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Last-modified: 2011-06-04 (土) 12:03:44

リーフ「ただいま。・・・はぁ。今日もあの四人に絡まれての極めて悪質ないじめには呆れたよ。ん?誰もいないのか。おかしいなあ、この時間には大抵みんな・・・あれ?メモが・・・」
『リーフちゃんへ。
リーフちゃんが帰ってくるのをみんなで待っていたのだけど、なかなか帰ってこらいものだからみんなで隣町まで外食兼ね大型デパートへ買い出しに行ってます。本当にごめんなさいね。
お腹が空いたらカップラーメンでも好きなもの食べていてね。その内シグルド兄様が帰ってくるでしょうからそれまではお家でお留守番してて下さいね。
エリンシアより』
リーフ「な、なんだってーっ!僕だってあの四人に絡みたくて絡んでいたわけじゃorz・・・どうしていつも僕ばっかり」
1人居間へ向かうリーフ。
リーフ「暇だなあ。今頃ヘクトル兄さんやエフラム兄さんはゲーセンで楽しく遊んでるんだろうな・・・。
セリスやロイはミカヤ姉さんに好きなもの買って貰ってるんだろうなあ・・・。
今晩の夕食はファミレスかなんかで、ラーメンでもハンバーグでもスパゲティでも食べれるんだろうなあ・・・。やだよぅカップラーメンなんて!」

ふと、机の上に見覚えのない柄の手帳を発見するリーフ。
リーフ「なんだこれは。はっ!まさかマルス兄さんやヘクトル兄さんが隠し持ってたりする・・・エ(自主規制)だったりして。ハァハァ・・・だ、誰もいないし少しくらいなら・・・」
既に鼻血をぼたぼたしたたらせながら表紙を開くムッツリーフ・・・
リーフ「これはシグルド兄さんのっ!ぶはっ!!」
それは長男の日記手帳であった。表紙には『愛しききみと歩む我が人生』とタイトル欄に書かれ、シグルドがディアドラと写った巨大プリクラが貼られている。
注意書きで『絶対に見るな!触れるな!』と油性マジックででかでかと書かれている。
リーフ「こ、これはマズイ・・・!実はシグルド兄さんもこっそり童貞を卒業してその体験記を・・・!見るしかない、見るしかないぞこれは・・・!」
日記・⊃月―日(月)快晴
今週も我が社の事業部が動き出したようで残業を逃れられそうにない。
たまにはディアドラとデートもしたいものだし、エリンシア達には本当に申し訳ない気持ちで一杯だが、兄さんは頑張るぞ。我が兄弟一家の幸せの為に・・・そしていつか妻として迎える我が最愛の人ディアドラの為に!

リーフ「兄さん、夢が莫大過ぎるよ・・・まだディアドラさんにプロポーズもしてないのに」
日記・$月。日(火)曇り
職務中部下のアレクとアーダンが何やら如何わしい話をしていたのでノイッシュと二人で渇を入れておいた。後悔はしていないつもりだ。
全く、あの二人といい弟のマルスといい平気でそういう、性に関する事柄を白昼堂々と話すのはどうかと思うのだがな!私は勿論童貞さ。未婚なのだから当然だろう!
最近の学校での教育は疑問に思うことばかりだな。
リーフ「ヤバいヤバいティッシュ・・・」
日記・&月’日(水)快晴
久々に早く仕事を終わらせることが出来た。
予想通りアルムとセリカの二人がKINSHINを謀っていたのでティルフィングによる制裁を与えておいた。
現在☆は45である。100までの道程は長いな。
リーフ「兄さん、僕はその☆の数の約半数は占めてますよね・・・まだ斬られるとorz」
日記・〆月∥日(木)雨天
まいったことにまたヘクトルとエフラムが赤点を取ってくれたようで、学校の方から連絡があった。
赤点には補習という救済措置があるのは随分甘く、優しいことなんだぞ。
社会人になれば仕事を真面目にやらねば即首を切られるのだからな。

日記・仝月£日(金)快晴
ディアドラと職務後にデート。
ロストン行きの急行列車に乗り彼女の隣で必殺の「キミニキスデキナイナンテ(ry」を言い放ってみたところ周りの客が驚愕の目で此方を見てきた。
ふふ、やはり私の決め台詞は何時聞いても輝かしいばかりだな。
リーフ「兄さんそれそもそも感心するとこじゃないから!そういうのは某森の中で!誰もいないところで言ってよね。あれ、この日の日記にはポエムが書いてある。」
ディアドラ、きみと出逢った時から私は運命を感じていたんだ。
きみと並んで歩くたびに私の胸はボルガノンの1000℃の灼熱の中で焼き払われるようで・・・・
嗚呼ディアドラ。私と共に(以下略
リーフ「ぶばばばばッッ(大量出血)あ、しまった!ポエムの頁が血塗れにっ!痛い!これは痛すぎるよ兄さん!それにしても・・・どうしよう。そうだっ!」
(数十分後)
シグルド「ただいま。おや、誰もいないのか。」
リーフ「兄さん・・・」
シグルド「ん、リーフか。かくれんぼをしているのではないのだからカーテンの裏に隠れてないでおかえりとぐらい言ってくれよ」
リーフ「・・・・」

シグルド「あー今日も実にいい日だった!ところでリーフ。皆の姿がないが何処かに出掛けたのか?」
リーフ「う・・・うん。皆で買い出しに行ってくるって」
シグルド「兄弟揃って買い物というのも懐かしいな。昔は私もアイク達とよくゲームセンターでアーケードかなんかのゲームをやったものだ。まぁ、これからはディアドラと、私の子供達とになるのだろうがな。」
リーフ「あのさぁ兄さん。あの日記は・・・」
シグルド「ん、あぁ。私の日記帳だよ。素晴らしい内容なんだ。まぁ、大人の事情ってやつで見せる訳にはいかんがな。嗚呼ディアドラ・・・」
リーフ「・・・」
(皆帰宅後)
ミカヤ「ただいま~」
エリンシア「ごめんなさいねシグルド兄様にリーフちゃん。すぐお夕飯の支度しますから」
シグルド「あああああぁ!!」
セリス「兄さんどうしたの?」
シグルド「またアルヴィスに謀られたぁ!!」
一同「はぁ(゜Д゜)?」
シグルド「私の日記に「残念、それはボルガノンではなくファラフレイムの間違いでした。プギャー」と書かれていたぁぁ。またファラフレイムで、ファラフレイムで焼かれる!嫌だぁぁぁぁ」
ロイ「どうなってんの?」

シグルド「リセットリセットリセットリセットリセットリセットぉぉ」
マルス「・・・さてはむっつり君。きみまたなんかしたね」
リーフ「!な、なんのことかな兄さん」
エイリーク「悪いことをしたのでしたらきちんとお詫びをしなければ駄目ですよ」
シグルド「うわあああぁん!」
ざしゅっ!
リーフ「ああぁ!不意打ちなんてありですか、この人でなしーっ!」
ティルフィングの☆の数が上がった。
ミカヤ「ちょっとアイク、皿なんて出してきて何する気なの?」
アイク「焼くと聞いた。肉をだろ?」
ヘクトル「兄貴、重要なトコを聞こうぜ」
エリウッド「アイク兄さん!皿なんか出してないでシグルド兄さんを止めてください!このままじゃまた家が・・・ああ本当に」
エフラム「胃が痛い、だよなお前の台詞って毎回」
エリウッド「分かってるならどうして・・・orz」