四駿四狗

Last-modified: 2018-05-04 (金) 06:14:41

概要

モンゴル帝国創設者であるチンギス・ハンに仕えたといわれる八人の側近。
モンゴル三大文芸作品のうちの一つである元朝秘史において「四頭の駿馬・四匹の狗(ドルベン・クルウド,ドルベン・ノガス)」として今日まで伝わっている。
本TRPGにおいては、チンギス・ハンを上天の外なる神として制御するための生贄として、チンギス・ハンが生まれる前後に
彼の父に仕えた巫者の一族と彼の母親によって集められた子女達である。彼らがごく幼少期においては共に暮らしていたが、
チンギス・ハンの父(イェスゲイ・バアトル)が毒殺されたことによって一族は方々に散らばり、彼らも生き別れになるが、戦いを経て再会していった。
しかし、最後まで全員が一堂に集うことはなかった。それはボロクルの戦死と、チラクンの夭折。そしてジェベの遅れた加入のためである。
全ての人員は上天(テンゲリ)の祝福を受け、その身体能力は神代の戦士に比肩する程度まで向上しており、同時にその神々によって吹き込まれた狂気によって精神に障害を有している。
また、全員がライダーのクラス適正を有する。
※全ての設定は泥設定者による捏造が含まれます。

構成

『四駿』

ムカリ

ジャライル部出身。モンゴル帝国功臣序列三位であり、四頭の駿馬の筆頭。モンゴル帝国の統一に大いに貢献し、『国王』の称号を得た。
統一後は、主に東方への侵略を担当したが、金との戦いでは苦戦をし、失意の中陣中で没したという。一族はムカリ国王家として後の元朝でも特権を得ていたという。
誕生時、ゲルが白い聖なる気に満ちていたと伝わっており、何らかの加護を得ていたものと推測される。
適性クラス:セイバー、ライダー、バーサーカー、フォーリナー

ボオルチュ

アルラト部出身。モンゴル帝国功臣序列二位。秘史において、まだ少年だったチンギス・ハンの窮地を最初に救い、最後までその傍らで彼に仕えたとされる。
統一後は、主に中央アジア戦線を担当した。また、チンギス・ハンの気の置けない相談相手として彼の信頼を得ていた。
適正クラス:ライダー

チラクン

スルドス部出身。父親のソルカン・シラと共に捕縛されていた若き日のチンギス・ハンを救出し、その後も彼を助けたという。外見はチンギス・ハンにうり二つ。
功績は多くなく父親であるソルカンによるものが多く、また夭折してしまっている。
サーヴァントとしてはそこまでの力を持たないが、チンギス・ハン由来の聖遺物からうっかり召喚されてしまい、マスターを絶望に叩き込むことがあるとかないとか。
適正クラス:ライダー、アサシン

ボロクル

フウシン部出身。チンギス・ハンの母ホエルンによって養育されていたという戦士。また、巫者モンリク・エチゲによってさまざまな巫術を修めていた。
正体はモンリク・エチゲの義子であり、その後継者として育てられていたが、上天の術を得て反攻を計画していたトマト部族を排除するために単身戦いを挑み同士討ちになり死亡した。
その後の経過はこちらを参考のこと。
適正クラス:ライダー、キャスター、フォーリナー

『四狗』

ジェベ

ベスト部出身。モンゴル帝国功臣序列四十七位。各地を転戦し、外征で多くの戦果を得たモンゴル帝国を代表する戦士の一人。
一族との離別後は色々あって記憶を失い、拾われたタイチウト族の戦士としてそこで出会った『ジルゴアダイ』という男と共にチンギス・ハンらに戦いを挑んだ。
そこで毒矢を用いて狙撃を行い、チンギス・ハンとその愛馬に傷を負わせ、愛馬についてはその命を奪ったという。
その後、タイチウト族は敗れ彼女はジルゴアダイと共に囚われるが、その時チンギス・ハンによって記憶を取り戻し、ジェベ(鏃の意)という名前を得て仕えるようになった。
西遼のクチュルクを殺害するなど活躍し、スブタイなどと共にルーシやブルガール方面へも侵略行為を行ったという。それを以てモンゴルの戦士たちは西欧世界に悪魔(タタール)と呼ばれるようになった。
適正クラス:アーチャー、ライダー、バーサーカー

ジェルメ

ウリャンカイ部出身。モンゴル帝国功臣序列九位。スブタイの姉。チンギス・ハンに早期から仕えていた戦士。ウハ(ならず者)とも呼ばれる。チンギス・ハンの親衛隊長を務め、『ジルゴアダイ』によって傷を負い、毒に苦しむ主君を親身になって看病し、その毒を吸い出してその命を救ったという。他にもチンギス・ハンの側近として彼を助ける逸話が存在する。
適正クラス:ライダー、バーサーカー

スブタイ

ウリャンカイ部出身。モンゴル帝国功臣序列五十一位。ジェルメの弟。チンギス・ハンに早期から仕えていた戦士。
東は金、西はハンガリーまで遠征し非常に大きな戦果を挙げたモンゴル帝国を代表する戦士。バトゥの征西も彼の功績によるところが大きかったとされている。
モンゴル帝国が悪魔(タタール)と呼ばれた由縁とも言える男であり、非常に上天(テンゲリ)による祝福に対する適正が高かった。
そして、四駿四狗の中で最後まで戦い続けた戦士とも言われ、オゴディ死後のクリルタイにも参加したという。
適正クラス:ライダー、バーサーカー

クビライ

バルラス部出身。モンゴル帝国功臣序列八位。チンギス・ハンに早期から仕えていた戦士。人並外れた膂力を誇り、スブタイと同じく祝福に対する適正が高かった。
中央アジア戦線において、先鋒を任されオアシス都市部を服従させる戦功を挙げた。帝国設立後は、軍部門の統括を任されていたといわれる。
チンギス・ハンの庶子の後見を任されるなど、信頼は高かった。
適正クラス:ランサー、ライダー、バーサーカー

関係者

チンギス・ハン
・イェスゲイ・バアトル
・ホエルン
・モンリク・エチゲ