『蒼穹のファフナー EXODUS』の登場人物

Last-modified: 2019-06-04 (火) 13:46:39

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主要人物

物語開始時点で一騎達の世代は真矢を除いてパイロットの第一線から退き、芹、広登、里奈、暉が防衛を担っている。
また、新たに、美三香、零央、彗の3名が候補生として選抜、第3話で正式にパイロットとして登用された。

真壁一騎 【まかべ かずき】

真壁一騎_OA.png
アルヴィスの元ファフナーパイロット。幼少時に親友である皆城総士を負傷させた事が原因で自己否定の強い少年だったが、数々の戦いを経て精神的成長を遂げ、総士ともわだかまりを解消する。同化現象の進行により両目の視力低下に加えて1年間の昏睡状態に陥った事もあったが、現在は共に回復し、溝口恭介の経営する喫茶店「楽園」で雇われマスター兼調理師として働いている。
マークザインのパイロットだったが、同化現象による身体への負荷を憂慮したアルヴィス上層部の判断によって搭乗を禁じられており、現在は一線から退いている。竜宮島回覧板第1号におけるキャッチコピーは『世界の戦士の象徴』。19歳。
【CV:石井真】

皆城総士 【みなしろ そうし】

皆城総士_OA.png
一騎の親友。かつてはジークフリード・システムでパイロットたちの指揮管理を担当していた。
第一次蒼穹作戦時に救出されるも肉体を喪失、2年後の第二次蒼穹作戦を経て竜宮島に帰還する。
現在は同化現象抑制の研究と並行してマークニヒトの解体作業の仕事に就いている。平時は眼鏡*1を着用している姿が見られる。5年前の肉体喪失によって、人の心とフェストゥムの肉体を併せ持った特殊な体質となり、同化現象抑制の研究のために自身の身体を研究材料に用いるも、特殊すぎるが故に成果は出せないでいる。
竜宮島回覧板第1号におけるキャッチコピーは『苦痛と無の使者』。19歳。
【CV:喜安浩平】

遠見真矢 【とおみ まや】

遠見真矢_OA.png
一騎の幼馴染で、マークジーベンのパイロット。戦闘機の飛行教練の傍ら、「楽園」で一騎の手伝いをしている。
TACネームは「アローズ」。一騎に好意を寄せているが、敢えてそれを伝える事はせず、ただ彼への助力になろうとしている。
些細な事から人の心情を見抜くなど、的確な観察力を持つ一方、未だに料理が苦手な不器用さも健在。
意識変性下では淡々と戦闘をこなす冷静沈着さと分析能力を見せる。竜宮島回覧板第1号におけるキャッチコピーは『同胞殺しと紛争調停者』。19歳。
【CV:松本まりか】

近藤剣司 【こんどう けんじ】

近藤剣司_OA.png
一騎の同級生。
かつてはお調子者で軽薄な性格だったが、母親・彩乃、親友・の死や咲良の昏睡状態を経て責任感の強い青年に成長。
咲良の療養生活を機に千鶴の持つ医療技術に興味を示した事で、大量の医学書を片っ端から読み漁り医学への道を志す。平時は竜宮島学園の校医。現在は千鶴の後継者的存在で、一騎の世話を焼く事もある。19歳。
【CV:白石稔】

要咲良 【かなめ さくら】

要咲良_OA.png
一騎の同級生で、剣司の恋人。同化現象の後遺症は未だ身体に残っているものの、現在は杖をつきながらではあるが、自力で歩けるまでに回復した。教職への道を歩み、アルヴィスでは後輩達のパイロット教官を担当。フェストゥム竜宮島の過去に興味を抱く総士に一定の理解を示している。19歳。
【CV:新井里美】

羽佐間カノン 【はざま かのん】

羽佐間カノン_OA.png
一騎の同級生。元人類軍のファフナー・パイロットで、紆余曲折を経て現在は羽佐間家の養女として竜宮島で暮らしている。
現在はメカニックを志し、養母である容子の元でエンジニアの修行中。
新人パイロット達に配備されたノートゥング・モデルに新たな機体コードを与える。
一騎に思いを寄せる一人でもあり、生真面目な性格もあって彼の掴みどころのない言動に翻弄される事も。19歳。
【CV:小林沙苗】

立上芹 【たてかみ せり】

立上芹_OA.png
一騎の一つ年下の後輩。虫好きで、生命に対して強い感受性を持つ。
マークツヴォルフのパイロットだが、並行してコアの世話をするため、ドクターコースと特殊医療を学んでいる。
研究に没頭するあまり5年前の快活さは影を潜めているが、戦闘時の激しさは変わらず。
鈴村神社で巫女をしつつ、広登の番組制作を手伝い続ける傍ら、ワルキューレの岩戸で眠るコア(織姫)の元にも足しげく通っている。18歳。
広登の想いには気づいているようで、本人もまんざらではない様子。
【CV:福圓美里】

堂馬広登 【どうま ひろと】

堂馬広登.png
の同級生。かつてアイドルになりたいと学校に立て篭もった事があり、成長した現在も大らかだがどこか子供っぽいところがある。
アルヴィス広報部として番組制作に携わっており、自身も出演するなど、ローカルアイドルという形でかつての夢を実現させている。
芹にほのかな思いを寄せているが、自身の番組制作において度々振り回している模様。
前作同様、マークフュンフに搭乗する。これまで戦闘時に着用していたゴウバイン・ヘルメットを後輩の美三香に譲った。18歳。
【CV:佐々木望】

西尾里奈 【にしお りな】

西尾里奈_OA.png
の友人。マークノインのパイロット。駄菓子屋・西尾商店で店番をしている。
後輩の鏑木彗から好意を寄せられているが、当の本人は気付いていない。
人類軍に対しては過去の島への所業から不信感を露わにしており、暉の島外派遣部隊志願にも反対していた。
剣司に好意を寄せているが、成就しない自覚もあり胸に秘め続けている。19歳。
【CV:白石涼子】

西尾暉 【にしお あきら】

西尾暉_OA.png
里奈の双子の弟。マークツェンのパイロット。里奈同様、真矢を慕っており、密かに好意を寄せている。
両親を失ったショックから失声症を患っていたが、16歳の時にファフナー搭乗を機に克服し、現在は饒舌な青年に成長。
現在は真矢目当てで「楽園」にアルバイトとして勤務しており、一騎に対しては先輩として尊敬しつつも、何かにつけて張り合おうとしている。里奈とは対照的に人類軍との共同戦線には肯定的で、「島の外の世界を知りたい」という自身の希望と真矢への恋情から、島外派遣部隊への志願を決意する。19歳。
【CV:梶裕貴】

水鏡美三香 【みかがみ みみか】

水鏡美三香.png
新たに選出された新人ファフナー・パイロットの紅一点。搭乗機はマークフュンフ改・ツクヨミ。
一騎を彷彿とさせる抜群の体力の持ち主で、同化現象の耐久値もトップクラスを誇る。
「ゴウバインファイル」なるスクラップファイルを作成するほどの『機動侍ゴウバイン』の大ファン。
天真爛漫な性格で、広登に憧れている。第1話にて、広登からゴウバイン・ヘルメットを譲り受ける。14歳。
【CV:石川由依】

御門零央 【みかど れお】

御門零央.png
美三香同様、新たに選出された新人ファフナー・パイロット。搭乗機はマークエルフ改・スサノオ。
格闘能力に優れ、剣道八段、合気道八段を保持しており、咲良からも戦術部隊顔負けと評されるほど。
実家は「御門や」を経営しており、自身も父親譲りの菓子作りの腕前を持ち、和菓子・洋菓子共に得意。
「楽園」にもケーキや和菓子を配達しにやって来ている。冷静沈着な性格で、一騎を尊敬しており、また、美三香に対しては密かに想いを寄せている模様。14歳。
【CV:島信長】

鏑木彗 【かぶらぎ すい】

鏑木彗_OA.png
美三香、零央と共に新たに選出された新人ファフナー・パイロット。搭乗機はマークゼクス改・アマテラス。
6年前に実行されたL計画ティターン・モデルのパイロットとして参加し、殉死した鏑木早苗の弟。
状況判断能力に優れ、思考力、集中力、メンタルポテンシャルは歴代パイロット最高。咲良曰く「ジークフリード・システムの継承者」らしい。里奈に好意を抱いており、用もなく西尾商店を訪れては彼女にアプローチをかけているが、なかなか気づかれていない。竜宮島学園中等部の現・生徒会長。姉の死以来、両親、特に母・香奈恵とは折り合いが良くない。14歳。
【CV:小野賢章】

竜宮島の住人達

真壁史彦 【まかべ ふみひこ】

真壁史彦_OA.png
一騎の父親にして、アルヴィス司令。
ペルセウス中隊の来訪、エメリーと織姫との対話を経て、美羽とシュリーナガルのミールとの対話のため、ファフナーを含めた島外派遣を決断する。45歳。
【CV:田中正彦】

溝口恭介【みぞぐち きょうすけ】

溝口恭介_OA.png
喫茶「楽園」のオーナーにして、アルヴィス特殊工作員。真矢の飛行教練を指導している。TACネームは「グレース」。
史彦とは日本自衛軍時代からの既知の間柄で、彼の右腕的存在でもある。
島外派遣部隊には責任者として参加。
【CV:土師孝也】

西尾行美【にしお いくみ】

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里奈と暉の祖母にして育ての親。彗の好意に鈍い里奈に対しては半ば呆れつつも見守っている。
島の外の世界を知りたいという思いから派遣部隊への志願を望む暉に対し、その覚悟を問うた上で背中を押す。
【CV:京田尚子】

遠見千鶴【とおみ ちづる】

遠見千鶴_OA.png
弓子・真矢の母親で、美羽の祖母。
島で唯一の診療所「遠見医院」を開業しており、アルヴィスではアルベリヒド機関主任研究員を務める。
史彦とはつかず離れずながら個人的交流が続いている。
前夫・ミツヒロの隠し子であるジョナサンに対しては、若い頃の彼に酷似した情熱と危うさを感じている。
【CV:篠原恵美】

日野弓子【ひの ゆみこ】

日野弓子_OA.png
真矢の姉。一人娘・美羽を溺愛する一方、彼女の持つ特異な能力に不安を抱いている。
家族を捨てた父・ミツヒロを嫌悪しているが、異母弟・ジョナサンに対しては好意的。
美羽の母親として、島外派遣に参加するが…。
【CV:ゆかな】

日野美羽 【ひの みわ】

日野美羽_OA.png
弓子の一人娘にして、フェストゥムの群体言語を理解する能力を持つ「エスペラント」の一人。
最近は誰かと会話しているかのような独り言が多く、自身の持つ異質な能力も含め、弓子の不安の種となっている。
シュリーナガル到着以降は、アザゼル型の敵意に強い恐怖を抱くようになる。
【CV:諸星すみれ】

羽佐間容子【はざま ようこ】

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カノンの養母。整備クルー兼教官としてカノンを指導する。
【CV:葛城七穂】

要澄美【かなめ きよみ】

要澄美_OA.png
咲良の母親。アルヴィスではCDCオペレーターを担当。
【CV:石川静】

小楯保【こだて たもつ】

小楯保.png
無印主要人物の一人・小楯衛の父親。アルヴィスのメカニック・チーフ。
フェストゥムによって妻子や部下を亡くし自暴自棄に陥った事もあったが、現在は無事立ち直っている。
「大粒あんこ」というペンネームで島唯一の連載漫画『機動侍ゴウバイン』を執筆中。
【CV:高瀬右光】

イアン・カンプ

イアン・カンプ.png
アルヴィスのメカニックとして働いている元人類軍兵士。保の漫画執筆のアシスタントも担当している。
【CV:てらそままさき】

ジェレミー・リー・マーシー

ジェレミー・リー・マーシー_OA.png
アルヴィスのCDCオペレーターとして任務に就いている元人類軍兵士。イアンと同様の境遇。
【CV:遠藤綾】

陳晶晶 【チン・シャオシャオ】

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イアンやジェレミー同様、竜宮島で暮らす元人類軍ファフナー・パイロット。愛称は「シャオ」。
アルヴィスでは同僚のベラ、オルガと共にCDCでオペレーターを担当している。
最近、アルヴィスで知り合った男性と結婚したらしい。
【CV:小松美智子】

オルガ・カティーナ・ベトレンコ

オルガ・カティーナ・ベトレンコ.png
晶晶同様、竜宮島で暮らす元人類軍ファフナー・パイロット。
アルヴィスではCDCオペレーターとして勤務しており、第5話以降は溝口たち島外派遣部隊に同行している。
【CV:沢井美優】

ベラ・デルニョーニ

ベラ・デルニョーニ.png
晶晶・オルガ同様、CDCに勤務している元人類軍ファフナー・パイロット。
【CV:相川奈都姫】

陣内貢 【じんない みつぐ】

陣内貢.png
剛瑠島に勤務している溝口の部下。溝口の事を「おやっさん」と呼び慕っている。
広登の姉・舞とは恋仲。
【CV:鈴木達央】

将陵佐喜 【まさおか さき】

将陵佐喜.png
溝口配下の戦闘部隊情報官。作中では「参謀長」の肩書でも呼ばれる。
『RIGHT OF LEFT』の主人公・将陵僚の叔母にあたる。
無茶な行動を厭わない溝口にも臆する事なく苦言を呈する、勝気な性格の持ち主。
堂馬舞とは親友の間柄で、彼女を「ドンマイ」と呼んだ事がそのまま渾名となった。
【CV:浅倉杏美】

堂馬舞 【どうま まい】

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広登の姉。「堂馬食堂」の看板娘で、父・量平と共に店を切り盛りしている。
一騎の「楽園」勤務を機に店の客足が鈍り始めた事で経営に危機感を抱き、「楽園」に偵察と称して来店する事も。
アルヴィスでは向島の火器管制オペレーターとして勤務する一方、人員異動に備えてCDCの勤務訓練も受けており、島外派遣部隊に参加する事となったオルガの代役としてCDCに配置される。
渾名である「ドンマイ」は親友・将陵佐喜の一言が由来らしい。23歳。
【CV:世戸さおり】

御門昌和 【みかど まさかず】

御門昌和.png
零央の父親。菓子店「御門や」を営む。
零央のパイロット登用に心を痛めながらも、祖父から授かった日本刀を零央に託す。
工学、特に金属加工のスペシャリストでもあり、弓子の指輪のサイズを調整している。
【CV:最上嗣生】

鏑木香奈恵 【かぶらぎ かなえ】

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彗の母親。島で美容室を経営している。
娘・早苗の殉死が原因で心に深い傷を負っており、残された彗とは折り合いが良くない。
早苗の後追いを望み、パイロットの遺族らと共に「第二次L計画」の立案を進めているが…。
【CV:竹内順子】

鏑木充 【かぶらぎ みつる】

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彗の父親。職業は駐在で、前任にあたる要誠一郎とも既知。
早苗の死以来、香奈恵と彗との間を取り持てずにいる。
【CV:藤原貴弘】

水鏡有子 【みかがみ ゆうこ】

水鏡有子.png
美三香の母親で、平時の職業は漁師。女手一つで美三香を育てた。
パイロットに決まった愛娘を激励しつつも、内心では心配している。
【CV:鶏冠井美智子】

立上真幸 【たてかみ まさき】

立上真幸.png
芹の父親。鈴村神社で神主をしている。剣司の母・彩乃の師にあたる。
ウルドの泉に出現したゴルディアス結晶の解析に携わっている。
【CV:木村雅史】

立上鈴奈 【たてかみ すずな 】

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芹の母親。服飾店を経営しており、アルヴィスの制服デザインも彼女が手掛けたもの。
織姫を歓迎し、立上家に居候させている。
【CV:小林さやか】

堂馬量平 【どうま りょうへい】

堂馬量平.png
舞・広登の父親。定食専門の食堂を経営している。
アルヴィスでは食料プラント管理官を務め、島民の生活を支える。
広登同様、大らかな性格の男性。
【CV:鈴木清信】

皆城織姫 【みなしろ おりひめ】

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皆城乙姫と島のミールとの再同期を経て新たに生まれたコア。
ペルセウス中隊の竜宮島到来、エメリーとの対話を機に急激に成長し、島外派遣部隊の出発後、覚醒する。
当初は個人としての名はなく、覚醒前は、をはじめ作中人物達からは便宜上「乙姫」の名で呼ばれていた。自分の名付け親に芹を指名し、覚醒した日が七夕であった事から「織姫」と名付けられる。
乙姫の記憶を保持しているものの、本人は乙姫と同一視される事を嫌っており*2、島のコアとして冷徹な振舞いを見せる一方、人懐っこく自由奔放な一面も併せ持つ。
【CV:仲西環】

ショコラ

ショコラ.png
羽佐間家で飼われている雌の柴犬。いつもカノンと行動を共にしている。

新国連人類軍

モーガン隊(太平洋艦隊所属第三ファフナー大隊)

2150年にハワイ生存圏の救援のため出動した、ベテラン揃いのファフナー部隊。
救援活動中に部隊内にも犠牲者が出る結果となり、その後解体。
隊長のダスティン・モーガンを含め、生き残った隊員は各地の部隊に転属となっている。

ロブ・ウォーグレイヴ

ロブ・ウォーグレイヴ_OA.png
モーガン隊副官。アイ同様、ガブリエルに搭乗していた。
第1話完全長尺版にて、ディアブロ型の同化攻撃を受け、戦死。
【CV:高口公介】

ケイ・クレイソーン

ケイ・クレイソーン_OA.png
モーガン隊の一員。
第1話完全長尺版で戦死。
【CV:鶏冠井美智子】

ペルセウス中隊(南アジア艦隊特殊航空連隊所属)

ハワイ生存圏の壊滅後、同地域のポリアフ輸送基地の司令官だったナレイン・ワイズマン・ボースによって設立された部隊。隊員のほぼ全員が先天的・後天的問わずエスペラントの素質を持つ。インドのシュリーナガルにあるアグラ基地に隊を置く。

ジョナサン・ミツヒロ・バートランド

ジョナサン・ミツヒロ・バートランド_OA.png
モーガン隊に所属していた人類軍若手パイロット。仲間内からはミドルネームの「ミツヒロ」と呼ばれている。モーガン隊時代からパイロットとして頭角を現しており、ペルセウス中隊に転属してからはファフナー部隊の隊長を務める。
冷静沈着で誠実な好青年だが、フェストゥムに対しては激しい憎悪を向ける事も。
ザルヴァートル・モデル開発者の一人、ミツヒロ・バートランドが島外で儲けた隠し子(弓子と真矢の異母弟にあたる)であり、千鶴からは情熱的な使命感の強さに関して、若い頃のミツヒロに酷似した危うさを感じられている。
搭乗機はモーガン隊時代がパワーズ・モデル「オリンピア・エンジェルス」、ペルセウス中隊転属後はドミニオンズ・モデル「ガブリエル」である。18歳。
【CV:岡本信彦】

アイシュワリア・フェイン

アイシュワリア・フェイン_OA.png
かつてモーガン隊でドミニオンズ・モデル「ガブリエル」を駆っていた人類軍の若手パイロット。
空戦型の適性が高く、第1話完全長尺版ではガブリエルが片翼を破損してもバランスを立て直し空戦を続行する腕前を見せており、ペルセウス中隊では本来なら大隊長クラスしか乗れないトローンズ・モデルの空戦型「ラファエル」を支給されている。
北極ミールを破壊した伝説のパイロット「マカベ」に憧れており、一騎に興味を示す。またナレインやバートランド、ヘスターなど大きな功績を挙げた人類軍関係者にも尊敬を抱いている。
ビリー曰くジョナサンに好意を寄せているらしい。愛称は「アイ」。
【CV:潘めぐみ】

ビリー・モーガン

ビリー・モーガン_OA.png
モーガン隊に所属していた人類軍若手パイロット。ダスティンの弟で、優秀な兄を尊敬している。
アイ同様、一騎に対しても興味を抱いている模様。
場の空気が読めない事もしばしばだが悪気はなく、過酷な戦場を生き延びてきただけにシビアな思考も持ち合わせている。ジョナサンら3人の中ではムードメーカー的存在でハンバーグが好物。
搭乗機はパワーズ・モデルでモーガン隊時代は陸戦型「オリンピア・エンジェルス」、ペルセウス中隊転属後は空戦型「アリエル」。同化耐久力が高く、生涯パワーズ・モデル乗りを宣言している。
【CV:森田成一】

ナレイン・ワイズマン・ボース

ナレイン・ワイズマン・ボース_OA.png
人類軍統括本部に所属する軍人で、ペルセウス中隊隊長。階級は大将で、史上最高齢のファフナー・パイロット。
エメリーを保護し、彼女をもうひとつの希望(=美羽)と出会わせるべく、竜宮島にやって来る。
左目横の傷は2150年のフェストゥムハワイ襲来時についたもので、当時はポリアフ輸送基地の司令を務めていた。ポリアフ基地壊滅後、エスペラントや共存賛同者を集めて中隊を設立し、同隊を置くアグラ基地の司令となる。
「世界で最も安全」と称されるハワイ生存圏を成立させた実績に加えて、本部所属という事もあってか、人類軍内部においても人望が厚く大きな影響力を持つ。
その一方で、へスターら好戦派からはその異端な思想を含め存在を危惧されている。
【CV:大友龍三郎】

エメリー・アーモンド

エメリー・アーモンド.png
朽ちたスフィンクス型によって保護されていた少女。元々は戦災孤児の民間人だが、ハワイ攻防戦以降はナレインと行動を共にしている。北極ミールの欠片を手にした弟を通じて、フェストゥムとの対話能力を身に付けた「エスペラント」で、フェストゥムが故郷を襲った際に両親と弟を同化され、自身のみが生き残ったという過酷な境遇を持つ。そのためか、幼いながらも達観したところがあり、エリア・シュリーナガルのエスペラント達の中心人物となっている。美羽とは出会う前から思念による対話を続けており、竜宮島で邂逅を果たした際に彼女の最初の友達となった。
所持している緑色の結晶とスニーカーは弟だったものの一部であり、遺品。

※初期設定においてはインド南部のセイロン地方出身となっており、北極ミールの欠片を根付かせる場所がインド国内のシュリーナガルとなったのはそのためだろうか。
【CV:佐々木りお】

ウォルター・バーゲスト

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新国連人類軍に所属する大型爆撃機の副操縦士*3で、2150年時の階級は少佐だった。
ハワイ・ポリアフ基地における交戦規定アルファの発令に反発して指揮官に銃を向けるも取り押さえられ、権限を剥奪された。
この一件で少尉に降格させられたが、その後は自身の希望によりペルセウス中隊に転属し、2151年時点ではエリア・シュリーナガルにて第4守備隊隊長を務めている。
過去のある経験から竜宮島の人々に罪悪感を抱いている。

※初期設定によると、克己心と忠誠心が高く、自分より大きく正しいものの一部として働くことに喜びを覚える人柄で、人類軍の特待生としてエリートコースを進んでいた過去を持つという。ハワイ戦での一件まで交戦規程アルファによる爆撃任務に従事し続けていた経歴もそれが上層部に高く評価されたため。なおハワイ戦での処分は降格だけに留まらず、捨て駒として最前線の防衛部隊で地上部隊員として送り込まれる懲罰人事を受ける事になる。しかしこの懲罰人事により使命感を取り戻し、人類のために戦う事への喜びを見い出す。ファフナー・パイロットとなったのはペルセウス中隊転属後。
【CV:置鮎龍太郎】

アニラ・オーロビンド・ゴーシュ

アニラ・オーロビンド・ゴーシュ.png
エリア・シュリーナガルに所属するオペレーター。
ボーイッシュな外見だが性別は女性。
【CV:櫻井智】

マデリン・ゾーン

マデリン・ゾーン.png
エリア・シュリーナガルに所属するオペレーター。女性。
ブリゲート・コントロールのオペレーターも務める。
【CV:鶏冠井美智子】

マルコス・プラド

マルコス・プラド.png
エリア・シュリーナガルに所属するオペレーターもしくはナレインの補佐。男性。
ブリゲート・コントロールのオペレーターも務める。
【CV:佐藤健輔】

アイザック・アレンスキー

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エリア・シュリーナガルに所属するオペレーター。男性。
ブリゲート・コントロールのオペレーターも務める。
【CV:遠藤大智】

ダッカ基地

ペルセウス中隊の上位組織である南アジア艦隊の基幹拠点基地。

カマル・デクスター

カマル・デクスター.png
ダッカ基地の司令官。
人道派でナレインを支持しており、交戦規程アルファにも反対している。

※初期設定によると、交戦規程アルファが発令されそうな状況を察知して先手を打ち、たびたび発令を回避してきたという。またナレインとは互いに信頼し合う若い頃からの戦友とのこと。
【CV:園部好徳】

アルゴス小隊(新国連本部直轄・独立ファフナー大隊所属)

人類軍において、他の艦隊などに属さず新国連本部の直轄で任務を行う部隊の中の一つ。
交戦規定アルファ発令時における同化された機体や同胞の破壊を任務としている。
また同規定の対象地域に赴き、地上から爆撃機の誘導も行う。
任務地周辺の基地部隊との混成部隊として行動する事が多い。

※初期設定によると、構成人数はダスティンら4人の特殊工作員のみ。本編中で他の隊員らしき人物が見受けられない事を見ると、決定稿でも採用されたと思われる。

ダスティン・モーガン

ダスティン・モーガン_OA.png
人類軍ベテランパイロットで太平洋艦隊第三ファフナー大隊の隊長だった(同隊の通称がモーガン隊だったのはそのため)。
ハワイ生存圏の救援に駆け付けるもモーガン隊は壊滅してしまい部隊は解体される事になる。この時、弟のビリーとその戦友であるジョナサンとアイを戦地から遠ざけるため後方支援部隊に移籍させていた。
2151年時点ではアルゴス小隊に転属しておりそちらの隊長を務めている。
ハワイ戦での部隊の壊滅時に同化された味方機による被害の拡大を経験した事から、交戦規定アルファの絶対視と「汚れ役」を担う事への義務感を抱く。
その一方、後方支援に回したはずのビリーが攻撃対象のペルセウス中隊にいる事を知ると煩悶するようになり、彼だけを対象から除外して自身の元に引き込もうと考えるなど、甘さを捨てきれずにいる。
搭乗機はトローンズ・モデル「ラファエル」。

※初期設定によれば、ビリー達を後方支援に回した後、自身は最前線に残って劣勢を挽回するために奮闘していたという。アルゴス小隊隊長となったのもその働きが新国連に評価されたため。
【CV:中村悠一】

キース・ウォーター

キース・ウォーター_OA.png
元モーガン隊の一員で当時はパワーズ・モデル「オリンピア・エンジェルス」を駆っていた。
2151年時点ではダスティンと共にアルゴス小隊の隊員となっており、同化された同胞を嬉々と始末する。
(この人物像を「竜宮島回覧板EXODUS第8号」において『ハワイ壊滅時に「心が壊れた」女』と、皮肉混じりの表現で紹介されている。)
アルゴス小隊転属後はドミニオンズ・モデル「ガブリエル」に搭乗。

※初期設定によると、元々MAKABE因子を必要としないほどのファフナー適性の持ち主。さらに因子の移植によってフェストゥムの敵意や将来迫る危機を敏感に察知するエスペラントとしての高い素質も(本人に自覚はないが)合わせ持つようになり、死地を脱する術に長けるとされる。またモーガン隊では陸戦チームのリーダーという立ち位置だったとの事。モーガン隊壊滅後は、後方支援に回されるのを拒否してダスティンとともに最前線で戦い続けていた。
【CV:宇乃音亜季】

ハインツ・ビットナー

ハインツ・ビットナー.png
アルゴス小隊の隊員。メカニック出身。
生存確率が少しでも高い部隊に配属される事を望み、そのためならば味方を手に掛ける事も厭わない。
搭乗機はトローンズ・モデル「サンダルフォン」。

※初期設定ではドミニオンズ・モデルに搭乗する予定となっていた。
【CV:泉大智】

チェスター・ゲイン

チェスター・ゲイン.png
アルゴス小隊の隊員。元々はハワイ生存圏の防衛に駆り出されたゴールド隊(太平洋艦隊第六ファフナー大隊)に所属していた。ゴールド隊は敵の同化攻撃で壊滅し、彼が唯一の生存者となった。
ダスティン同様、同化された味方を始末する事に義務感を抱いている。
搭乗機はパワーズ・モデル「エイワース」。
【CV:栗原吾郎】

太平洋艦隊総司令部

ダッドリー・バーンズ

ダッドリー・バーンズ.png
人類軍太平洋艦隊総司令官。詳細な階級は不明だが、副官のディランからは「将軍」と呼ばれている(無印時の階級は大佐)。ヘブンズ・ドア作戦においてマークニヒトの攻撃に巻き込まれ、右目と両手足を失ったものの、生還を果たしている。
ヘスターの強硬路線には懐疑的で、人類軍統括室にも籍を置くディランに内情を探らせている。

※初期設定によれば階級は大将となっているが、本編では上記の通り将校である事以外は明言されていない。
【CV:内田直哉】

ディラン・バーゼル

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バーンズの副官。36歳。ヘスターの統括室に所属する人類軍幹部でもあり、周辺の内情を調査しているが…。

※初期設定によると階級は大佐でありバーンズの後任。人類救済に命を捧げる覚悟で、上層部だけが生き延びたり、大量の犠牲を強いるのは言語道断という考えを持った人物との事。
【CV:勝杏里】

新国連・人類軍統括本部

へスター・ギャロップ

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新国連事務総長にして、世界政府準備議会代表を務める女性。アメリカ人。
好戦的な人類至上主義者で、新たなミール・アルタイルを破壊対象と見なし、人類軍統括本部の実質的独裁者でもある。
ナレインらエスペラントを擁する派閥に対しては、人類救済のための「トリプル・プラン」の妨げになると考えており、彼らに交戦規定アルファを発令する事も厭わない。
人類軍統括本部とは別に、世界で唯一衛星が使えるダーウィン基地を本拠地としている。

※初期設定によると、新国連および人類軍設立までの過程では反対派との暗殺合戦を延々と繰り返してきたという。
【CV:鳳芳野】

王穀 【ワン・イー】

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新国連幹部の一人。ヘスターの賛同者であり、人類軍設立にも関わった。
「トリプル・プラン」を共謀した一人で、ヘスターの右腕的存在。

※初期設定によれば父親は元中国国連大使で、父とともにヘスターに賛同していたが、反対派に父を暗殺された過去を持つ。
【CV:高口公介】

シモン・ネタニヤフ

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新国連幹部の一人。王穀同様、人類軍設立に関わり、ヘスターと共に「トリプル・プラン」を共謀した。

※初期設定によると、ヘスターを支える中で反対勢力の暗殺を命じてきた人物であるとの事。
【CV:佐藤健輔】

フェストゥム

春日井甲洋 【かすがい こうよう】

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無印主要人物にして、一騎達の同級生。
5年前にコアギュラ型に脳中枢を半同化され、後にスレイヴ型のフェストゥムとして覚醒。
『HEAVEN AND EARTH』ではマークフィアーのコアの姿でパイロット達の危機に駆け付けた。
本作でも島の新たな力と人としての姿を得て、仲間達の帰る場所である竜宮島を守るべく再び現れる。
【CV:入野自由】

来主操 【くるす みさお】

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ボレアリオスのコアの少年。
『HEAVEN AND EARTH』に登場したスフィンクス型のフェストゥムと同じ名前と姿を有するが、別人格としての新たな存在である事が示唆されている。無邪気で奔放な性格は以前の「来主操」を髣髴とさせるが、戦いを遊びのように捉え楽しむ節があるなど、やや享楽的。
【CV:木村良平】

グレゴリ型の少年

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巨大な目を持つ少年の姿をしたフェストゥム。
ペルセウス中隊の面々からは、世界樹アショーカに寄生する「同化された人間の残留思念」と認識されており、無害な存在としてみなされていた。アショーカ倒壊後も新天地を目指す一行に紛れる形で度々姿を現すが、後にその正体が明らかとなる事になる。
【CV:石川静】

故人

皆城公蔵 【みなしろ こうぞう】

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皆城総士・乙姫の父親で、アルヴィス前司令。乙姫を妊娠中だった妻・鞘を目の前で瀬戸内海ミールに同化されている。
無印第2話にて一騎の搭乗するマークエルフに武装を届けた直後、ワームスフィアを受け殉職した。

皆城鞘 【みなしろ さや】

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皆城総士・乙姫の実母。乙姫を妊娠中、瀬戸内海ミールに同化される。
彼女だった赤い液体に意志の有無があるか調べるべく、分析用の液体型コンピューターを増設したものが「ウルドの泉」となった。

鏑木早苗 【かぶらぎ さなえ】

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鏑木彗の姉。6年前に実行されたL計画にファフナー・パイロットの一人として参加したが、機体搭乗に伴う同化現象によって帰らぬ人となった。島を離れる前はおさげ髪だったようで、鏑木家に切った髪が遺髪として残されている。


*1 蔵前が掛けていたものと同じ特殊な偏光レンズが用いられている。能戸総監督twitterより
*2 彼女にとっての乙姫は「母親」であり、総士からも「人間で言えば姪にあたる」と言及されている。
*3 公式HP「SPECIAL」該当項目より