戚夫人/ポボス

Last-modified: 2019-06-01 (土) 16:26:53

【クラス】アルターエゴ
【真名】戚夫人/ポボス
【容姿】中華風の装束に身を包んだ女性。傍らに人の姿をした豚を従えている。
【英雄点】30+10点(ステ20点・スキル20点):令呪1画消費
【HP】 / 
【筋力】B :3
【耐久】A :7(8)
【敏捷】E :1
【魔力】B :6(7)
【幸運】E :1
【スキル1】複合神性 C
5点:英雄点10を得る。属性”神性”を付与する。
【スキル2】現代汚染 B
5点:物理防御時、補正値3を得る。相手の攻撃時、攻撃対象を自分に変更できる。被虐体質 C+として扱う
【スキル3】狂化 A
10点&令呪1画:キャラシート作成時、令呪を1つ失う。物理攻撃と魔術攻撃と物理防御と魔術防御時、補正値5を得る。
 
         おな
【宝具】『常に死と互じとなる』(Live N.T.R[Nearly The Rest]) 1/1
【ランク・種別】A:対視聴者宝具(陣地宝具として扱う) レンジ:∞ 最大補足:1*1000人
【効果】移動フェイズに現在地で陣地を作成出来る。
陣地内で敵陣営の前衛全ては物理攻撃と魔術防御に‐4の修正を得る。
生きながらにその心を殺す宝具。
この宝具によって与えられた絶望は感染する。
 
【その他】秩序・悪 神性、人属性、獣属性
 
以下泥
【キャラクター詳細】
 戚夫人はかつて開催された聖杯戦争(マスター7名の夢の中にて発生)にて召喚されたバーサーカー。
 狂化により曇った理性で生前の生地獄が再開されると誤解した戚夫人は戦争開始前から暴走を始める。開催者であったマスターをも操り次々と召喚されたサーヴァント達を聖杯に捕り込んで行った。
 その際に縛りの緩かった聖杯が中途半端な魔力貯蔵で叶え初めてしまったのが戚夫人の願い「もう許してほしい」であり、それは恐怖と壊走の神ポボス(フォボス)の特殊な形での召喚という形をとった。
 
 余談ではあるが、狂化されたまま現代アンダーグラウンド知識を聖杯から受け取った戚夫人はそういう通販サイトとかで売っていそうな拘束具やマッサージ器具、そういった方向の大人の動画などに造詣深い。
 後宮での手練手管を現代社会で活かせるようにとの聖杯の配慮であったが、まぁそんなもの貰ってもしょうがないよね……。
 「あんなにドSなことされてたってことは私は生前から呂后に許されていた……というか愛されてたのでは?」
 とか言い出すのはこのお陰である。
 
【絆レベル2で解放】
真名:戚夫人/ポボス
身長/体重:162cm・48kg
出典:史実/ギリシャ神話
地域:中国/ギリシャ
属性:秩序・悪/秩序・悪
性別:女
中華風の装束に身を包んだ女性。傍らに人の姿をした豚を従えている。
残酷刑史に名高い呂后の人豚とされた高祖の愛妾、戚夫人。
そして彼女の内部に巣食った恐怖症(フォビア)にその名を残すギリシャ神話の恐怖の神。
以前の聖杯戦争で呂后のフリをしていた時には胸を盛っていたが、此度の聖杯戦争では自分のサイズのままで召喚された。
戚夫人は胸を反らす動作が特徴の舞を得意とする何でもこなす英才的才女、対する呂后はちょっと嫉妬深い闇堕ちヒロインである。
生前は胸の差がその生涯の差を運命づけ……た訳ではないのだろうけれど。
 
【絆レベル3で解放】
 かつての聖杯戦争で、戚夫人の中の妄想である“自身を許す呂后”を殻としたデミサーヴァントという特殊な形態で召喚された神霊ポボスは、最後の三名のマスターにより退去させられ、この恐怖の神の現代社会への顕現は未然に防がれる事となった。
 此度の聖杯戦争で召喚された戚夫人は変わらずポボスの神性を内包してはいるものの、その力は大きく減じられている。
 かつての聖杯戦争での暴威はそも、夢の中に妄想を殻として顕現した恐怖の神という最悪に近い組み合わせであったからによる部分が大きい。
 
【絆レベル4で解放】
 この状態の戚夫人に獣属性が付与されているのは彼女自身の自己認識による。
 以前の聖杯戦争で彼女は自分が夫や息子の事すら忘れ、呂后に許されるためだけに全てを投げうっていたのだという事実を認識している。
 そしてそれが獣の所業であることも知っている。
 
 自らが狂っている事に気づいている、という点で多少なりともその狂気が好転している戚夫人ではあるが、ポボスの方の状況は残念なものである。
 神威を失っているという事は戚夫人への支配力が全く失われているということ。
 変わらず戚夫人の脳内で色々と口出しは出来るものの、戚夫人はポボスの誘惑を跳ね除けつつある。
 
【絆レベル5で解放】
 戚夫人の傍らに侍るのは彼女のマスターであるモーリー・チャンスマン。かつて自らが主宰した聖杯戦争で彼女を召喚したマスターである。
 彼女の精神は戚夫人の操る拘束具により常に恍惚境に陥ったような状態で、半ば夢見心地で活動している。
 そして、その状況で繰り返し見る白昼夢は戚夫人の生前の人生の追体験……つまり高祖に見初められてから呂后の復讐により人豚として飼い殺しにされるまでの、バッドエンドの決まった後宮の戦いの顛末(それもその姿を見た恵帝の命さえ奪った最期をひたすら誇張されたもの)である。
 それは一魔術師の脆弱な精神が耐えきれるものではない。
 彼女は声も貌も奪われ、自己と戚夫人を同一視し、戚夫人に「許される(褒められる)」事だけを最優先する獣に成り下がっている。
 
 モーリー自身は自身の復権のため、此度の聖杯戦争に参加するに際し他のサーヴァントを呼ぶ手はずを整えていたのだが……
 前回の聖杯戦争で自身と呂后(ポボス)を引き合わせてくれた礼をしようと戚夫人が勝手に押し掛けたようだ。
 前回のトラウマを折角克服していたというのに、再び戚夫人を目の前にした途端、モーリーは腰が抜けたように四つん這いになりその足に首をすりつけたとかなんとか。
 戚夫人も気の置けない存在となっているそんなマスターを大層気可愛がっている。
 
 すなわち妄想ご主人様と人豚マスターに人豚サーヴァントのオモシロトリオ、しまった豚が被ってしまったな。
 

ボス時データ

【クラス】アルターエゴ
【真名】ポボス
【容姿】中華風の装束に身を包んだ女性。傍らに人の姿をした豚を従えている。
【英雄点】■■点(ステ■■点・スキル■■点):令呪■■画消費 (ボス専用のため計算していない)
【HP】246 / 246
【筋力】B :4
【耐久】A :7(8)
【敏捷】E :1
【魔力】A :7(8)魔術攻撃時17()
【幸運】E :1
【スキル1】気配遮断(影) Ex
10点:先手判定時、補正値5を得る。
交戦フェイズ中に全ての判定ごとに1回まで振り直しを行える。
【スキル1】精神の背後の神 A
ポボスは後衛に配置できない。【デメリット】
【スキル3】英雄殺し Ex
20点:サーヴァントに対する魔術攻撃、奇襲攻撃時、補正値5を得る。
ポボスとの戦闘において、敵対する陣営のキャラクターは全てHPがマイナス【筋力】+【魔力】*5に達するまで死亡せず脱落できない。【デメリット】
【スキル4】皇帝特権(恐怖) Ex
30点:ポボスのマスターは、直ちにポボスのサーヴァントとなり、以後ポボスの管理下で行動する。
ポボスの魔術攻撃で死亡した者はポボスのサーヴァントとなり、HPマイナスのまま以後ポボスの管理下で行動する。
ポボスの魔術攻撃の結果敗退した者は、HPマイナスのまま以後ポボスの管理下で行動する。
 
         おな
【宝具】『常に死と互じとなる』(Live N.T.R[Nearly The Rest]) 1/1
【ランク・種別】A:対視聴者宝具(陣地宝具として扱う) レンジ:∞ 最大補足:1*1000人
【効果】移動フェイズに現在地で陣地を作成出来る。
陣地内では魔術攻撃時、補正値5を得る。
また、陣地内で自分に遭遇フェイズが発生しない場合は遠距離攻撃フェイズを行える。
また、陣地内での戦闘フェイズにおいてポボスの攻撃は「この宝具を見聴きする者」全てに対しても同時に行われる。(ただし前衛のみ)
この場合、元々の攻撃の対象以外に対しては、発生させたダメージはその半分しかHPを減少させない。
ポボスは任意の対象をこの攻撃の対象から外すことができる
生きながらにその心を殺す宝具。
この宝具によって与えられた絶望は感染する。
 
【その他】秩序・悪 神性、魔性、人属性
 
以下泥
【キャラクター詳細】
 夢辺聖杯戦争においてチャンスマン家当主、モーリー・チャンスマンにより召喚されたバーサーカー……戚夫人は召喚されるなり恐怖の悲鳴を上げるとマスターを拘束、暴走を開始した。
 サーヴァントというその地位が、彼女の「己の全ての権限を剥奪され、上位者に許しを請うことしかできなかった晩年」を思い起こさせたのだ。
 
 さらに夢辺聖杯戦争が夢の中で行われる秘匿された聖杯戦争であったことが重なり事態は悪化する。
 
 狂化により妄想と現実の区別すらなくした戚夫人はかつての女主人、呂后の姿を求めて聖杯戦争を開始した。
 開戦の宣言すらないまま夢辺聖杯の中に取り込まれたマスターは一人また一人と精神を屈服させられ、解体させられたサーヴァント達が魔力として聖杯内に満ちてゆく。
 そして聖杯の内で呂后は……戚夫人の妄想の中の呂后はカタチを持った。
 
【夢辺聖杯戦争をクリアすると解放】
真名:ポボス
身長/体重:162cm・48kg
出典:ギリシャ神話
地域:ギリシャ
属性:秩序・悪
性別:女
中華風の装束に身を包んだ女性。傍らに人の姿をした豚を従えている。
恐怖症(フォビア)にその名を残すギリシャ神話の恐怖の神。
此度の聖杯戦争ではバーサーカーの精神の内部に妄想として巣食っている。
 
【夢辺聖杯戦争をクリアすると解放】
 史実に有り得ぬ神気を纏い英霊達の心をひしぐ戚夫人の一側面。その正体はギリシャの戦神アレスの息子、ポボス……恐怖そして恐怖による壊走の神である。
 戚夫人はかつて呂后と皇后の地位を争い、敗れた。呂后の苛烈な報復によりその心を折られた最期は厠で共に飼われる豚と■■を奪い合うような悲惨なものだったという。
 此度の聖杯戦争で召喚された戚夫人はその最期の恐怖と妄想への逃避……精神的壊走を強調された存在であった。
 そして夢辺聖杯はその願いに応え、ギリシャの精鋭達を襲った恐怖の擬人化である神、ポボスを召喚し、戚夫人に引き合わせたのである。
 
【夢辺聖杯戦争をクリアすると解放】
 ポボスの愛するものは逃走する兵士の弱い心。
 戚夫人の「もう許して欲しい」という身を切るような願いを聞き届け、ポボスは「戚夫人を許す呂后という妄想」として戚夫人の内に根を張った。
 自分の中の呂后は戚夫人のあらゆる妄想を肯定してくれる。
 女闘士は“あの最期の続き”に耐えきれず、完全に妄想の中に逃げ込んだ。
 6,000年以上の時を超え、ここに新たな贄は捧げられたのだ。
 
【夢辺聖杯戦争をクリアすると解放】
 【スキル1】気配遮断(影) Ex
 夢辺聖杯戦争の中盤、未だに戚夫人の妄想の内にのみ存在するポボスは物理的にも魔術的にも形を持たない。
 戚夫人と相対し、ポボスが己との謁見を許すまでこの神霊の気配を探ることはほぼ不可能である。
 
 【スキル1】精神の背後の神 A
 ポボスは常に対手の精神の内に存在する。ポボスに魅入られた者に逃げ場は無い。浮足立って逃走を開始するまで、そして逃走を例え終えても、最早その精神はポボスの祭壇に載せられた供物なのだ。
 ただし、それはポボスもまたその指先をいつでも焼き切られかねない状態にあることを意味する。
 
 【スキル3】英雄殺し Ex
 ポボスとの戦闘において、敵対する陣営のキャラクターは全てHPがマイナス(【筋力】+【魔力】)*5に達するまで死亡せず脱落できない。
 夢辺聖杯戦争においてポボスとの戦闘は精神を削られてゆく過程に他ならない。
 例え肉体が機能を停止しようとも、強大な神霊に抗う心が折れぬ限り敗北は許されず、神霊の暴戚はその魂を蹂躙し続ける。
 生贄の心が完全に敗北を受け入れ、全てをなげうった時のみ、ポボスは生贄を生きた奴隷として召し上げるのだ。
 
 【スキル4】皇帝特権(恐怖) Ex
 ポボスの権能を呂后の皇后特権と結合させ、さらに夢辺聖杯戦争という不安定な状況下でのみ可能なチートスキル。
 屈服させた霊基の操作権限をその霊基本人から奪う反則技。
 このスキルによって支配された霊基は身体も思考も、そして魂さえもポボスによってによって操られる恐怖の奴隷、あらゆる自由意志を恐怖から逃れる事にのみ差し出す、正しく生きていながら死んでいる状態となる。
 
【夢辺聖杯戦争をクリアすると解放】
 【宝具】『常に死と互じとなる』(Live N.T.R[Nearly The Rest])
  【ランク・種別】A:対視聴者宝具(陣地宝具として扱う) レンジ:∞ 最大補足:1*1000人
 戚夫人の宝具をポボスが召し上げたもの、常時発動。
 呂后に呼ばれ、秘かに慕っていた戚夫人の人豚と化した姿を見た恵帝が、意気を喪って酒に逃げ早世したという史実に基づく。所謂NTRレター宝具。
 ポボスの権能により破局的な効果を付与されており、ポボスの攻撃を受ける者の姿はそれだけで致死的な精神汚染効果を持つ。
 既にポボスに屈服している戚夫人の姿自体も当然この効果下にあるため、防備無しにその前に立つことはポボスの奴隷となることに等しい。
 レンジは無限、またその光景はあらゆる媒体へのコピー行為を経てもその効果が減衰しないという特徴を持つ。
 ポボスが現実世界への足掛かりを得て限界した時、現代社会の持つ情報伝播速度はたちどころに人理を大きく損傷させるだろう。
 
【夢辺聖杯戦争をクリアすると解放】
 夢辺聖杯戦争は、結局のところ現実世界にさしたる影響も及ぼさずに終わった。
 聖杯戦争開催の実績を得るはずだったチャンスマン家は、わざわざ狂化までさせたサーヴァントを御せなかったという事実を伏せるために、聖杯の顕現失敗とだけ協会に結果を報告した。
 ポボスは加茂久敏、境井辰乃、霧山の三名のマスターとそのサーヴァントにより退去させられ、聖杯の外へと現界することは無かった。
 勝者である三名は聖杯に願いを掛けた者、事実上何も掛けなかった者、掛ける前に立ち去った者と三様であった……しかし聖杯が何らかの願いを実現させるために起動した事実は観測されていない。
 
 まかり間違って戚夫人/ポボスが将来他の聖杯戦争に召喚される事になった場合、ポボスは夢の中で持ち得たような権能は持たないだろう。
 その状態のポボスは戚夫人の精神の片隅に取り付いた精神上の友人(イマジナリー・フレンド)以外の何者でもない。
 一方戚夫人についてはやや好影響が期待できる。彼女は己の中の聖域は外からこじ開けられる事があるのを既に知っており、また、自身を操る恐怖が打倒できるものだと証明した3人と3騎の英雄を知っているのだから。