マリオ・D・スミス

Last-modified: 2018-09-30 (日) 02:59:41

キャラシート

【名前】マリオ・D・スミス
【容姿】小人の様に小さな中年のおっさん
【HP】10/10
【筋力】E:1
【耐久】D:2
【敏捷】E:1
【魔力】B:4
【幸運】D:2
【スキル1】侏儒の魔剣(劣):自分のサーヴァントの魔術攻撃時、補正値3を与える。
【スキル2】侏儒の飾り細工:自分のサーヴァントのHPを15増やす。
【奥義】星砕き:自身のサーヴァントの魔術攻撃時、補正値5を与える。
【属性】秩序・中庸・人 魔術師 小人
【職業】電工技師(兼魔術師)
【願い事】一族の技術の再興
【バッドエンド】敗退。今回は届かなかったが、何れ何とかなるだろう。此処は退こう。
【グッドエンド】聖杯獲得。一族の願いに希望の光が見えてきたぞ。

泥 

「さあ、小人の技術をご覧に入れよう」
 
【データ】
年齢:41歳
身長:83cm / 体重:18kg
地域:イギリス
属性:秩序・中庸・人  性別:男性  血液型:?
誕生日:11月25日
イメージカラー:真紅
特技:魔術礼装改良
好きなもの:冒険、家族、食べ歩き / 苦手なもの:魔術師の先達
天敵:社長
起源:『探求』
魔術属性:土
魔術系統:錬金術
魔術特性:強化・加工
魔術回路・質:C / 魔術回路・量:C / 魔術回路・編成:異常(手先に集中)
 

【略歴】
 ロンドン近辺に居を構える電気工事会社『D&N Electrician』で、作業現場の職長を務める、しがない電工技師。生来の小人症で身長はとても低いが、れっきとした四十代のおじさんである。
働き盛りを少し過ぎたアラフォーを迎え、視力の衰えなどを気にしながらも、未だに現場に出て後進を指導しつつ業務にあたる勤めびと。ワンマン社長の元で汗水垂らして働き、愛しい妻と二人の子供の為に日々奮戦する。ご近所からの評判も高い、理想的な良き“お父さん”である。
 
 ──しかし、それだけが彼の全てではない。
実の所、彼は昔日に没落した魔術師の末裔という“裏”の顔をも持ち合わせている。妻にも子供にも知られてはいないことだが、彼が務める『D&N Electrician』は、魔術師である彼の父系親族が寄り集まってできた会社であり、表立っては電気工事を行う会社として振る舞っているが、その裏で受け継いできた魔術の知識を元に、一族の技術を再興すべく、日夜研鑽を重ねる魔術師の巣窟である。
 マリオ自身もまた、この中で長らく研鑽を重ねてきたが、いい加減歳でもあり、自身の魔術の才では大したことは出来ないと諦念を抱いていた。
 其処へ飛び込んできたのが、ロンドンでの聖杯戦争開幕の報である。全世界で多発する聖杯戦争を勝ち抜いた者には、願望を叶える聖杯が与えられるという。これに願いをかければ、一族の復興は果たされる筈。こうして、遠縁にして上司である会社の社長から参戦を命じられたマリオは、家族に“泊まり込みの仕事”だと嘘をついて、聖杯戦争への参加を決めるのだった。
 
【人物】
 欧米文化圏では珍しいとも言えるが、良くも悪くも、日本のサラリーマン的な根性の染み付いた小市民。上司の命令には積極的には逆らわないし、妻や娘の冷たい目には弱いし、反抗期に入った息子から飛んでくる言葉に一々傷つく。それでも家族は大事だし、何だかんだと会社の後輩達も可愛いしと、今たどり着いた現状を精一杯生き抜こうとする、一般社会ではざらに見られる社会人の一人と言える。
 若い頃にバックパッカーとして世界を回って見識を得るなど、家庭人ではない個人としては多少冒険心なども備えており、また趣味の食べ歩きなどについての情熱はひとかどのものだが、家族が何よりも優先という性分なので、現在ではこれが発露する様子は見えない。
 一方、裏の顔、つまり魔術師としての性格だが、これもまた魔術師らしからぬ人道的なもの。一族が伝える技術が生物を対象としていない、というのも大きいが、如何せん若い頃から遠縁の魔術師達が必死に取り組んできた様々な研究が大成してこなかったのを見ているので、この方面に血道を上げる気にもなれず、何より魔術師的な常識に浸る前に一般社会に出て結婚してしまったので、どうしても一般常識と良識が非道な行いに対する抵抗感を生んでいる。
 
【能力】
マリオの血族は、全員が“D”というミドルネームを持っているが、これは全て“Dvergr”の意味である。これは、彼らの血筋を遡っていくと、北欧神話に登場する侏儒の血が混じっているという言い伝えに基づくもので、一族に背丈が小さい者が多いのも、小人症の血筋だからというよりは、ドヴェルグの血を引くが故だとのこと。実際、一族が扱う魔術は、ドヴェルグがそうであったように、魔術具の製造に特化している。これを生かしたD&Nは、裏で近隣の魔術師に礼装の販売を行っているが、確実に一定の品質で魔術具を確保できる、知る人ぞ知る優秀な取引相手として重宝されている。
 マリオ個人についても、やはりこうした魔術具の製造に特化しているが、特に得手とするのは身につけるタイプの魔術礼装。各個人の身体の大きさなどに合わせ、使い心地よさと性能を両立した逸品を作る繊細な指を持っている。魔術基盤が錬金術と比較的メジャーなものである為、どの地域でも扱いやすいともっぱらの評判である。電工技師として現場で働けているのも、この器用さと金属などに対する造詣の深さによるところが大きい。
 
 聖杯戦争参戦にあたっては、彼の持つ科学と魔術の知識を総動員し、自身の身体を保護する防護服を作成。全身を覆う簡易な鎧であるこの服を纏って、戦闘の最前線に出向く。外観が一見して宇宙服のようである為、自身の低身長も相俟って、宇宙人と勘違いされないか密かに危惧しているが、瑣末事であろう。
 また、彼が造り上げた礼装の中で最も強力なのが、“星砕き”と彼が命名した魔剣である。これはアゾット剣をベースにしたもので、外見もそれと殆ど変わらない。しかし、そこに刻み込まれた術式は、蓄えられた魔力を励起して保持する効果を持ち、そこに『Blast』の起動詠唱を加えることで、高エネルギー状態を維持した励起魔力を一斉解放。驚異的な純粋魔力砲撃として、サーヴァントの対魔力をすら貫通する一撃が発動する。通常の素材であればこの過程で発生する熱量や衝撃に耐えられないところを、彼が独自に錬成した魔術加工済みの耐熱合金(俗に言う『超合金』)を用いることで解決しており、まさに彼にしか製造できない必殺の武装であると言える。しかし、彼個人が用いても十二分に強くはあるが、扱える魔力量などの観点から、使役するサーヴァントにこれを与えて魔術攻撃に転用させる方が、はるかに威力が出る模様。当然とは分かっているが、渾身の作品を自分で使いこなせない事実に、若干落ち込んでいる模様である。