2007年 7月 第3週

Last-modified: 2008-05-25 (日) 14:45:53

イリオス『5』

 

イリオス『4』

 

イリオス『3』

 

イリオス『2』

 

イリオス『1』

 

セーラ 「パンパカパーン☆ こんばんはお茶の間の皆さん、今週もやってまいりました、セーラ!」
ドロシー「ドロシーの」
二人  「今週の紋章町ニュース!」
セーラ 「さて、今週の紋章町のニュースを一つ残らず取り上げて、自由と混沌の名の下に
     胡散臭いほど前向きに全肯定するこのコーナー!」
ドロシー「今週はどれだけの騒動が持ち上がったんでしょうね。今から胃が痛いです」
セーラ 「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りしまーす」

 

イリオス『(株)ロプト』

 

イリオス『エリミーヌ教団』

 

イリオス『アスタテューヌ教団』

 

イリオス『歴代FE主人公が兄弟だったらスレの皆さん』

 
 
 

○第6回 2007年7月15日(日)0:00~2007年7月21日(土)22:00まで

 

セーラ 「ってな訳で、かなり遅れて放送してまいりますFETV第6回!」
ドロシー「今回は今まで以上にガタガタでしたね……」
セーラ 「ハッハッハー、ついでにわたしたちの体もガッタガタってもんよ」
ドロシー「うう……お休みほしいなあ……」
セーラ 「無理じゃない?」
ドロシー「そんなアッサリ!?」
セーラ 「ってな訳で、今週も行ってみま」
イリオス『巻いて、巻いて!』
ドロシー「……やっぱり入れなくちゃならないんだ、これ……」

 

4-20
 <ヒーニアス 「もうそろそろ海水浴の季節…というわけでエイリーク、これを受け取ってくれ給え」
  エイリーク 「水着…ですか?というかこのような場所で見せ付けるのはどうかと思うのですが…」 >

 

セーラ 「いきなり変態のターンか!」
ドロシー「ここまで堂々とされると逆に変態という感じがしませんね……」
セーラ 「……いやいやいやいや! 普通に変態だからこれ!
     見なさいよ、周りの女の子たちも皆露骨に避けて通ってるじゃないの!」
ドロシー「人の波の間に出来た小さな空間で、学院のアイドルに水着を渡す男……
     しかも、エイリークさんがすぐに水着だと判断できた辺り、
     多分包装とかされてないむき出しの状態で渡したんですよね、これ。
     もしくはビニール包装で中身スケスケとか」
セーラ 「……酷すぎる絵面だわね」

 

<つ 『スクール水着』
   紺色のご丁寧に胸元に名前のゼッケン付きである、無論エイリークと書かれている罠。 >

 

セーラ 「しかもまたマニアックな……」
ドロシー「……女子高校生に渡すプレゼントがこれ……正気の沙汰とは思えませんね」
セーラ 「正気だったらそもそもこんなもん女に着てほしいとは思わないでしょうよ」
ドロシー「そうですねえ」
イリオス『おいお前ら』
ドロシー「? なんですかオルソンさん」
イリオス『何故一番重要なことに触れないんだ?』
セーラ 「一番重要なこと……?」
イリオス『そう……つまり、ゼッケンの「エイリーク」の文字がちゃんとひらがなになっているかどうか』
ドロシー「……映像が不鮮明で、よく分かりませんが……」
セーラ 「……ここにも変態が一匹いたか……」

 

<ヒーニアス「愚問だな。スク水の良さが分からんとは…精進が足りん」>

 

ドロシー「……精進すれば分かるようになるものなんでしょうかね?」
セーラ 「いや、理解できたとしたら、精進どころかむしろ男として退化してるでしょうよそれは」
ドロシー「そうですよねえ……と言うか、スク水の良さって何ですか?」
セーラ 「わたしに聞かないでよ。変態の嗜好なんて分かるわけないし、そもそも理解したくないし」
ドロシー「そうか……セーラさんは変人であって変態じゃありませんものね」
セーラ 「オイ」
イリオス『スク水の魅力……それは』
セーラ 「語らんでもええ!」

 

 <ラーチェル「正門前で水着を持った怪しい男がいると聞いて飛んできました、正義の鉄槌のお時間です」 >

 

ドロシー「おっと出ました正義の絶世美王女さま」
セーラ 「『正義の鉄槌のお時間です』って、あれ決め台詞のつもりなのかしら?」
ドロシー「いや、この台詞喋るのまだ一回目でしょう……でも、そうですね。とりあえず」
セーラ 「とりあえず?」
ドロシー「同じ人種っぽいセーラさんより、多少センスがいいのは間違いないかと」
セーラ 「オイ」

 

 <ヒーニアス「それはまさか…フリッカージャブ!」>

 

セーラ 「どこで習ったァーッ!?」
ドロシー「これも淑女のたしなみ……なんじゃないですかね?」
セーラ 「どこの社交界の話よそれは」
ドロシー「分かりませんよー。ひょっとしたらボクシングだけでなくて空手とかも習得してるのかも」
セーラ 「……肉体派シスターはラナオウだけで十分だっつーのに」

 

 <ラーチェル「ご名答ですわ、正解したところで…君が!泣くまで!殴るのを止めない!」>

 

ドロシー「……この勢いだとたとえ泣いても殴るの止めてくれそうにないですけど」
セーラ 「まあお決まりの文句みたいなもんだし」
イリオス『待て、これだと後のヒーニアスが『ラーチェルゥゥゥ! わたしは人間をやめるぞぉぉぉ!』ってなことに』
セーラ 「オタウゼェ」

 

 <エフラム 「大体スク水を海水浴場で着れるのは小学生までだろう…精々ミルラぐらいの」 >

 

セーラ 「どっから湧いて出た!」
ドロシー「まあ、この話題の流れ的に彼が出てきても特に違和感はありませんけど」
セーラ 「それはそうと……海水浴場でスク水?」
ドロシー「……それはたとえ小学生が着ていてもおかしいんじゃないかと思いますけど……?」
セーラ 「そうよねー。ようかん兄貴の考えることは相変わらず分かんないわ」
ドロシー「と言うか……やっぱりミルラちゃんに着てほしいんでしょうかね、スク水?」
セーラ 「……頼めばすぐにでも着てくれそうだけどね」
ドロシー「それはそれでヤバいなあ……」

 

4-23 バトルしようぜポケモンバト(ry
 <[リーフ]よっしゃ! 初めてマルス兄さんに勝つる! 止めはカッコよく、空を飛ぶ!
      いっけぇ、ムクホーク!
  [マルス]……な~んちゃって。サンダース、雷 >

 

ドロシー「えーっと、これは……ポケットモンスター、みたいですね」
セーラ 「あーはいはい、あの有名なゲームね」
ドロシー「懐かしいですねー」
セーラ 「……っつーか、こいつらこの年になってポケモンって……」
ドロシー「うーん……でも、最近は大人の人でもゲームやってるみたいですし」
セーラ 「大人になれない人間が増えてきてるってことなんじゃないのー?」
ドロシー「いや、こんなところでそういう社会批判的な話をされても……」

 

 <[リーフ]アッー! また負けた! これで30連敗かorz >

 

セーラ 「どんだけ負けてるのよ!」
ドロシー「リーフ君が下手なのか、それともマルス君が上手すぎるのか……」
セーラ 「まー、この場合は多分両方なんでしょうけどね」

 

 <[ミカヤ]ふふふ……こんなこともあろうかと、実は発売日に並んで買ってたのよね >

 

セーラ 「どんだけハマってんのこの人!?」
ドロシー「うーん……占い師だから、まあ仕事休んだりするのは自由なんでしょうけど」
セーラ 「というか、こんなこともあろうかとって……」
ドロシー「弟さんたちと遊んであげるために、ってことじゃないですか? ミカヤさんは家族思いの方ですし」
セーラ 「フォローうまくなったわねーあんたも」
ドロシー(……半分はセーラさんのせいっていうかおかげっていうか……)

 

 <[アルム]うん! だけど俺たち、ダブルしかやんないよ?
  [セリカ]ね。わたしとアルムのコンビネーションは最強なんだから!>

 

セーラ 「バカップルウゼェ」
ドロシー「まあまあ……その辺はほら、いつものことですし……」
セーラ 「しっかし、コンビネーションプレイだなんて、ポケモンもずいぶん変わったのねえ」
ドロシー「そうみたいですね。二対ニで対戦する形式もあるみたいですし」
セーラ 「……この二人がやったら、やっぱり技が全部急所に当たったりするのかしら……?」
ドロシー「いや、さすがにそこまでの恩恵はないでしょう……」

 

 <[シグルド]黙らっしゃい! お前達のポケモンなど私のピジョットでその関係ごと粉々にしてくれる! >

 

セーラ 「いい年こいた会社員がポケモン……」
ドロシー「シグルドさんは家族思いの(ry」

 

 <[リーフ]オッケー! 僕のムクホークが火を噴くぜ! >

 

セーラ 「……鳥が火を噴くの?」
ドロシー「比喩表現……なんじゃ、ないかと……?」

 

 <[漆黒の騎士]ストーカーとは失礼な。身の程を弁えよ >

 

セーラ 「いやストーカーっつーかむしろ不法侵入の常習犯と言うか」
ドロシー「でも、最近ではここまでご近所さんを信頼しているというのも珍しいですよね」
セーラ 「信頼してようがしてまいが普通に家の中に入ってきそうだけどねこの黒鎧」
ドロシー「うぅ……否定は出来ないかも……」

 

 <[アルム]だから、バルビートって名前のライチュウ♂と
  [セリカ]イルミーゼって名前のライチュウ♀だってば >

 

セーラ 「あー、なるほどね、そういうニックネームって訳か」
ドロシー「これは上手い戦術ですね」
セーラ 「そーよね、名前だけ見てるとついつい騙されちゃうわよね」
ドロシー「シスターが出てくるって聞いてワクワクしてたらセーラさんだった! みたいな感じですよね」
セーラ 「オイ」

 

4-28
 <ミカヤ  「ミュウツー!サイコキネシスよ!!」 >

 

セーラ 「……で、まーだやってんだ……」
ドロシー「兄弟さん家にポケモンブーム到来……ですかね?」
セーラ 「ま、こいつらなら素でトーナメント開けそうだけど」

 

 <ヘクトル 「…まぁ、それはおいといでだ。あれがミュウツー対ミュウなら、サトシ役は誰だ?」 >

 

セーラ 「うわ、ヘクトルさまあのガタイでポケモンの映画とか見に行ってるんだ……」
ドロシー「うーん……その頃はまだ小学生だった、とか弟の付き添いで、とか……そういう感じじゃないですか?」
セーラ 「感動して泣いてたりしたら失笑しちゃうわよわたし」
ドロシー(……とか言ってる人に限って、その映画見ると号泣しちゃったりするんだよな……)

 

 <ロイ    「え!?何で僕!!?こういう役って大抵リーフ兄さんじゃないの!?」 >

 

ドロシー「ロイ君……」
セーラ 「そういうのは自分の役割じゃないと認識してる辺り、案外チャッカリしてるのね……」

 

 <エリウッド「……今月も我が家は赤字決定、と。(プチーン)僕の名は!エリ!ウッド!!蝶サイコー!!!」 >

 

セーラ 「最近元気よねー、この人」
ドロシー「……元気って表現していいんですか、これ?」

 

4-35
 <『コイキング』『キャタピー』『ピッピ』『コンパン』『ビードル』 >

 

セーラ 「うわ、攻撃手段が極少の連中ばっかりね」
イリオス『縛りプレイ乙』

 

 <ルーテ 「殿堂入りさせるのには流石に苦労しました」 >

 

セーラ 「また無駄なことを……」
ドロシー「相変わらず物凄いこだわりを見せる人ですね……」

 

 <ルーテ 「レベルをあげたのはアスレイ君ですけどね、地味な作業が好きみたいで」>

 

セーラ 「ふむ……わたしもエルクになんか命令しておこうかしら」
ドロシー「自重してくださいよ」
セーラ 「で、頑張ってレベル上げたデータを『飽きたからもういいや』って言って目の前で消すと」
ドロシー「その内ホントに愛想尽かされますよセーラさん……」

 

4-37
 <きちくお(ryのマルスがしょうぶをしかけてきた>

 

セーラ 「……鬼畜王?」
ドロシー「いや、鬼畜王子という可能性も……」

 

 <エフラム「迎え撃て!ピカチュウ、プリン!」 >

 

セーラ 「うわ、狙ってるんじゃないかってぐらい可愛い編成!」
ドロシー「エフラムさんにはあまり似合ってないような……なんでこの編成なんでしょうね?」
セーラ 「さあね。もしかしたら、『どうだエイリーク、可愛いだろうこれ』『まあ本当、とても可愛らしいですね』
     みたいに、妹と会話するきっかけを作りたかったとか」
ドロシー「すごくダメな理由ですねそれ……」

 

 <マルス「や、やめろ、来るな。ロケット頭突きで飛んでくるな!眠る使うな!
      お願いだからふっ飛ばさないでくれええええぇ!!」 >

 

セーラ 「これはひどい」
ドロシー「外見が可愛らしい割にはずいぶん凶悪みたいですねえ……」

 

4-40
 <セリス「ユリウスが配布のミュウもらったって言ってた。僕もミュウ欲しいなー。」 >

 

ドロシー「配布の……ですか。抽選にしても何かのイベント会場に行くにしても、それなりに手間がかかりますよね?」
セーラ 「そーね。ま、あのお坊ちゃんの場合、セリスに自慢するためだけにもらったって可能性も否定できないけどね」

 

 <マルス「あ,僕があげようか?ほい。」
 セリス「わぁ,ありがとう兄さん!!」 >

 

ドロシー「おお、凄いアッサリ!」
セーラ 「……入手経路が凄く疑問なんだけど……」
ドロシー「……セリス君の方は全然気にしてないですけど、間違いなくバグ技……ですよね」
セーラ 「多分そうだと思うけど……この子の場合、怪しげな人脈を使ってゲットしたっていう
     可能性も否定しきれないのがなんとも……」

 

 <アネ゙デパミ゙ >

 

二人  「露骨なバグ技だーっ!」
セーラ 「こ、ここまで露骨だと逆に清清しいわね……!」
ドロシー「隠す素振りすら感じさせませんね……!」
セーラ 「ここまで来るとリンにお仕置きされたいようにしか見えないわ」

 

 <GB<wsでrfgtyふじこlp;@ (フリーズ) >

 

セーラ 「あー、やっぱり……」
ドロシー「えーっと、バグ技はROMに悪影響を及ぼす可能性がありますので絶対にやらないでくださいね?」
イリオス『FEにもあったよね、ガトー顔のレナ大増殖とかフレイボムとか聖魔と烈火で通信闘技場とか』
ドロシー「視聴者に変な知識を植えつけないでください!」

 

 <ポッポLv2一体でハナダの洞窟最下層でセーブされてるマルスのデータ。 >

 

セーラ 「……ん? 普通に全滅すれば前に利用したポケモンセンターに戻れるんじゃなかった?」
ドロシー「プライドが許さないとかこだわりがあるんじゃ……っていうかセーラさん」
セーラ 「なに?」
ドロシー「なんか、さっきから随分詳しいみたいですけど……」
セーラ 「き、気のせいよ気のせい!」
ドロシー「……まあいいですけど」
セーラ 「……しっかし、この状態に持ち込んだってことは、
     ここまで全部の戦闘を逃げるだけですり抜けてきたってことよね、リン……」
ドロシー「……この幸運をリーフ君に少しぐらい分けてあげてほしいところですね……」

 

 <1時間後

 

  アイク「ほら,抜けたぞ。」 >

 

セーラ 「SUGEEEEEE!」
ドロシー「い、一体どうやって……!? ひょっとして、この町のゲーム機には
     プレイヤーの性質が反映される機能でも搭載されているんですか!?」
セーラ 「うーん……もはやそうでも考えないと説明がつかないわね……」
ドロシー(……セーラさんがやったらポケモン全部逃げ出しそうだな……)
セーラ 「……あんた、今なんか……」
ドロシー「さ、さあ、次に行きましょう、次に!」

 

4-41
 <エルク 「どうも……今日は豆腐じゃなくておからが欲しいんですけど」 >

 

ドロシー「……」
セーラ 「な、なによそのジト目は……」
ドロシー「……いつも豆腐買いにきてるみたいですねえ、エルクさんは……?」
セーラ 「そ、そーよ、いっつもお味噌汁作らせてるからね」
ドロシー「いっつも、ですか……」
セーラ 「……だ、だから何なのよその目は!? 言いたいことがあるならハッキリ言いなさいよね!」
ドロシー「……セーラさん、エルクさんにちゃんとお礼言ってますか?」
セーラ 「……さ、次行きましょうか」
ドロシー「誤魔化さないでくださいよ!」

 

 <セーラ 「エルク、ハンバーグが食べたいから今日の夕食はそれで」
  エルク 「………この前「体脂肪が(だきゅん!)な値にいきそうだからお肉は控える」っていってたのに」 >

 

セーラ 「ブッ……! な、なんでわたしの部屋が撮られてるの!?」
ドロシー「わが社のカメラクルーは優秀ですからねえ」
セーラ 「クッ……! 後でシャナム社長に文句言ってやる……!」
ドロシー「それはそうと……何当たり前のように夕飯作らせようとしてるんですか?」
セーラ 「いいじゃないのあいつだって好きでやってるんだし!」
ドロシー「好きでやってる人はこんなにうんざりした顔しません!」
イリオス『お前ら落ち着け』
二人  「オルソンは引っ込んでろ!」
イリオス『俺はオルソンじゃねえっての!』

 

 <ボーレ 「若いのに苦労してんだな、あんちゃん。ほらよ」
  エルク 「若いうちの苦労は買ってでもしろって誰が言ったんでしょうね、ほんと。どうも」 >

 

ドロシー「ほら、本人も苦労だと認識して……」
セーラ 「……」
ドロシー(……あ、あれ? なんか雰囲気が……)

 

 <エルク 「女房………勘弁してくれ……」>

 

セーラ 「……ぐすっ」
ドロシー(うわ、なんか泣き始めた……!?)
セーラ 「うぅー……」
ドロシー「ちょ、セーラさん、収録中ですから……!」
セーラ 「だ、だって、勘弁してくれって……」
ドロシー「……なんだ、やっぱりショックなんじゃないですか……」
セーラ 「……うぅー……」
ドロシー「よしよし……ほら、泣き止んでくださいよ……」
セーラ 「……やっぱり、わたし嫌われてるんだ……」
ドロシー(……そういうこと気にするんだったら普通に優しくしてあげればいいのに……
     ホントに面倒な人というか何と言うか……)

 

 <エルク 「なんていうか彼女一人で食事させると栄養のバランス崩壊しますからね、好き嫌い激しいですし」 >

 

ドロシー「……ほら、セーラさん」
セーラ 「……? なに……?」
ドロシー「エルクさん、セーラさんの栄養に気を遣ってくれてるんですよ?」
セーラ 「……だから?」
ドロシー「嫌いな人にそこまでしませんよ、普通は」
セーラ 「あ……そ、そうかしら……?」
ドロシー「そうですって」
セーラ 「……じゃ、あいつやっぱりわたしにぞっこんなのね!」
ドロシー(いや、そこまで言ってないんだけど……まあいいか、なんかやたら元気になったし)
セーラ 「ふふん、あんだけひどい扱いしてても愛されてしまうなんて、わたしって罪なオンナ……」
ドロシー「……いい気にならないでくださいね?」
セーラ 「な、なによ……?」
ドロシー「苦労かけてるのは事実なんですから、今日帰ったら、
     せめて日頃のお礼ぐらいは言ってあげること! いいですね!?」
セーラ 「えー……」
ドロシー「い・い・で・す・ね!?」
セーラ 「わ、分かった、分かったわよ、もう……」

 

 <リーフ 「とかいいながら世話してしまう君の称号は「ツンデレワカメくん」で」 >

 

セーラ 「ブッ……ハハハハハハ、ツ、ツンデレワカメくんだって、あはははは……!」
ドロシー「……さっきまで泣いてたのにもうこれだもんな……」
セーラ 「ひーひっひひい……! お、おかしい、腹筋つるからこれ……つ、ツンデレワカメ……ぶ、ぶはははは!」
ドロシー「……ホント、面倒くさい人なんだから……ん?」
イリオス『安っぽいラブコメ乙』
ドロシー「茶化さないでください!」

 

4-42 ガイデンノーカ
 <ロイ   「あれ、今週もまた一人で出かけたんだね、アルム兄さん」>

 

セーラ 「へえ? あの子たちが一緒に出かけないなんて、珍しいこともあるものね?」
ドロシー「そうですねえ。まあどれだけ好きあってても、一人一人別の人間ですからねえ。
     たまには一緒に行動しないことだってありますよ」
セーラ 「……って、なんかいつでも一緒なのが当たり前だと認識しちゃってるのが怖いわね……」
ドロシー「う……い、言われてみれば確かに……」

 

 <セリカ  「そうよ。あの辺りに大きな土地を持っていてね。
      アルム、土地の一部を借りて、自分の畑を耕してるのよ」>

 

セーラ 「畑、ねえ」
ドロシー「意外にたくましいみたいですね」
セーラ 「……この子も将来ガチムチになるのかしらね……?」
ドロシー「……まあ、確かに体が資本の仕事ではありますけど……」

 

 <アイク  「……コーンスープ、カボチャの煮物、キュウリの漬物、トマトのサラダにピーマンの炒め物……! 
      なんだこれは、野菜ばっかりじゃないか! ふざけるな、おかみを呼べ!」>

 

イリオス『このあらいを作ったのは誰だぁっ!』
セーラ 「……いきなり何書いてんのこいつ?」
ドロシー「……さあ? よく分かりませんけど……」

 

 <リン   「わたし、農耕民族の考え方は理解できないから」>

 

セーラ 「農耕民族とか言っちゃってるよこの人」
ドロシー「農家の人の考え方は~とかだったらまだ分からなくはないんですけどね……」

 

 <アルム  「面白い人だったよ。元軍師で、今は世界中を旅して回ってるんだって。
      確か、名前はマークさんとか言ったかなあ」>

 

セーラ 「……何やってんのかしらあいつ」
ドロシー「お知り合いなんですか、そのマークって人」
セーラ 「まーね。ちょっとした縁なんだけど……変な奴よ」
ドロシー「セーラさんが言うんだからよっぽどなんでしょうね」
セーラ 「オイ……まあいいわ。んー、変な奴っていうか、正体不明って言うか」
ドロシー「どういうことですか?」
セーラ 「なんかねー、会うたびに設定が違うのよねー」
ドロシー「せ、設定……? それって、現実の人間に適用する言葉じゃないんじゃ……」
セーラ 「いや、それがね、マークったら、会うたびに男だったり女だったり無口だったりはっちゃけてたり」
ドロシー「……どんな人なんですかそれ」
イリオス『※マークは烈火の剣に登場する軍師で、プレイヤーが自由に設定を決められるキャラクターです』

 

 <ロイ   「うわぁぁぁぁぁぁ! ジャガイモを持ったリーフ兄さんの手が地面にめり込んだぁぁぁぁ!?」>

 

セーラ 「す、すごい絵ね……!」
ドロシー「見た目は普通のジャガイモだからなおさら違和感がありますね……!」

 

 <アルム  「うーん、これはまあ、ほとんどお試し品なんだよね。
      野菜の種類によって、弄れる要素は決まってるみたいでさ。
      ジャガイモの場合は重くしたり軽くしたりできるみたいなんだ」>

 

セーラ 「……これって、何がどうなって『重く』なってるのかしらね?」
ドロシー「さあ……? 栄養が増えてるのなら問題ないんでしょうけど」
セーラ 「……逆に、軽くする場合は何が抜けて軽くなってるのかしらね?」
ドロシー「うーん……栄養が減ってるなら物凄く問題ですねえ……」

 

 <アルム  「ルーテさんが原案作ってリオンさんが設計して、ノールさんがそれに修正加えて、
        グローメルさんが実際に装置を組み立てたんだ。
        あ、ちなみにネルガルさんは僕がいない間畑を世話する、『万能農作業用モルフ君』を作ってくれたよ」>

 

セーラ 「凄い人選……」
ドロシー「個人的には『万能農作業用モルフ君』が微妙に気になるんですけど」
セーラ 「その内家事用のロボットでも作っちゃうんじゃないのこの人?」
イリオス『そのメイドロボはどこに行けば買えますか?』
ドロシー「食いつきよすぎですよオルソンさん!」

 

 <エリンシア「……ということは、病人食にこのニンジンを混ぜれば、病院がガチムチな殿方の天国に……!」>

 

セーラ 「速攻で退院しちゃうんじゃないそれ?」
ドロシー「いや、そんな普通に突っ込みいれられても……」

 

 <アルム  「ふふ……これぞ品種改良の末に生み出された、『神秘の形状ゴボウ』さ!」>

 

セーラ 「既に野菜じゃねええええええ!」
ドロシー「ま、まあ、スイカを四角くする技術もありますし、形にもこだわるのが最新の農業なんじゃないですか?」

 

 <アルム  「あのサイズの大根をわずか三十分で完食……!」>

 

セーラ 「どこに入ったのよ!?」
ドロシー「わたしの胃袋は宇宙です、ってのも冗談ではないらしいですね……」

 

4-62 ずっと俺のターン!
 <マルス「戦略ゲームさ。さまざまなユニットを動かして敵の拠点を制圧すればいいんだ」 >

 

ドロシー「将棋みたいなものですかね?」
セーラ 「もうちょっと複雑ではあると思うけど」

 

 <リーフ「甘いよロイ。こうすればいいのさ つ【狭い路地にAナイト配置】
    こうすれば攻撃を受けるのはAナイトだけ。弓使い、魔道士は後ろから援護すればいい」 >

 

ドロシー「上手いなあ」
セーラ 「地味ねえ」
ドロシー「いや、何でも悪い方向に取るのはやめましょうよ」
セーラ 「……っつーかさ、これ両方ともこの戦術取っちゃったら勝負つかなくない?」
ドロシー「う……確かにそうかも……」

 

 <ヒョーヒョッヒョッ!ヤッターッ!僕の勝ちだー>

 

ドロシー「熱中してますねー」
セーラ 「嫌な笑い方だこと」
ドロシー「漫画とかだと大抵こういう風に調子に乗った方が負けるんですよね」
セーラ 「まあ、セオリーってやつよね」

 

 <マルス「速攻杖発動!アゲインの杖!!」 >

 

セーラ 「出た、反則アイテム!」
ドロシー「自軍全員再行動……まさに外道ですね!」

 

 <マルス「さあいくぜ!!覚悟しろよこの葉っぱ野郎!!ドロー!!アゲインの杖!!
    ドロー!!アゲインの杖!!ドロー!!アゲインの(ry」 >

 

セーラ 「ドローって何なのかしら?」
ドロシー「さあ? ノリで適当なこと言ってるんじゃ」
イリオス『ドローというのは、カードゲームにおいて山札から一枚カードを抜き取る行動です』
ドロシー「いつもながら解説お疲れ様です」
セーラ 「オタウゼェ」
ドロシー「いや、それはさすがにひどすぎませんか!?」

 

4-67
 <ミルラ 「お兄ちゃんを…夜這いにきました」>

 

セーラ 「ぅゎ、ょぅじょっょぃ」
ドロシー「こ、これまた実に積極的ですね……!」

 

<ミルラ 「エフラムは手も足も動かせません…これのお陰です」

 

 つ 『マフーの書』 >

 

セーラ 「って使える訳ねーだろ!」
ドロシー「状況自体が異常すぎてツッコミが空しいですけどね……」

 

 <リン  「夢オチっ!…………何処まで妄想が豊かなのよ、アンタ」 >

 

ドロシー「妄想が豊かって問題なんですかね?」
セーラ 「うーん、そう言えば、わたしも世界中の男が全員わたしにひれ伏す夢をよく」
ドロシー「妄想が豊かですね」
セーラ 「オイ」

 

 <つ 『闇のオーブ』 >

 

セーラ 「どっから持ってきた!」
ドロシー「むしろ何のために持ってきたんですかね?」
セーラ 「夢どおりのことをしようとしてたんじゃないの?」
ドロシー「嫌だなあ、こんな積極的すぎる幼女……」

 

4-70 『捕える』がおいしい季節です
 < 毎年恒例、トラキア地区強盗大感謝祭! >

 

セーラ 「きが くるっとる」
ドロシー「何のためにやってるんですかね、これ……」

 

 <セリス 「しくしく……なんだかね、学校帰りにトラキア地区を通ったら、
     目が血走った女の子達が一斉に僕をつかまえて服を脱がそうと……」 >

 

ドロシー「うわぁ、危ないなあこれ……」
セーラ 「……」
ドロシー「……どうしたんですかセーラさん?」
セーラ 「……いや、その日トラキア地区を通ったら、
     何故かわたしの周りから潮が引くように人がいなくなってね……
     何でだろうって思ってたんだけど……」
ドロシー「……」
セーラ 「……」
ドロシー「……強盗シスター?」
セーラ 「うっさいわね!」

 

 <ロイ  (……何か、今一瞬『このまま眺めてるのもいいな』なんて選択肢が頭の中に……)>

 

セーラ 「え、なに、ムッツリ?」
ドロシー「どうなんでしょう……ん?」
イリオス『投下時に誰も「それはセリス違いだろw」とか突っ込んでくれなかったのが悲しかった。
     FF6ネタとかやってもおっさんしか分からんのですか?』
ドロシー(……何書いてるんだろ?)

 

4-74 着せ替えアイク
 <ミカヤ「アイクお帰りなさい。もう!こんなに汚れちゃって。ほら早く着替えましょ。」 >

 

ドロシー「いいお姉さんですねえ」
セーラ 「……言ってる本人が幼くて言われてる方がゴツい男だから、ビジュアル的にスゲー違和感あるけどね」

 

 <アイク「いや,別にいい。それより少し疲れたから寝させてくれ。………………zzzz………」 >

 

ドロシー「寝るの早っ!」
セーラ 「お前はのび太君かっつーの!」

 

 <ミカヤ「いや,この子は本ッッッ当に見た目とか全然気にしないからね。服は動きやすければオールOKで何日でも余裕で着るし,
    その上いつもこれでもかと言うくらい汚れて帰ってくるし,そのくせ風呂には入らないわ髪は洗わないわで常時泥臭いわ。>

 

セーラ 「ウヘァ」
ドロシー「うう……ビジュアル的にも臭い的にもかなりきつそうですね、これは……!」
セーラ 「気になんないのかしらねー?」
ドロシー「うーん……確かに、見た目はともかくとして、本人的には気持ち悪かったり痒かったりしないんですかねー?」
セーラ 「……ひょっとして、それに耐えるのも修行の一環だ、とか?」
ドロシー「あり得ないとも言い切れないのが嫌ですね……」

 

 <ミカヤ「大丈夫よ,アイク一旦眠ったら目覚めるまで何しても起きないもん。よく突っ立ったままでも寝てるじゃない。」
  リン 「単にスリープかかりやすいだけだと思うのは気のせいですか。」 >

 

セーラ 「逆に言えば、そんなしょっちゅうスリープかけられてるってこと?」
ドロシー「物騒な日常ですねそれ」
セーラ 「うーん……こんな感じかしらね?」

 

 ユンヌ「ヤッホー☆ 混沌の女神ユンヌちゃん参上! ってな訳で早速……スリープ!」
 アイク「おいユンヌ何を……Zzzzzzzz……」
 ユンヌ「ふふふ……今の内にいろいろと面白いやらしいことを……」
 セリカ「待ちなさい、邪神!」
 ユンヌ「チィィィィッ! 毎度毎度邪魔してくれるわね狂信者めが!」
 セリカ「わたしの目が黒い内は、アイク兄さんに変なことはさせないわよ!」
 ユンヌ「お兄さんの恋路を邪魔しようっていうの!?」
 セリカ「大事な兄を邪神の誘惑から守っているだけです!」
 ユンヌ「言ったわね宗教狂い! 今日という今日は決着をつけてあげるわ!」
 セリカ「望むところ!」
 二人 「死ねよやぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 アイク「Zzzzzzzzzz……」

 

セーラ 「……とまあ、こんな具合に」
ドロシー「物騒すぎますよこれ!」

 

 <でもサラリーマンっていうよりボディーガードにしか見えないあたりアイク兄さんらしいというか。 >

 

セーラ 「確かにねえ……取引先でこんなのが出てきたらドン引きよね」
ドロシー「どっちにしても普通の会社では働けなさそうですね、アイクさん……」

 

 <(ビリッ)アイクが寝返りをうつと同時になんか嫌な音。 >

 

セーラ 「うわ、ひどっ!」
ドロシー「……貧乏らしい兄弟さん家に、替えのスーツなんかあるんですかね?」
セーラ 「さあねえ……あ、でもシグルドさんだったら継ぎが当たったスーツでも気にしないんじゃない?」
ドロシー「……またあり得そうで嫌だなあ……」

 

 <エリンシア「ハァハァ…………やっぱり………殿方に似合う格好と言えば…………こうですわ………ハァハァ……」 >

 

セーラ 「うわぁ……」
ドロシー「これはひどい……」
セーラ 「筋肉絡んだときのこの人って、もはや完璧に痴女よね……」
ドロシー「寝てる男の人に悪戯か……セーラさんはやったことないんですか?」
セーラ 「だ、誰があんなワカメ相手に!」
ドロシー(誰に、とは言ってないのに……そしてこの慌てよう。一体どんな悪戯したんだろ……)

 

 <ふんどし一丁にされたアイク。横にはさっきまではいていたパンツが。>

 

セーラ 「キャー☆ 男の人の裸なんて、セーラ困っちゃう☆」
ドロシー「いやだからそのキャラはいろいろ手遅れだと毎週毎週……まあいいや。
     それにしても似合いますねえこの格好」
セーラ 「まあね。御輿担いだり銛一本で荒波に挑んでそうな感じよね」

 

 <ミカヤ  「…………今のアイクには小さかったわね………3年前ならサイズぴったりだったんだろうけど。」 >

 

セーラ 「……未だに絶賛成長期って感じよねこの人」
ドロシー「やめてくださいよ、その言い方だとこれからもっと大きくなりそうじゃないですか……」

 

 <ミカヤ  「でもやっぱきつそうね………もっとジャストフィットした服とかは無いのかs(ピコーン)」 >

 

セーラ 「あ、降りてきた」
ドロシー「ですねえ」
イリオス『最初見たとき技閃いたのかと思った』

 

 <ユンヌ  「でしょ?でしょ?これで『見守ってくれないか?』なんて言われて見つめられたら女神もイチコロってなもんよ!」>

 

セーラ 「見なさいよこの至福の表情!」
ドロシー「今更ですけど本当に女神様なんですかね、この人……」

 

<アイク  「………どんな奴が現れても負ける気がせんな。」
 リン   「それ服に対する感想として間違ってると思う。」 >

 

セーラ 「服着ただけでそんな気分になるもんかしらね?」
ドロシー「さあ……まあコスプレの一種だとでも考えれば」
セーラ 「うわっ」
ドロシー「え、なんですか?」
セーラ 「じゃー、あんたもナース服とかチャイナとか着てエロ神父に迫ったりしたんだ? だから気持ちが分かるんだ?」
ドロシー「な、何言ってんですか!?」
セーラ 「またまた、照れなくても…… …… ……」
ドロシー「……ど、どうしたんですか?」
セーラ 「……イ㌔」
ドロシー「な、なんですか急に!?」
セーラ 「いや、あんたのナース服姿とかチャイナとか想像したら、自然とこう胸の奥に哀れみの気持ちが……」
ドロシー「……あの、殴っていいとこですよねここ?」

 

4-82
 <サザ 「俺のターンでお前のライフポイントは0って事さ、アイク兄貴から借りた漆黒専用ハンマーでトドメだ。ひゃーっはっはっは!やったぁ!」>

 

セーラ 「お前ハンマーなんか使えねえだろ! って突っ込みはダメなのかしら?」
ドロシー「ダメなんじゃないですかねえ」

 

 <漆黒 「何勘違いしている、この緑野朗!」 >

 

セーラ 「緑野郎ってどうよ?」
ドロシー「いい感じに意味不明ですね……」

 

 <漆黒 「私のターン、サザにダイレクトアタック!」 >

 

セーラ 「ダイレクトアタック以外のどんな攻撃があるんだと(ry」
ドロシー「間接攻撃……とか?」
セーラ 「……あんたってときどき凄く絡みづらいわよね」
ドロシー(……セーラさんにだけは言われたくないことを言われてしまった……)

 

<ルーテ「私も速攻魔法発動…なんちゃって」

 

 つ 『リペアの杖』 >

 

セーラ 「……杖って壊れるとアイテム欄から消えちゃうから直せないんじゃ……」
ドロシー「メタ的発言は止めてください」
セーラ 「いいじゃんケチー……あ、でも聖戦方式だと考えればいいかも」
ドロシー「メタ的発言は(ry」

 

 <ロイ  「ぁ…緑風さん、昇天した」>

 

ドロシー「って、昇天はさすがにまずくないですか!?」
セーラ 「いいでしょ別に。オームの杖にバルキリーの杖に復活の泉と選り取りみどりなんだから。
     ほらあれよ、『死んでも大丈夫、ドラゴンボールで生き返らせるから』みたいな」
ドロシー「……なんで聖職者のセーラさんの方が、わたしよりも命に対する扱いが軽いんですか……?」

 

4-83 妹は神官戦士
 <セリカ  「ね、アルム。いつものアレの時間よ」 >

 

ドロシー「なんでわざわざ誤解を招く表現を……」
セーラ 「そうしないと話がつまんなくなるからでしょ」

 

 <マルス  「……行くかい?」
リーフ  「もち! 弟たちが変なことしてないか見張るのも、兄の義務だからね……!」 >

 

セーラ 「また上手い言い訳だわね」
ドロシー「いや、あんまり上手いとも言い難いような……」

 

 <マルス  「なに? それはおかしいな。てっきしギシギシアンアンなのかと思ってたのに…>

 

セーラ 「どこまで本気で言ってんのかしらね?」
ドロシー「半分は冗談だと思いますけど……さすがに本当にそんなことになってたら洒落になりませんし」

 

 < 左半分はミラのしもべ像(クラスチェンジさせてくれる例の石像)が置かれた祭壇になっており、異様なことこの上ない。 >

 

セーラ 「うわ、嫌な部屋ねー」
ドロシー「でも整頓はされてそうですよね、何たって神の使いの御前なんですから」
セーラ 「ま、わたしの部屋だって綺麗だけどねー、掃除させてるから」
ドロシー(『させてる』とか自然に言わないでほしいんだけどなあ……)

 

 <リーフ  (そんな長い間、興味もない宗教の経典の内容聞かされるんスか! 正直勘弁) >

 

セーラ 「フ……甘いわね葉っぱ君ったら」
ドロシー「何がですか?」
セーラ 「たとえ興味のある宗教だろうと、経典の内容は退屈以外の何者でもないわ!」
ドロシー(……誰かこの人からシスターの資格取り上げてくれないかな……)

 

 <アルム  (まだ十分も経ってないよ。大袈裟だなあ二人とも) >

 

セーラ 「いや、あんたは慣れすぎでしょ」
ドロシー「もう既に夫婦の貫禄がありますね……」

 

4-87 ウォルトはやれば出来る子
 <モルダ    「はいHRですよ。皆さん座ってくださいね。座らないと説法しますよ」>

 

セーラ 「説法すんのかよ!」
ドロシー「ある意味説教以上に効きそうですね……」

 

 <ルーテ    「先生」
  モルダ    「はいわかりました、今日は学園祭の出し物についてですね。学級委員お願いします」 >

 

セーラ 「なんか説明せずに通じてるし!?」
ドロシー「息ピッタリ……なんでしょうかね?」

 

 <ヒーニアス 「ウィリアム・テルか……。正義感溢れる弓の名手の話だな。まさに私の事だ」 >

 

セーラ 「……ひょっとして突っ込み待ちなのかしらこれ」
ドロシー「いや、本人至って本気だと思いますけど」
セーラ 「あーあ、嫌よねー、こういう自分のキャラを勘違いしてる奴って」
ドロシー「……」
セーラ 「……ん? わたしの顔になにかついてる?」
ドロシー「……いえ、別に何も」

 

 <アスレイ   「脚本によると本物の矢を使用となってますが……。いくらなんでもまずいですよ」
  ルーテ    「娯楽性を追求した結果、オールガチにする事にしました」 >

 

セーラ 「リアリティ追求しすぎ!」
ドロシー「……って言うか、本物の矢を使ったからってお客さんが喜ぶとは限らないような……」
セーラ 「むしろ危なっかしくて見てられないわよねきっと」
ドロシー「まあ、その分スリルはあるんでしょうけどね」

 

<ヒーニアス 「安心しろ。私には、たまに必ず当たるグレイト・スキル『必的』がある」>

 

セーラ 「たまに必ず当たる……」
ドロシー「……要するにたまにしか当たらないってことですよね」
セーラ 「上手い表現を思いつくもんだわ。物は言いようね」

 

 <ヒーニアス 「目には目を、いいえにはローラ姫を、だ」
  アスレイ   「さすが策謀の王子ですね」 >

 

セーラ 「策謀とかそういうレベルじゃねええええええ!」
ドロシー「単に強引なだけですよねこれ」
セーラ 「あーあ、いやね、強引な奴って。ちょっとは周りの迷惑も考えろっていうか」
ドロシー「……あの、セーラさん?」
セーラ 「なに?」
ドロシー「同じネタ繰り返すのは飽きられるから、いい加減やめませんか……?」
セーラ 「……何の話?」

 

 <シグルド 「大丈夫なのか? 学校行事でそんな危険な……」 >

 

セーラ 「……なんでかしら。至極真っ当な突っ込みのはずなのに、『空気嫁』とか言いたくなるんだけど」
ドロシー「かなり毒されてますねえ……」

 

 <セシリア  「このクラスの中で、一番弓に長けてるウォルトがウィリアム・テルでいいわね」 >

 

セーラ 「……ん? スーって子いなかったっけ?」
ドロシー「いや、あの子は女の子じゃありませんか」
セーラ 「あー、そっか。それなら納得だわ。男装して出させる訳にもいかないってことね」
ドロシー(……と言うか、ウォルト君の腕がスーさんよりも劣るって言うのはもう決定事項なのか……)

 

 <ロイ     「はい! 僕がリンゴ役やります!」 >

 

セーラ 「……ってリンゴ役じゃねーだろ!」
ドロシー「あまりにも自然すぎて、一瞬普通に流して読んじゃいましたね……」

 

 <ロイ     「大丈夫だよ、きっとできる! ウォルトは 絶 対 外 さ な い ! !」
  レイ     「なんかいっぱいフラグが立ったぞ」>

 

セーラ 「ここで問題。立ったフラグの数と種類について、一つ一つ細分化して答えよ」
ドロシー「えぇ!? えっと、苦戦するフラグとか練習で失敗しかけるフラグとか……」
セーラ 「……いや、真面目に答えられても正直その、困るんだけど……」

 

 <マルス  「伊達にスマデラで雄叫び上げてないんだよ」 >

 

イリオス『封印発売前だったから性格違うんだよな』
ドロシー(またよくわかんないこと言ってる……)

 

 <マルス  「そういやどうすんのさ、敵意丸出しヒーニアス」
  エフラム 「そうだな、いざとなったらこっちは槍で応戦するさ」 >

 

セーラ 「息子が応戦してどうする!」
ドロシー「凄まじい舞台になりそうですね……」
セーラ 「筋書きぶち壊しじゃないの」
ドロシー「……でもあのメンバーなら強引にまとめそうな気がしなくもないかも……」

 

 <シグルド 「ミカンはやめろ! 汁が目に入ったら痛いだろう!」 >

 

セーラ 「そういう問題じゃねーよ!」
ドロシー「といか、これリンゴだったらOK出してたんですかね?」
セーラ 「まー、シグルドさんなら『大丈夫だマルス、リンの腕を信用しなさい』とか、
     家族の絆みたいなのを大事にする方向で話を進めそうだけど」
ドロシー「家族の絆って……そういう素晴らしいものを、こんなどうでもいいところで発揮されてもなあ……」

 

4-91 外伝の弓は厨性能
 <みかんが弾けてマルスが果汁塗れになった。>

 

セーラ 「うわ、臭そう」
ドロシー「その感想は率直すぎますったら」

 

 <マルス  「う、裏切ったなリーフ!」
  リーフ  「いやー、今回はそういう話の流れみたいだし。我慢してよ」 >

 

セーラ 「うわ、普段酷い目に遭ってる復讐のつもりなのかしらねー、これ」
ドロシー「どうでしょう……? 普段酷い目に遭ってるからこそ、
     この状況も大して危険だとは思ってないのかもしれませんよ」
セーラ 「……どっちにしてもロクな理由じゃないわね……」

 

 <リーフ  (鋼の弓装備すると射程が1-5になるもんなーアルム。サジタリー以上の神射手って奴だねこれは) >

 

セーラ 「SUGEEEEEE!」
ドロシー「1-5……! 下手すればシューターにも反撃できますねこれは!」
セーラ 「……どういう理屈でこんな超射程なのかしらね、これ……」

 

 <ロイ   「あー、ミカヤ姉さーん、レストお願いー!」 >

 

セーラ 「『みかんの果汁で目が痛くなった』っていうのは状態異常になるのかしら」
ドロシー「さあ……そもそも寝てたり毒喰らってたりも治せる辺り、
     どの辺から状態異常なんだかイマイチ分かりませんからね」
セーラ 「そうよねー。自分で使ってても定義が曖昧だもん」
ドロシー(……セーラさんの頭も、レスト使えばもうちょっとマシになるのかな……
     いや、状態異常じゃなくて元がこうだから無理か)
セーラ 「……あんた、またなんか……」
ドロシー「つ、次行きましょ、次!」

 

4-93 いつでもどこでもフラクラ
 <アイク  「さっきな。しかし劇か、懐かしいな。俺も学生の頃にやった」 >

 

セーラ 「……」
ドロシー「……? どうしたんですか?」
セーラ 「……いや、この人も学生なんてやってた時代があったのね……」
ドロシー「前だって小学生時代のエピソードとかあったじゃないですか」
セーラ 「そりゃそうだけどねー。たったニ、三年前の話となると微妙に想像がつかないって言うか」
ドロシー「……まあ確かに、あんな破天荒な人が、学校の枠の中に収まっていたのかどうかは甚だ疑問ですけど」

 

 <ボーレ  「何でこんな年になって白雪姫なんてやらなきゃなんねーんだ?」 >

 

セーラ 「あら豆腐屋さんね」
ドロシー「このときは豆腐屋さんじゃありませんし、
     多分自分がそうなるってことも予想してなかったでしょうけどね」
セーラ 「しっかしまあ、白雪姫ねえ……」
ドロシー「ですねー。実際ちょっと子供っぽいかなーとは思いますけど」
セーラ 「いや、これをやるってこと自体はまあいいとして」
ドロシー「はい?」
セーラ 「……魔女やら小人やらは誰がやったのかしら……?」
ドロシー「う……誰がやってもビジュアル的に問題がありそうな……!」

 

 <ライ    「別にいいだろ。アイク、高校生活最後ぐらいド派手に決めてやれよ」 >

 

セーラ 「白雪姫の王子がどうド派手に決めるんだか」
ドロシー「うーん……登場シーンで本当に馬に乗って現れる、とか、
     キスして起こすんじゃなくて殴って起こすとか」
セーラ 「……いろんな意味で台無しねそれ……」

 

 <ボーレ  「エリンシアさん、あんたのクラスは隣だぞ?」
  ボーレ  「生徒じゃないだろあんた!」
  ボーレ  「ここの学校関係者でもねーだろ!!
  ボーレ  「ツンデレ猫娘自重!!」
  ボーレ  「そんな白雪姫聞いたことねーぞ!!?」>

 

セーラ 「豆腐さん大忙しね」
ドロシー「……このクソ忙しい突っ込み振り……親近感を覚えずにはいられませんね……」

 

 <ティアマト「…仕方ありません。白雪姫役は責任を持って 私 がします」 >

 

セーラ 「年考えろ!」
ドロシー「ちょ、セーラさんその突っ込みダイレクトすぎ!」
イリオス『ババァ結婚してくれ!』
ドロシー「フォローのつもりですかそれは!?」

 

 <ギャースカギャースカ!!メメタァ!!!ティウンティウンティウン >

 

セーラ 「この意味不明な効果音……!」
ドロシー「えー、映像が非常に不鮮明で、詳しく状況をお知らせできないのが非常に残念です」

 

 <アイク  「しかし何故あんなにも白雪姫役をやりたかったんだろうな?毒林檎食って死ぬ役なのに」 >

 

セーラ 「その認識はねーよ!」
ドロシー「もはやわざとやってるとしか思えない鈍感ぶりですね……」
セーラ 「ま、一応間違ってはいないんだけどね」
ドロシー「その後王子様のキスで目覚めるってこと、知らなかったんですかね?」
セーラ 「どーかしらね。『唇を合わせるだけだろう。何が問題なんだ?』とか言って
     キスぐらい平然としちゃいそうなイメージあるけど」
ドロシー「いや、さすがにそれは……」

 
 
 

<2>