10-443

Last-modified: 2008-06-03 (火) 22:39:57

443 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/04/28(月) 01:38:33 ID:4AB+H7Hc
ルーテ「ノールさん、ゲームの製作状況はどうですか?」
ノール「良いアイディアが浮かばなくて困っています。」
ルーテ「今回はアスレイもフォルデさんも本の制作で手一杯です。
    スミマセンが、ゲームの方はノールさん一人でお願いします」
ノール「分かっています。〆切までには間に合わせます。」
ルーテ「お願いします。それでは、私達も執筆で忙しいので」
ノール「・・・とは言ってみたものの、ネタが浮かばない。
    ん、これはフォルデさんがやっていたゲーム。・・・時間も無いしこれで行きますか。」

~兄弟家~
ルーテ「と言うわけで、ノールさんが作ったゲームを持ってきました。」
ロイ「タイトルは『ロース』?・・・料理ゲームですか?」
ルーテ「いいえアクションRPGです。
    プレーヤーは主人公の青毛の冒険家「アイル・ワレスティン」を操作して物語を進めていきます。」
リーフ「何か珍しくシンプルなゲームですね」
ルーテ「すみません。時間が無かったもので」
マルス「・・・あの、ルーテさん」
ルーテ「何ですか?」
マルス「僕この元ネタのゲームやった事あるんだけど、パッとマニュアル読んでみたところ、
    これって主人公をアイク兄さん風にしただけで、全くストーリーとかが一緒なんだけど?」
ルーテ「ふう、やった事があるのですか。
    そのとおりです。主人公がアイクさんで、他のキャラも身近な人を当ててあります。
    それ以外は本家と大した違いは無いらしいです。」
マルス「・・・メチャクチャ手抜きですね」
ルーテ「ええ。ですから、短期間の間に6作目まで出来上がってます。」
マルス「パクリもここまで堂々とやると、むしろ気持ちが良い位ですね」
リーフ「まあ考え様によっては、これやれば本家のストーリーとかも分かるんでしょ?
    僕あのゲームやった事無かったから、やってみるよ。」
ロイ「僕も。やってみます」
ルーテ「お願いします」
マルス「まあ、僕もどれくらい本家と違うか見てみますか」
ロイ「それじゃ、基本どおりに敵の背後から体当たりっと。あれ、ダメージを受けた?」
ルーテ「主人公のモデルをアイクさんにしているので、正面から敵にぶつかるのが効率の良いダメージの当て方になってます」
リーフ「ロースの書を手に入れたから読んでもらおうっと。
    『牛肉500gに塩と胡椒を塗して強火で炙り・・・』ってこれ肉料理のレシピじゃん?」
マルス「本当にアイク兄さん試用なんだね」
444 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/04/28(月) 01:39:32 ID:4AB+H7Hc
~数時間後~
リン「ルーテさんが来てるの?」
ヘクトル「ああ、例のごとく新しいゲームをリーフ達にやらせてるみたいだぜ。」
リン「ふーん、様子見に行ってみようかしら」
ヘクトル「どうせ、まともなゲームじゃねえんだろうな」
リン「リーフ、入るわよ」
リーフ「・・・・・・」
ロイ「・・・・・・」
ヘクトル「しけた面してどうしたんだ?またヤバイ内容だったのか?」
マルス「・・・いや、普通だよ。元ネタと殆ど変わらなかったしね。主人公をアイク兄さんにしてるだけで。」
リン「どんな話のゲームなの?」
マルス「主人公は各地を冒険して、各地の伝説とかに纏わるトラブルに巻き込まれて、解決していくって感じかな。
    それぞれの作品で色んなヒロイン達が出て来て、主人公と結構良い雰囲気になるんだけど、
    主人公は冒険はにの虜になってるから、結局次の土地に旅立って行くんだ。」
ヘクトル「それだけ聞くとアイクの兄貴にピッタリの役柄なんじゃねえの?」
マルス「そうなんだけど・・・・・・」
リーフ「どんなにヒロインが惹かれていく描写があっても、主人公がアイク兄さんだと・・・」
ロイ「全く主人公に想いが伝わらずに、フラグクラッシュされる光景が鮮明に思い浮かぶんだよね」
リーフ「このゲームの主人公は基本的にセリフが無いのに・・・」
ロイ「何かヒロインの人達がいたたまれなくて・・・」
ルーテ「・・・出品するのは止めた方が良さそうですね」
マルス「その方がいいと思う」
アイク「今帰った。ん、どうしたんだお前たち?」
ロイ「アイク兄さんの鈍感」
リーフ「・・・この人でなし」
マルス「朴念仁もほどほどにしてよね」
アイク「?・・・よく分からんが、取り合えずすまなかった」