2007年 7月 第3週 <2>

Last-modified: 2008-05-25 (日) 14:44:17

<1>

 
 
 

4-98 やっぱりあなたですかユンヌさん
 <ラーチェル 「…又のようですわね。今の報告でもう20件もの目撃談が…。」>

 

セーラ 「多いわね!」
ドロシー「伝統ある学院みたいですからねー。幽霊関係の話題も豊富なのかも」
セーラ 「ふふん、こんなときはこのシスターセーラちゃんの出番ね!
     エリミーヌ様顔負けの聖なるパワーで、どんな霊も一発で昇天させちゃうわよ!」
ドロシー「……どんな嫌がらせするんですかね?」
イリオス『こいつが近寄るだけで迷惑がって霊が逃げ出すとかじゃねーの?』
セーラ 「オイ」

 

 <ターナ   「(幽霊かぁ~お兄様が見たら絶対お漏らししちゃうわね。エフラムにでも頼んでみようかな。)」 >

 

セーラ 「扱いひどっ!」
ドロシー「さ、さすがにここまで扱いが酷いと気の毒になってきますね……」
セーラ 「ま、あの馬鹿丸出しの兄貴じゃしょうがない気がするけど」
ドロシー「うーん……ヒーニアスさんも、優秀な方なのに間違いはないんでしょうけど、
     性格に難ありって感じはしなくもないですからねー」
セーラ 「……というか、エフラムに頼んで何をするつもりなのかしら?」
ドロシー「……幽霊に化けて脅かす、とか?」
セーラ 「……なにこの子、サド?」
ドロシー「……いや、大好きなお兄様をちょっとからかいたくなるお年頃なんじゃないですか?」
イリオス『そのフォローはさすがに苦しいだろ』

 

 <ラーチェル 「(目を瞑りながら)えい、ルネス学園を豆腐のどん底に陥れる
         幽霊め、この魔道書(※イーヴァルディ)が目に入らぬか!!」 >

 

セーラ 「豆腐のどん底って何やねん」
ドロシー「台詞自体突っ込みどころ満載ですけどね」

 

 <ラーチェル 「え?(目を開ける)…エイリークの言う通りですわ。まさか私が付けているスキル『恐怖』に反応して逃げたとか…。」>

 

セーラ 「つけてるんだ、そんなの……」
ドロシー「……まあ、この人の傍若無人振りはある意味恐怖と言えば恐怖ですけど……」
セーラ 「……? わたしの顔になんかついてる?」
ドロシー「いえ……セーラさんとラーチェルさんが出会ったらとんでもないことになりそうだな、と」
セーラ 「フ……安心なさいドロシー、たとえこの変人王女が相手でも、わたしの勝ちは揺るがないわ」
ドロシー(……何の勝負をするつもりなんだろう……)

 

 <ラーチェル 「それはありえませんわ…ココは5階ですwa…。」>

 

セーラ 「ワープしたんじゃね?」
ドロシー「ちょ、いろいろ台無しですよその推測は!」
セーラ 「あとラグズに運んでもらったとかペガサスとかドラゴンとか」
ドロシー「いやそれは……手段としては考えられますけど、音でばれるでしょ」
セーラ 「それもそうか……でも、なんかこの町の人だったら5階ぐらいからなら余裕で飛び降りられそうだけどね」
ドロシー「……否定しきれないかも……」

 

 <エフラム  「その幽霊は幼かったk」 >

 

セーラ 「幼かったら狙ってんのかyo!」
ドロシー「幼女となると見境がなくなりますね、ときどき……」

 

 <エイリーク 「さてと、コレで大丈夫ですね。サザさんの真似をして
         『ルネス学園の平和は私が護る』!…何ちゃって。」 >

 

セーラ 「あら、ルネスの華の意外な一面って感じね」
ドロシー「……って言うか、いいんですかね思いっきりこの番組で正体ばらしちゃっても」
セーラ 「大丈夫大丈夫、あの兄弟の皆さんは、こういうときだけたまたま見てないか、
     見ても黙ってる設定になってるから」
ドロシー「またそんないい加減な……」
セーラ 「って言うかね……全部見られてたら、今頃このテレビ局100回ぐらいは崩壊してるわよ?」
ドロシー「……よく考えると凄い危ない橋渡ってるんですね、わたしたち……」

 

<エイリーク 「…この部屋にはオバケは居ないようです。
        …ぁ、あれは骨格模型ですね。昔ターナやラーチェル
        と一緒に良くいたずらしましたね。」 >

 

セーラ 「これまたお茶目な一面ね」
ドロシー「エイリークさんにも子供の頃があったんですね。なんだか微笑ましいです」
セーラ 「……ま、約一名全くノリが変わってない人がいるみたいだけど」
ドロシー「……ラーチェルさんは、多分死ぬまでずっとあのままなんでしょうねえ」
セーラ 「絶世美王女とか名乗る老女か……嫌すぎるわね」
イリオス『ババア結婚してくれ!』
ドロシー「いや、フォローのタイミングおかしいですからそれ!」

 

 <《バールが足を器用に使ってピアノを弾いている》 >

 

セーラ 「SUGEEEEEEE!」
ドロシー「普通に大道芸でご飯が食べられそうですね、これ……」
セーラ 「っつーか、今までよくバレなかったもんだわ……」
ドロシー「芸術的センスのある魔物……この町もいよいよって感じですね」
セーラ 「まあ昔からずっと変な町だったけどね」

 

 <エイリーク 「バールならうまく弾けて当然でした…足が何本もあるのですもの!!」 >

 

セーラ 「いや、その理屈はおかしい」
ドロシー「そうですよねー。たとえ手が何本あったって、セーラさんにピアノは弾けないでしょうし」
セーラ 「オイ……っつーかピアノぐらい弾けるわよわたし」
ドロシー「……は?」
セーラ 「シスターだし、孤児院出だしねー。昔はちっちゃな子たち相手によく弾いてあげてたもんよ」
ドロシー「……ピアノを弾くって言うのは『頭をすりつぶす』のスラングだったりするんですか?」
イリオス『いや、「呪いの言葉を延々聞かせて相手を悶絶させる」という拷問の暗号に違いない』
セーラ 「わたしはどこぞの黒魔術師か! 普通にピアノ弾くって意味だっつーの!」
ドロシー「あり得ないですよ! セーラさんがピアノ!?
     冗談じゃない、そんなことになったら天地がひっくり返りますよ!」
セーラ 「このアマ……! だったら今すぐ弾いて聞かせましょうか!」
ドロシー「ヒッ! ごめんなさい、それだけは勘弁してください!!」
イリオス『どうか命だけはお助けを!』
セーラ 「……ここって泣くところなのかしら、怒るところなのかしら……」

 

 <セリカ   「今度は階段の上!?ファードさんの言う通り
         どうやらこの学校は呪われているようね。早く済ませなくちゃ。」 >

 

セーラ 「自分の学院を『呪われている』と評する学長ってどうよ?」
ドロシー「うーん……それだけ問題が大きいってことなんじゃないですか?」
セーラ 「……ところでピアノの話なんだけど」
ドロシー「そんな恐ろしい単語をわたしに聞かせるのは止めてください!」
セーラ 「オイ」

 

 <セリカ   「!…どうして私の名前を…やはり幽霊は千里眼を持ち
         相手の心を読むというのは本当だったようね。」 >

 

セーラ 「どういう幽霊よ!?」
ドロシー「噂って大きくなるものなんですね……」

 

 <セリカ   「あ、逃がさないわよ。つ【サンダーストーム】」 >

 

セーラ 「派手すぎだっつーの!」
ドロシー「興奮すると見境がなくなる性格なんでしょうかね……」

 

 <エイリーク 「…混沌の女神ユンヌさん?」>

 

ドロシー「なるほど、そういうことだったんですね!」
セーラ 「……」
ドロシー「……どうしたんですか?」
セーラ 「いや……タイトル的に真相モロバレなのに驚いてみせるのも、なんか空しいっつーか白々しいっつーか」
ドロシー「そういうこと言っちゃダメですってば! ……大体、今回のニュースの面白さはそこじゃありませんし」
セーラ 「だったら別にいちいち驚いてみせる必要もないんじゃないの?」
ドロシー「もう! ちょっとは空気読んでくださいよセーラさん!」

 

 <ユンヌ   「アイクにこう言われたの。
         「たまには人間みたいに行動してみたら、どうだ?楽しいぞ」ってね。 >

 

ドロシー「おー、いいこと言いますねえアイクさん」
セーラ 「まあ、結果的にかなり迷惑になってるみたいだけどね」

 

 <エイリーク 「え、でも5階…。」
  ユンヌ   「緊急用のはしごを掛けて置いたから、大丈夫。」 >

 

ドロシー「あー、なるほど。これなら納得できますね」
セーラ 「……」
ドロシー「……どうしたんですか?」
セーラ 「いや……5階まで伸びるはしごって、スゲー長いわよね?」
ドロシー「……まあ、そうですけど。神様のやることですから、いちいち突っ込んでも……」
セーラ 「スゲー理屈だわね……」

 

 <アイクは その顔かガチムチさか女生徒に良くもてたが、本人は全く気にしなかったらしい。 >

 

セーラ 「ああ、こうしてまたフラグ折られた女の子が次々と誕生していくわけね……」
ドロシー「さすがフラグクラッシャー……と言うか、ガチムチさ故にモテるって……」
セーラ 「お嬢様学校みたいだしねー。アイクさんみたいなタイプはなかなか目にする機会がなくて、
     珍しいんじゃないの?」
ドロシー「……下手すると、刺激が強すぎて新たな嗜好に目覚めかねませんね……」

 

 <ルーテ   「一度ルネス学園に彼らを連れて行きましてね…途中で居なくなって
         しまったのですが、元気そうで何よりです。」 >

 

ドロシー「あー、あの魔物たちにはそんな秘密があったんですね」
セーラ 「……っつーか、なんであんなとこに魔物なんか連れて行ったのかしら?」
ドロシー「……優秀な人の考えはわたしたちには理解できないんですよ、きっと」
セーラ 「それに、元気そうで何よりっつーか、思いっきりジークリンデで倒されちゃってたような」
ドロシー「……あー、この口ぶりからすると、多分後で復活か何かしてるんじゃないですか?」

 

4-107 (4-93への便乗)
 <アイク「ん? ……ああ、多数決で葉っぱになったな、なぜか」 >

 

セーラ 「多数決で葉っぱって……正直どんだけ(ry」
ドロシー「本人は全く気にしてないみたいですけどね」

 

<マルス「…………はあ。……マリク?」
 マリク「(しゅたっ)はい、ここに」 >

 

セーラ 「どっから出てきた、どっから!」
ドロシー「いや、セネリオさんとかこの人とか、こういう立場の人にそういう突っ込みはもう無駄でしょう……」

 

 <リン「えーと、なになに……『メロス、君は、まっぱだかじゃないk』って、ちょっ!」 >

 

ドロシー「あー、そう言えばそんな話でしたねー」
セーラ 「……ん? これ以外に表現がソフトなバージョンもあるってこと?」
ドロシー「……さあ? わたしが中学校で勉強したときは、普通にこの『真っ裸じゃないか』だった気がしますけど」
セーラ 「小学校で習う場合は表現がソフトだったりするのかしらねー」
ドロシー「……まあ、確かにまっぱだかってのは少し問題があるかも……」
セーラ 「おませな女子小学生が想像して鼻血噴くかもしれないしね」
ドロシー「そんな、リーフさんじゃないんですから……」

 

 <アイク「だからこう、大きめのはっぱをだな、股間に……」 >

 

ドロシー「うわぁ、さすがにまずいんじゃないですかねこれは」
セーラ 「いやーん☆ アイクさんが葉っぱ一枚だなんて、セーラとっても恥ずかちぃ~☆」
ドロシー「……すみません、殴ってもいいですか?」

 

 <アイク「特に。劇も大盛況だったしな>

 

セーラ 「大盛況だったのかよ!」
ドロシー「……ひょっとしてガチムチ好き多いんですかね、この町……」
セーラ 「ホント嫌な町だわね……」

 

4-111 ノーモア赤点
 <ヘクトル 「おぅ,そうだな。ま,補習とか文化祭の準備とかあるから夏休みなんてあって無いようなもんだが。」 >

 

セーラ 「あー、懐かしいわねーこういうノリ! 過ぎ去りし学生時代、か……」
ドロシー「……っていうか、あの、わたしたちって何歳ぐらい」
セーラ 「ゲフンゲフン! ……さ、次行きましょうか」
ドロシー(触れちゃいけないところなんだ、ここって……)

 

 <エフラム 「勉強なんかどうでもいい。卒業出来れば十分だろう。見ろ,卒業出来る程度には恐らく………」 >

 

セーラ 「ここまで徹底して無関心だといっそ清清しいわね」
ドロシー「ですねえ……ところで、セーラさんって成績は」
セーラ 「ゲフンゲフン! ……さ、次行きましょうか」
ドロシー(……ひょっとして成績足りなくて中退したあとここに入社、とかなのかな……)

 

 <エフラム 「お前と一緒にするな!!俺は赤点7つだ!!お前なんか9つだろう!!」
  ヘクトル 「うるせえ!!おれは平均的に点取ってんだよ!!総合平均なら俺25点だぜ?!おまえなんか1n」 >

 

セーラ 「……」
ドロシー「……あれ、おかしいな……なんか、涙が……」

 

 <2人  「「アイク兄さんはどうやって一回も留年もせずに高校卒業したの?!」」>

 

ドロシー「家族だからか、全く容赦がありませんね」
セーラ 「ま、確かにあの兄貴が留年せずに卒業してるっての、疑問ではあるけどね……」

 

 <アイク 「ああ,テスト中は毎日セネリオが教えに来てくれたからな。大量の肉を持って。」 >

 

ドロシー「うわー、尽くしてますねー」
セーラ 「……なんというか、ガチホ」
ドロシー「ゲフンゲフン! ……さ、次行きましょうか」

 

 <ロイ  「……………あ!!ちょっと待って!!何この点数!!何で毎回英語が満点なの?!」 >

 

セーラ 「嘘ぉ!?」
ドロシー「え、英語堪能なアイクさん……! 想像がつかない……!」
セーラ 「いや、人間の想像力に限界はないはずよ……! このわたしの力で、想像力の限界を、超える!」

 

 ~セーラの想像 英語を喋るアイク~

 

  アイク「I can not speak English」

 

セーラ 「……ッ! ダメだわ、これ以上想像すると脳の回路が焼き切れる……!」
ドロシー「って言うか正確には英語喋れてませんよねこの想像!?」

 

 <セネリオ「豆腐,即座にアイクの隣に行きなさい。これは軍師命令です。」 >

 

セーラ 「前から気になってたんだけど、何の軍師なのこの子?」
ドロシー「さあ……と言うか、この頃から既に豆腐呼ばわりはされてたんですねボーレさん……」

 

 <セネリオ「…………というアイクLOVEなセクハラ英語教師(兼購買のおばちゃん)がいてですね。
       彼女のテストではアイクは無条件で満点だったんです。」 >

 

ドロシー「ひどい職権乱用……」
セーラ 「ま、この町には他にもいろいろと問題ある人が多すぎるから、大して気にもならないけどね」
ドロシー「凄い理屈だなあ……」

 

 <セネリオ「だったらその足りない脳みそに必至こいて詰め込みなさい。一問間違えると魔法レベル1段階上げますよ。」 >

 

セーラ 「……それって、この二人だと一瞬で最高レベルまでいっちゃうような」
ドロシー「……よく生きてましたね、ヘクトルさんとエフラムさん……」

 

 <アイク「なんて言うか,ひどい有様ってこういうこと言うのか?」 >

 

セーラ 「分かってるんなら止めろと(ry」
ドロシー「まあ、セネリオさんには信頼を寄せてるってことじゃないですかね、多分……」

 

4-119 デブ剣の王子様
 <エリウッド(……何か、さっきからあの子たちがこっちを見てるような……
        何だろう、また僕の兄弟が何かやらかしたんだろうか……心当たりがありすぎる。
        あ、なんか近づいてきた……)>

 

セーラ 「……でも、自分が何かやらかしたっていう発想がない辺り、この人も結構立場分かってるわよね」
ドロシー「うーん……まあ、エリウッドさんの場合は何かやらかそうにもパワー不足な気はしますけど」
セーラ 「わかんないわよー。こういう人に限って、ストレスが限界超えると『蝶サイコー!』とか言って
     裸で町内を走り回ったりするかも」
ドロシー「やめてくださいよ、最近のエリウッドさんの行動から考えると現実化しそうで怖いですからそれ……」

 

 <エリウッド「(な、なんだこの子たちは……? 知り合い、じゃないよな。
        皆シスターみたいなのに、知らない人相手にこんな風に騒いで……さすがにちょっと見過ごせないかもな)>

 

ドロシー「……でも、どっかの暴走シスターに比べれば全然可愛いもんですけどねー」
セーラ 「そうよねー、迷惑な奴よねクラリーネとかラーチェルとか」
ドロシー「そうですね。さあ、次行きましょうか」
セーラ (……なんだろう、今一瞬物凄く物足りなかったというか寂しかったというか……)

 

 <エリウッド(……聞く耳を持ってくれない……ダメだな、こういう元気すぎるタイプは
        家の兄弟にはいないから、どうも扱いに困るよ……)>

 

セーラ 「いわゆるギャル系ってやつ?」
ドロシー「そんな感じですかねー。なんか微妙に違う気もしますけど」
セーラ 「ま、確かにあの家にはいないタイプよね」
ドロシー「んー……ユンヌさん辺りはかなり近い気もしますけどね」

 

 <マリーシア「こ、これにサイン頂けませんか!?」>

 

ドロシー「おお、凄い! エリウッドさんがついにアイドルデビューですか!?」
セーラ 「ふん、サインぐらいわたしだってねだられたことあるもんね!」
ドロシー「……どうせなんかの契約書だったとかいうオチなんでしょ?」
セーラ 「違うわよ! ……ただまあ、『ここにヨゴレ系アイドルシスターセーラって書いてください』とか
     頼まれたもんだから、そいつの顔面思いっきり蹴り飛ばしたんだけど」
ドロシー「……イ㌔」
セーラ 「それ言うのは本来わたしの役目のはずでしょうが!?」

 

 <エリウッド(う……こんな円らな瞳で見られるとどうも断りにくい……
        いやいや、ダメだダメだ、ここは心を鬼にして……でも相手の顔は立てて……)>

 

ドロシー「いい人ですねー」
セーラ 「こんなだから胃を痛めるのよねこの人」
ドロシー「……まあ、長所は同時に欠点にもなりえますからね」
セーラ 「そうよねー、あんたの地味顔だって、変な男に目をつけられないって考えれば立派な長所だもんねー」
ドロシー「……逆に、セーラさんの口やかましさはどう考えても長所にはなりませんね」
セーラ 「オイ」

 

 <エリウッド(……なんだか恍惚とし始めたぞ……
        危ないな、ひょっとしてこの子たちは変な薬でも使ってるんだろうか……)>

 

セーラ 「……でも考えることは割とひどいのね」
ドロシー「いや、これは単純に自分を基準にして物事を見た結果なのではあ」
セーラ 「それはそれで悲惨だわね」

 

 <マリーシア「いえ、形なんか残りません! ただ……お姫様抱っこしてもらいだけなんで!」>

 

ドロシー「……嬉しいんですかねそれ?」
セーラ 「枯れてるわねーあんた。王子様にお姫様抱っこなんて、女の子の憧れじゃない?」
ドロシー「そうですかねー…… …… ……」
セーラ 「……? なによ、人の体じろじろ見て」
ドロシー「いえ……セーラさんは、もうちょっと痩せた方がいいんじゃないかなって」
セーラ 「ムカッ! なによ、わたしそこまで太ってないわよ!?」
ドロシー「ええ、それは分かってますけど」
セーラ 「じゃあ何でよ?」
ドロシー「……もうちょっと軽くないと、多分魔導師の細腕だと持ち上げられませんよ?」
セーラ 「なッ……! だ、誰が、いつあんなワカメにお姫様抱っこされたいなんて言ったのよ!?」
ドロシー(……何でこんなに引っかかりやすいのかな、この人は……)

 

 <マルス  「……『月刊プリンス』……」>

 

セーラ 「なにそのイカれた雑誌!?」
ドロシー「あー、結構発行部数は多いみたいですね」
セーラ 「……今更だけど異様すぎるわよこの町……」
ドロシー「んー……でも、王子様自体は候補多そうですよ、ここ……」

 

 <マルス  「……ニニアンさんをお姫様抱っこしてるエリウッド兄さんの写真を冗談半分で送ったら、
        『月刊プリンス・今月のベスト王子様』に選ばれちゃうんだもんなあ」>

 

セーラ 「……あー、確かにアレは王子様としか言いようがないかも」
ドロシー「見たことあるんですか、その写真?」
セーラ 「ま、ちょっとした縁でね。悔しいぐらい絵になってたわ、正直」
ドロシー「そうですかー…… …… ……」
セーラ 「……なによ?」
ドロシー「いや、残念ながら絵にはならなさそうだなあって」
セーラ 「だから、わたしはあんなワカメに……!」
ドロシー(……正直、今回ちょっと意識しすぎな気がしますよセーラさん……)

 

 <マルス  「だねえ……ところで、女装したセリスの写真を『月刊プリンセス』に冗談半分で送っちゃったんだけど」>

 

セーラ 「……! そんなのがあるんだったら、わたしも是非……!」
ドロシー「あー、セーラさんにはこっちの方がいいと思いますよ?」
セーラ 「え、なに?」

 

 つ『月刊・奇人変人大集合』

 

ドロシー「『今月の変人大賞』狙えますよきっと」
セーラ 「オイ」

 

4-125 ベルン署捜査日記~逆転兄弟~
 <ツァイス 「痴漢事件です、痴漢事件!」>

 

セーラ 「いやねー、身の危険を感じちゃう」
ドロシー「うーん、事前に中身が分かれば、セーラさんを狙うような人は激減すると思いますけどねー」
セーラ 「オイ」
ドロシー「いや、外見は十分魅力的ですと褒めているんですよ?」
セーラ 「あ、そう? そうよねー、わたしったらセクシーでなおかつ超可愛い美少女系アイドルだし」
ドロシー(……その魅力が消し飛ぶぐらい中身が強烈だって意味でもあるんだけど……本人全然気がついてないな)

 

 <リーフ  「ご、誤解ですよ! あれはきれいなお姉さんたちに僕の純粋な愛を説いていただけで」>

 

セーラ 「……なんか、いろんな意味で説得力がないわね……」
ドロシー「……彼にとっては、『捕える』のが純粋な愛なんですかねー……」

 

 <マルス  「フ……この紋章町で、僕の目から逃れられるなどと思わないことだ!」>

 

ドロシー「……」
セーラ 「……」
ドロシー「……あ、あの……ここ、見張られてたりしませんよね……?」
セーラ 「だ、大丈夫でしょ……多分……」

 

 <ゲイル  「……これは……エスリン女史の詳細なプロフィール……?」
  マルス  「そうです」
  リーフ  「後でくれ!」
  マルス  「100Gで手を打とう」>

 

セーラ 「安すぎない!?」
ドロシー「兄弟特別価格なんじゃないですか? 
     まー、たとえばセーラさんの情報だったらこのぐらいでも頷けますけど」
セーラ 「オイ」

 

 <ロイ   (輸血なんて我が家じゃ絶対やらないのに……普通にいい人だなこの刑事さん……)>

 

セーラ 「いや、これむしろ兄弟さんたちがひどいんじゃないの?」
ドロシー「うーん……でも、リーフ君は毎日のように鼻血噴いてますからね。
     いちいち輸血してたらお金がいくらあっても足りないですよ」

 

 < 筋 金 入 り の ロ リ コ ン だ っ た の で す ! !>

 

セーラ 「……なんか……」
ドロシー「……こう……」
二人  ( 凄 い 説 得 力 … … ! )

 

 <エフラム 「お前に弁護士を呼ぶ権利はない! そのことを、今からたっぷりと教え込んでやる!」>

 

セーラ 「うわ、むっちゃ怒ってる!」
ドロシー「そりゃまあ、あれだけロリコンロリコンと連呼されればねえ……」
セーラ 「いやー、どう考えても自業自得な感じがするけどねー」

 

4-136 (4-119への便乗)
 <二人 「ふぉっふぉっふぉっ」 >

 

セーラ 「どういう笑い方!?」
ドロシー「バルタン星人みたいですね」
セーラ 「しっかしま、この二人の悪巧みももはや日常風景よねー」
ドロシー「確かに……」
セーラ 「これからも、この二人が巻き起こす騒動に乞うご期待、ね!」
ドロシー「いや、止めましょうよ!」

 

4-138 マスクラ=使うと壊れる
 <アイク  「あぁ、“マスタークラウン”だ。限界に挑戦するベオクが使うと更なる高みに行けるらしい。 >

 

ドロシー「いわゆる『最上級職』ってやつですね」
セーラ 「時代も変わったわねー。わたしたちのころは上級職に転職するだけでもアイテム必要だったのに」
ドロシー「そうですねー……まあ、おかげでセーラさんが『セイント(聖者)』なんて呼ばれるという
     不可解きわまりない自体も起こらずに済んでいる訳ですけど」
セーラ 「オイ」

 

 <ユンヌ  「混沌を愛してやまない少女、今度混沌に告白するつもりでぇ~っす☆」
  アイク  「Vサインはいらん。何をしに出てきたんだ」 >

 

セーラ 「混沌に告白してどうする!?」
ドロシー「んー……混沌=アイクさん なんじゃないですか?」
セーラ 「……まあ、確かに混沌の塊みたいな人ではあるけど」

 

 <アイク  「向こうでゼフィール警察署長がエッケザックスの形をした銃を乱射しながら >

 

セーラ 「……これってやっぱり回転しながら乱射してるのかしら」
ドロシー「危険きわまりないですね」

 

 <アイク  「なんだ?前よりも簡単に壊せたな」 >

 

セーラ 「もったいねぇーっ!」
ドロシー「……と言うか、『使うと壊れる』の意味が完全に間違ってますね」

 

 <ユンヌ  「この混沌・・・感じちゃうわ!!」 >

 

セーラ 「何をどう感じているというのか」
ドロシー「神様相手に何いったって無駄でしょうよ」

 

4-139
 <エリンシア「はあ…シュワちゃんの筋肉、見とれてしまいますわ…」 >

 

セーラ 「……? なんか、さっきから変な声聞こえない?」
ドロシー「……そうですね、なんか、悲鳴みたいな……」
セーラ 「気のせいかしらねー?」
ドロシー「じゃないですか? この建物穴だらけですから、どこから何が聞こえてきてもおかしくないですし」
セーラ 「……それはそれとして、骨の髄まで筋肉好きねこの人も」
ドロシー「嗜好としては分からなくもないですけど、明らかに行き過ぎてる場合が多いですからね……」

 

 <セリス「僕もこんな風に男らしくなりたいなあ。」 >

 

セーラ 「ここまで行ったらヤバいっつーの」
ドロシー「うーん……まあ、中学生ぐらいの子は大概行き過ぎたものとか間違ったものとかに憧れを持つものですし」
セーラ 「そうよねー。わたしみたいに『トップアイドルになりたい』辺りが身の丈にあった願望ってものよね」
ドロシー(……この人は一生中学生並の精神なんだろうな、多分……)
イリオス『厨ニ病乙』

 

 <アイク「そういえば、今日『FETVが撮る映画の主役をやってみないか』とスカウトされたんだが…」 >

 

セーラ 「いつの間に」
ドロシー「案外抜け目がないと言うか命知らずですよねウチの社長も」

 

 <ミカヤ「相変わらず懲りないようねあそこの社長…きついお仕置きが必要かしら」 >

 

ドロシー「……」
セーラ 「……」
ドロシー「……あの、さっきから聞こえてきてた悲鳴のようなものは、もしかして……」
セーラ 「……気づかないフリしておきましょ。怖いし……」

 

 『ぎぃやああああああぁぁぁぁぁぁぁ~~~~…………』

 

二人  「ガクガクブルブル」

 

4-141 仮面の下の涙を拭え!
 <アルム「ふぅ、ロビンたちと畑を耕していたら、すっかり暗く
    なっちゃったなぁ。こっから家まで結構かかるんだよなー」 >

 

セーラ 「片道二時間の道を自転車通学してる高校生みたいね、この子」
ドロシー「えらくたとえが具体的ですけど……確かに、アルム君も自然とたくましくなりそうなタイプですねー」
セーラ 「セリカの方はその辺どうなのかしらね?」
ドロシー「『アルムならどんなだって構わないわ!』って感じなんじゃないですか?」

 

 <ジーク「おや、アルム君じゃないか」 >

 

セーラ 「あれ、この人ってカミュ」
ドロシー「ゲフンゲフン! ……触れないでおいてあげましょうよその辺は」
セーラ 「……痴情のもつれって大変よね……」

 

<ジーク「ああ。君にはティータのことで世話になったし、
     私の勤め先リゲル・コンツェルンのルドルフ会長からも
     君の手助けをするように頼まれているからな」 >

 

ドロシー「……な、なんか、地味に見えるアルム君もいろんなところにコネクションを持ってるみたいですね?」
セーラ 「ま、あの兄弟なら、誰がどこと繋がり持っててもおかしくない気はするけどね」

 

 <アルム「そして、いずれは紋章町一の野菜マスターに・・・>

 

セーラ 「紋章町一って……ライバル少なそうだけど……」
ドロシー「うーん……チャップさんネフェニーさんドルカスさん……辺りですかね、パッと思い浮かぶのは」
セーラ 「……意外と濃ゆい面子になりそうだわね」

 

 <ニーナ「ああ、カミュ・・・愛しのカミュ・・・あなたは今どこにいるの・・・・・・・・・」 >

 

セーラ 「いや目の前に」
ドロシー「ゲフンゲフン!」
セーラ 「……っつーか、この台詞、どっかのバカ兄貴みたいね」
ドロシー「これで躊躇なく攻撃を仕掛ければ完璧ですけどね」

 

 <シリウス「ジーク?知らんな。今の私は仮面の騎士シリウス。
       それ以上でも、それ以下でもない」 >

 

イリオス『クワトロかよ!』
セーラ 「オタウゼェ」
ドロシー「それにしても無理のある誤魔化し方ですね……」

 

 <結局アルムが帰宅できたのは午前0時を過ぎたころだったとさ >

 

セーラ 「……セリカに『どこの女のところに行ってたの!?』とか言われそうね」
ドロシー「いや、そこまで疑ってないでしょうよ……」

 

4-142 みんなでキャンプへGOGOGO!
 <セリカ  「……まさか、姉さんがアルムを……」>

 

セーラ 「うわ、目ぇ怖っ!」
ドロシー「アルム君が絡むと鬼神の如き迫力を出しますね……!」

 

 <リン   「……『バアトルズ・ブートキャンプ これであなたもガチムチに』……」
  エリンシア「うふふ……これで我が家は毎日筋肉祭り……ハァハァ……」>

 

セーラ 「……ホント、筋肉絡みになると見境ないわねこの人……」
ドロシー「まあ、兄弟全員ガチムチだったら、エリンシアさんにとっては毎日天国なんでしょうけどね」
セーラ 「でも正直、ガチムチなロイとかガチムチなリーフとか見たくないわね」
ドロシー「エリウッドさんのガチムチはもう今週冒頭で見ましたけどね」

 

 <セリカ  「イヤァァァァァァァァッ! ガチムチのアルムなんてイヤァァァァァァァァァッ!」>

 

セーラ 「あ、やっぱ嫌なんだ」
ドロシー「……その内、『農業を取るかわたしの心の健康を取るか、今すぐ選んで!』なんて事態になりそうですね」
セーラ 「嫌な修羅場ね、それ……」

 

 <エリンシア「ハァハァ……今日から我が家は筋肉祭り……!」>

 

セーラ 「……ここまでいくと、もはや病気ね」
ドロシー「否定はできませんね」
セーラ 「ロリコン年上好き胃痛近親相姦イタコ腹黒天然……病気だらけねこの家」
ドロシー「いや、それ全部病気と断言するのはさすがにひどいですよ」

 

 <ミカヤ  「た、頼れる兄弟は、皆目が死んでる!?」>

 

セーラ 「これはひどい」
ドロシー「目というか心が死んでるというか」

 

 <『マカロフズ・ニートキャンプ これであなたもダメ人間』>

 

セーラ 「マカロフSUGEEEEEEE!」
ドロシー「……まさか、これで生計立ててるんですかね、マカロフさん……」
セーラ 「うーん……まあ、働きすぎな日本人にはちょうどいい息抜きになる、かも……」
ドロシー「息どころか魂丸ごと抜けそうですけどね、これ……」

 

4-145 (4-142への便乗)
 <ミカヤ「レストで治ったってことは一種のバサーク状態みたいなもんだったのかしら。」
  ロイ 「そうじゃない?なんかその状態の時のこと全然覚えてないし。」 >

 

セーラ 「バサーク状態……」
ドロシー「覚えてなくてよかったですねー、ひどかったですもんあれ」
セーラ 「真面目な面々は自殺しそうなぐらいみっともない姿だったもんね」

 

 <ミカヤ「性格が反転するのかしらこれ……>

 

セーラ 「性格……というか、嗜好?」
ドロシー「そんなところですかねー……というか、バサークってこういうものでしたっけ」
セーラ 「まあその辺は突っ込んでも仕方ないわね」

 

 <エフラム「…………えっちなおねいさんを『とらえる』!!」 >

 

イリオス『システム的に無理だろ』
セーラ 「突っ込み早っ!」
ドロシー「……と言うか、この人がやったら本当に力ずくで連れてきそうで怖いですね……」

 

 <エイリーク「…………胸なんてなんて小さいことに私は拘っていたんでしょう。やはり鍛えられた筋肉の
      美しさこそが女性の魅力を最大限に引き出すはずですわ!!」 >

 

ドロシー「が、ガチムチエイリークさん……!」
セーラ 「うわぁ、いろいろと酷いことになるわねこれは……!」
ドロシー「いや、むしろそんな彼女のことも愛せる男性こそ、真実の愛の持ち主なのかも……!」
セーラ 「どうかしらねえ……?」

 

 <セリカ「………キモッ!!ちょ,近寄らないでよ!!タコ!!あっち行って!!」
  アルム「それはこっちのセリフだっつーの!!お前みたいな軟体生物に触られて吐き気がする!!」 >

 

ドロシー「ひどいなあ」
セーラ 「……って言うか、この二人は軟体生物に何か恨みでもあるのかしら?」
ドロシー「さあ……? あ、でもタコは陸に上がって畑を荒らすという伝承があるとかなんとか」
イリオス『トリビア乙』
ドロシー(流されてしまった……)

 

 <リン 「…………もう。そうやって姉さんを怒らせることばっかりして。でも,そんなところが可愛いわ。
      わたしの大好きなマ ル ス ☆(チュッ)」 >

 

セーラ 「……うわぁ……」
ドロシー「……ドン引きですねこれは……」
セーラ 「でもまあ、いつもの暴力も一種の愛情表現だと思えば、大しておかしくもない……かもね」
ドロシー「暴力に使ってる力を、直接的な愛情表現に転化すればこうなる訳か……確かに納得できるかも」
セーラ 「そうでしょー。見なさいよこの幸せそうにマルスの頭を撫でるリンの顔」
ドロシー「可愛くって可愛くってしょうがないと言わんばかりですね」
セーラ 「『一緒に添い寝してあげる!』とか言いそうな雰囲気よねこれ」
ドロシー「まあ、あくまでも『弟大好きなお姉さん』なんでしょうけど、リンさんの場合」

 

 <セリス「………分かっている。俺は約束を違えん。」 >

 

セーラ 「目つき悪っ!」
ドロシー「普段が普段なだけにギャップが凄まじいですね、これは……!」
セーラ 「……ま、この子の場合は基本的なスペックがまだ低いから、
     ラグネル振り回したりはしないでしょうけど」

 

 <ユンヌ  「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!押し入れに閉じこめられるー!!てかあたしって状態異常の類なのぉっ?!」 >

 

セーラ 「……うん。まあ、確かに状態異常よねこれ」
ドロシー「……まあ、『状態』が『異常』ではありますけど」
セーラ 「『憑依 5』みたいな感じ?」
ドロシー「そんな感じですかねー」

 

セーラ 「このニュースはこんな感じかしらねー」
ドロシー(……ってことは、バサークの杖をセーラさんに使えば、少しはまともになるのかなあ……?)
ユアン 「早速試してみようよ!」
ドロシー「ブッ! ちょ、ユアン君急にどこから……って言うか、まだ出番じゃないですよ?」
ユアン 「あー、今回僕暇なんだよ。写真一枚もないから」
ドロシー「え、そうなんですか?」
ユアン 「うん、そう。で、暇で暇でしょうがないから……」
セーラ 「……ん? 何やってんのあんた?」
ユアン 「えいっ、バサーク!」
セーラ 「!! …… …… ……」
ドロシー「……ど、どうなるんだろう……」
セーラ 「……ドロシー」
ドロシー「は、はい!?」
セーラ 「悪いけど、わたし、今すぐ帰るから」
ドロシー「は!? そんな、どうして急に」
セーラ 「……だって、寂しいんだもの」
ドロシー「さ、さみしい……?」
セーラ 「エルクの顔が見られなくて……」
ドロシー「は……」
セーラ 「うふふ……エルクったらね、とっても優しいのよ。
     毎朝ご飯作ってわたしを起こしてくれて、帰ればお風呂の準備もしてくれるし
     退屈なときはお喋りの相手になってくれるし……」
ドロシー「……そ、そうなんですか……」
セーラ 「そうよ。今日もね、お仕事いっぱい頑張ったから、
     『偉いね』ってエルクに褒めてもらって、たくさん頭撫でてもらうの。うふふふ……」
ドロシー「……」
イリオス『キメェ』
ユアン 「……レスト」
セーラ 「……あ、あれ? わたし、何か変なことしてた……?」
ドロシー「イエ、ベツニナニモアリマセンデシタヨ?」
ユアン 「ソウソウ、ボクラナニモミテナイヨ? ソレジャ、サヨナラ」
セーラ 「……?」
イリオス『あまりに恐ろしい出来事だったため、記憶に鍵がかけられたようです』

 

4-148 鬼畜なアイウエオ作文
 <セシリア「プレゼンテーションのお題は『家族』でしたね。それでは誰からいきたいですか?」
  《全員がロイの方を向く。》 >

 

セーラ 「あー、やっぱ、あの家族の一員だから皆期待するのねー」
ドロシー「……そ、そうですね……」
セーラ 「……あんた、大丈夫? なんか顔色悪いけど……」
ドロシー「……いえ、平気です。ちょっと、まだ頭の調子が下に戻らなくて」
セーラ 「はぁ?」
ドロシー「と、とにかく、気にしなくても大丈夫ですから、ええ」

 

 <ロイ  「…え~と、今から僕の家族を「アイウエオ作文」で紹介したいと思います。」 >

 

 <「アルムの『ル』!…ルーンソードの如き強さを持った。」 >

 

セーラ 「ルーンソードって強い?」
ドロシー「……まあ、便利ではあるんじゃないでしょうか?」
セーラ 「……今のあんたも、なんか体力吸い取られたみたいな顔してるわよ?」
ドロシー「……ええ、それに近い状態ではあると思いますよ」

 

 <「セリカの『カ』!…かわいい初代女主人公セリカ様!!」>

 

セーラ 「チッ、自己顕示欲の強い女ね」
ドロシー「いや、セーラさんがそれを言うのはどうなんですか正直」

 

 <「セリスの『リ』!…理解出来ない程に天然で。」>

 

セーラ 「……ま、確かにあの天然ぶりは理解に苦しむけど」
ドロシー「ロイ君もやっぱりそう思ってたんですねー」

 

 <フロリーナ「しっかりして…(リンの悪口言った人、絶対見つけてあんな事やこんな事してあげるから…ね)」 >

 

セーラ 「KOEEEEEEEE!」
ドロシー「あ、危ない香りをヒシヒシと感じますね……!」
セーラ 「ガチホモやらガチレズやらに危ない人多すぎじゃないこの町?」

 

 <「エイリークの『ク』!…黒さ0%のお姫様!エイリーク!!」>

 

セーラ 「胸が絡んだときは?」
ドロシー「あれは黒いんじゃなくて単に必死なだけだと思いますけど」

 

 <「エリンシアの『リ』!…利己関係に囚われない心を持ち。」 >

 

セーラ 「ガチムチが絡まない限りはね」
ドロシー「あの状態のときは別人とでも考えたほうがよさそうですね、もう……」

 

 <サラ  「リーフの『フ』!…不思議な味がする人(はぁと)」 >

 

セーラ 「あ、味!?」
ドロシー「じ、人格とかの話ですよきっと!」

 

4-152 失せ物探しはリンディスに!
 <セリス  「あ、リン姉さん。実は、僕のぬいぐるみの一つが無くなっちゃって」 >

 

セーラ 「男子中学生がぬいぐるみとか(ry」
ドロシー「その辺にはもう突っ込んだってしょうがないでしょうよ」

 

 <リン   「しないったら……ってかどれだけストレス溜まってると思われてんのわたしは」 >

 

セーラ 「うん。普段あれだけ弟をお仕置きしてれば、むしろストレスなんて全然たまってなさそうよね」
ドロシー「ストレスねえ……社会人なら、普通はある程度溜めてるものなんでしょうけど」
セーラ 「そうよね。わたしももう肩が凝るわ胃が荒れるわ」
ドロシー「……」
セーラ 「……なに机にガンガン頭ぶつけてるの?」
ドロシー「……いえ、自分を抑えるために必要な措置なんです」

 

 <リン   「……! 見つけた……!」
  セリス  「え、まさか、臭いで……!?」 >

 

セーラ 「動物並の嗅覚!?」
ドロシー「いや、下手したら動物以上ですよこれ……」

 

 <シグルド 「そうか? だが子供の頃のお前は酷かったぞ、
        『お馬さんごっこーっ!』とか言ってわたしの背中に無理矢理跨ってお尻のところをバシンバシンと」 >

 

ドロシー「やんちゃなお子さんだったんですかねー」
セーラ 「まあ、今のリン見てればある程度は想像つくけどね」

 

 <リン   「……積み重ねられた座布団の下、とはね……」 >

 

セーラ 「何故そんなところに」
ドロシー「放り出してた書類に気づかずに、誰かが座布団を重ねちゃったとか」
セーラ 「……どっちにしても迂闊ね」

 

 <マルス  「変態! 変態!! 変 態 ! ! ガチレズの上に臭いフェチだなんて、見損なったよリン姉さん……!」 >

 

ドロシー「見事な誤解っぷりですねー」
セーラ 「いやまあ、あの状況じゃこう考えるのが自然だけどね」

 

4-155 絆永久…に?
 <ロイ   「またエフラム兄さんとヘクトル兄さんが喧嘩してるよ」 >

 

セーラ 「この家の兄弟喧嘩って大体この二人よね」
ドロシー「お互いに血気盛んですからねー」

 

 <マルス 「おかしいなぁ、これで親睦深めるつもりだったのになぁ(・∀・)」 >

 

セーラ 「うわ、邪悪な笑み!」
ドロシー「絶対わざとですねこれ」
セーラ 「しっかしまあ、対戦ゲームで熱くなるなんて、ヘクトル様もガキよねー」
ドロシー「……そういうセーラさんは、マリオカートで負けそうになると
     相手のコントローラー引っこ抜くタイプなんじゃないですか?」
セーラ 「うっ……な、何故それを……!?」
ドロシー(……図星みたいだ……しかも多分相手はエルクさんなんだろうな……ホント、ご苦労様ですよ……)

 

 <マルス 「うはwww余計酷くなったwwwテラ悲劇wwwww」 >

 

セーラ 「っつーか、要するにあの二人に対戦ゲームなんかやらせるなって話なのよね」
ドロシー「ですねー。元々熱くなりやすい人たちなんですし」
セーラ 「ま、この子はその辺分かってやってるんだろうけど」

 

 <アイク  「俺が勝った。ミニゲームで家の部品取りまくって終わった頃にはセネリオの方には何も無かったな」 >

 

セーラ 「本気になりすぎ!」
ドロシー「って言うか、ゲーム上手いんですねアイクさん……意外です」
セーラ 「確かにねー。ゲームなんかやったら、興奮して画面に向かってラグネル叩き付けそうな感じなのに」
ドロシー「最低ですねそれ……」

 

 <セネリオ「…正直、あの日ほどアイクに陽光レクスカリバー打ち込みたくなるほど殺意湧いた日はありませんでしたね」 >

 

セーラ 「へぇ、意外ね。この子だったら『さすがアイク、見事な戦術です』とか言って褒めそうなのに」
ドロシー「さすがに遊びの世界でまで、アイクさんに花を持たせるつもりはないんじゃないですか?」
セーラ 「っつーか、どっちにしてもアイクさん見切り持ちのときが多いから、陽光発動できないんじゃない?」
ドロシー「なおさら殺意が湧きそうですねそれは……」

 

4-158 イレース式勉強法
 <セネリオ(・・・・・・困りました。アイクは中学の頃は義務教育の恩恵でさっぱり勉強しませんでしたからね。
       中学で習うことすら殆ど分かっていません。
       高校に入ったのはスポーツ推薦使ったからですし・・・・・・。) >

 

セーラ 「あー、やっぱりそうなんだ……っつーか、下手すりゃ小学生レベルの内容も分かってなさそうだけど」
ドロシー「いや、さすがにそれはひどいですよ……」
セーラ 「……スポーツ推薦って、何のスポーツなのかしらね?」
ドロシー「さあ……? 剣道とか……ハンマー投げとか?」
セーラ 「……ま、今のアイクさんならそれがピッタリだろうけどね」

 

 <アイク 「セネリオ、あまり無理はするな。
       俺が物覚えが悪いことは俺が一番よくわかっている。」 >

 

ドロシー「謙虚ですね」
セーラ 「いや、単に開き直ってるだけでしょこれは」

 

 <アイク 「はしご・・・・・だな、書いたぞ。」 >

 

セーラ 「読めるんだ!?」
ドロシー「いやだから失礼ですよそれは!」

 

 <腹ごしらえのおまけ感覚でできるので勉強する感覚は殆どありません。 >

 

セーラ 「そんなバカな」
ドロシー「凄い宣伝文句ですねこれ……」

 

 <そもそもあの二人は学生業をアイク以上に真面目に行っていないようです。 >

 

セーラ 「んー……ま、アイクさんは授業中寝てそうだけどサボりはしてなさそうな感じだもんね」
ドロシー「そうですねー。高校の頃は今みたいに修行であちこち飛び回ってるってこともなかったでしょうし」

 

 <ヘクトル「お、俺はもう中退して働いてもいい気分だぜ・・・・・・。」 >

 

セーラ 「ま、ガテン系なら引っ張りだこなんじゃない?」
ドロシー「ここまで来ると、その方が本人のためになるとすら思えてきますね……」

 

 <セネリオ「ルーテ式勉強法と言いましてね、威力を極限まで抑えたサンダーで直接頭に刺激を送るんです。 >

 

ドロシー「どんな勉強法ですかこれ!?」
セーラ 「他にも体に神様を降ろして脳を作り変えてもらう『ミカヤ式勉強法』や
     闇のオーブにより強制的にやる気を引き出す『ガーネフ式勉強法』が」
ドロシー「ホントになりそうですからそういう冗談はやめてください!」

 

セーラ 「今週のニュースはここまでねー」
ドロシー「長かったですねー今回。あ、『ユアンのベストショット』は絵がないのでお休みでーす」
セーラ 「使えねぇガキだな……」
ドロシー「やめましょうよそういう言い方は……」

 

・今週のセーラ的名言
 ・4-87ウォルトはやれば出来る子
 <モルダ    「はいHRですよ。皆さん座ってくださいね。座らないと説法しますよ」>

 

セーラ 「説教じゃねえのかよ! と思わず突っ込みたくなるこの発言ね!」
ドロシー「……って言うか、本当に説法してるんですかねこの人……」

 

・今週のドロシー的名言
 <エフラム 「お前と一緒にするな!!俺は赤点7つだ!!お前なんか9つだろう!!」
  ヘクトル 「うるせえ!!おれは平均的に点取ってんだよ!!総合平均なら俺25点だぜ?!おまえなんか1n」>

 

ドロシー「なんかもう、読んでる内に目から汗が……」
セーラ 「低次元すぎるわよね……」
ドロシー「ええと、エリウッドさん、くじけずに頑張ってくださいね……」

 

・今週のイリオス的ナイスレス
 124 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2007/07/20(金) 11:13:24 ID:S4zeOubV
なるほど、女装セリスをエリウッドがお姫様だっこした写真を投稿すれば
マルスとリーフの財布はさらに潤うってこt
あれ、リンが怖い顔して後ろに…?

 

イリオス『無茶しやがって……』
セーラ 「いい死に様ね……」
ドロシー「いいんだか悪いんだか」

 

セーラ 「今週はなかなか騒がしかったわねー」
ドロシー「そうですねー。学校に関連したエピソードが結構多目だった感じですね」
セーラ 「そーね。エリンシアさん辺りは学生なんだか専業主婦なんだかいまいちわかんないけど」
ドロシー「他にはアルム君の農業話とか」
セーラ 「新たな一面、になるのかしらねえ?」
ドロシー「どうでしょうね。変な野菜作ってるみたいですから、今後も話題になることはありそうですけど」
セーラ 「ちなみに、今週はこんな感じだったわよ!」

 

・投下されたネタ数 31

 

・兄弟最多登場
 マルス 21 

 

・兄弟最少登場
 シグルド、エリウッド、エイリーク、セリカ、アルム 8

 

・兄弟以外最多登場
 ルーテ 6

 

ドロシー「うーん、今週はニュースの数自体が凄く多かったですね」
イリオス『おかげで死ぬかと思いました』
セーラ 「……? まあいいか。で、最多はマルスね」
ドロシー「やっぱ強いですねー。でも、最少の人たちにしても8回は登場してますよ」
セーラ 「ネタ自体が多かったおかげか……」
ドロシー「……で、またも登場しまくりのルーテさん」
セーラ 「ま た こ い つ か 優秀だからって調子乗ってんじゃねーぞ」
ドロシー「だから変な因縁つけるのは止めてくださいってば」

 
 
 

ドロシー「さて、お別れの時間となりました」
セーラ 「皆と一週間も会えないなんて、セーラちゃんとっても悲しい~☆」
ドロシー「だからそのキャラはいろいろと手遅れですってば……」
セーラ 「それじゃ、またね皆! 来週も変なニュースをたくさん紹介しちゃうわよ!」
ドロシー「変なニュースになるの確定なんですね……
     ええと、当番組では、皆様のご意見ご感想等をお待ちしております、と。
     それでは皆さん、また来週」
セーラ 「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りしましたー」

 

イリオス『(株)ロプト』

 

イリオス『エリミーヌ教団』

 

イリオス『アスタテューヌ教団』

 

イリオス『歴代FE主人公が兄弟だったらスレの皆さん』