テオドシウス二世

Last-modified: 2020-05-19 (火) 19:56:33

シート

《サーヴァント》
【クラス】シールダー
【真名】テオドシウス二世
【容姿】壁。
【英雄点】45点(ステ30点・スキル15点) 令呪3画消費
【HP】65/35+20+10
【筋力】EX:8(10)
【耐久】EX:7(8)
【敏捷】E:1
【魔力】B:4
【幸運】A+:6(7)
 
【スキル1】自陣防御:A
5点:最大HPを20増やす。相手の攻撃時、攻撃対象を自分に変更できる。
 
【スキル2】能書家:A
5点:最大HPを10増やす。物理攻撃時に補正値5を得る。
 
【スキル3】仕切り直し:EX
5点:移動フェイズ時に陣地を作成できる。
   陣地内では物理攻撃と物理防御時に補正値5を得る。
 
【宝具】『不撓不屈なる白亜の壁(テイコス・テオドシアコン)』 1/1
【ランク・種別】A+・城壁宝具
【効果】物理攻撃時に補正値5を得て、任意の陣営の前衛全てに攻撃できる。
    自分のHPが35以下の場合、更に補正値3を得る。
 
【その他】秩序・善 人属性
 

 

『余が、守護(まも)らねばならぬ』
 

プロフィール

【元ネタ】史実
【CLASS】シールダー
【マスター】守火
【真名】テオドシウス二世
【異名・別名・表記揺れ】“カリグラフォス(能書家)
【性別】男性
【体高・体重】288cm・500kg
【外見・容姿】煉瓦造りの鎧を身に纏う、巨躯の王。
【地域】欧州
【年代】401~450年
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】愛する者、人型、ローマ
 

筋力B耐久A+
敏捷E魔力B
幸運A+宝具A+
筋力EX耐久EX
敏捷E魔力B
幸運A+宝具A+

 

クラススキル

自陣防御:A
味方、ないし味方の陣営を守護する際に発揮される力。
ランクが高いほどに守護範囲は広がっていくが、自分は対象に含まれない。
 
対魔力:A
Aランク以下の魔術を完全に無効化する。
事実上、現代の魔術師では魔術で彼に傷をつけることはできない。
 
騎乗:-(C)
城塞の“立ちはだかるもの”の概念の影響により騎乗能力を失っている。
一応『皇帝特権』を使えば一時的にCランク相当で習得することは可能だが、
数値上でも500kg、概念的には一国分の重量を誇る彼を乗せられる物は基本無い。
 

保有スキル

能書家:A
文筆に親しみ書に優れた教養人であった彼の異名に由来するスキル。
学問系・精神系スキルの使用時に様々なプラス補正を獲得できる。
成功率の上昇や効果の増幅の他、習熟したスキルを他者に授けることも可能。
 
皇帝特権:A
本来持ち得ないスキルを、主張することで短期間だけ獲得できる。
騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略の他、A以上であれば肉体面での負荷すら獲得可能。
防御特化なテオドシウス二世は、このスキルを駆使することで攻撃面を補強している。
また、上記のスキルとの併用により、習得したスキルを自軍にばら撒くこともできる。
 
仕切り直し:EX
戦闘から離脱し、不利になった状況をリセットするスキル。
EXランクともなれば仕切り直すだけに止まらず、再戦までに万全の状態を整えることが可能。
地震によって崩壊した城壁をわずか60日で修復させてフン族の侵攻から東ローマを守り、
サーサーン朝との戦争を平和条約によって終結させ、戦争前の原状に回復させた逸話に由来。
 

宝具

不撓不屈なる白亜の壁(テイコス・テオドシアコン)
ランク:A+ 種別:城壁宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
コンスタンティノープルを護る最硬の壁、テオドシウスの城壁を召喚する宝具。
並大抵の攻撃では傷一つつかず、条件次第では対城宝具さえ凌ぎきる程の物理防御力に加え、
損壊部分の瓦礫を『壊れた幻想』で炸裂させて外敵を吹き飛ばす攻性防御も備えており、
更には完全に破壊されない限り修復可能という、継戦能力も抜群な堅牢堅固な守備力を誇る。
シールダークラスの場合は、城壁の“護るもの”の概念との相性一致により更に強度が増す上、
自らの名を冠している点が昇華され、疑似的な一体化……城壁を纏うことが可能になる。
宝具の限定解放状態である城壁の着用は、本来の真名解放に比べて必要魔力が少なく済み、
なおかつ防御力は城壁形態のままという、範囲縮小の代わりに取り回しの良さに優れている。
 
整理整頓する白亜の典(コーデックス・テオドシアヌス)
ランク:A 種別:対理宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
テオドシウス二世によって編纂されたローマ法典、テオドシウス法典が昇華された宝具。
かつてローマ法を整頓したように、世界に敷かれた法に干渉し改善することが可能。
流石に大幅な改竄は抑止力が許さないため、精々「自陣に少し有利になる」程度となる。
シールダークラスの場合は、城壁が強化される代わりにこちらの機能が一部制限される。
具体的には、一度の現界につき3回まで、かつ自身に関することにしか使用できない。
とある聖杯戦争では、令呪3画をリソースとして第一宝具である城壁の効果に干渉し、
自身と城壁との繋がりを強めた上で聖杯戦争の舞台となった街全域と城壁を一体化し、
街の壁全てを宝具へと置換することで聖杯戦争の裏に潜む悪意から無辜の民を護ろうとした。
その際、宝具を通じて自身も強化され、筋力EX・耐久EXの壁へと限定再臨を果たしたとか。
 

解説

東ローマ帝国テオドシウス朝の第二代皇帝。在位期間は408年~450年。
父アルカディウスを補佐する副帝を6年間務めた後、父が死んだことで正帝に即位した。
能書家(カリグラフォス)」と呼ばれるほどの教養人であり、神学や学問の方に熱中していたが、
政治には関心を持たず、実権は重臣や姉プルケリア、妃エウドクシアに委ねていた。
そんなテオドシウス二世だが、その実績は他の名だたる皇帝にも引けを取らないもので、
大城壁「テオドシウスの城壁」建造による首都コンスタンティノープルの防衛強化や、
初の官撰勅法集である「テオドシウス法典」の編纂によるローマ法の整理を行わせ、
またサーサーン朝との戦争を1年で終結させ、戦争前の原状に回復させたことで、
ヴァンダル族の侵攻からの首都防衛を間に合わせたなど、数々の功績を残している。
特にテオドシウスの城壁は「歴史上最も成功した市璧」と評される程の代物で、
コンスタンティノープル包囲戦において、最終的に都市こそ陥落してしまったものの、
オスマン軍の強襲や地雷攻撃、彼のウルバン砲の砲撃にも2か月に渡って耐え抜いたという。
 

人物像

一人称:余のスタンダードタイプなローマ皇帝サーヴァント。
厳つい巨体に覇気を纏う威厳ある人物……と思いきや、話し方が堅苦しいだけで割とフレンドリー。
物分かりよく、威張らず、当世の流行を理解し、できる限りマスターと対等であろうとする。
皇帝としての権威は求められない限りは振るわず、暇な時は知識欲のままに書物を漁っている。
物々しい外見と凄まじいオーラに包まれているだけで、その精神性は近所の優しいおじさんである。
サーヴァントとしての彼は、自らをローマ皇帝と認めつつも、既に皇帝を終えたものと考えている。
生前に悔いを残してはいるものの、その悔いを受け継ぎ、ローマを受け継いだ者がいるのだから、
そして既に自らは死した者であるのだから、過去を覆す気は無いと、聖杯への望みを持たないと語る。
その代わりに、人理の守護者として英霊の座に登録された自らを“護るもの”と再定義した。
テオドシウス二世はクラスを問わず、何かを護りたいと願うマスターの声にのみ応じ現界を果たす。
そしてその護るべきものと、護りたいと願ったマスターをも護るため、持てる限りを尽くすのだ。
 
 
 

『余の壁を打ち砕きたければ、巨砲でも持ってくるのだな!』
 
 
 

因縁キャラ

守火とある聖杯戦争におけるマスター。
彼女の「守りたいものを見つけたい」「最後まで守り抜きたい」という想いに応え現界した彼だが、
その聖杯戦争の裏で暗躍する悪意から無辜の民を護る、抑止の守護者としての任も負っていた。
素直にそのことを話したところ協力したいと言われ、躊躇なく令呪3画をリソースとして投入された。
色々と困惑したものの、守護者としての責務を果たすため存分にリソースをフル活用した結果、
舞台となった街全域と宝具であるテオドシウスの城壁を一体化させるというトンデモを果たした。
最終的には途中で敗れたものの、彼女の願いは成就し、彼女と護るべきものの安全が約束されたので、
最後まで見届けられないことを悔やみつつも、彼女たちの行く先の安全を祈り静かに消滅したのだった。

 
コンスタンティヌス大帝:コンスタンティノープルの建設者。
その内面は正直非ローマではあるが、国と民を護ったことは事実なのでとやかくは言わない。