構造用ブロックは地面がない空中や水上に建物や通路の土台とするためのブロックです。
いくつか種類があり、それぞれ役割が異なります。
構造物タイプ一覧
土台・壁
直方体の枠組みを持った構造物ブロック。上面に通路ブロック・建物・構造物ブロックを設置することができます。
高所でも側面に柱以外の構造物ブロックを接続できます。
斜面に設置するとその上面を水平扱いにすることができます。
土台・壁ブロックの中をユニットやアイテムは通過することができません。
土台ブロックの上面をワーカー等のユニットが通行することはできませんが、
壁ブロックであれば通行できます。その際の速度補正は作成時の素材に応じたものとなります。
アーチ・足場
土台ブロックから下面の横棒を取り除いた形状の構造体ブロック。上面に通路・建物・構造物ブロックを設置することができます。
高所でも側面に柱以外の構造物ブロックを接続できます。
斜面に設置するとその上面を水平扱いにすることができます。
土台系との違いは下側半分が空洞になっていることで、後述の柱ブロックと組み合わせることで下をユニットやアイテムを通過させることができます。
アーチと足場の違いは、土台と壁の場合と同じく上面の通行可否で、素材により通行時の速度補正が変わるのも同じです。
斜め土台・スロープ・階段
直方体を斜めに切り落とした形状になっている構造物ブロック。斜め土台ブロックのみ、上面に通路ブロックを設置することができます。
主に空中の通路に高低差をつけるために使用される構造物ブロックです。
高所でも下り方向の面以外の側面に柱以外の構造物ブロックを接続できます。
土台・壁ブロックと同様に中をユニットやアイテムは通過することができません。
斜め土台はそのままでは斜面部分の通行不可、スロープ・階段は通行可能です。
スロープ・階段を通行時の速度補正は基本的に使用された素材に依存しますが、階段の場合ワゴンなど車両系のユニットの速度は大きく低下します。
柱
マスの四隅に立つ柱。上面には通路・建物を設置することはできず、構造物ブロックのみ設置することができます。
柱ブロックと通路ブロックは同じマス・同じ高さに設置することができます。
(空中でも可。この場合、通路ブロックは柱ブロック側面を支えにしていると考えることができます)
また、柱ブロックは設置する際に下側の支えが必ず必要で、他の構造物ブロックの側面であっても下方向に支えがない状態で設置することはできません。
柱ブロックの中はユニットやアイテムが通過可能です。アーチと違い通過できない高さもありません。
フェンス・塀
通行の障害物となる構造物ブロックです。上面には道路系の通路ブロックと他の構造物ブロックを設置することができます。
ブロックの中や上面をユニットやアイテムを通過させることはできません。
構造物ブロックの素材
構造物ブロックを設置するための素材タイプは以下の物から自由に選ぶことができます。
素材によって消費量や使用の前提となる研究、通行時の速度補正等が変化します。
消費素材は構造物ブロック1マス分のもので、形状による消費量の差はありません。
素材タイプ | 消費素材 | 通行適正 | 前提研究 |
木 (Wood) | 木の板x2 | 歩道 | なし |
石 (Stone) | 石材x4 | 道路 | なし |
補強石 (Framed Stone) | 木の板x2+石レンガx1 | 道路 | 石工 |
生垣 (Hedge) | 肥料x2 | 平地 | 農業 |
石レンガ (Stone Brick) | 石レンガx2 | 道路 | 石工 |
赤レンガ (Brick) | 石レンガx4 | 道路 | 石工 |
鉄 (Iron) | 鉄板x2 | 道路 | 製鉄 |
強化木板 (Reinforced Plank) | 強化木板x1 | 道路 | 製鉄 |
金 (Gold) | 金インゴットx4 | 道路 | 宝飾 |
チーズ (Cheese) | チーズx4 | 道路 | 農業 |
構造物ブロックの通過特性
※この項で説明する概念は内部処理的には誤っている可能性があります。ご了承ください。
足場タイプと斜面タイプの構造物ブロックの中をユニット、アイテムが通過することはできません。
柱ブロックの中はユニット、アイテムが通過可能です。
アーチタイプ、橋タイプはブロックの形状が下向きのコの字型になっていて、中央下に0.5マス分の空洞があります。
柱の上に乗せることにより中央に1.5マス分の隙間ができます。この隙間に通路(いずれの通路ブロックも0.5マス分の高さを占有すると考えられます)を設置しても隙間の大きさが1マス分となり、この間をユニット、アイテムが通過できます。
構造物ブロックの空間占有状況の模式図
①アーチのコの字型の空間部分には通路がすっぽり入る。
②通路と同じマスに柱を建て、その上面にアーチを建てると内側に丁度1マス分の空洞ができ、中をアイテムやユニットが通過できる。
③柱の上に足場の場合は中の空洞が0.5マス分になり、アイテム、ユニットは通過できない。
④アーチの上面に通路を設置することが可能。
⑤柱に通路を接続しようとすると図のように柱内部の下側に通路が接続するようになる。
足場の自動生成
- 建物を建てる際、中央1ブロック以外に段差や空間がある場合、建物の下に足場ブロックが自動的に設置されます。
- ドラッグでまとめて通路を引く際、始点と終点の高さが同じで間に段差や空間がある場合、通路の下に構造体ブロックが自動的に設置されます。
始点と終点の高さに差がある場合は、斜面ブロックを含む構造体ブロックが自動的に設置されます。その際は高所にある部分ができるだけ短くなるように設置されます。- 自動設置される構造体ブロックの種類は、通路を引く際の始点となるマスの種類に依存します。
基本的には始点のマスと同じ構造体ブロックが使われますが、視点が地面や斜面ブロックだった場合は木の足場ブロックになります。
- 自動設置される構造体ブロックの種類は、通路を引く際の始点となるマスの種類に依存します。
- Ctrl キーを押しながらドラッグで通路やベルトを引くと始点の高さが維持されます。
いずれのケースにおいても、自動設置される足場分の資源は建築と同時に消費されます。
簡単な立体交差の作り方
足場の自動生成を用いて、同一平面上から立体的に通路を交差させる機構の簡単な作り方の一例を示します。
1.下層となる通路ブロックの交差させたいマスに、木の柱→木のアーチの順で設置します。(素材は石でも可)
2.柱とアーチを設置したマスから直線で数マス離れた地点からドラッグで通路を引き始め、アーチの上で一旦確定します。
3.アーチの上から開始点の逆側に向けて同様に通路を引きます。
コメント
- 構造物ブロックの通過特性すごい。わかりやすい! -- 2019-06-02 (日) 23:29:49
- 足場の自動生成ですが、起点ブロックがアーチブロックであればアーチブロックで補間されるようです。 -- 2020-04-24 (金) 17:38:19
- 情報ありがとうございます。修正しました。 -- 浮遊都市1600? 2020-04-25 (土) 11:53:50
- 土台の使い所あるんですかね?足場・アーチで事足りるような -- 2021-11-19 (金) 06:24:01