運命に翻弄される巫女

Last-modified: 2011-08-15 (月) 00:13:37

運命に翻弄される巫女 23-8~9

レイドリック「新スレになったのだ、我等の活動も華々しくしなければなるまい
       始めよければ全てよし、目的をしっかり定め活動の活発化を行う。
       というわけだが、我等テロ集団ベルクローゼンの最大の敵、それは兄弟家」
ブラムセル「その意見は同意だが今更何を言っているのだ」
レイドリック「仮面の騎士などはルネス学園に行かない限りは出てこない。
       しかしあの兄弟家は、特に長男シグルドには散々我等の野望の邪魔をされている」
ブラムセル「前置きは良いから早く本題を言え」
レイドリック「うむ。ワシの新たなる策だが、シグルドには想いを寄せている奴が居る」
ブラムセル「ほう、それで」
レイドリック「そのシグルドが想いを寄せている相手を人質に取って脅迫をすれば、
       シグルドに邪魔をされることもなくなるだろう」
ブラムセル「なるほど、単純だが効果の高い手段だ。
       それでシグルドの想い人の情報とはどのような物だ?」
レイドリック「うむ、名前はディアドラ。
       髪はスミレ色のウェーブ 瞳は髪と同じ色 巫女の様で神秘的な雰囲気を持つ女性だ」
ブラムセル「美人なのか?」
レイドリック「聞くところによるかなりのものらしい」
ブラムセル「それはさらい甲斐のある獲物だ、よし我等テロ集団ベルクローゼンの総力を使い
       そのディアドラという女性を捕まえるぞ」
レイドリック「これでシグルドも最後だな、フハハハハハ」

━━━━━━━━━━━それから数日後━━━━━━━━━━━━━━━━━
ブラムセル「例のディアドラという女性を捕まえてきたぞ」
****ラ「放しなさい、このケダモノ」
レイドリック「ほう、こいつがディアドラか。確かに聞いていた外見と一致する」
ブラムセル「だがレイドリックよ、一つ疑問があるのが」
レイドリック「貴様もか」
ブラムセル「あぁ、兄弟家のエフラムはロリコンだ。
       しかしシグルドがロリコンという話は聞いたことが無いのだが」
レイドリック「ワシも聞いたことは無い・・・・
       しかし言われている外見と同じ特徴をしているから間違いでは無い筈」
ブラムセル「とにかくこれでシグルドも最後だ、待っているがいい」
****ラ「へぇ、あなた達はディアドラと私を間違えたってわけね」
ロープで捕まえられていたと思われていた女性が、ロープをあっさりとほどく
ブラムセル「バ、バカな。俺はしっかりとロープで縛っていたはず」
サラ    「最近面白いことが無いので少し付き合ってみれば、こんなことか。
       つまらないわね、すぐに終わらせるわ」
レイドリック達を横目に見ながら、サラの手の上に集まる巨大な火球
レイドリック「ベルド司教・・・たのむ・・・ワシはまだ死にたくない・・・」
次の瞬間、テロ集団ベルクローゼン支部は消滅した
サラ    「ベルドねぇ、またお仕置きが必要ね♪」
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エレン   「レナさん、入院していたロプトの皆さんを知りませんか?」
レナ    「いえ分かりませんが、いったいどうなされたのでしょう」
エレン   「つい先ほどまで部屋で安静していた筈のロプトの皆さんが居ないのです」
レナ    「皆さん絶対安静のはずですのに、どうしてしまったのでしょう。探しませんと」

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エリンシア「アイク、どうしたのです?」
アイク   「姉さんか。ロプトの団体はこれから肉体派にでも生まれ変わるのか、と思ってな」
エリンシア「肉体派ですか、ガチムチ集団楽しみですわ♪ でも何故」
アイク   「さっきロプトの団体がダッシュで駆け抜けていくのを見た。
       あの速さは俺を上回っている、俺もまだまだ未熟だと言うことを思い知らされた」
エリンシア「ますます期待ですわ♪ KINNNIKU KINNNIKU」
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その頃、酸欠寸前で死にそうになっているロプトの皆さん
マンフロイ 「ベル・・ベルド・・・こ、ここは・・・・ど、どこじゃ・・・・・」
ベルド   「ゼハー・・・こ、ここは・・・イ・イー・・・イード砂漠の・・・て・手前です・・・」
サンディマ 「ハヒー・・せ・正か・正確には・バーハラの・・・峡谷・・・・です・・・・」
マンフロイ 「ベルド・・・・き・貴様は!! ク・・クビじゃ!ワ・・ワシまで・・・巻き込む・・・な」
ラインコック「と・・・ところで・・・マン・・フロイ・・様・・・やけに・・・・暑く・・ないですか・・・ヒィ」
マンフロイ 「そりゃ・・・砂漠・・・の側じゃ・・・暑いに・・・決まって・・・・いるじゃろ・・・・」
アルファン 「マ・・フロイ・・様・・・・空に・・・太陽が・・・2個・・見え・・・ます・・・ゼーハー」
マンフロイ 「そ・・それは・・げ・・幻覚じゃろう・・・ワシにも・・・見える・・がな・・ハーハー」
ベルド   「凄い・・太陽・・ですねぇ・・ファラ・・フレイム・・やフォル・・ブレイズ・・あたり・ですかね」
マンフロイ 「ハハ・・ハ・・あれ・は・・ただの・・・ファ・・ファイアー・・・・じゃ・・・・
       わ・・我が・・孫娘・・・ながら・・・桁・・・外れ・・に・・おそ・恐ろしい・・・ゼーハー」
 
  「「「「「ウギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」」」」」       

後日。
テレビに一つのニュースが流れた。
イード砂漠の手前バーハラにて、ロプトゥスの関係者全員が全身大火傷を負い入院した
被害者は全員「○○様、お許しを。私ではなく○○○のせいです」と
うなされており事情を聞ける状態ではない と
アイクは小首を傾げ「俺がロプトの面々を見かけた時ではないか」と話し
マルスは「シグルド兄さんが居たら大変嫌がるニュースだった」と答えるなど
何時もと変わらない兄弟家の食事風景だった。

唯一つ食事中だと言うのに、サラがリーフの膝の上に乗り
「私は普通に生きていたくても、周囲がそして運命がそれを許してくれない。
 だから、私がボンキュボンになったらしっかり囲ってね」と言っている光景さえなければ

さらに後日
先日の件でサラ以外の取り巻きにボコボコにされているリーフの姿があったが
これは日常の出来事のため、特に語ることでもないだろう。

リーフ「こんな日常はイヤだ~」

終わり