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Last-modified: 2011-06-04 (土) 12:05:38

リン   「まったく、いやらしい……!」
ミカヤ  「あらどうしたのリンちゃん」
リン   「あ、ミカヤ姉さん! 聞いてよ、今日マルスの部屋を片付けたら……!」
ミカヤ  「んー? ……あら、天馬騎士写真集? しかもちょっとエッチな感じの」
リン   「ったく、シーダさんって立派な恋人がいるのに、なんでこんなもん読むのかしら!」
ミカヤ  「まあまあ。マルスだって男の子だもの。お姉ちゃんとしてはむしろ安心するわねえ」
リン   「はあ……? そんなもん?」
ミカヤ  「そんなものよ。あら、この子なんかちょっとシーダちゃんに似てるわね」
リン   「どれどれ……あ、ホントだ」
ミカヤ  「本人にこういう写真撮らせてくれなんて言えないだろうし、ね。
      まあ、ハードなエロ本でもないし、まだ健全って言ってもいいんじゃないかしら?」
リン   「はあ……ミカヤ姉さんは大らかすぎるわよ」
ミカヤ  「そういうリンは意外に潔癖よねえ。家は男の子が多いんだから、もうちょっと理解を示してあげなさいね」
エリンシア「……」
リン   「? どうしたのエリンシア姉さん。くらーい顔しちゃって」
エリンシア「……今、ヘクトルちゃんのお部屋をお掃除してたんだけど……」
リン   「あ、じゃあわたしと同じでエロ本見つけたのね! ったくあの筋肉ダルマは……!」
ミカヤ  「まあまあ……でも今更エロ本でショックを受けるなんて、エリンシアも意外と純情」
エリンシア「……エロ本だったらどんなに良かったか……」
リン   「えっ……」
ミカヤ  「……ま、まさかビラクとかなんかそういう系の……!」
エリンシア「いえ……これがベッドの下に……」

 つダイエット雑誌

リン   「……」
ミカヤ  「……」
エリンシア「……」
リーフ  「……あのさ、なんで夕飯時なのにこんな通夜みたいな雰囲気なわけ?」
マルス  「知らないよ……帰ってきたときからずっとこのテンションなんだからさ」
ヘクトル 「……ごっそーさん」
ミカヤ  「!!」
リン   「ヘ、ヘクトル!」
ヘクトル 「おわっ、な、なんだよ、急に叫ぶなよ!」
エリンシア「どういうことなの!?」
ヘクトル 「な、なにが!?」
エリンシア「まだお茶碗一杯分しか食べてないわ!」
ミカヤ  「異常よ、異常だわ!」
リン   「ほら、食いなさい、もっと食いなさい! 遠慮しなくていいから!」
ヘクトル 「いや遠慮なんか……単にマシューと買い食いしてきたから腹一杯なだけで」
三人   「いいから食えぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
ヘクトル 「もがっ……! ちょ、やめっ……!」
ロイ   「……どうなってんの」
エリウッド「さあ……なんにせよまた家計が圧迫されることは間違いない……ううっ、胃が……」

フロリーナ「あうぅ……」
ファリナ 「……ダイエット雑誌ヘクトルの部屋に忘れてきたって。どういう状況なのそれ」
フロリーナ「本屋で買い物したあとリンに誘われて兄弟さん家にお邪魔して、
      ご飯ご馳走になったときに飲んだ水が実は日本酒で」
ファリナ 「あー、分かった、大体分かった。っていうかそれ以上痩せてどうすんのあんたは……」
フロリーナ「だってほら、ED絵的にわたし、ヘクトル様の肩に座れるぐらいの体重を維持しないと……」
ファリナ 「なにその変な気遣い」