ヴィルヘルム・テル

Last-modified: 2020-05-19 (火) 20:20:47

シート

《サーヴァント》
【クラス】アサシン
【真名】ヴィルヘルム・テル
【容姿】楽劇用の衣装を纏った、バリトンボイスの狙撃手の青年。
【英雄点】30点(ステ14点・スキル11点) 令呪0画消費
【HP】10/10
【筋力】C:3
【耐久】D:2
【敏捷】B:4
【魔力】D:2
【幸運】C:3
 
【スキル1】気配遮断:B
10点:先手判定時に補正値5を得る。
    交戦フェイズ中、全ての判定ごとに1回まで振り直しを行える。
 
【スキル2】千里眼:C
1点:先手判定時に補正値3を得る。
 
【スキル3】魅惑の美声:C
5点:移動フェイズ時に陣地を作成できる。
   陣地内では先手判定と物理攻撃時に補正値5を得る。
 
【宝具】『二射奪命(フェアシュテクター・プファイル)』 1/1
【ランク・種別】D+・対人宝具
【効果】物理攻撃時に補正値5を得て、任意の陣営の前衛全てに攻撃できる。
    自分より後手の相手に対して使用する場合、更に補正値3を得る。
 
【その他】混沌・善 人属性
     真名看破は「ウィリアム・テル」「ギヨーム・テル」でも正解とする。
 

令呪フルツッパシート

《サーヴァント》
【クラス】アサシン
【真名】ヴィルヘルム・テル
【容姿】楽劇用の衣装を纏った、バリトンボイスの狙撃手の青年。
【英雄点】45点(ステ25点・スキル20点) 令呪3画消費
【HP】55/30+10+15
【筋力】C:7(8)
【耐久】D:6(7)
【敏捷】B:7(8)
【魔力】D:1
【幸運】C:1
 
【スキル1】気配遮断:B
10点:先手判定時に補正値5を得る。
    交戦フェイズ中、全ての判定ごとに1回まで振り直しを行える。
 
【スキル2】千里眼:C
5点:先手判定時に補正値2、物理攻撃時に補正値5を得る。
 
【スキル3】魅惑の美声:C
5点:最大HPを10増やす。物理攻撃時に補正値5を得る。
 
【宝具】『二射奪命(フェアシュテクター・プファイル)』 1/1
【ランク・種別】D+・対人宝具
【効果】セッション中に1回まで、HPが0になった時にHPを(6D6)回復して復活する。
    その交戦フェイズ中に1回まで、物理攻撃時に任意の陣営の前衛全てに攻撃できる。
 
【その他】混沌・善 人属性
     真名看破は「ウィリアム・テル」「ギヨーム・テル」でも正解とする。

 

 

「私は英雄(ウィリアム・テル)になりたいんだ」
 

プロフィール

【元ネタ】オペラ「ウィリアム・テル」
【CLASS】アサシン
【マスター】エルフリーデ・イェリネク
【真名】ウィリアム・テル/ヴィルヘルム・テル
【異名・別名・表記揺れ】ギヨーム・テル
【性別】男性
【体高・体重】172cm・59kg
【外見・容姿】楽劇用の衣装を纏った、バリトンボイスの狙撃手の青年。
【地域】スイス
【年代】14世紀/19~20世紀
【属性】混沌・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型
 

筋力C耐久D
DE
敏捷B魔力D
DE
幸運C宝具C
DD

 

クラススキル

気配遮断:B/D
サーヴァントとしての気配を消すスキル。隠密行動に適している。
完全に気配を断てば発見は非常に難しくなるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。
悪代官ゲスラーを暗殺するため、息を潜めじっと機を待ち続けた忍耐力の持ち主。
ヴィルヘルム・テルは暗殺者ではなく、気配遮断の技量もまた常人の域を出ない。
 
単独行動:B/D
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できるスキル。
Bランクならば、マスターを失っても2日間は現界可能。
本来はアーチャーのクラススキルだが、上記の逸話からか特例として有する。
ヴィルヘルム・テルにそこまでの能力は無く、最大でも半日しか現界を維持できない。
 

保有スキル

千里眼:C/D
視力の良さ。動体視力の向上や、遠方の標的捕捉に効果を発揮。
未来視の域には至らずとも、その正確無比なエイミング能力は高い命中率を叩き出す。
特にここ一番の場面での集中力は凄まじく、その狙いが外れることは決して無い。
ヴィルヘルム・テルの視力は平均以上のものだが、高名な射手のそれには遠く及ばない。
 
一射入魂:B/C
遠距離攻撃時に使用可能。全身全霊を篭めたチャージ攻撃を行う。
溜めれば溜める程に威力が上昇するが、複数回攻撃の場合は最初の一撃しか強化されない。
Bランクならば一呼吸で二倍に、最大で三倍近くまで威力を高めることが可能。
暗殺でしか勝ち目のないヴィルヘルム・テルにとって、必殺の一撃は必要不可欠である。
 
魅惑の美声:C
人を惹きつける天性の美声。異性に対する魅了効果として働く。
対魔力で回避可能。無い場合でも、抵抗する意志があればある程度は効果を軽減できる。
詳細不明。ウィリアム・テルに声に関する逸話は無く、本来は有さないはずのスキル。
劇場に響き渡るのはバリトンボイス。英雄譚の幕は上がり、彼はその名を高らかに謳う。
 

宝具

反逆の嚆矢(ウィリアム・テル)
ランク:C 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
ゲスラーに捕縛されるも、逃れて彼の暗殺に成功したエピソードが昇華された宝具。
常時発動型で、自身の情報を得ている相手に対する暗殺判定に様々な補正を獲得する。
相手が知っている情報が多ければ多いほど、それに比例して効果も上昇していき、
宝具まで知られていれば、索敵スキルを使われても隠密を維持できるほどに強化される。
ウィリアム・テルが恐れられるほど、彼はその行方を眩ませ決して見つかることは無い。
本来は「自身の能力をウィリアム・テルの名に相応しい段階まで引き上げる」宝具で、
自分をウィリアム・テルと偽ることで、その信仰を一時的に借用できるというもの。
上記の効果も、相手に恐るべき英雄ウィリアム・テルのイメージを植え付けることで、
相手から畏怖という名の信仰を発生させ、それを受け取っていたというのが真相である。
逆に、自分をウィリアム・テルと信じてくれる者がいなければ、この宝具は一切機能しない、
真名偽装効果もあるが、同ランク以上の看破系スキルで突破可能と、実はとても脆い宝具。
 
二射奪命(フェアシュテクター・プファイル)
ランク:D+ 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:10人
一の矢で息子の頭上の林檎を、二の矢でゲスラーの心臓を射抜いた逸話に由来する宝具。
第一宝具と同じく常時発動型で、ウィリアム・テルが放った矢に必中効果を二回付与する。
必中効果によって命中判定が自動成功する上、相手はクリティカルでしか回避できない。
更に回避に成功しても、二回目の必中効果によって軌道を変え、矢は再び相手へと放たれる。
一発で当たればよし。回避されても、ホーミングによって相手の意表を突くことができる。
また、矢を破壊した場合、その破片全てが二射目として襲い掛かるという厄介な性質を持つ。
その上、この宝具の適用条件は「その矢がウィリアム・テルが放ったもの」であることのみで、
手で投げた矢にも、矢筒ごと放り投げ散らばりながら落下する矢全てにも必中効果は付与される。
ただしこの宝具は必中効果を付与するだけのもので、矢の威力や強度を高める訳ではないため、
強射を受け止める防御や、矢を完全に消滅させる攻撃で対処可能と、使い勝手の悪い宝具。
加えてウィリアム・テルの逸話に因る宝具なため、第一宝具が機能していないと使用できない。
 

解説

ウィリアム・テル。或いはギヨーム・テル。スイスで知らぬ者はいない国民的英雄。
彼の住んでいたウーリ州では悪代官ゲスラーが広場に掛けた帽子にお辞儀することを強要していた。
しかし彼は頭を下げず、ゲスラーの怒りを買ってしまい、逮捕され罰を受けることになってしまう。
息子の頭の上に置いた林檎をクロスボウで射抜くか、諦めて処刑されるかの二択を迫られた彼は、
見事林檎を一発で射抜くも、二本目の矢を所持していたことを咎められ、再び捕縛されてしまう。
しかし彼は連行の途中で逃亡に成功し、その後その二本目の矢でゲスラーの暗殺に成功したという。
この活躍がスイス独立に繋がったとも言われ、建国運動を象徴する英雄として今なお信仰されている。
 
また、彼の伝説を題材にした戯曲などで彼の役を務めるのは、バリトン歌手であることが多い。
 
その正体はオペラ『ウィリアム・テル』において彼を演じた、ドイツのオペラ歌手であった誰か。
英雄に憧れ、鍛錬を積み、しかし何かを成し遂げることもなく、只人として生涯を終えたはずの彼は、
何の因果か英霊の座に招かれ、生前関わることのなかった神秘を纏い、アサシンとして現界を果たした。
……ウィリアム・テルではなく、そのまがい物。戯曲の英雄を演じる半端者のヴィルヘルム・テルとして。
故に彼は願う。果たせなかった夢を……ウィリアム・テルのような英雄になる夢を今度こそ叶えるのだと。
 

人物像

善良で気さく、人と話すのが大好きなザ・小市民メンタルの持ち主。
実際生前には神秘云々とは一切関わりのないごく普通の生活をしていた平凡な人間であったため、
その精神性は戦士や英雄よりも、運悪く聖杯戦争に巻き込まれた一般人のそれにとても近い。
幾度か聖杯戦争を経験し、ある程度場慣れはしているものの、未だに人を殺すことに躊躇いがある。
対サーヴァントに関しては同じ人間に見えない強さを持っている者が多いのもあってまだ大丈夫だが、
無辜の民を殺すのは絶対にできない。魂喰いも同じく。英雄の矜持とか関係ない、根っからの善人。
英雄になることを志している反面、暗殺でしか勝ち目がない自分の弱さに少々苛立ちを抱えている。
そのためマスターの安全が約束され、かつマスターが自分らしく戦うことを許してくれた場合、
生き生きと真正面から英雄らしい戦いを挑むという、普通に往生した人とは思えない可愛い一面を見せる。
また、サーヴァントとしては三流だが、オペラ歌手としては一流で、その腕前は主役を務められるほど。
歌が大好きで、カラオケに連れて行けば演歌、ロック、バラードにK-POPまでノリノリで歌ってくれる。
 
 
 

「ウィリアム・テルの矢は二度中る。英雄だというのなら、二回とも避けて見せろ!」
 
 
 

因縁キャラ

エルフリーデ・イェリネク:とある聖杯戦争におけるマスター。
人間に戻りたい元一般人な彼女と英雄になりたい元小市民な彼、夢も性格も相性が良く、
一度目の日帰り聖杯戦争では(棚から牡丹餅的な展開であったが)見事聖杯を勝ち取った。
二度目の日帰り聖杯戦争では惜しくも敗れるも、英雄らしい振る舞いができたと満足している。
ただし彼女のニンニクマシマシ三昧に付き合わされた結果、ちょっとニンニクが苦手になった。
 
ウィリアム・テル:誰よりも尊敬する英雄。
子ども大好きなウィリアム・テルも、圧制者を許さないアナザーなウィリアム・テルも。
そして息子を守る父親として、為すべきことを為し遂げたFGOのウィリアム・テルも。
彼にとっては等しく、そうありたいと思える目標であり、心から頭を下げる先達である。