アイザック・ニュートン〔オルタナティブ〕

Last-modified: 2019-06-13 (木) 20:02:01

キャラシート

【クラス】ルーラー
【真名】アイザック・ニュートン[オルタナティブ]
【容姿】白衣をまとった、頑固そうな若者
【英雄点】35点(ステ22点・スキル13点):令呪1画消費
【HP】35/20+15
【筋力】E:1
【耐久】B:4
【敏捷】D:2
【魔力】A:5
【幸運】EX:8(10)

 

【スキル1】術理解明:A
5点:このサーヴァントは奇襲攻撃ができる。

 

【スキル2】可能性の光:A
5点:交戦フェイズごとに1回まで、真名を看破している自分以外の味方陣営に対して自害以外の令呪1画分の効果を使用できる。

 

【スキル3】星の開拓者:EX
3点:奇襲攻撃時、補正値5を得る。

 

【宝具】『世界は仮説にて成り立たず(ヒポテセス・ノン・フィンゴ)』 1/1
【ランク・種別】ランク:A 種別:対人(ときおり対界) レンジ:視界内全て 最大捕捉:レンジ内ならば∞
【効果】魔術、または奇襲攻撃時、補正値10を得ることが出来る。
魔術攻撃時にこの宝具を使用した場合、相手は防御補正値を得れない。

 
 

「魔術(かこ)に、俺は科学(みらい)で勝利する。これほど心躍る事はねぇ!」
 ───────そそるぜ、これは!」
 
 

プロフィール

 
筋力■■■■■D耐久■■■■■D
敏捷■■■■■C魔力■■■■■B
幸運■■■■■宝具■■■■■EX
 

クラススキル

対魔力:E
科学者なので対魔力はおまけ程度。

 

真名看破:A
彼は最後の魔術師として神秘を否定した。
が、黙示録を科学の側面から研究したようにオカルトを理解する力も持っている。
故にオカルトも、それ以外も、その高い思考力を以て真名へと無理やりこじつけることが可能。

 

神明裁決:C+

 

固有スキル

術理解明:A
術式と呼ばれるおよそ全ての式を解明し、これを修復する技術。
ニュートンは数学や物理の基礎知識とされる微分積分を発見したとされ、
高いランクでこのスキルを持つ。これにより、真名看破と同時に相手に関する
過去や未来に関わる数値を予見する一種の千里眼めいた技が可能。

 

七色の虹光:A
プリズムによる光の分散、並びに反射式望遠鏡の開発による光の収束の観察
それらを成し遂げ「光学」という分野を飛躍的に発展させたことに由来するスキル。
光を自在に司りそれを攻撃に転じる事が可能。疑似的な魔力放出(光)に似た行為までやってのける。

 

星の開拓者:EX
人類史においてターニングポイントになった英雄に与えられる特殊スキル。
あらゆる難航・難行が、「不可能なまま」「実現可能な出来事」になる。
その時代の記述力では一歩足りない難行を人間力だけで乗り越える、一握りの天才ではなくどこにでもいる人間が持つ『誇り』を燃し尽くす力。
彼は万有引力の法則を始めとする物理の数々の法則の発見により物理史を、科学史を、そして宇宙事業を飛躍的に発展させた。故にこのスキルを持つ。
今の段階でも彼の業績は人類史に大きく足跡を残している。しかし今後、彼の業績はさらに人理に深く、深く、影響を及ぼしていくことであろう。
人類が宇宙(そら)へと飛び立つその日まで。

 

宝具

『普遍なりし数術基盤(アリスメティカ・ユニバーサリィ)』
ランク:A 種別:対数 レンジ:30 最大捕捉:レンジ内ならば∞
現在の理論数学の基礎にして、それを無くては語れない基礎基盤たる微分・積分を発見したことに由来する宝具。
ランクBからA+までの天賦の叡智、数秘術、高速思考、分割思考などの複合スキルとして働く彼の第一宝具。常時真名解放型。
これにより彼は自身の周囲にある数値を全て読み取り、そしてその膨大な量の情報を常に処理しつつ最適な演算解を打ち出せる。
その代償として、常に真名が開示され続ける事や演算中は戦闘が出来ない、等と言ったデメリットがあるがかれは気にしてない。
「あー? 俺の名前が知れ渡るんならいい事じゃねぇか 戦闘出来ない? そりゃ好都合。計算に集中できる」とのことである。

 
 

『数学的諸原理(プリンキピア)』
ランク:A 種別:対理 レンジ:1~100 最大捕捉:100
彼が発見し、地球上…それどころか宇宙全ての物体の運動を説明できる"万有引力"を宝具としたもの。
その手に持つプリンキピアの原典を拡げる事で、彼は彼の周囲の万有引力の方向を自在に捻じ曲げ操ることが出来る。
これにより、物理による攻撃ではまず彼を傷つけることが出来ず、最悪その攻撃をそのまま跳ね返されかねない。
ただしその手に持つプリンキピアの原典を奪い取ることが出来ればその限りではない。
「クク……もう一人の俺じゃねぇが……"空に堕ちよ"、だったか。イカすじゃねぇか」

 
 

『世界は仮説にて成り立たず(ヒポテセス・ノン・フィンゴ)』
ランク:A 種別:対人(ときおり対界) レンジ:視界内全て 最大捕捉:レンジ内ならば∞
それまでの自然哲学の常識を覆し、「観測できる物事の因果関係を示す」という哲学・解釈を展開して
新しき物理・化学の分野で革命を引き起こしたことに由来する宝具。真名開放前でもA相当の対魔力を持つ。

 

真名を解放することで、相手の行う魔術の全てを論理的に究明・解釈をして大幅に弱体化させる。
これは『神秘の秘匿により力を得る魔術』への強力なメタであり、言うなれば神秘の強奪ともいえる。
ただし似た性質を持つ発明王の宝具とはいささか性質が異なり、こちらはあくまで対象のみを無効とする。
だが、大質量の神代の魔術などは容量オーバーとなり無効にしきれないこともあるのが玉に瑕。
「もうお前らの居場所はねぇんだよ神秘(ロートル)がよぉ!
あとは俺ら科学(ニュービィ)に任せて、とっとと退散しなぁ!」

 

解説

イングランドの自然哲学者であり、数学者で物理学者、かつ天文学者にして化学者。
ニュートン力学を確立させ物理学の基礎を切り拓き、微積分法の発見し数学を飛躍的に進歩させ、
そして万有引力を発見し宇宙への第一歩を人類に歩ませた、まさに"近代科学文明の礎"と呼ぶに相応しい英霊。
本来ならばキャスターのクラスで召喚される存在であるが、諸事情によりルーラーとして顕現している。
その結果、本来1つしか持ってこれないはずの3つの業績である『物理分野』『数学分野』『光学分野』
の全てをスキルと宝具として持ってきている。業績自慢したがりな大人げない人。

 

そんな科学者としては知らぬ人がいないレベルの偉人であるが、
魔術師・錬金術師としての側面を持っていたことは意外と知られていない。
彼は魔術、中でも錬金術に非常に強い興味を示しており、大学の研究室でよく行っていたと記録がある。
また彼の主著であるプリンキピアにも『神による秩序だった世界観を示す」という、神学的な動機もあったことが分かっている。
実際、彼は黙示録の記述に対して科学的・論理的な見解をまとめて論文として残すなど、神学者としての面も非常に大きい。
後世では、『科学者がオカルトに耽溺するなど!!』と、そういった面は長らく見てみぬふりをされてきたが……

 

さて、科学者である彼がこのような研究を続けたのは理由がある。
こちら側の可能性の女性のニュートンは生来より魔術師であった……が、生憎こちらのニュートンは魔術のまの字も知らない。
では何故、魔術師でもない彼が魔術を? それは、彼の"知らぬものを知らないままにすることは愚の骨頂だ"という精神に由来する。

 

「魔術ゥ? 面白れぇじゃねぇか。過去(オカルト)と未来(かがく)、どっちが有用か……調べさせてもらおうじゃねぇか」

 

生来より気になったら、分からない事は、とことん周囲があきれ果てるまで調べ尽くし考え尽くすタイプであった彼は、
本来は隠匿されるべき神秘すらも、その手でガンガン掘り下げてジャンジャンその叡智をその脳内に詰め込んでいった。
科学における天才は、魔術の分野においても天才であった。この際に得た錬金術の基礎を、彼は化学に応用している。
彼は"自分が知らない事がある"という事が、何よりも許せないという困ったちゃんな性質なので、
魔術もとことん研究しつくした。

 

しかし、科学者でありながら魔術に手を伸ばそうとする彼に魔術協会は良い反応を示さなかった。
魔術師として正式に研究をしたいというニュートンを、時計塔は門前払い。彷徨海もアトラス院も同等であった。
当然である。神秘は隠匿されて然るべし。その魔術を大衆へ広めんとするニュートンは、殺されても文句は言えなかった。
そんな薄情なる(向こう側からすれば至極真っ当だが)協会に対して彼はひどく激昂した。

 

「アァー!? 少人数でしか共有できない、隠匿されるのが神秘だぁ!? お前ら莫迦じゃねぇかぁ!?
少人数でしか出来ないってお前そんなもん欠陥品じゃねぇか! 技術は世界中で平等にシェアされてしかるべきだろうがえぇー!?
ああ分かったよ、お前らオカルトがそう言うんならいいだろう。お望み通り……先細って絶滅までとことん科学で追い詰めてやるぜ……」

 

結果彼は魔術世界を忌み嫌い、時代遅れの倒錯者と嫌うようになる。
その意趣返しとして、彼は科学分野を飛躍的に進歩させ、現代科学の礎を築いたのだ。
故に彼は、人々から言われた皮肉としてではなく、己自らこう名乗る。

 

『俺が、"最後の魔術師"だ』と。

 

ちなみに彼は正真正銘のアイザック・ニュートンであるのだが、こちらの世界のニュートンではない。
ある要因により近づいた別世界の彼が、ある理由によってこちら側に何故か呼び出されてしまっただけに過ぎない。
呼び出された理由も不明。彼には願いなんてないし(正確には「科学で魔術に勝つ」という欲はあるが、既に科学100億%な時代になっているので、
別段聖杯にかける願いなんざさらっさらねぇよという事らしい。故にルーラー)聖杯戦争への参加も無頓着な様を見せる。
どうやら、こちら側の女性のニュートンが関わっているようだが、その点に関してのみ彼は真相を黙して語らない。

 

性格

説明好きで話好き。化学と天文学と物理学と数学と魔術の話になると早口になる。
やかましいホームズ。もしくはテンションの高い池●彰。口癖の「そそる」からも分かる通り、
ありとあらゆる分野に一通りの興味を示し知見を広めんとする、でかい子供のような人。

 

また我が強く、自分に反論する相手は完膚なきまでに論破する負けず嫌い。
誰も彼の講義についていけず、生徒のいない教室で一人講義していたとすら噂されている。
他にも母親の再婚に「放火して殺してやるからな…!」と激昂するなど、激情家らしい面もある。
(そしてそれに加え、後にこの発言を後悔して撤回している、など科学者らしい冷静な面もある)
その為、自分が一度決めた意見は曲げないタイプ。反論が来たら徹底講戦の構えをとる。
特に『科学>>>魔術』という方程式に関しては頑なに変えようとしないけおりすと。
生粋な魔術師に呼ばれたらそれこそ七日七晩の口論が繰り広げられるだろう。

 

だがだからと言って魔術師やオカルト全てを見下している、という事は勿論なく、
約3800年にわたって積み上げられてきた神代からの神秘に関しては一定以上の敬意を払っている。
ただそれが我が物顔であたかも科学より勝っているぜー!みたいな顔されるのが気に入らないだけである。

 

因縁キャラクター

アイザック・ニュートン(キャスター)
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!??? お前ェなんでもう一人の俺が平行世界で魔術師してんだあああぁぁぁあああああ!!?
ありえねぇ! いやちょっと待て なんで俺が魔術師だったって事に……!? ああ…確かに俺は研究してたがよぉ……畜生め無辜の怪物スキルがぁ!
あァ……? 魔術師なのは元から? 猶更理解できねぇ! うっそだろお前畜生めテメェは必ずこの俺がぶっ倒すと決めるからな覚悟しとけ!!!」
平行世界の同一人物の癖して不倶戴天の仇。なんで……? どうも「自分自身が魔術師している」事が我慢ならないらしい。
彼自身もキャスタークラスなんざ死んでもゴメンだという理由でルーラーになったらしいし。

 

口では滅茶苦茶に悪くは言う物の、関係はまぁまぁ良好
それは例えるならば噛みつき続ける弟とそれをたしなめる姉のような、そんな中の良い姉弟みたいな感じ

 

【台詞】

自己紹介:「よぉー、お前さんかい俺を呼んだのぁ。アァ? そーだよ合ってるよ
      1000%正真正銘、この俺がアイザック・ニュートン。人呼んでルーラーだ
      ……あ? ニュートンは女? 馬鹿言ってんじゃねぇよ」
戦闘開始:「オカルト……? んじゃあ、科学でぶちのめしてやるだけよ」
アタック:「そらよ!」「光よ!」「重力的に!……ってかぁ?」
スキル:「ほぉーうイイネ良いねぇ。唆るじゃねぇか」
宝具:「科学の神髄だ、目ン玉かっぽじって鼓膜見開いて五感に刻みやがれ!!」
   「神秘の秘匿は終わりを告げる! これより刻まれるは人類の科学の時代!!
    讃えろ! 世界を拓くは我が知識!! 『世界は仮説にて成り立たず(ヒポテセス・ノン・フィンゴ)』!!」
ダメージ:「ちっ!」
大ダメージ:「ほぉ~……良いデータが取れるじゃねぇか……」
消滅:「はっはっは!! まぁ、良い実証実験ができたっつーことで…」
勝利:「オイオイこんなんで喜んでんじゃねぇよ。過去に未来が克つ。当然だろう?」
敗北:「あっちゃー……、少し、踏み込み過ぎたか」
好きなこと:「ア? 科学と言いたい事だが……ちと違うな。俺が好きなのは、"知る事"だ。
       フィロソフィー……とはまた違うな、俺は知らない事があると気に入らねぇんだ。
       だからこうして、俺は俺の為に知り、その過程で得た物を、共有しているだけさ。」
嫌いなこと:「当ッ然ッ!! 魔術オカルト神秘その他諸々に決まってんだろーがクソッタレ!!
       なぁにが神秘は隠匿されて然るべきだヴァーカ!! 俺に最奥まで教えなかったんだあのクソども!
       俺が魔術を一から十まで知ってりゃ! あと人類は400年は技術先に進めたぞバーカバーカ!!!」
マイルーム:「殺風景だなぁマスターよぉ、どうだい? ここは一つ猫でも飼ってみねぇかい?
       ネコは良いぞ? ああ、昔は俺も食い忘れた飯を猫にやったり、そりゃ可愛がったからな」
放置:「……おいマスター、あの英霊はなんだ? 何時代の、何処の、なんて英霊だ? あんな人間見た事ねぇ
    ほぉ、へぇ、ふぅーん…………。ヨシ、ちょっくらとッ捕まえて実験してくるか」