キャラシート
【名前】シグラウェリィ・サナルスティア
【容姿】銀灰色の瞳を輝かせる高貴の少女。 そこそこ。
【願い事】省略
【バッドエンド】省略
【グッドエンド】省略
【令呪】 2 / 2
【HP】10 / 10
【筋力】E:1
【耐久】D:2
【敏捷】E:1
【魔力】A:5
【幸運】E:1
【合計】10点
【スキル1】偏光/強化:自身のサーヴァントの物理防御時、補正値3を与える。
【スキル2】偏光/支援:自身のサーヴァントの物理攻撃時、補正値3を与える。
【奥義】『星環の魔眼』 1/1
【ランク・種別】E~A++:魔眼・宝石
【効果】自身のサーヴァントの任意判定時、補正値3を与える。
この奥義は任意のタイミングで名称、ランク・種別、RPを変更して良い。
【奥義】『無色の灰に灯れ光』 1/1
【ランク・種別】E~A++:固有結界
【効果】自身のサーヴァントの任意判定時、補正値3を与える。
【その他】人型/女性/秩序・中庸/人属性
泥
【マテリアル】
愛称:シグラ
年齢:18歳
身長:152cm / 体重:51kg
スリーサイズ:
血液型:O型
好きなもの:甘菓子、????(口外しようとしない)
苦手なもの:ゴキブリ
特技:ゲーム全般
起源:『視る』『視られる』
属性:秩序・中庸
魔術属性:空
魔術系統:魔眼
魔術特性:転換
魔術回路・質:A++ / 魔術回路・量:A++ / 魔術回路・編成:正常
【略歴・人物】
『偏光宝石』。 『魔眼王女』。 『虹に最も近い者』。
――あるいは、『万知万能の孤高』。 『最も滅び在る今を見守る者』。
魔眼の大家たるサナルスティア家に生まれた少女にして現当主。
魔術属性・空、『宝石』クラスの魔眼、質と量共に高水準の魔術回路等、
魔術師として隔絶した才能を示し、当時当主であった父の不意の死も重なって、齢18ながら現当主の地位に収まる。
大家というだけあってサナルスティア家の歴史は極めて古く、
およそ時計塔のロードにも匹敵し得るそれは彼女に多大な重圧と権謀策術を押し付けたが、
それらをおくびにも出さずに払い除け、超然とした我を以て魔眼の大家たるサナルスティアを維持、統括している。
強力な魔眼とは総じて先天的かつ一代限りの突然変異とも称される異能であるが、
サナルスティア家はこの魔眼という異能を維持、継承することに心血を注いできた。
番う相手も同じく魔眼保有者を選ぶのは勿論の事、近親相姦や母数を増やすために子を数多に成す等をし、
後天的に身に付けるものではなく先天的な、超能力としての魔眼を血族の中に多く生み出そうとした。
――その一人が、シグラウェリィ・サナルスティア、彼女である。
凛然と輝くその瞳は、
数多に生まれたサナルスティアに連なる血族――分家をも含めてなお、一際に燐光を放っていた。
誰もが羨み眩むそれは『宝石』の瞳。 時計塔のロードですらかくや、とされる神域の魔眼。
最早それだけで後継者の座は決まったようなものだが、彼女はそれ以外の能力に於いても隔絶した才能を見せた。
数多の重圧と期待――その視線を受けながらしかし、それに答え続け、結果を更新し、歴代の記録すら塗り替えてみせて。
正当な後継者から当主という立ち位置に求められる役割を周囲の期待以上に答えてみせた。
性格は正にエゴイスティックなお嬢様。
傲慢に不遜に世界を睥睨する魔眼所有者。
極めての自信家でもあり、自らがあらゆるの上で、他の全てが下であるのだとも豪語する。
猪突猛進なようで相手の相手の一挙手一投足を見逃さず、狭視的なようで広く周りを視ている。
鋭い上品さと一本筋の通った強さを同居させる、高貴たる者の義務(ノブレス・オブリージュ)の体現者。
ややに残念さを見せる言動や行動に目を瞑りさえすれば、これ以上ない程の王器を感じさせる貴族中の貴族である。
そんな彼女をもしか一言で表すとするならば、端的に『困った人』。
――そんな孤高に、どこか寂しさを覚えながら。
【能力】
■魔眼及びにその異能について
先にも書いたように魔術師として隔絶した才能を有しており、
特に魔眼に関しては下記の能力も相まって出来ないことの方が少ないほど。
文字通りの超越者であり、言わば『外れて』しまった側の人間である。
魔眼保有者にして色覚異常者にして共感覚者――故の万知万能者。
彼女の色覚異常は約30万人に1人という非常に珍しい割合で生じる全色盲であり、
色なき故にどこまでも平坦な世界を、彼女はその瞳を通して見ている。
それは無色の影。 彩を忘れた透明の朔。 見えぬ新月。 神のキャンパス。
共感覚とはある刺激に対して通常の感覚だけでなくそれとは異なった感覚を生じさせる知覚現象で、
例を挙げるならば文字や数字に色を感じたり、味を感じたりするのがこれにあたる。
彼女の場合は上記に挙げた文字や数字等の記号、音や味、感触等、あらゆるに色を感じ、
そしてその逆に色に対してあらゆるものを見出す共感覚者であり、
色の溢れるが故にどこまでも鮮烈な世界を、彼女はその感覚を通して感じている。
それは極彩色の光。 調べに溢れる原色の陽。 輝ける照日。 神のアート。
――しかし、色を見れぬが故に色を識らないであろう彼女にこの感覚が芽生えることはあるのだろうか?
科学や医学的に言えばそういった症状、知覚現象と言えるだろう。
だが魔術、あるいは超能力の概要に習って言えば、それは普遍的なチャンネルへアクセスするための回線が『ズレ』ていると説明できる。
多くの場合、超能力の概要に関してはチャンネルに例えられて説明される。
通常の、魔術師たちをも含んだ人間は普遍的な一つのチャンネルを視ているとする。
それはある種の共通認識――常識とも言い換えて良い。
これに対して先天的な魔眼保有者――つまり超能力者は、
普遍的チャンネルの常識(ルール)とは違った常識に成り立つ別のチャンネルへのアクセス権を持っていて、
超能力者たちの異能発現はこの異なった常識に沿って行われている、と考えられている。
ここで言う常識とは即ち法則とも言い換えられる。
通常の魔術が地殻変動であるなら魔眼の使用は天体運用と比喩されるように、
超能力者にとってその異能の発現は腕を動かす、息を吸う等といった標準的な身体機能の延長線にあるものに過ぎない。
基準常識とは異なった法則を以て異能を行使するという過程は魔眼というものがある種の特異点と呼ばれる所以であり、
しかして同時にその歴史は魔術とは密接に関わった、切っては切り離せない関係にあると言える。
通常、社会に適合している超能力者は異能を引き起こすチャンネルへの回線と、
普遍的なチャンネルへの回線を同時に持って切り替えている。
彼女の場合であってもこの通りであるがしかし、
異能を引き起こすチャンネルへの回線があまりにも強すぎたのか――あるいは。
下記の通りの天才性を以て、この魔眼に適応するため自ら“そうした”のか。 彼女の才覚を鑑みるのならば有り得ぬと断定することは出来ない。
どちらにしろ、彼女は普遍的なチャンネルにアクセスするための回線を複数持ち、そしてその一つ一つが通常よりもズレていて、
このズレが上記の色覚異常と共感覚――『通常とは異なった世界の見方』として表れている。
その魔眼の名を『星環の魔眼』と言う。
ランクにして宝石。 全知の涙。 可能性を視る魔眼。 可能性を生み出す偏光の瞳。
太陽、月、そして星。 三位一体のプロビデンス。 極彩色の陽を無色の月が喰らったことによって生まれてしまった金輪の眼。
虹の領域に手をかける遊色のダイヤモンドリング。 全てを見下ろす星よりの視座。
その本質とは、可能性という名の下、それを足掛かりにして文字通り全てを視ること。
観測とは物理的にも魔術的にも必然的にある種の干渉を介してしまうものであるが、
この瞳はその大前提を無視し、観測という行為の内に決定的に存在してしまう干渉という現象を、有ろう事か意識的に分けて行っている。
高度な計算の果てにある予測ではなく、選択肢を潰えさせるように数値を埋めていく推定でもない。
即ち彼女は確率事象を、そのまま可能性という枝分かれする複雑性の樹木として捉え、これに干渉することを可能にしている。
――超能力とは往々にして法則の尽くを無視する理不尽極まりない能力だ。
科学に則さず、魔術では再現できない。 これもまた、そういった『異能』である、としか言いようがないのである。
ましてや彼女のそれは魔術と超能力のハイブリッド。 神秘なりし異能が不条理を通さずして何がそれを通すと言えるのか。
彼女が言うには色彩とも。
可能性を色として可視化し、着色混色を行うことで異なる色――在り得ざる可能性を生み出すのだと。
ただし上記を踏まえると彼女の言う『色』とは、彼女が築き上げた独自のチャンネルでの概念をこちらの既定概念で言語化したものであると考えられる。
『赤色』や『黒色』と彼女が言ったものがこちらでいうところのそれと同一であるという保証は一切なく、寧ろ相違があって当然と言え、
たまさかそれが会話として成立しているだけであって、同じ言葉が全く異なるものを指し示している可能性を否定することはできない。
文字通り見ている世界が違う彼女は基準常識を脅かすインベエダアとすら言えてしまう。
しかし、ここまでであってさえ。
これだけならば、それはある種の未来視として片付けられる。
それだけでも宝石の位は冠するだろう――が、『虹に最も近い』と謳われる彼女はその枠を飛び越えた。
視座が高い、と表現するのは。 可能性を視るだけでなくそれを足掛かりに『辿る』ことすら可能にしたからだ。
未来へと辿ることによる未来視。 平行に辿ることによる現在視。 そして、過去へと辿ることによる過去視。
それらの並行世界――『異なる可能性が紡ぐ世界』をも含めた、時間という織物の全ての観測を可能とするまでに彼女は飛躍した。
可能性を足掛かりにしてさらなる可能性を視る。
だからこそ彼女はそれも見れた。 異なる視座。 異なる見方。 各々の異なる世界の受け取り方。
それを辿って――世界そのものが有する、数多のチャンネルの可能性を。
『偏光宝石(サナルプリズム)』、とは。
即ち異なるチャンネルの可能性をも色として認識し、その異色常識に自らの天才性を以て適応することで擬似的に己の中に回線を構築。
アクセス権を得たチャンネルに存在する常識に介入干渉し、これを行使する。
魔眼を以て異色常識を観測し、魔眼を以て干渉行使するため、異色常識は魔眼という形で出力される。
それが『偏光宝石(サナルプリズム)』――数多の魔眼効果を行使するという、異常なまでの万能性の正体である。
■固有結界
『無色の灰に灯れ光』
ランク:E~A++ 種別:固有結界 レンジ:結界内の全て 最大捕捉:結界内の全て
「――星の涙を雨へと変えて、天上の瞳が目蓋を開く」
「陽。 月。 星。 涙。 ――全知の落涙」
色を無くす平坦の。
色の溢れる鮮烈の。
対極とも言える色彩の双極風景画。
銀灰色とは即ち灰色という色に輝きが加わったものを意味し、虹とは雨の後の空に掛かるものである――。
上記にも書いたように、魔眼とは『異なる常識を以て基準常識に異常を呼び起こす異能』であると言える。
そして固有結界とは『心象風景をカタチにし、異なる世界法則を現実に侵食させて世界を塗り潰す魔術』である。
つまり、この二つは特徴や過程だけをとって見れば極めて類似している。
元より視るということは最古の魔術とも言われ、
その起源は暗闇より絢爛に此方を見定める獣の視線とも、あるいは――空より落ち来る星よりの睥睨とも推測される。
強力極まりない魔眼によって千里眼にも似る視点を持つ彼女が、固有結界という魔術の最奥を見通していても不思議ではない。
視る、そして視られるという事の極致。 彼方よりの視線。 悠遠に見上げられる感覚的本質――即ち、星。
瞳とは機能的に扉にも似ている。 開閉するもの。 何かが入り、そして出るもの。 そして、現実と夢想を区分けする区切り。
視ることと視られることは本質的に同一。 瞼を開けるということは心を開くということ。 深淵を覗く狩人は怪物にならぬよう用心しなければならない。
固有結界内ではあらゆる色が色褪せて平坦となり、あらゆる色が溢れて鮮烈となる。
朝のようで昼のようで夜のようでもあり。 彼女は子供のようにも若者のようにも老人のようにも見える。
見るものによってカタチを変えながら、けれど決して本質を変えぬ世界のような在り方の具現。
空には巨大な双眸の二つ――即ち太陽と月が同時に存在して重なり合っている。
即ち円環を表す無色と極彩。 空に示される宝石――皆既日食によるダイヤモンドリング。
そして金輪の輝きを受けるように煌めく天上の星々、その全て。 双眸に例えられる巨星の二つを含めたその一切。
幾千にも、幾万にも、ともすれば幾億にも上るそれら。
その尽くが――彼女の、魔眼《ひとみ》である。
星々の輝きが一つ一つ違うように。
その魔眼星もまた、その一つ一つが異なった能力を保有する偏光の視座。
サナルスティアの悲願にして彼女が持ち得る万知万能性の最果て。 それが、この固有結界の本質である。
【備考】
一人称:わたくし 二人称:貴方 三人称:彼、彼女
基本的にお嬢様口調だが所々俗っぽい(例:うるせーですわよ)。
自信満々なぽんこつ。 カリスマはC-くらい。 ダイハツとは関係がない。
参加歴
日帰り聖杯戦争 | サーヴァント:クリスチャン・ローゼンクロイツ、フアナ〔オルタ〕 |
欧州聖杯奇譚 第二幕 | サーヴァント:大嶽丸〔アナザー〕 |
登場SS
1/被殺考察(前) Sairoh | https://yahoo.jp/box/kSW1Ip |