スピンクス

Last-modified: 2017-02-13 (月) 22:22:58

●スピンクス
※スフィンクス、テーバイのスフィンクスでももちろん可。
【クラス】ルーラー
【真名】スピンクス
【容姿】物憂げな表情の半人半獣の少女
【英雄点】40:令呪3画消費
【HP】25 / 25
【筋力】A :5
【耐久】A :5
【敏捷】E :1
【魔力】EX:8
【幸運】C :3
【スキル1】真名看破:10:相手サーヴァントの姿を確認した時点でキャラシートを閲覧できる。
【スキル2】啓示:4:物理防御と魔術防御と奇襲防御に補正値2を得る。
【スキル3】直感:4:物理防御と魔術防御時、補正値3を得る。
【宝具1】他者封印・過日神殿(クセレフ・アケル) 1/1
【ランク・種別】C:対人宝具
【効果】交戦フェイズ開始時に宣言。
    この交戦フェイズ中、真名看破済の相手に対する魔術攻撃、物理防御、魔術防御、奇襲防御判定に補正値5を得る。
    発動中、自陣営以外の全ての攻撃は可能な限りルーラーを対象に含まなければならない。
【宝具2】強制封印・命運神殿(フェキオン・ハトホル) 1/1
【ランク・種別】EX:対人宝具
【効果】作成時に令呪を一画消費する。
    対象とはぐれルーラーは同盟状態となる。対象が既に同盟を組んでいた場合、解消する。
    はぐれルーラーはこの宝具の効果中、対象が令呪1画を使用しない限り前衛に出ることが出来ない。
    2ターン後、対象が存在するエリアで「予言のアヴェンジャー」との交戦フェイズが強制的に発生する。
    この交戦フェイズでは逃走判定を行うことが出来ず、かつ対象か予言のアヴェンジャーが脱落しない限り4巡行われる。
    4巡しても決着がつかなかった場合、対象は脱落する。
    予言のアヴェンジャーが脱落した場合、この宝具の効果は終了し永久に喪われる。
    予言のアヴェンジャーはこの宝具が発動した瞬間から看破可能になるが、スキル・宝具によって看破はできない。

 

【懐柔条件】
・宝具2を発動させ、予言のアヴェンジャーの襲撃を受ける。
・予言のアヴェンジャーを倒す。
・はぐれルーラーが生き残っている。
以上によりルーラーはPCに従う。この時点で初めて点数が入る。

 

[解説]
有名なギリシャ神話のオイディプスの逸話に登場するピキオン山の怪物。
旅人に「朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足。これは何か」という謎かけを出し、答えられなかった者を食い殺していたという。
オイディプスによって答え……「即ち赤子の時は地を這い、大人になれば立って歩き、老人となっては杖を突く、すなわち“人間”」
……を解き明かされ、退治されたというのが一般的な逸話。
しかし異説として彼女の来歴はテーバイ王ライオスの娘であったというものがあり、その場合オイディプスの妹ということになる。
また、謎かけの答えにもまた異説がある。
その答えは「足首に楔を打たれて生まれ、人として生き、最後は盲目となり杖を突くことになった“オイディプス自身”」
……というものだ。

 

少女は神の怒りに触れたテーバイへの罰のために、醜い身体と未来を視る力を与えられた。
そして知ったのだ。
顔も知らぬ兄がそうとは知らぬまま父を殺し、母を娶り、やがてその罪により不遇のままに死んでいくのだと。
山に放たれた少女は人の世に戻ること叶わぬまま、怪物に身をやつし、しかし兄を救うことだけを願って生き続けた。
しかし――兄の運命は、伝承にある通り。
彼は妹の言葉を信じなかった。あるいは、信じてさえ止められなかった。
全ての無為を悟って、彼女は崖から身を投げて死んだ。
だが。
だが、それでも諦めきれない。
この予知が予測に過ぎぬなら、運命は変えることが出来るはず。
彼女は証を欲している。運命は変えられる。自分の視た未来を捻じ伏せる者もいるのだという、証左を。

 
 

なお、スフィンクスとは霊基を共有する別人であり彼女がピキオン山の怪物であった世界線では彼女は存在せず、逆もまた然り。
その性質上顔を合わせたことがないが、嫌ってはいない。
なお、今回のはぐれルーラーは薫理市近くに滞在していた少女を寄り代に憑依することで召喚されており、現界維持に必要な魔力消費は非常に少ない。
寄り代となった少女は事故で家族を喪い天涯孤独であり、ある種の運命論に囚われていた。彼女もまた、運命というものが変えられるのか、それを知りたがったがゆえにルーラーの憑依を受け容れたのである。