紅葉香子

Last-modified: 2016-12-05 (月) 01:22:49

【名前】紅葉香子
【職業】主人公
【HP】 5 / 5
【令呪】 3 / 3
【現在地】
【筋力】E:1
【耐久】E:1
【敏捷】E:1
【魔力】E:1
【幸運】E:1
【スキル】落とし子:乗騎「レッサーショゴス」をセッション開始時に召喚する。

【乗騎】レッサーショゴス
【HP】 40 / 40
【筋力】EX:8
【耐久】EX:8
【敏捷】E:1
【魔力】A++:7
【幸運】E:1
【その他】この乗騎が死亡した時強制的に聖杯戦争に敗退する

【容姿】異形の怪物を引き連れた少女

【願い事】世界に復讐を

【その他】
彼女の人生は幸せで満ち溢れていた。
優しい両親と愛らしい弟に囲まれ、何不自由ない生活を送っていた。
そんな彼女の人生はある日一変した。
学校から帰ると、鍵のかかってないドアの先で両親が血を流して死んでいた。
その傍らには覆面を被った男たちが佇んでおり、弟は両親の死体の横で縛られ涙を流していた。
男たちは言った。
「おめでとう。君は聖母に選ばれた」
何が起こったのかもわからぬまま、彼女は弟と共に彼らに浚われた。
それからの日々は、地獄だった。
冷たい牢に囚われ、毎日よくわからない注射を打たれ、吐き出してしまいそうなグロテスクな何かを食べさせられた。
夜になれば、様々な動物との交わいを強要された。
悔しかった。恥ずかしかった。苦しかった。
死んでしまいたいとすら思い、実際行為に耐え切れずに、死にかけたことも何度もあったが、その度魔術で体を癒され死ぬことは許されなかった。
弟を人質に取られていたため逃げ出すことも出来ず、来る日も来る日も涙を流しながら行為を受け入れていた。
ある日、急激な嘔吐感に襲われ蹲った彼女を見て男達は歓喜した。
「おお!聖母が神を孕んだぞ!」
彼女の妊娠が発覚してからは、男たちの態度は一変した。
豪華な私室にお洒落な洋服。食べ物だって今まで食べたことが無いほど美味なものだった。
しかし、いつまた今までのような扱いを受ける事になるのか、彼女は気が気でなかった。
全てを諦め、人形のように仮初のお姫様の生活を送った。膨れた腹を抱えながら。
やがて、出産の日が来た。
祭壇の上で何人もの人々に見守られる中、彼女は“それ”を産み落とした。
異形の怪物であった。
およそ人の胎から生まれるはずもない怪物がそこには存在した。
その怪物を見て、男たちは狂喜した。
「――神が舞い降りた」
出産が終わり、疲れ果てた彼女の前に弟が引きずられてきた。
弟はまるでミイラのごとくやせ細っており、一目で弟と気付くことができなかった。
ようやく弟と一緒にこの地獄から解放される。そう、思ってしまった。
彼女の希望は、最悪の形で裏切られた。
男たちは彼女の目の前で、弟の身体にナイフを突き立てた。
悲鳴が響き渡る。泣き叫びながら弟へと手を伸ばすが、祭壇に拘束された彼女の手は届かない。
血の匂いに誘われ、彼女が産み落とした怪物が弟へと歩み寄る。
まだ生きている弟が、絶叫しながら自らが産み落とした怪物に食われていく。
そこで彼女の精神は限界を迎えた。
次に目を覚ました時、彼女は相変わらず祭壇の上で倒れていた。
しかし拘束は外れており、傍らにはあの怪物が懐いた様子ですり寄っていた。
周囲を見渡せば。血の海が広がっていた。
怪物は弟だけでは飽き足らず、その場にいた全ての者を食らい尽したのであった。
そして、母たる彼女を守るためにずっとその傍らで見守っていたのだ。
彼女は怪物を受け入れた。
それは監禁されている間に教団が続けた調教のたまものか、あるいは精神を保つための防衛機制か。
そこにあるのは、偽りの親子愛であった。
監禁されていた施設を抜け出し、怪物とともに街へと下った。
路地裏に潜み、廃屋に潜み、怪物が捕えた人間を食し生き延びてきた。
彼女はもう、人間ではなかった。
ある日、食料を調達するために押し入った家屋で、不思議な格好をした男が何やら唱えているのを目にした。
気に入らない。あの教団の人間と同じ匂いがする。
彼女はその魔術師を殺した。
魔術師の足元に描かれた魔術式が光を帯び、同時に不定形の影が現れた。
召喚されたライダーから聖杯戦争について話を聞いた彼女は、参戦を決意した。
ライダーと香子の間にパスは通っておらず、街の人間を浚い魂喰いを行う事で魔力を補っている。
魂はライダーが食らい、肉体を香子とレッサーショゴスが食らうため、浚われた人間は死体すら残らない。

【バッドエンド】聖杯戦争を敗退
霊格を損傷し、消滅が始まったライダーはやれやれと頭を振って香子へ向き直る
『悪いね。負けてしまった』
「かまわないわ。貴方には期待していかったもの」
「聖杯が手に入れば結構。駄目でも、この子さえいれば私は生きていけるわ」
その言葉を聞いて、ライダーはニタァと笑みを深める
『ハハハ!そうだな!そうだった!』
『今のお前は“そう”だもんな!』
『やれやれ、世話の焼けるマスターだ』
『聖杯は勝ち取れなかったんだ。せめて、お前の願いくらいは叶えてあげようかな』
突然笑い出したライダーを前に、香子たじろぐ
そんな呉羽を守るように、レッサーショゴスはライダーと彼女の間に立ちふさがる
「何を……言っているの……?」
『おや?心当たりがないのかい?これは傑作だ!』
『とは言え、俺は人の心に潜む英雄、お前の本心くらいわかっているんだ』
言うと同時に、ライダーは残った魔力を振り絞りレッサーショゴスを殺害した
「テケリ……リ……」
「そんな!ショゴス!ショゴス!ああ、私の可愛い子供が…!」
レッサーショゴスの亡骸へと縋りつく香子を眺めながら、ライダーはゲラゲラと笑う
『これは、お前が望んだことだ』
『助けてほしいんだろう?』
その言葉を聞いて、香子は我に返る
今まで必死にこの怪物を愛していると錯覚することで精神を保ってきたのに
どうして今になって、今になって私からこの怪物を取りあげるの…?
「嫌、嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌あああああああああああああ!!!!!」
香子は頭を抱えてその場に蹲った。
今まで自分はどうやって生活してきた?
何を食べて生きてきた…?
私は、この化け物と一緒に、人を浚ってそれを……
「うっ……ェェェ……」
吐瀉物をレッサーショゴスの死体の上へとぶちまけながら、呉羽は半狂乱のままライダーへ向き直る
「なんで、どうして今更…!ねえ、助けてよ!」
笑みを深めながら、ライダーはその言葉に返す
『ああ、言っただろう?お前を助けてあげるって』
瞬間、ライダーの身体が不定形の魔力へと変わり香子へと襲い掛かった
「あ……あ……」
『穢れ切った身体を綺麗にして、誰にも傷つけられることのない場所へ送ってあげよう』
『取り返しのつかないほど堕ちてしまったお前に与えられる救いなんてこんなもんさ』
『この身体は、俺が有効活用してやるよ』
自らの身体を見下ろしながら、呉羽は絶望する
「私の……私の身体……」
『だから精々、聖杯の中で純白の魔力になっておいで』
『ハハハハハハ!!』
魔力は霧散し、後にはレッサーショゴスの死体とニヤニヤと笑う香子だけが残った。

【バッドエンド2】レッサーショゴス消滅
「テケリ……リ……」
「そんな!ショゴス!ショゴス!ああ、私の可愛い子供が…!」
レッサーショゴスの亡骸へと縋りつく香子を眺めながら、ライダーはゲラゲラと笑う
『あらら。死んじゃったかその怪物』
『でもさ、だったらそろそろ思い出したんじゃない?自分が今まで何してきたか』
その言葉を聞いて、香子は我に返る
今まで必死にこの怪物を愛していると錯覚することで精神を保ってきたのに
どうして今になって、今になって私からこの怪物を取りあげるの…?
「嫌、嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌あああああああああああああ!!!!!」
香子は頭を抱えてその場に蹲った。
今まで自分はどうやって生活してきた?
何を食べて生きてきた…?
私は、この化け物と一緒に、人を浚ってそれを……
「うっ……ェェェ……」
吐瀉物をレッサーショゴスの死体の上へとぶちまけながら、香子は半狂乱のままライダーへ向き直る
「なんで、どうして今更…!ねえ、助けてよ!」
笑みを深めながら、ライダーはその言葉に返す
『ああ、言っただろう?助けてあげるって』
瞬間、ライダーの身体が不定形の魔力へと変わり香子へと襲い掛かった
「あ……あ……」
『穢れ切った身体を綺麗にして、誰にも傷つけられることのない場所へ送ってあげよう』
『取り返しのつかないほど堕ちてしまったお前に与えられる救いなんてこんなもんさ』
『この身体は、俺が有効活用してやるよ』
自らの身体を見下ろしながら、香子は絶望する
「私の……私の身体……」
『だから精々、聖杯の中で純白の魔力になっておいで』
『ハハハハハハ!!』
魔力は霧散し、後にはレッサーショゴスの死体とニヤニヤと笑う香子だけが残った。

【ハッピーエンド】
聖杯戦争を通してもう一度生きることに希望を持つ
ある程度どこかの陣営とコミュって前向きになった後で誰かの善意に触れて聖杯獲得orショゴス死亡
レッサーショゴス(優勝していた場合ライダーも)と共に各地のショゴス教団を襲い自らと同じ境遇の人々を救う