ルブリン城

Last-modified: 2017-01-21 (土) 09:56:36

ルブリン城は、武闘大会が開催されている行政都市ルブリンの城。武闘大会は闘技場で戦うだけのイベントであり、メインシナリオの進行には全く関係ない。言ってみれば裏ボス的な位置づけなので、勝てない場合には無理せず後回しにしてしまおう。

尚、何人で挑んでも勝ち抜いた際にもらえる賞金は変わらないので、積極的に4人パーティーで挑みたい。3戦目以降は、クラーカフで加えられる仲間をルブリンまで連れ回せる状態でないと、1~2ターンでアッサリ全滅に追いやられることも珍しくない。

一戦目: ヒットマン×5

賞金は、1000×2の2000ジナール。

ほんの小手調べ。素早い動きで即死魔法などを使いこなして厄介だが、闘技場では最弱の敵だ。よほど準備不足でもなければ、ミンスク組の仲間を二人連れていれば簡単に勝てるだろう。カジミェシュなら、スキル「幸運」で即死魔法を100%防げる。

二戦目: 格闘家×4

賞金は、2000×2の4000ジナール。

格闘家は、高いHP、高い攻撃力、高い敏捷、並み以上の物理防御を持つ難敵だ。命中率が低めであることが穴なので、敵の三連撃のうち2~3発かわせるようになると勝ちやすくなる。シメオンかタチアナがいれば、初手で「ブイスターラ」を使うべき。

敵を2体にまで減らせないうちにやられてしまうようなら、明らかに実力差が敗因なので、闘技場にはこだわらずに別の場所で人助けをしたり、メインシナリオを進行させることに専念しよう。

三戦目: サムラーイ・ナ・ウクライーネ×3

賞金は、4000×2の8000ジナール。

ここから一挙に難易度が上がる。クラーカフ大学のイベントをクリアしていない状態で勝ち抜くのは、まず無理だ。それどころか、主人公とパートナーの組み合わせ次第ではラスボス戦並みに苦戦するので、勝てないからと言って気に病む必要は全くない。

サムラーイ・ナ・ウクライーネ(以下、サムライ)は、毎ターン非常に高い必殺率で先制効果のある抜刀攻撃を繰り出して、打たれ弱いキャラが必殺を喰らうと、一撃で沈んだり、仮に沈まないにしても瀕死状態に追いやられる。「シルマ」も通用しないので、単純にレベルを上げたり、数万ジナール単位の高額な防具を装備することで物理耐性を強化してやる以外にない。

また、サムライは上記の先制の抜刀攻撃が終わってからも、少し時間を置いてから(こちらの敏捷が低ければ続けざまに)、全体攻撃の剣技や、一太刀を入れた後にターン終了時まで物理ダメージを無効化する技を放つ。サムライに「受け流し」と表示されると、そのターンが終了するまでは物理攻撃が全く通らなくなる。魔法や先制効果のある技で攻撃すると安定して倒せる。

四戦目: サラマンダー×2

賞金は、8000×2の16000ジナール。

ビルジャイの洞窟に出現するサラマンダーと、強さや行動ルーチンは変わらない。炎攻撃だけでなく「猛毒」や「封印」を使う強敵だが、既にサムライを撃破しているメンバーであれば、一方的に虐殺されて終わることはないだろう。

ナターシャかリュドミラがいるパーティーであれば、何も考えずに、ひたすら氷魔法「リドハガン」を連発しているだけで勝てる。

五戦目: アークメイジ×3

賞金は、16000×2の32000ジナール。

アークメイジは魔法を自在に操る強敵だ。攻撃魔法が強力なのはもちろんだが、「ブイスターラ」で全体の敏捷と回避を強化、「オールリフレッシュ」でHPとステータス異常を全体回復し、命中の高い魅了魔法まで使う。ヘンリクを仲間に連れていると、せっかく初手で「猛毒」を入れたのを即座に治療されてしまうので、ガッカリするかも知れない。

最強の剣技「新陰流」を放つか、あるいはパートナーがヘルマンであれば「暗殺」や「お命頂戴」をすることで簡単に勝てる。

六戦目: イポーニヤの亡霊武者3体

賞金は、32000×2の64000ジナール。

5戦目までとは段違いに強い、裏ボス的な存在だ。キエフからメンバーを連れて来られない関係で、主人公とパートナーの組み合わせ次第では普通にラスボス戦以上に苦戦するだろう。余談ながら、「イポーニヤ」とは「日本」を意味するロシア語である。

真ん中にいる剣豪は、サムライが更に強くなった性能を持つ難敵だ。戦国時代の日本に実在していた剣豪である。耐久力があるので、いの一番に倒すのは難しい。主人公とパートナーが誰であるかによって変わるが、「ザシタガン」で物理防御を強化、「ブイスターラ」で敏捷と回避を強化、「スラマターハ」で敵の攻撃力を弱化することができれば、少しはしのぎやすくなるだろう。

左にいる武士は、この夏(1575年の夏)、長篠の戦いで亡くなったばかりの武田二十四将のうちの一人。強力な槍攻撃を放つが、剣豪ほどは素早くないので、「シルマ」の使い手であるルスランかナターシャが主人公であれば、敵が3体とも残っている状態では「シルマ」で安定させることも可能だ。但し、守りを固めるよりも攻勢に出る方が手っ取り早い面があることは否めない。

右にいる忍者は多彩な魔法を使いこなす面倒な敵だが、打点と耐久力が低めなので、基本的にはコイツから仕留めることになる。とにかく、狂ったように集中攻撃をかけるべき。忍者を倒せないようなら、剣豪と武士を倒すことは困難を極める。戦術をあれこれ思案するより、レベルや装備を強化することを考える方が建設的だろう。物理耐性のある防具を優先的に揃えたい。

尚、いずれもゾンビ系の敵なので、闇魔法に耐性を持っており光魔法が弱点である。主人公がルスランかユリアであれば光魔法「ブリサガン」や「ストラシュヌイ・スート」を、パートナーがイリーナであれば光魔法「ブリサーカ」を使うことで、大ダメージを与えられる。上手い具合に「ミジタツィヤ」と重複させることができれば、無慈悲なダメージを与えて一気に削ることだって可能だ。

最後に一つ。六戦目まで勝ち抜いても賞金以外に特別なご褒美などは出ないので、いくらやっても勝てない手応えであれば無理して拘泥する必要は全くない。あくまでも、ラスボス撃破後にやることがなくなってしまったプレイヤー向けのイベントである。