセン、ペンブルク、レイオプの領主
・ダルムデンの侯爵
・ベルリュムの独立君主の辺境伯
・エーバイク方伯
・神聖なるケンツァール王冠の戴冠者
・王冠の諸侯の代表者
・インラトガ、ヴィットバッハ、ドリヒェン、ノイハイム、タウバッハの伯
・ヴィラ宝珠の所有者
・ナージュ、ニシュバ、トーンスク、メンホルン、インキール、ザーローンの領主にして太守
・神威の満ちるグフエル王笏の所有者
・秩序の剣の継承者
・庇護の盾の継承者
・法の天秤の継承者
・臣民を裁定する槌の継承者
・諸都市の擁護者
・帝国議会の保証者であり議長にして代表者
・帝国議会において代表される諸邦の代表
・帝国市民の擁護者
・中央議会の保証者
・帝国の第一人者
・帝国諸法の制定者であり擁護者
・南プーヴェルの調停者
・青銅竜騎士団団長
・国軍の最高司令官
・騎士の中の騎士
・豊さをこの地にもたらす者
・都市アーキリアのために、それが何であれ、いかなるものたりといえども差し押さえ、あるいはそれを入手できる者
・アル大神殿の名誉ある著名な維持者
・強力な国王にして国土を復興したる者
・あらゆる聖域を浄化する者
・四つの方位における影響者
・アークの名を偉大ならしめる者
・かの主、アルキリア神の心を満足させたる者
・日毎いつも礼拝のために立てる者
・神となられた偉大なる王の王統の種
・諸都市に豊富を供給する者
・敬虜にして熱烈な祈薦者
・偉大な神々に従順に従う代行者
・アーキリアの基礎を堅固にしたる者
・大神殿の社殿を緑で被った者
・天の住まいの如き諸々の神殿をさらに荘厳にしたる者
・麦と臣民を守る勇士
・アークを生きかえらせた主人
・豊富な麦をその住民のために供給する者
・神々のために富を完成したる者
・臣民の守護者
・諸都市の王の巨大な龍
・神々の住まいの建設者
・大祭を確定したる者
・神々のため、いかなる方法をもってしてもその名を大きくするようにした者
・雄々しいl獅子
・敵に打ち勝つ者
・臣民を愛する者
・国土を開発した王
・威信を拡大したる者
・聡慧を知る人
・耕地を広げた者
・神々と臣民のために穀物を貯えたる者
・聖ケンツァールが完成したところの王笏と冠とで装飾する主
・帝国の境界を確定したる者
・敵を捕獲する者
・帝国の法令を仕上げたる者
・クァ神の心を楽します者
・その誓いを公正なるエリト神が聞きとどけた純潔の皇太子
・クァ神のお気に入り
・臣民のために豊富に水を注ぐ者
・その王国を永遠に大きくした所のブアン神やアルキリア神のためにそれらの住まいを豊富に建設したる者
・ブアン神の心を静める者
・新しい戦士
・聡明なる王
・神殿の保護者
・大河畔の居住地における征服者
・緊急に際し、その住民を助けいたわる者
・正義を輝やかす者
・臣民を正しくする者
・常に正しくあるべき者
・太陽を輝やかしめる者
・三姉妹神の名前を輝やかす王
・偉大なる神々への第一の祈願者
・フム・ベ・アルの子孫
・セ・ムの力強い子孫
・賢帝トゥットリヒの子孫
・王統の永久の種に所属する者
・強力なる王、
・大陸へ光明を放つ者
・キネイ神殿に装飾を施したる者
・四季に寵愛されし国王
・ムゼーに立てる者
・クァの顔を輝やかす著名な皇太子
・建議を聞き入れ取り立てる者
・アル王
・凱旋者
・王の中の王
・緊急な時に大公の娘を匿った者の子孫
・頭領を統べる大統領
・信仰の擁護者にして地上における神々の代行者
・不敗にして神聖なる の称号

 よって現皇帝オットー21世の称号は
「神々の恩寵による、アーク皇帝およびヴィラ使徒王、アーキリア教皇、エーバッハ、メックセン公、ロルバード、アイヒャム、ネベルガウ、トゥットック、クステート、デンブルク、ルフリック伯、リスホーフ子爵、リードルフ、ルマセンス、ルレベブラ、メットリヒ、コエスロー、ハルバッハ、デリッツェン、ルハイセン、ペンブルク、レイオプの領主、ダルムデンの侯爵、ベルリュムの独立君主の辺境伯、エーバイク方伯、神聖なるケンツァール王冠の戴冠者、王冠の諸侯の代表者、インラトガ、ヴィットバッハ、ドリヒェン、ノイハイム、タウバッハの伯、ヴィラ宝珠の所有者、ナージュ、ニシュバ、トーンスク、メンホルン、インキール、ザーローンの領主にして太守、神威の満ちるグフエル王笏の所有者、秩序の剣の継承者、庇護の盾の継承者、法の天秤の継承者、臣民を裁定する槌の継承者、諸都市の擁護者、帝国議会の保証者であり議長にして代表者、帝国議会において代表される諸邦の代表、帝国市民の擁護者、中央議会の保証者、帝国の第一人者、帝国諸法の制定者であり擁護者、南プーヴェルの調停者、青銅竜騎士団団長、国軍の最高司令官、騎士の中の騎士、豊さをこの地にもたらす者、都市アーキリアのために、それが何であれ、いかなるものたりといえども差し押さえ、あるいはそれを入手できる者、アル大神殿の名誉ある著名な維持者、強力な国王にして国土を復興したる者、あらゆる聖域を浄化する者、四つの方位における影響者、アークの名を偉大ならしめる者、かの主、アルキリア神の心を満足させたる者、日毎いつも礼拝のために立てる者、神となられた偉大なる王の王統の種、諸都市に豊富を供給する者、敬虜にして熱烈な祈薦者、偉大な神々に従順に従う代行者、アーキリアの基礎を堅固にしたる者、大神殿の社殿を緑で被った者、天の住まいの如き諸々の神殿をさらに荘厳にしたる者、麦と臣民を守る勇士、アークを生きかえらせた主人、豊富な麦をその住民のために供給する者、神々のために富を完成したる者、臣民の守護者、諸都市の王の巨大な龍、神々の住まいの建設者、大祭を確定したる者、神々のため、いかなる方法をもってしてもその名を大きくするようにした者、雄々しいl獅子、敵に打ち勝つ者、臣民を愛する者、国土を開発した王、威信を拡大したる者、聡慧を知る人、耕地を広げた者、神々と臣民のために穀物を貯えたる者、聖ケンツァールが完成したところの王笏と冠とで装飾する主、帝国の境界を確定したる者、敵を捕獲する者、帝国の法令を仕上げたる者、クァ神の心を楽します者、その誓いを公正なるエリト神が聞きとどけた純潔の皇太子、クァ神のお気に入り、臣民のために豊富に水を注ぐ者、その王国を永遠に大きくした所のブアン神やアルキリア神のためにそれらの住まいを豊富に建設したる者、ブアン神の心を静める者、新しい戦士、聡明なる王、神殿の保護者、大河畔の居住地における征服者、緊急に際し、その住民を助けいたわる者、正義を輝やかす者、臣民を正しくする者、常に正しくあるべき者、太陽を輝やかしめる者、三姉妹神の名前を輝やかす王、偉大なる神々への第一の祈願者、フム・ベ・アルの子孫、セ・ムの力強い子孫、賢帝トゥットリヒの子孫、王統の永久の種に所属する者、強力なる王、、大陸へ光明を放つ者、キネイ神殿に装飾を施したる者、四季に寵愛されし国王、ムゼーに立てる者、クァの顔を輝やかす著名な皇太子、建議を聞き入れ取り立てる者、アル王、凱旋者、王の中の王、緊急な時に大公の娘を匿った者の子孫、頭領を統べる大統領、信仰の擁護者にして地上における神々の代行者、不敗にして神聖なるオットー21世皇帝にして国王陛下」

役職、権限

外交

締結或いは賛同している条約・協定、その他国際的枠組み

経済

産業

企業

企業名略称概要
大麦とホップ社GHL帝国の三大酒造メーカーの一角。銘柄「クリアホップ」は国内最大である4200万ケースの売り上げを誇る。
また、清涼飲料やパン、ケーキなどの食飲料事業のほか軍需産業にも参入しており、重機関銃などを納入している
レリッサ狩猟会社JSR貴族向けの狩猟用品、クレー射撃、獣害対策製品の販売を行う。狩猟レジャーでは世界一だとか
皇帝の勅令に基づく兵器会社RGR皇帝の勅令に基づき設立された企業の一つ。皇帝が株式の51%を保有し、経営資金も皇帝の資産から捻出されている。

勅令会社・勅許会社

勅令会社(皇帝の勅令に基づく会社)は宰相の助言による皇帝の勅令に基づき、国家政策上必要とされたものの、国家会計に加えることで民業を圧迫することを避け、競争を生むように皇帝を懐柔するための利権とするために設立された企業である。
設立、初期投資には国庫を用い、設立の次年度より皇帝は国家から株式を全て譲渡され皇帝の資産で経営される。皇帝は株式の内49%を売りに出さなければならない。
それに対して勅許会社は、皇帝から一定の独占権を許された企業のこと。

公社・現業

ナージュ兵器工場WFN軍都ナージュに置かれている国防省が株式を100%持つ特殊会社。火器のみならず、航空機やヘリ、艦船、軍用電子機器の部品まで設計・製造するあらゆる軍事分野にかかわる巨大企業。
アークの国力と比較して強大な軍事力を支えているが、その予算は特別会計で捻出されるため高コスト体質が指摘されている。
ヴィラ王国火器廠VKSヴィラ王国の予算で運営されている銃砲設計局。
帝国放送アーク皇帝と貴族らの出資によって運営されているテレビ、ラジオ放送局
公共放送国民らの受信料によって運営されている放送局。

2019年度(2019/4~2020/3)予算

 日本で言う地方公共団体予算と国家予算。そして一般会計と特別会計が一緒くたにされている。
 なぜならば後述の通り、この予算から帝国予算(国家予算)とラント予算(地方公共団体予算)とに分配されるからである。

歳出

以下の予算はこの後帝国予算とラント予算に分かれる。帝国予算は帝国全体の政策に用いる予算である。アメリカで言うところの連邦予算。
ラント予算は各ラントの人口などの状況を踏まえて以下の予算表から分配される。
ラント格差是正金は州間での経済格差を是正するために分配されるお金。

項目ラント格差是正金社会保障公共事業教育財政融資貴族年碌+手当代官(騎士)費その他国債費歳出計
デリング3525億9150万3575£2兆2624億6214万7983£3760億9760万3813£4407億3937万9468£7051億8300万7149£1234億702万6251£4701億2200万4766£881億4787万5894£117,530,501,192£9402億4400万9533£5兆8765億2505万9578£
円換算24兆3288億1374万6654円156兆1098億8820万7698円25兆9507億3466万3098円30兆4110億1718万3318円48兆6576億2749万3308円8兆5150億8481万1329円32兆4384億1832万8872円6兆822億343万6664円8兆1096億458万2218円64兆8768億3665万7745円405兆4802億2911万903円

歳入

帝国全土の歳入。

項目所得税+住民税+保険料消費税法人税+社会保険固定資産税税+タバコ税+燃料税+相続税+印紙収入+貨幣発行益+帝室寄付+貴族寄付+その他の収入普請国債赤字国債
デリング2兆5312億7570万1839£(デリング)6275億1250万9366£6014億4043万1913£1310億7213万8467£1兆30億8462万9939£1274億5938万78£8546億8026万7974£5兆8765億2505万9578£
円換算174兆6580億2342万6916円43兆2983億6314万6251円41兆4993億8980万2021円9兆439億7755万4249円69兆2128億3946万5843円8兆7946億9722万5390円58兆9729億3849万234円405兆4802億2911万903円

軍事

 大きく分けて皇帝領や諸邦からの志願制を取っている国軍(最高指揮官は皇帝)と諸邦独自の諸邦軍(最高指揮官は各諸侯)がある。
 前者は国家全体の安全保障を担う皇帝の軍隊であり、後者は諸邦の権利として認められた独自の軍隊である。
 後者は有事の際、皇帝の求めに応じて皇帝の下に参陣しなくてはならない。
 また各諸邦軍の指揮権は各諸侯にあるが指揮系統の混乱を避けるため、皇帝の下に参陣した際には皇帝が一時的に預かることとなっている。
 皇帝軍は志願制なのだが、徴兵制を昔やっていたため、3年程度の兵役が成人となる通過儀礼と化しており慣習上の兵役が存在する。
 即応動員とは、動員令が出て二日以内に動員される兵のことであり、年数週間以上の訓練を義務としている。
 

統合軍

統合軍には陸海空騎軍の枠に当てはまらない独立兵科と、陸海空騎独立兵科の統合的な運用を目的とした各軍管区・駐屯軍・方面軍が存在する。

戦略・ロケット軍

 アークの宇宙開発部局の一つ(他には科学技術庁所管の宇宙開発部局が存在する)であり、軍事衛星や戦略ミサイルを運用する。

サイバー軍

 ハッキング、電波妨害、情報かく乱、果ては国際世論の操作をはじめとした電子戦、情報戦を担当する。

戦略兵站軍

 陸海空騎軍の兵站・輸送部隊を統合的に運用する。独自の輸送部隊も持っている。

特殊作戦軍

 その仕事は謎に包まれている。スパイ活動を始めとした工作活動、島しょ部・施設への奇襲を行っているとされている。

軍管区・方面軍・駐屯軍

 アークの陸海空騎軍と統合軍を目的に合わせて統合的に運用するために編成された。
 とはいえその実は、各軍の防衛区画を共通化したものにすぎず、トンブ方面軍と海峡駐屯軍を除いた部隊の統合運用は形骸化されている。

トンブ方面軍

 レーベルク辺境伯州、ドレアーン辺境伯州、下アーク州、ブロイデンドルフ州、リスホルン公州を管轄。
 トンブ方面の陸海空騎統合軍の運用を行う。司令官は統合参謀本部から派遣される。

海峡駐屯軍

 スィポーヴァ海峡方面に駐屯する陸海空統合軍の運用を行う。

中央軍管区

 アーキリア市とカイザーアーク州を担当。これらの州の陸海空騎統合軍の運用を行う。

南部軍管区

 低地ヴィラ州とライヘンベルク方伯州を担当。これらの州の陸海空騎統合軍の運用を行う。

東部軍管区

 ヴァッサルメローネ州とドンディッチ自治州を担当。これらの州の陸海空騎統合軍の運用を行う。

西部軍管区

 ライヒスマウエル州、高地ヴィラ州、ヴィラ=パーニオン州、聖ケンツァール州を担当。これらの州の陸海空騎統合軍の運用を行う。

陸軍

2020年

ここではアーク陸軍の現状と陸軍直隷部隊について解説する。

2020年装備

1984トンブ戦前

兵員
皇帝と国王の軍 30万人、予備役188万人、
戦車2670輌程 偵察戦車876輌 装輪戦闘車 3628輌 装甲兵員輸送車 21000輌ほど 歩兵戦闘車5600輌程 自走砲 2000輌程  トラック軽装甲車など多数

帝国と王冠の諸邦軍 合計10万人 予備役38万人
王子軍 5万人 予備役10万人
リスホルン公軍 10万人 予備役20万人
レーベルク辺境伯軍 20万人、予備役100万人
 戦車1560輌 偵察戦車216輌 装輪戦闘車 560輌 装甲兵員輸送車 4230輌ほど 歩兵戦闘車1480輌程 自走砲 800輌程  トラック軽装甲車など多数
ドレアーン辺境伯軍 4万人、予備役14万人

 戦車、装輪装甲車の合計数は約8100輛、装甲兵員輸送車は約2万5000輌、自走砲は約3000輌、歩兵戦闘車は約7800輌、偵察戦車(軽戦車)は約1100輌、トラックや軽装甲車等車輛は多数保有するなど高度に機械化されており、精々地域大国である帝国の国力であるにも関わらず世界的にみても強大な軍事力を誇る。
 トンブ戦前のアーク軍は非対称戦を意識しておらず、侵略戦争も想定していなかった。
 当時のアーク軍は諸邦軍を国境と沿岸警備に回しており、彼らや空軍が敵軍を足止めしている間に国軍や有力諸邦軍は局地的に奇襲的に逆襲、兵站を破壊せしめる。その間に中央議会の議決により即応動員を開始。二日以内に常備軍に加え即応動員数を揃える。
 以上の方針は2020年現在に於いてもほとんど変わりないが、これを見てわかる通り当時のアーク軍というのは侵攻にあまり主眼を置いていなかったことがわかるだろう。
 だが、その方針を一変させる出来事が起こる。
 トンブ戦役においてアーク皇帝は南プーヴェル秩序の維持・友邦のリルスクからの要請という名目で「侵攻」した。
 序盤は圧倒的な兵力で戦争を優位に進めたが、パルチザンによる兵站妨害、奇襲によって兵力を損耗。
 その後、トンブの逆攻勢によりアーク軍は撤退した。
 そのためトンブ戦中~戦後にかけてアーク軍は非対称戦と、外征も意識した軍隊へと改革を遂げた。

装備1984→1992

小火器種別概説
WFN-82150万挺弱小銃ナージュ兵器工場製の小銃。国軍諸邦軍を問わず導入された。口径7.62mm。装弾数30発
VKS-6852万挺程旧式小銃ヴィラ王国火器廠製の小銃。国軍諸邦軍を問わず導入された。内30万挺ほどが軽機改造を受けた。口径7.62mm。相談数25発
VKS-771万挺程対人狙撃銃ヴィラ王国火器廠製の狙撃銃。国軍諸邦軍を問わず導入された。ボルトアクション。口径7.62mm装弾数5発
GHL-755千挺程対物狙撃銃大麦とホップ社製の対物狙撃銃。装甲を貫く。ボルトアクション。12.7mm装弾数5発
GHL-725万挺程重機関銃大麦とホップ兵站社製の重機関銃。口径12.7mm、装弾数30~200
JSR-834.5万挺程散弾銃レリッサ狩猟会社の散弾銃。室内戦や密林などの近接戦闘やドアの蝶番の破壊などを行う。ポンプアクション、10発
WFN-82K300万本弱多用途銃剣ナージュ兵器工場製のWFN-82用に開発された銃剣。単なる銃剣としての用途の他にサバイバルナイフとしても使える
RGR-8814万挺弱機関拳銃皇帝の勅令に基づく兵器会社製のサブマシンガン。主に戦車兵や分隊長などが装備した。9mm。35発
RGR-79歩兵科の場合通常一人二個手榴弾皇帝の勅令に基づく兵器会社製の手榴弾。従来の手榴弾とは異なり破片形成を科学的に分析したため、以前より効果は増し投擲者に危害が加えられにくいものとなった
WFN-5530万挺拳銃ナージュ兵器工場製。将校に支給された。9mm。10発。
火砲・ロケット砲種別概説
総数5万門
WFN-74軽迫撃砲ナージュ兵器工場製の軽迫撃砲。40mm、射程3400m。必要人員3名
VKS-79対戦車無反動ロケット発射砲ヴィラ王国火器廠製。タンデムHEAT弾となっており、爆発反応装甲や初歩的な複合装甲に耐性が有る。また、弾頭後部に塩水を込めてあり、バックブラストの勢いを減じることができる。そのため室内や壕内から発射可能であり、敵の火砲に身を晒す必要がない。
車両種類概説
P-891198両(終戦時)主力戦車
P-81298両(開戦時)主力戦車1981年に採用された戦車。P-75の基本設計に新型装甲、エンジン、砲塔、観測装置を取り付けたもの。主砲50口径120mm滑空砲。速度75km/h人員4人
P-75247両(開戦時)旧式主力戦車45口径100mmライフル砲装備。速度80km/h人員4人
A-79161両偵察戦闘車両軽戦車的分類だが装輪の車輛。100mmライフル砲を備える。
A-66391両旧式偵察戦闘車両
TP-776021両装甲兵員輸送車8名の人員を輸送できる
TP-717225両旧式装甲兵員輸送車7名の人員を輸送できる
SP-723986両歩兵戦闘車7人乗り
SA-751008両自走砲
FP-76645両自走式対空砲
PW-862498両装輪戦闘車120mm滑空砲を備え、都市部の占領区域や帝国領のような交通インフラが良好な地域での機動防御を前提に開発された車両。道路を100km/hで走る
1/2tトラック多数人員輸送車5人乗り
中型トラック多数2tトラック20人運べる
大型トラック多数4tトラック24人運べる
航空機種類概説
艦艇種類概説

海軍

2020年

ここではアーク海軍の現状と直隷部隊について解説する。

2020年装備

艦艇

稼働中艦船艦級隻数
Kenzal型正規空母1隻
Norbert型正規空母3隻
Maltritz型軽空母6隻
Kaiser型ミサイル戦艦3隻
Otto型重ミサイル巡洋艦5隻
Volkhard型重ミサイル巡洋艦7隻
Großherzog型ミサイル巡洋艦9隻
Traugott型ミサイル巡洋艦14隻
Gilbert型ミサイル駆逐艦19隻
Kühne型ミサイル駆逐艦34隻
August型ミサイルフリゲート27隻
Ursula型ミサイルフリゲート17隻
Silvester型潜水艦8隻
Kreszenz型潜水艦22隻
Moltke型潜水艦38隻
Illarion型情報収集艦2隻
Adler型強襲揚陸艦(LHA)4隻
LST10型戦車揚陸艦25隻
LSM03型中型揚陸艦30隻
ACV07型ホバークラフト揚陸艇68隻
補給艦59隻
Adler型ミサイル艇37隻
Hubert型機雷敷設艦8隻
哨戒艇22隻
掃海艇18隻

航空機

機種名種別機数説明
F-11A戦闘機
F-11B艦上戦闘機
F-01艦上戦闘機
F-89S/VTOL戦闘機
FA-98戦闘攻撃機
A-04攻撃機
P-08哨戒機
B-57爆撃機
B65爆撃機

1984トンブ戦前

装備1984→1992

空軍

 空軍は帝国軍とレーベルク辺境伯軍のみ保有。

2020年

ここでは空軍の現状と空軍直隷部隊について解説する。

2020年空軍装備

1984トンブ戦前

騎士軍

2020

 騎士家は凡そ一万家あり、凡そ7万人。従者(主に代官僚で徴兵された人。騎士軍兵卒の通称)技官などをを含めると騎兵軍は60万人近い。
 ただし、普段は代官をやっている関係上一度に大量の騎士が派遣されることはない。

歴史

アーク騎兵の歴史は共和制を採っていた紀元前にまで遡る。
アークの伝統的な決戦兵力として国家の繁栄と皇帝の勝利をもたらしてきた。
皇帝が政権を握ってからは貴族勢力の権威を衰退させるために、10世紀以降断続的に皇帝領に騎士を叙爵させ、皇帝の村や町を皇帝の代わりに代官として治めさせ、その土地から騎兵と従者、歩兵を騎士代官に自弁させることを求めた。
また、騎士階級(士爵)ではない貴族領主とその郎党たちは定義上騎士ではないが、彼らが騎兵である場合は騎士と呼ばれ、そう言った騎士の集団を領主騎士団と呼ぶ。

1951年にクーデター派率いる当時最新の機械化部隊と接触。
その戦闘において戦車13両撃破、装甲車撃破多数という戦果をもたらし勝ってしまった

装備

武装種別概説
THU-03騎兵用擲弾発射機炸薬量600gの専用擲弾を発射する。有効射程4百メートル。
ランス投擲爆槍投げることができ.先端に刃がついた全長5m程度の刺突爆雷
LBW-90騎士携行砲37mm劣化ウラン弾、炸裂弾を発射する。(どう見てもハルコンネンです本当に)チタン、アルミなどの合金でできているため、重量は100キロを切る。あまりの重さに扱える騎士はブシュオルクの1割にも満たないと言われている
Tsakhi、ツァキ大刀どう見ても日本刀。二種類の特殊合金を鍛える事で、鉄はもとより防弾衣やセラミックまで切りすてることができる。全長2m
士馬装甲システム現代甲冑通常時でも機関銃弾、砲弾の破片を防ぎ爆発反応装甲を装備すれば小口径弾の直撃にも耐える

これらの他にも状況に応じて対戦車ロケット砲、ミニガン、対物ライフル、機関銃などを装備する。
 赤外線、熱源撹乱煙幕弾も持っている。

騎士と帝国馬について

騎士とは皇帝によって騎士に任ぜられた者である。
騎士階級や騎士に任ぜられた者は、その一生を武芸に捧げる。
全体の約15%を占める上級騎士「Bshork、ブシュオルク」ともなると最新式戦車の砲口に擲弾を命中させ沈黙させる。
一般騎士ですら騎馬突撃時に対物ライフルを片手で構え目標を狙ったりなどすることができると言う。
主な騎士の武器は対戦車無反動砲、ランス(投擲爆槍)、対物狙撃銃、騎兵小銃、手榴弾、擲弾発射機、サーベル。
これの他にも状況に応じて多彩な武器を用いる。

帝国馬
アーク馬とヴィラ馬を掛け合わせ、さらなる改良を施した馬。
騎士を乗せ、武装や装甲も積んだ実践時において悪路でも50km、整地は80kmで襲歩。
スタミナが強くこれを一時間行うことができる。
体高は平均200cm、無理のない積載量は600kg

装備
防弾鎧
 人用と馬用がある。
 砲弾の破片や機関銃弾を防ぐことができるほか、HEAT弾や小口径ロケット砲などの直撃も防ぐことができる。
 全身を覆うボディアーマーに加え、特殊合金やセラミック、高分子プラスチックでできた複合全身鎧、兜を装備し、その上で全身にタンデム・爆発反応装甲を装備している。
 砲弾の直撃よりも爆発反応装甲の直撃の衝撃は低い。
 とはいえこの衝撃に耐えるため、騎士と馬には強靭な肉体が要求される。
 爆発反応装甲の原理上、APFSDSの直撃には耐えられない。
 また、これはブシュオルクの技量でなければ重くてとても戦闘することができず、速度も30km/h程度にまで低下してしまう

その他の特殊部隊

海上警備隊

これもアーク軍とみなされる。
運輸建設省の管轄。

2020年の装備

警察

内務省警保局(帝国警察)

勅令設置府尚書庁執行局

教育

 アーク帝国の教育は20世紀初頭に皇帝領と帝国諸邦の間での差がなくなり統一された。
 ここではアークの教育制度と主な学校を紹介しよう。

1基礎学校一貫校
2
3
4
5実科学校ギムナジウム
6
7
8
9
10徒弟学校職業学校
11上級専門学校
12上級専門学校
13以降大学入学資格試験合格後大学へ進学

基礎学校

6歳の子供はまずここに入れられ、4年間の初等教育を受ける。
その後面談を繰り返し、ギムナジウムか実科学校かの選択を行う。
義務教育。

ギムナジウム

大学に進学したい人はここ。
卒業すれば大学入学資格試験の受験資格が得られる。
8年制。

実科学校

大学に行く予定がないならここ。
6年間の中等教育が行われる。
義務教育はここまで。
卒業後は徒弟学校と職業学校を選ぶ。

徒弟学校、職業学校

徒弟学校は今も根強く残る徒弟制に倣った学校である。
徒弟制自体の解説はWikipediaなどに譲るが、2年間の定時校と考えて貰えばわかるだろう。
昼は親方の元で働きながら夜や半休日に職業のことについて学べる学校となっている。

職業学校は全日制1年間。やってる事は徒弟学校と変わらないが、働きながらということが難しい。

これらの学校を卒業したのちは就職するか、上級実科学校3年間を経て、専門大学に入学する。
徒弟学校や職業学校を卒業した者は一人前の職人とみなされる。

各職場で名称や仕組みは異なるが概ね、見習い、高弟、職人、熟練工、親方の順番で職人としての腕を示している。

一貫校

基礎学校+ギムナジウム。
ギムナジウム入学時の競争がないため伸び伸びと学習できる。
大学へ進学したい場合はここを選択肢に入れるのもいいだろう

大学

大学入学資格試験を合格した者が入れる。
個別試験もある。

主な学校

宗教

アークにおいて主に信じられている宗教はアーキリア聖教である。
政教分離の原則は守られているが、国民の習慣に広く浸透しているものであり、皇帝は聖教教皇を務める。

教義

神々

聖典

その他の機関

度量衡

帝国の度量衡は伝統的に独自の度量衡を使っており、100年ほど前に国際基準へと完全に移行したが、未だ貨幣、重さ、面積などで慣習的に使われている。

人間が1日で必要な大麦の重さをリブラという。
また、大麦一粒あたりの重さをセンテという。
4800センテ=16デン=1リブラ
1リブラ=446.632グラム

トンブラは1年間に必要な大麦の量である
360リブラ=1トンブラ

帝政時代、アーキリア周辺での収穫率は種籾:収穫=1:6である。
収穫量から種籾分を抜いた大麦の重さが1トンブラである畑の面積を1平方メンゼムという。
1平方メンゼムは25.915アールです。
0.01平方メンゼム=1ミンド
1メンゼムは50.906778メートルです。
1ミンド長=50.9センチメートルです
12ベルデ=1ミンド長
1ベルデ=4.24166cm
5メンゼム=1ユクス
1ユクス=254.53389m
3ユクス=1リルグ
1リルグ=763.60167m
3リルグ=1ヘクス
1ヘクス=2,290.80501m
1リーレン=399ミンド長=203.091m

貨幣と物価

嗜好品やぜいたく品が高い傾向にある。
麦をはじめとした食料品の多くの価格は国で統制されている。農家にはその分補助金が支払われている。
加工業者は食料品の価格が安いため安価でも多くの利益を上げることができる。

歴史的な貨幣
1デリング=20デリンナ
1エナー=21デリンナ
エナーはこの金貨にエナルヒリエ産の金を用いた事が由来の貨幣単位。

2020現在。
1リブラの大麦を使ったパンを得るために必要な銀貨の重さをデーリンゲンと言い現在のアークの貨幣「公定デリング」の元となっている。
1デリング=100デリンナ
なお、2020現在1デリングで買える大麦の量は3.6リブラである。

喫茶店でコーヒーを一杯飲む=10.5デリング
タクシー初乗り(24メンゼム)15デリング
以後15メンゼム毎(763m)6.4デリング
アーキリア市営地下鉄 一律4デリング
切手 2デリンナ、4デリンナ、16デリンナ、32デリンナ
瓶ビール(520ml)=1.5デリング
一月分の小麦パンは58デリング
アーキリア市内の一般的な住宅地で3.1ミンド(80平米)の家を買うとした場合、家賃は2800デリング。
チップは商品の10%が目安

帝室、貴族、聖職者を除く30歳独身男女の平均月収は7236デリング。年収は8万6832デリング
帝室、貴族、聖職者を除く平均世帯年収は約14万デリング。
1デリング=69円

1980年の物価
喫茶店でコーヒーを一杯飲む=4デリング
タクシー初乗り(24メンゼム)6デリング
以後15メンゼム毎(763m)3.6デリング
アーキリア市営地下鉄 一律50デリンナ
切手 2デリンナ、4デリンナ、16デリンナ、32デリンナ
瓶ビール(520ml)=0.99デリング
一月分の小麦パンは30デリング
アーキリア市内の一般的な住宅地で3.1ミンド(80平米)の家を買うとした場合、家賃は1200デリング。

帝室、貴族、聖職者を除く30歳独身男女の平均月収は3572デリング。年収は4万2864デリング
1980年の1デリング=2020年の1.56デリング
2020年と比べて物価は1.56倍だが
給与は2.02倍となっており、その分豊かになった。

2020年恐慌後
喫茶店でコーヒーを一杯飲む=32デリング
タクシー初乗り(24メンゼム)37デリング
以後15メンゼム毎(763m)26.2デリング
アーキリア市営地下鉄 一律23デリング
切手 2デリンナ、4デリンナ、16デリンナ、32デリンナ、64デリンナ
瓶ビール(520ml)=20.5デリング
一月分の小麦パンは158デリング
アーキリア市内の一般的な住宅地で3.1ミンド(80平米)の家を買うとした場合、家賃は6000デリング。
チップは商品の10%が目安

帝室、貴族、聖職者を除く30歳独身男女の平均月収は8348デリング。年収は100,176デリング
帝室、貴族、聖職者を除く平均世帯年収は約18万デリング。
1デリング=52円

2028年(恐慌後の好景気)
喫茶店でコーヒーを一杯飲む=35デリング
タクシー初乗り(24メンゼム)40デリング
以後15メンゼム毎(763m)18デリング
アーキリア市営地下鉄 一律26デリング
切手 2デリンナ、4デリンナ、16デリンナ、32デリンナ、50デリング、64デリンナ、1デリング
瓶ビール(520ml)=10デリング
一月分の小麦パンは112デリング
アーキリア市内の一般的な住宅地で3.1ミンド(80平米)の家を買うとした場合、家賃は8000デリング。
チップは商品の10%が目安

帝室、貴族、聖職者を除く30歳独身男女の平均月収は18000デリング。年収は216,000デリング
帝室、貴族、聖職者を除く平均世帯年収は約36万デリング。
1デリング=34円

大麦と小麦は農家の保護と物価安定の観点から国家によって価格が統制されている。大体日本における米みたいな感じだ

領地貴族と宮廷貴族とにかかわらず基本的にこのくらいの碌をくれます。これは叙爵している者に与えられるのであって、子息には年間20万デリングの碌が嫡子庶子問わず下賜される。館の歳費、即ち別荘ではない館の維持管理費と人件費とは別。役給とは与えられた役職に応じた給料。
士爵(騎士階級) 貴族年碌+役碌(代官職)+役給=年収(騎士育成費、館歳費とは別)=36万デリング~45万デリング+役給
男爵 貴族年碌30万デリング+役給
子爵 貴族年碌40万~100万デリング+役給
伯爵 貴族年碌200万~1500万デリング+役給
公爵 貴族年碌2000万デリング~+役給

給与(軍人)

軍人と海上警護隊の給与/月(単位:デリング)
警察の階級欄に二つ以上の者が列挙されているとき、警察アカデミー校長と警察局長を除いて、先に名前が載っているものが上級である。

公務員警察階級半年未満2年未満2年以上3年~4年~6年~8年~10年~12年~14年~16年~18年~20年~22年~26年~退役恩給
親任官内務大臣大将29800320003400020年目以降の基本給の300%
高等官一等内務省警保局長中将240002800030000
高等官二等部長 (警察本部各部)少将1300014000150001600017000180001900020000210002200023000240002500026000
高等官三等警察アカデミー校長,警察局長准将1200013000140001500016000170001800019000200002100022000225002350024000
高等官四等総括警察監督官大佐1000011000120001300014000150001600017000180001900020000210002150022000
高等官五等警察監督官,警察上級参事官中佐80008230845087008850900092009400980010200109001120011800
高等官六等警察参事官少佐650068007100730076007900820084008600880090009280
高等官七等警察主任弁務官大尉500053005700600062006400660068007000
高等官八等警察上級弁務官中尉48504950508052005300
高等官九等警察弁務官少尉460047004800
三等官職務手当を伴う警察主任マイスター准尉4550480054005900635075008200885099501000010400108501145012000
四等官警察主任マイスター最先任曹長650070007300760079008200860020年目以降の基本給の200%
五等官警察上級マイスター曹長570058506000615063006450665068007200
警察マイスター軍曹44804600470048004920504051805300545056005750600060506100
新任警察マイスター二等軍曹42004360450046004720484049605080520053205400兵役年数が20年未満の者は一時金を渡される
嘱託・雇人巡査部長伍長33603600372038403960410042404360
巡査長兵長31503250339035003600
上級巡査官上等兵290030903190
巡査官一等兵2760
巡査官徒弟二等兵22802400
警察弁務官候補生士官学校生1720

1980年代はこの半額
恐慌時は×1.12くらい
恐慌後は恐慌時の1.1~1.2倍

(公務員)

親任官
 宰相、
勅任官
 高等官一等
  役人の中の役人。
 高等官二等
奏任官
 高等官3等~9等
判任官
 下級官僚
雇人
 公務員でない職員。
 帝鉄総裁から一介の清掃員までその待遇は多岐にわたる。
 ※ただし帝国鉄道総裁などの内閣から任命される役職は高等官待遇となるため後述する。

 

給与

月給。手当は除く。単位はデリング。2020年現在。
給与欄に職級が書かれていた場合、軍人の給与欄を参照する事。
各諸邦の該当役職についても、同等の地位と給与が認められている。

役職給与
宰相43500
帝国議会議長500※宰相が兼ねるため事実上の手当て
内大臣34000
国務大臣34000
尚書長32000
長官32000
中央議会議員30050(国務大臣など職を兼ねる場合、一番棒給の多い職の給与となる)
大審院長30020
大逆裁判所長30020
紋章院長30500
検事総長30020
ドンブ占領地総督30500
アーキリア市長31000
各省次官高等官一等
帝国大学総長高等官一等
アーキリア総監高等官一等
各省局長高等官二等
内務省警保局長高等官一等

歴史

関連リンク

人物録


*1 ただし平民であっても貴族院議員であれば儀礼上貴族扱いされる
*2 地方自治体の高位役人或いは中央から地方に派遣される役人。または公営企業の上役
*3 領民が所有していない公有地の中で軍事・行政上の都合から帝国政府の接収を免れた土地
*4 ただし、貴族は給料の内大半を国家或いは公共的な機能を持つ企業に寄付しなければならない
*5 特に規模が大きい大貴族
*6 男爵領においては準男爵を賜るため厳密には貴族ではない
*7 曰く、我々は皇帝の直下。彼らは皇帝の直下にある領邦のそのまた下にある。一部の歴史ある宮廷貴族家はこの限りではない
*8 帝立大学等特定の教育機関の総称。またそれらを統括する機関