11-109

Last-modified: 2008-07-05 (土) 12:27:31

109 名前: 竜王家のエライひと 1/6 [sage] 投稿日: 2008/05/26(月) 07:06:12 ID:DbGPgw7S
ズガシャーンドカーンドンドコドーン
リン    「ちょっとヘクトル!エフラム兄さん!朝からうるさいわよ!静か…に…あれ?静かにしてるわね」
エフラム 「あの音だろう?確かにうるさいが…俺たちではないぞ」
ヘクトル 「俺たちは本で技の研究してるところだからな。お前が俺達をどう見てるか分かったぜ」
リン    「ごめんなさい。てっきり2人のバトルの音だと…じゃあ何かしら?」

シグルド 「ヘクトル、エフラム、朝から元気なのはいいが…む、違うのか、すまない…」
エリンシア「ヘクトルちゃんエフラムちゃん、ご飯はもうすぐですからおとなしく…あら?」
アイク   「2人とも朝から修行とはいい心がけだ。俺も混ぜて…なんだ違うのか…今から3人でどうだ?」
エリウッド 「朝からこんな騒音を…またご近所に謝りに…。…あれ?ヘクトル達じゃないのか?ならいいや」
エイリーク「兄上、朝なのですからご近所に配慮を…。…私の勘違いだったようですね。申し訳ありません」
セリス   「おはよう。ねぇ今度は僕も修行に誘って欲しいな。…あれ?違ったんだ…残念」
リーフ   「このひとでなしー!せっかくHでキレイなお姉さんの夢見てたのに。…ヒトデナシハボクノホウダ…」
アルム  「兄さん達、今はセリカの大切な祈りの時間なんだ。だから…あれ?ゴメン」
セリカ   「今はミラ様への大切な祈りの時間なの。兄さん達、もう少し静かに…疑ってごめんなさい」
ロイ    「兄さん達休みなのにこんなに早く起きるなんて珍しいね。でももう少し静かにして…あ、違うんだ」

エフラム 「さすがにちょっと傷ついた…」
ヘクトル 「どいつもこいつも俺達が原因だと思ってんのかよ…ホントに暴れてやるか?」
リーフ   「だ、ダメだって…あ、そういえばミカヤ姉さんとマルス兄さんはまだ来てないね」
シグルド 「こうなってくると2人の反応も気になるな」

ミカヤ   「おはよう、皆揃ってるなんて珍しいわね。もしかしてあの音で起きちゃった?残念だったわね」
セリス   「何にも動じてないね。いつもどおりだ」
アルム  「これはこれで…つまんないなぁ」
セリカ   「ここはマルス兄さんに期待ね」

マルス  「おはよ~。あ、僕が最後なんだ。めずらしいな~」
アイク   「なんともないごく普通の挨拶だな」
リン    「分からないわ。あの爽やかな笑顔に騙される人多数よ。油断は禁物ね」

マルス  「ミカヤ姉さん、アレのことだけど…」
ミカヤ   「分かってるわ。どうする?朝ごはん食べてから行く?」
マルス  「早めに対応したほうが良いだろうからすぐに行くよ」
シグルド 「…?2人は、何の話をしているんだ?」
マルス  「朝からうるさい音のことだけど」
リーフ   「キターーーーーーーーーーーーーーーーー」
ミカヤ   「久しぶりだからびっくりする人も多いかもね。確かに早く対応したほうがいいわね」
マルス  「うん。だから今から行くよ。ご飯は後で………なに?なんでみんな変な顔してるの?」
アルム  「いや…マルス兄さんの反応が変だな~って…」
マルス  「僕が変?どこが?何か変なとこある?」
ミカヤ   「どこも変じゃないわよ。私は皆の顔の方が変だと思うわ」

アイク   「マルス、お前はあの音についてどう思うんだ?」
マルス  「あれね、うるさいよね。みんなびっくりしたでしょ」
ミカヤ   「何年ぶりかしら…。ちょっと懐かしいわね…」
エイリーク「…もしかしてミカヤ姉上とマルスは音の原因を知っているのですか?」
マルス  「知ってるよ。…どうしたのさ、みんな揃って残念そうな顔して…」
セリカ   「何か期待してたのと違うな~って思って」
マルス  「はぁ?何のこと?」
エリンシア「実は…カクカクシカジカマルマルウマウマキンニクワクテカ…と、いうわけですの」
ロイ    「余計なの混じってなかった!?」
ミカヤ   「それでみんな変な感じだったのね」
ロイ    「スルー!?」
110 名前: 竜王家のエライひと 2/6 [sage] 投稿日: 2008/05/26(月) 07:06:54 ID:DbGPgw7S
ズガシャーンドカーンドンドコドーンチュドゴーンズギャーン
リン    「さっきよりも大きい音ね」
エリウッド 「知っているなら教えてくれないかな。あれは何なんだい?」
マルス  「あれはね、竜王家の…」
エフラム 「竜王家だと!?まさかミルラの身に危険が?こうしてはいられん!行くぞ!」
マルス  「大丈夫。チキたちに危険は無いよ。そんなに心配しないで…」
エフラム 「何をのんきな事を…一大事じゃないか、急げ!」
マルス  「仕方ないなぁ~。じゃ、準備して…よしOK。行ってきます」
エフラム 「グズグズするな!ロイ、お前も来い!ファが心配だろう」
ロイ    「あ、待ってよ兄さん、置いて行かないでよ」
ミカヤ   「いってらっしゃ~い。怪我しないように気をつけてね~」

シグルド 「エフラムが凄い勢いで引っ張っていってしまったな」
セリス   「竜王家が原因なんだよね。ユリウスとユリアは大丈夫かな…どうしよう、僕も行こうかな…」
ミカヤ   「大丈夫よ。マルスに任せておけば心配ないわ」
エリウッド 「ミカヤ姉さん教えてくれないか?アレはなんだい?僕もニニアンのことが心配だよ」
ミカヤ   「アレはね…ちょっとした喧嘩よ。ただのケ・ン・カ」
シグルド 「ケンカ?あの音でちょっとしたケンカか?」
リーフ   「ケンカって言っても、ナーガの音じゃ無かったよ。初めて聞く音だった」
エリンシア「一体誰と誰のケンカなんですの?」

ミカヤ   「ガトー様とメディウスおじいさんよ」
アイク   「ガトーとは…あの大賢者ガトーのことか?」
ヘクトル 「知ってるのか?兄貴」
エイリーク「大賢者ガトー様といえば…この紋章町の発展に尽力なさった方ですね」
セリカ   「魔道学院も創立して魔法を発展させた方ね」
アルム  「紋章町の歴史を学べば必ず名前の出てくる人だよ」
エリウッド 「逆に聞きたいよ、何故ヘクトルは知らないだ」
リン    「あんた…学校抜け出してばかりだから」
シグルド 「一度先生を交えて じ っ く り と 話をしなければならないな」
ヘクトル 「勘弁してくれ…」

ヘクトル 「そ、そんなことよりも…その大賢者様がなんでメディウスのジーサンとケンカなんてするんだよ」
ミカヤ   「2人って昔から仲が悪いのよ。ガトー様も今は隠居なさってひっそりと静かに暮らしてるけど
       昔は魔道書持って自分で直接バトルしてらしたの。マルスも一緒に参加してたわ」
シグルド 「ガトー様は昔からマルスのことを気に入ってくださって、何かと助けていただいたな。
       ありがたいことだと思っていたのだが…そんなこともしてたのか」
エリンシア「でも想像出来ませんわ。どのようなケンカしておられたのですか?」
ミカヤ   「そうね…例えばこんなことがあったわ…」
111 名前: 竜王家のエライひと 3/6 [sage] 投稿日: 2008/05/26(月) 07:07:36 ID:DbGPgw7S
***************************************
ヒュウウウゥゥゥゥ………
ガトー   「フム、今年の冬は風も強くて寒いのぅ…。おや、向こうから来るのは…」
子マルス 「こんにちわガトーさま」
子マリク  「こんにちわ」
ガトー   「うむ、こんにちわ。いい挨拶じゃな。どうしたんじゃ学校帰りに?」
子マルス 「しつもんがあります。ガトーさまはマリクの先生の先生なんですか?」
ガトー   「儂はマリクの師匠の師匠の師匠にあたるな。それがどうかしたか?」
子マリク  「師の師の師であれば和菓子も同然!僕に魔道を教えてください」
ガトー   「勉強熱心なのは関心じゃが…魔道を学んでどうする?」
子マリク  「ボクはもっとマルスさまやウェンデル先生のお役に立ちたいんです」
子マルス 「そんなこと言ってるけど、マリクの本命はエリスおねえさんなんだよね」
子マリク  「そ、そんな、ボ、ボクは…う、うう~マルスさまぁ~~~」
子マルス 「あはは、マリク顔が真っ赤だよ」
ガトー   「こらこら、あまりからかってはいかんぞ。誰かの為に、と願うのはとても良い事だ」
子マリク  「じゃぁ教えてくれるんですか」
ガトー   「ふぅむ。じゃが儂は引退した身じゃからな。どうしたものか…ん?」

メディウス 「今日は寒いのー。こんな日はヤアンに熱燗でもつくらせてキューッとやるかのー」
ガトー   「ブリザー!!!」
メディウス 「ギャアァァー!突然の吹雪がワシを襲うー!?さ、寒いー!!」
子マルス 「ガトーさますごーい!」
子マリク  「すごいすごーい!」
ガトー   「ハハハ!見ておれ2人とも!マダマダこんなものではないぞー!
        ヒャダイン!アイスストーム!!エターナルフォースブリザード!!!」
メディウス 「NOOOooooー!ワシだけ異常気象ーー!雪がー氷がー埋まるー!!」
ガトー   「ジジイは弱っておるぞ!今じゃマルスさんマリクさん!懲らしめてやりなさい!!」
こどもs  『はーい!』
メディウス 「ガトー!?貴様の仕業か!な、何じゃこの笑顔の子供達は?来るなー!」
GYAAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaーーーーーーーーーーーーーーー!!!
****************************************

ミカヤ   「…と、いうことがあったわ。で、その日からマルスの遊びに竜退治ごっこが加わったの」
エリンシア「ドラゴンクエストごっこですわね」
エイリーク「それを言うならばドラゴンスレイヤーごっこのほうが竜退治のイメージに合いませんか?」
リン    「どっちもダメよ!別物になっちゃうわ」
アイク   「そんな頃から竜退治をしていたとは。知っていれば俺も混ぜてもらったのに、惜しいことをした」
リーフ   「ガトー様も甘いね。僕ならブリザードで眠らせて身包みはぐのに」
シグルド 「…他の家族が知らなかったのは幸運かも知れんな」
112 名前: 竜王家のエライひと 4/6 [sage] 投稿日: 2008/05/26(月) 07:08:20 ID:DbGPgw7S
セリカ   「今の話を聞いて思い出したことがあるわ。ね、アルム」
アルム  「僕たちもガトー様のお世話になったことがあったよ」
セリス   「へ~。ね、どんなことがあったの?教えてよ」
アルム  「あれはね………」

****************************************
ミーンミンミンミーーン
ガトー   「今年の夏は天気も良くて暑いのぅ。おや、向こうから来るのは…」
子マルス 「おはようございます、ガトー様」
ガトー   「おはようマルス。一緒にいるのは弟達かの?」
子マルス 「はい。2人もちゃんとあいさつして…」
子アルム 「おはようございます…ショボーン…」
子セリカ  「おはようございます…クスン…」
ガトー   「おはよう。…どうしたんじゃ?せっかくの夏休みなのにそんな暗い顔をして…」
子マルス 「僕たち昆虫採集に行こうと思ってたんです」
子アルム 「だけど森に着いたらノーマ様がいて…、
        『ここは迷いの森じゃ。魔物も出る。子供だけで入っちゃいかーーーん!』
        って言って、通してくれないんです。カブトムシとりたかったのに…ショボーン…」
子セリカ  「クスン…レアアイテム採りたかったのに…グスッ…」
子アルム 「泣かないでセリカ。ノーマ様なんてぼくが ひ ね り つ ぶ し て や る 」
ガトー   「(レアアイテム?昆虫じゃなかったか?)…こらこら、物騒なことを言ってはいかん」
子マルス 「せっかくみんなで楽しみにしてたのに…」
ガトー   「あの森が危険なのは確かじゃからな。残念だが別の場所に行…ん?」

メディウス 「今日は暑いのー。こんな日はニニアンにカキ氷でも作ってもらってキーンといくかのー」
ガトー   「ウォーム!!!」
メディウス 「ギャアァァー!!!む、虫がー!突然虫がワシを襲うーーー!!キモチ悪ー!」
子マルス 「ガトーさますごーい!」
こども2人 『すごいすごーい!』
ガトー   「まだ儂のターンは終わってないZe!覚悟しろ、このモグラ野郎!
        ウォーム!ウォーム!!ウォーーーーーーーーム!!!」
メディウス 「NOOOooooー!ワシだけ大量発生ー!蜂がー蛾がーアリだーーー!!」
ガトー   「あれだけ召喚すれば目当ての昆虫もいるじゃろう。好きなだけ採りなさい」
こどもs  『わーい!』
メディウス 「ガトー!?また貴様か!ハッそ、そこはダメじゃー!そこに入っては…」
アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
******************************************

セリカ   「っていうことがあったのよ。なつかしいわぁ」
アルム  「大漁だったね。楽しかったなぁ」
セリカ   「レアアイテムが採れなかったのは残念だったけどね」
リン    「…町に虫が大量発生した時があったわね。…イヤな思い出しかないわ」
エリウッド 「異常気象か何かだと思ってたんだが、まさかウチの家族が関わっていたなんて…うぅ胃が…」
セリス   「昆虫がたくさん採れてうれしかったなぁ」
リーフ   「おかげで値崩れして全然稼げなかったんだよね。余計なことを…」
エイリーク「町に【虫禁止】の看板がありますね。私はペットを放す事を禁止してると思っていましたが…」
ミカヤ   「それは【蟲魔法(ウォーム)禁止】の看板ね。
       あまりに被害が大きかったので、その事件以降、一般の魔道士はウォームを使わなくなったわ。」

アイク   「では今日の朝の音はその2人のバトルの音というわけだ」
ミカヤ   「きっとガトー様が久しぶりに竜王家を訪れたのね。そこで因縁の相手と鉢合わせしたのよ」
エイリーク「マルスはお2人のケンカを収めにいったのですね。大丈夫でしょうか」
エリンシア「マルスちゃんのことですから。きっとうまくやりますわ」
113 名前: 竜王家のエライひと 5/6 [sage] 投稿日: 2008/05/26(月) 07:09:00 ID:DbGPgw7S
~その頃の竜王家~
ガトー   「今日こそケリをつけてくれるわ!死ねジジイー!!」
メディウス「ジジイは貴様じゃ!返り討ちにしてくれるわー!!」
デギンハンザー「二人ともジジイじゃろう。いい年して何を暴れとる、大人しくせんか…」
ガト&メデ『だまってろハゲ!!!』
デギン  「だれがハゲだゴルァァァァーーーーーーーーーーー!!!」

ユリア   「デギン御爺様まで混ざってしまいましたね…」
ユリウス 「ハゲは本当のことなのにな…どーすんだコレ」
クルトナーガ「そのうち止まるでしょう。3人ともジジイなのです。昔ほどの体力はありません」
ユリウス 「そーか?俺らよりも元気なんじゃねーの?」
ヤアン   「くっくっくっ…では、お前が止めてみてはどうだ」
ユリウス 「まぁ、そのうち飽きるだろ。それよりもメシまだ~?」
ニルス  「ねぇ!なんで皆そんなのんきなの?ニニアン巻き込まれちゃってるんだよ!助けてよ!」
クルトナーガ「ニニアンなら大丈夫ですよ。強い娘ですから」
イドゥン  「…すぐに…生き返り…ます」
ニルス  「えええぇぇぇぇぇ~~~~~それでいいの~~~~~」

マルス  「おはよーございまーす」
チキ    「マルスおにいちゃんだ!おにいちゃんおはよー!」
チェイニー「やっと来たかー、待ってたぜ」
エフラム 「ミルラー!大丈夫か?怪我は無いか?」
ミルラ   「はい、大丈夫です。エフラムも来てくれたんですね」
ユリア   「御爺様達は我を忘れてるように見えますが、私達を巻き込んだりはしません。大丈夫ですよ」
ロイ    「そっか、ならファも大丈夫だね。…ねぇ、この箱何?某大作RPGのカンオケっぽいんだけど?」
クルトナーガ「ニニアンです。巻き込まれちゃいました」
ロイ    「ちょっ…さっき大丈夫って…」
イドゥン  「…大丈夫…すぐに…生き返り…ます」
ニルス  「だからニニアンはカウントしてくれないんだよ。ヒドイと思わない?」
ロイ    「フリーダムだよね…この町…」

ニニアン 「…私はもう大丈夫ですよ。…お気遣いありがとう…ロイ君」
ロイ    「ホントに生き返っちゃってるし…しかも速い…」
ユリウス 「他のスレみたいなミンチになってるってわけじゃないからな。元に戻る時間が必要ないんだろ」
ニニアン 「私ヒロインですから。常に美しく在るようにしないと。…それに…死んでる間にあの女に
       エリウッド様を好き勝手させるわけにはいきません!だから早く生き返るんです」
ロイ    「それってフィオ………いえ、なんでもないです」
ヤアン   「くっくっくっ…しかし少し残念ではある。ミンチになる者が作るハンバーグは絶品と聞く」
ニルス  「ヤアンおじさん、変な事言わないで!」
マルス  「ハンバーグといえば、ウチは肉好きが多いね」
ニニアン 「………ロイ君。エリウッド様は…ハンバーグお好きかしら?」
ロイ&ニルス『まてマテ待てMATE!』
114 名前: 竜王家のエライひと 6/6 [sage] 投稿日: 2008/05/26(月) 07:09:32 ID:DbGPgw7S
ズガシャーンドカーンドンドコドーンチュドゴーンズギャーン

チェイニー「マルスー、和んでる所悪ぃけどさー、そろそろアレ止めてくれよー」
マルス  「分かってるよ。早速…って、あれ?デギンハンザーさんも混ざってるの?
       僕だけで大丈夫かなぁ…アイク兄さんも連れてきたほうがよかったかな…」
ニニアン 「…大丈夫でしょう。…ファルシオンは…竜を制する剣ですし」
イドゥン  「…封印の盾は…竜の荒ぶる魂を…鎮めます」
チェイニー「その2つを持ってるんだから、竜族相手にはお前ほど適任なヤツはいないって」
クルトナーガ「老いぼれ3人など敵ではありません。まとめてザックリやっちゃってください」

チキ    「おにいちゃん、私も手伝うよ。いっしょにやろうよ。ね、いいでしょ?」
マルス  「え?う~ん…。うれしいけど…チキを危ない所に近づけたくはないな…」
ファ    「ならファもやるー。だからだいじょうぶだよー」
ミルラ   「わたしも…手伝います」
イドゥン  「…妹と一緒に……がんばるのは……いいおねえちゃん………」
ユリア  「では微力ながら私も…。ユリウス兄様も手伝ってくれますよね」
ユリウス 「やだよめんど…いいだろう、僕の力を見せ付けてやる。だから妹者、ナーガ仕舞って」
エフラム 「俺とロイも休んでる訳にはいかんな。なぁ!」
ロイ    「うん。ファ達ばっかりに働かせるわけには行かないね。僕もがんばるよ」
クルトナーガ「これはいいですね。みんなで囲んでしまいましょう。
         一気に連続して痛めつけて、反撃する暇を与えなければこちらに害はありません。」
ロイ    「さっきからクルトナーガさん言うことがキツクない?」
クルトナーガ「寝不足なんですよ」
マルス  「それじゃ、みんなで行こうか」

ガトー   「おお!マルスよ、加勢に来てくれたか。今日こそこやつに引導を…
        …マルスよ、争いは何も生まん。話し合いが肝心じゃ。その剣を収められよ…」
メディウス 「また来たのか小僧!ワシは悪くないぞ。悪いのは全部このガトー…
        …うむ、ワシにも至らぬ点があったようだ。反省しよう。その盾を収められよ…」
デギン   「あやつの弟か。これでやっと馬鹿騒ぎも収まるな…
        …孫達よ、何故儂も囲むのだ。クルト、儂は無関係だ。マルス殿、皆を収められよ…」

マルス  「これ以上周りの人達に迷惑かけるわけにはいきませんよね。御三方もお分かりですよね。
       …それじゃぁ…………、いっけーーーーーーーーー!!!」
じじぃず  『んぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーー………………………!!!!!』

ミカヤ   「あ、みんな見て!キレイね…」
リーフ   「あれは…竜王家の方向だね」
エリンシア「火柱…ではありませんわね。まるで光の柱ですわ」
アルム  「光の周りにある黒いのは…魔法と闇のブレスかな」
シグルド 「光と闇が混ざり合って…まるで星空のようだな」
セリス   「キラキラして綺麗だねー」
エイリーク「あ、流れ星です。しかも3つも同時に」
セリカ   「下から上る流星なんて…幻想的ね」
ヘクトル 「さすがスターロードってところか」
リン    「べつにうまい事言ったわけじゃないわよ…ソレ」
アイク   「巨星、乙」