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Last-modified: 2008-05-22 (木) 21:54:34

37 名前: 歴代FE主人公が [sage] 投稿日: 2008/04/05(土) 20:41:50 ID:p27Yi6kh
エリンシア「あら、どうなさったの姉さま、難しいお顔で」
ミカヤ  「我が家の弟どもは、どうしてこう周りに相手がいるのに恋愛面で問題のある子たちばっかりなのかしら……」
エリンシア「ああ……確かに、みんな奥手と言うか鈍感と言うか……」
ミカヤ  「もうちょっと積極的でもいいのにねえ……」
ユンヌ  「逆に考えるんだ」
ミカヤ  「……どうしたの、ユンヌ?」
ユンヌ  「『もしもFE兄弟が女好きだったら』と考えるんだ」
ミカヤ  「我が家の弟達が女好き……」
エリンシア「……想像できませんわ」
ユンヌ  「そこを想像するのが人たちの想像力ってものじゃないの」
ミカヤ  「そうは言ってもねえ……普段が普段だけに」
ユンヌ  「……じゃあ、わたしがお手本を見せるわね。まずはシグルドちゃんから……」

 ~もしもシグルドが女好きだったら~

シグルド 「ああエーディン? 今夜どうだい?え、なに、ディアドラ? あははは、彼女のことは気にしなく
      てもいいんだよ。なにせ世間知らずで人を疑うってことを知らないからね。わたしが隠れて君と
      会っていることになんて少しも気付いてないよ。大体『君にキスできない運命なんて認めない!』
      なんて台詞でクラッときちゃうようなメルヘン女だからね! 楽勝楽勝」

ミカヤ  「これはひどい」
ユンヌ  「あの子から一途さを取り除いたらこんなもんですよ」
エリンシア「……それでいて実はディアドラさんもアルヴィスさんと逢瀬を重ねていそうなのがミソですわね」
ミカヤ  「ええと、それじゃあアイクの場合は……」

 ~もしもアイクが女好きだったら~

アイク  「ミスト。ヤらせろ。
      ワユ。ヤらせろ。
      イレース。ヤらせろ。
      レテ。ヤらせろ。
      ティアマト。ヤらせろ。
      マーシャ。ヤらせろ。
      サナキ。ヤらせろ。
      ユンヌ。ヤらせろ。
      ララベル……はいらん。
      セネリオ。掘らせろ」

ミカヤ  「こう?」
ユンヌ  「HIDEEEEEEEEEE!」
エリンシア「で、でも不思議と違和感が……いえ、最後のはさすがにどうですか?」
ミカヤ  「……ここまで好き勝手しても問答無用で惚れられそうなのがアイクなのよね。
      身体能力高いから、修羅場になってもまず死なないだろうし」
ユンヌ  「あ……確かに、わたし、ここまで強引に迫られるのって新鮮かも……」
エリンシア「さすがにどうかと……それじゃあ、次はエリウッドちゃんで」

 ~もしもエリウッドが女好きだったら~

エリウッド「やあみんな、元気かい?(王子様スマイル) あはは、そんなにキャーキャー騒がないでくれよ、
      耳が痛くなるから……贈り物? ありがとう、大切にするよ……ウッ、ゴホッ、ゴホッ……(吐
      血) ああ、大丈夫だよ、いつもの発作さ……ははは、そんな顔しなくても、君たちを残して死ん
      だりはしないさ。なんだい、看病してくれるのか……おっと、押さないで、押さないで。僕の体は
      一つしかないんだからね……」

エリンシア「……こうかしら」
ミカヤ  「UZEEEEEEEEEE!」
ユンヌ  「王子様オーラを悪用するとこうなる、と……」
エリンシア「都合が悪くなったら吐血して誤魔化せますし」
38 名前: 歴代FE主人公が [sage] 投稿日: 2008/04/05(土) 20:43:07 ID:p27Yi6kh
ユンヌ  「ある意味凄く女たらしに向いてるわ……ええと、次はヘクトルちゃんね」

 ~もしもヘクトルが女好きだったら~

ヘクトル 「っあー、だりぃな……おいフロリーナ、早く飯作れよ。ったくノロマが……お前の天馬に押し潰さ
      れそうになった時の傷、まだ治ってねえんだからよ。あ、なんだよファリナ。いいからお前は早く
      ミレトス辺りでタチンボしてこいよ。2万Gの女なんだろ? そうそう、大人しく従えばいいんだ
      よ。俺に逆らいやがったらマシューに確保させてるお前らの姉貴がどうなるか……分かってるよ
      な? そうそう、素直でよろしい。面倒くせえ女は嫌いだからよ、俺」

ユンヌ  「こうね」
ミカヤ  「……これは女好きと言うよりは」
エリンシア「人間のクズ、とでも言ったほうが正しいような」
ユンヌ  「……でもヘクトルちゃんってこういうの似合うわよね」
ミカヤ  「……まあ、悪役でも違和感のない顔だとは思うわ」
エリンシア「そんな顔だけど実際は優しい、っていうそのギャップがいいんでしょうね、きっと」
ミカヤ  「そんなとこかしら……次はええと……」
ユンヌ  「エフラムちゃんで」

 ~もしもエフラムが女好きだったら~

エフラム 「よしミルラ、俺と二人きりで遊ぼうか。そうそう、いい子だ。まずはそこのトイレの陰に行こう。
      ん、そんなに驚くことはないだろう。大人なら誰でもやってることだぞ。ミルラだって早く大人に
      なりたいよな? よしよし、いい子だ。大丈夫だ、俺が一から全部教えて」

ミカヤ  「はいストップ」
ユンヌ  「えー、なんで? ぴったりだと思うけど」
エリンシア「……だからこそまずい、ということもありますわ」
ミカヤ  「最近厳しくなってきてるからね……児ポ法とか」
ユンヌ  「そんな現実のネタここに持ち込まれても……」
ミカヤ  「……そしてターナちゃんやラーチェルちゃん食いまくり、みたいな想像にならないところがなんとも」
ユンヌ  「だってエフラムちゃんってこういうのしか思い浮かばないんだもの」
エリンシア「酷い有様ですわ……次は、マルスちゃんかしら」

 ~もしもマルスが女好きだったら~

マルス  「なんだいシーダ。え、女物の香水の香り? 気のせいじゃないかな(にっこり) え、シャツに口
      紅の跡? 気のせいじゃないかな(にっこり) え、女性の名前で贈り物が届いた? 気のせい
      じゃないかな(にっこり) え、隣にいるペガサスナイトは誰かって? 気のせいじゃないかな
      (にっこり)」

エリンシア「こうでしょうか」
ミカヤ  「さすがにごまかしきれないでしょこれ……とも言い切れないのがマルスの怖いところね」
ユンヌ  「あの爽やかスマイルね……問答無用で誤魔化されそうになるわよね」
ミカヤ  「それにシーダちゃんもマルスのことは疑いそうにないし」
エリンシア「惚れた弱みにつけ込むのですね……」
ミカヤ  「次は……セリス……は飛ばすとして」
ユンヌ  「……女好きと言っていいのか男好きと言っていいのか分からないもんね」
ミカヤ  「アルム、かしら」

 ~もしもアルムが女好きだったら~

アルム  「やあシルクにクレア。よく来てくれたね。え、セリカ? もちろん知らないよこのことは。大丈夫
      だよ、僕ら行軍は別々だったからね。お互いの情報なんて全然知らないし、大体僕にベタ惚れだか
      ら、たとえばれたところでキッチリ100%必殺支援出してくれるって。心配ない心配ない」

ミカヤ  「……大人しいわね」
エリンシア「それもどうかと思いますが」
ユンヌ  「まあでも、確かにセリカちゃんの好意をいいことに好き放題やりそうだわ」
ミカヤ  「一途だからね、あの子も……」
39 名前: 歴代FE主人公が [sage] 投稿日: 2008/04/05(土) 20:44:03 ID:p27Yi6kh
エリンシア「次はロイちゃんですわ」

 ~もしもロイが女好きだったら~

ロイ   「ああリリーナ、今日一緒にコンサート行かないかい? え、チケットただでくれる? ありがとう、
      助かるよ。え、シャニー、今日も天馬の後ろに乗せてってくれるって? いつも悪いねホント。や
      あスー、今度の日曜日は一緒に遠乗りしようよ。ララムさん、踊りはいいけどお弁当は勘弁しても
      らえるかな。え、なんですってセシリア先生、明日の放課後二人っきりで特別指導? 参ったな…
      …でも行きます。ソフィーヤ、また砂漠で財宝拾ってきてくれたって。ありがとう、喜んで受け取
      るよ。イドゥンさん、一緒に散歩に行きませんか? いろいろ教えてあげますから。ああギネヴィ
      アさま、ご機嫌麗しゅう。え、また財界の有名人に僕を紹介したい? 分かりました、ギネヴィア
      さまがそう仰るんでしたら……」

ユンヌ  「うん、真っ当な女好きだわ」
ミカヤ  「女好きに真っ当もなにもないでしょうに」
エリンシア「でも、ロイちゃんはその気になれば相当上手く立ち回れそうですわ」
ミカヤ  「バランス感覚いいもんね、あの子」
ユンヌ  「今のままでもある意味大物だわね……」

ユンヌ  「で、みんなが女好きになったら、というのを見てきたわけだけど」
エリンシア「感想はいかがですか、お姉さま」
ミカヤ  「やっぱりウチの子たちは今のままでいいわ……」
ユンヌ  「あらそう。残念ねえ」
エリンシア「まあ、とりあえずこの話はここまでに」
リーフ  「ちょっと待ったぁっ!」
ミカヤ  「……リーフ?」
リーフ  「ひどいよ姉さんたち! どうして僕の存在が完全にスルーされてるのさ!」
ユンヌ  「あー、そう言えば……」
エリンシア「ごく自然に……」
リーフ  「ひ、酷い! 酷すぎる! 僕が女好きだったら数多のおねいさんたちを今すぐ手中に」
ミカヤ  「落ち着きなさい……っていうか今現在既に女好きでしょうあなたは」
リーフ  「冗談じゃない、僕はおねいさん好きであって女好きでは」
ユンヌ  「まあまあ。それじゃあちょっと想像してみましょうよ」

 ~もしもリーフが女好きだったら~

リーフ  「やあサラ。もっと君と話がしたいんだ。君のことをもっと知りたい。なんていうか、とても大切な
      ことだと思うんだな……なんだいミランダ? え、僕のことが好き? ごめん、今はまだそういう
      ことは考えられないんだ……え、ナンナ? いやだなあ、忘れてなんかないさ。今度ラケシスに
      会ったらちゃんと言うって。大好きなナンナを僕にくださいって。……ふう、今回も誤魔化せた。
      楽でいいねホント。さーて、おねいさんハントに精を出すぞー」

リーフ  「うわぁ、こりゃひどい……」
ミカヤ  「……」
ユンヌ  「……」
エリンシア「……」
リーフ  「……あれ、なんで無反応?」
ミカヤ  「……いや」
ユンヌ  「……あまりにも」
エリンシア「……違和感がないものだから……」
リーフ  「酷くない!?」

リーフ  「あ、そうだ。男性陣が女好きだったら、をやったんだから、女性陣が淫売だったら、っていうのも」
ミカヤ  「リーフ、迂闊な発言は原作だけにしておかないと」
エリンシア「寿命、縮まっちゃいますわよ?」
リーフ  「ご、ごめんなさい……」