フェストゥム

Last-modified: 2014-07-25 (金) 22:59:56

フェストゥム 【FESTUM】

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突如宇宙から襲来してきた地球外知的生命体。
構成成分の大半がシリコン(珪素)である事から、「シリコン型生命体」とも称される。
読心能力であらゆる攻撃を無効化し、レーダーも効かないため、人類は有視界攻撃で対抗する事になり、接近戦用兵器の開発を余儀なくされた。「ペルソナ(核、コアとも)」と呼ばれる中核部分を破壊する事で倒す事が出来るが、これを破壊しない限り、時間が経てば再生してしまう。最終的に宇宙を無に帰す事で、より高い次元へ移行させようとしている。

「フェストゥム」という名は、ラテン語で「祝祭」を意味する。

「あなたはそこにいますか?」

本作のキャッチフレーズにして、フェストゥムが人類に問いかける際に用いる言葉。
肯定した場合は理解して取り込むべく同化を、否定した場合は存在を無に帰す為に攻撃を仕掛けてくる。
ただ、後述するように同化されると「いなくなる」ため人類にとっては攻撃と変わりない。
フェストゥムがこの言葉を用いるのは、人類の外宇宙探査機に積まれていた人類存在のメッセージ「あなたはそこにいますか?」をフェストゥムが読み取ったため。

同化

文字通り、対象を同一化してしまう事。
他の生命体と同化する事で、全て同一のものとなり、また、その能力を吸収する事が出来る。
同化された人間は、基本的に「いなくなる」が、中途半端に同化された場合(中枢神経のみなど)を「半同化」といい、人の姿を保っているものの、自我が失われ、脳死に近い状態に陥る。
また、作中では明確な描写はないが、フェストゥムの中には一定以上同化すると「飽和」して崩壊してしまう個体がいるらしい。
以下、竜宮島回覧板・1106号より抜粋。

飽和を迎えて崩壊した後の彼らの質量は、崩壊前よりも大幅に減っている。
このことからフェストゥムは、物質に内在する目に見えない部分を、四次元方向に運んでいるのではないかと推測される。おそらく彼らは「存在を永遠に向かって放出する」のではないだろうか。
この仮定から、「同化」が目的の全てではなく、何らかのプロセスに過ぎないのではないかという研究を日本がしていた。そしてそれゆえ新国連から日本が危険視されていた。
しかし、それがファフナーという兵器を生み出したのも皮肉な話である。

ワーム・スフィアー現象

フェストゥムの攻撃手段である黒い球体。
歪曲回転体(空間の球状の捩じれ)が発生することで起こり、これに触れた物質は、ゼロ次元へ向かって捩じ切られる。
本編を見る限り、対象を消滅させてしまうものもあれば、捻じ曲げる、機体に損傷を与える程度のものもあるなど、威力は様々(ただし、ノートゥング・モデルに関しては内蔵されているコアによって多少威力が緩和されている)。

種類

様々な種類が存在し、タイプによって行動や戦法が異なる。
以下はTVシリーズにて出現したフェストゥム。

TVシリーズ(無印)以降に製作されたシリーズに登場したものについては下記を参照。