22-12

Last-modified: 2011-06-05 (日) 12:06:45

12 :LOST MAN:2009/11/15(日) 22:50:35 ID:swwJSqJf

1乙です!
スレ初頭ですが、続編投稿させていただきます。
※キャラクターの性格がガラッと変わるので注意!

~あらすじ~
アイクが記憶喪失になり、記憶を甦らせようとしたヘクトル(+マカロフ)とエイリーク(+ライ)が記憶喪失になってしまった!
どうする兄弟家一行!
 
 
 第三章 “ピクニック”
 
 
~兄弟家、居間~
 
シグルド  「・・・で、戻ってきたわけだな?」
ロイ    「はい・・・」
漆黒の騎士 「実にすまない事をした・・・」
エイリーク 「痛いのォ・・・まだ頭がガンガンするわい・・・」
エリンシア 「見事にお爺さん口調ですわね」
ミカヤ   「ヘクトルに続いてエイリークまで・・・」
ヘクトル  「どう?似合う?」
リン    「ギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!?」
マルス   「ワアアアアアアアアアアアアアアアアア!!?」
エリウッド 「誰だァァァ!!誰がヘクトルにエイリークの(自主規制)を着せたァァァ!!」
リーフ   「まさか出てきたキャラがオカマだったとは・・・」
ミカヤ   「・・・これだけでカオスなのに・・・」
アイク   「すまない・・・また護れなかった・・・」
ミカヤ   「・・・い、いいのよ、不可抗力だし」
セリス   「あれ?エフラム兄さんは?」
セリカ   「部屋に閉じ篭っちゃったわ」
ロイ    (そりゃオジサン口調でオジサン行動するエイリーク姉さんを見たらなぁ・・・)
アルム   「ライさんとレテさんは?」
ロイ    「レテさんはライさんを連れて帰ったよ」
 
~カイネギス邸~
 
ライ    「やぁ、子猫ちゃん☆」
リィレ   「キャアアアアア!爽やかな隊長ォォォ!」(大絶賛)
キサ    「おどき!今こそライ隊長との愛をォォォ!」(大絶賛)
レテ    「やかましいしうざったいわァァァ! つ【極・砕破】」(大激怒)
ライ    「な、なにをするんだい!?しかも【極・砕破】ってなん・・・アッー!」
スクリミル 「おお、レテが【砕破】を極めたぞ」
 
~兄弟家・玄関~
 
漆黒の騎士 「今回は私も参加しよう。せめてもの罪滅ぼしだ」
アイク   「あんたが一緒なら心強そうだ」
 
アイクは早速漆黒の騎士と意気投合した模様。
その後ろでヒソヒソ話をしはじめる兄弟達。

13 :LOST MAN:2009/11/15(日) 22:53:04 ID:swwJSqJf
ミカヤ   「(ヒソヒソ)どうする?今度は誰が行く?」
ロイ    「(ヒソヒソ)このパターンだと次に記憶無くすの僕なんだよね・・・」
マルス   「(ヒソヒソ)でも最低家族の一人行かないと記憶を戻しに行く意味無いよ・・・」
シグルド  「(ヒソヒソ)この際だからヘクトルかエイリークを行かせてはどうだ?失う物は何も無いぞ」
マルス   「(ヒソヒソ)イヤだからアイク兄さんの記憶を甦らせるのになんで記憶喪失の人を同行させようとするの」
エリンシア 「(ヒソヒソ)それにあんなヘクトルを外出させたくありませんわ・・・」
セリス   「(ヒソヒソ)じゃあエイリーク姉さん?」
エイリーク 「おんどりゃあ!兄上!どこじゃあ!」
セリカ   「落ちついてエイリーク姉さん!」
アルム   「なんで興奮・・・って酒飲んでる!デロンデロンになってる!」
シグルド  「(ヒソヒソ)前言撤回。二人とも命に代えても外出させん」
エリンシア 「(ヒソヒソ)同感ですわ」
マルス   「(ヒソヒソ)なら誰が行くの?」
リン    「(ヒソヒソ)・・・決めたわ。私が行く」
マルス   「(ヒソヒソ)おお~、男を見せる時が来たね!よ!色男!」
リーフ   「(ヒソヒソ)この状況で色男はないでしょ」
マルス   「(ヒソヒソ)ついノリで・・・」
リン    「その時点で男と言う単語を使ってる事にツッコまんかい!つ【ブレイドロード版必殺】」
マルス   「分身アッー!」
リーフ   「巻き添えアッー!」
アイク   「な、なんだ?なにをやっているんだ?」
リン    「なんでもないわ。今度は私も同行する」
アイク   「・・・えっと・・・」
リン    「リンディスよ。リンでいい」
アイク   「そうか。緑風、よろしく頼む」
リン    ∑「なんでだァァァ!!」
マルス   「緑髪=緑風になってるんだね、きっと」
ロイ    「なぜに」
エリンシア 「では私も?」
マルス   「エリンシア姉さんは『風』って感じしないなぁ・・・むしろ『姫』?」
エリンシア 「まぁ(⌒▽⌒)」
マルス   (まぁ原作が原作だしね・・・コレ言うとロイに『メタ発言自重して』って言われるだろうから言わないけど)
ロイ    「兄さん、自重して」
マルス   ∑「あれ!?」
ミカヤ   「で、どこ行くの?」
アイク   「む・・・」
ピーンポーン
ミカヤ   「あら、誰かしら」
ワユ    「たいしょー!いるー?」
ミスト   「お兄ちゃーん!」
イレース  「アイクさん・・・」
アイク   「! 確か・・・工務店の人達だな・・・」
エリウッド 「どうしたんだろ?」
ガチャッ
ドタタッ

14 :LOST MAN:2009/11/15(日) 22:56:05 ID:swwJSqJf
ワユ    「大将!一緒に出かけよ!」
アイク   「なに?」
ミスト   「ほら!靴履いて!」
アイク   「お、おい?一体何を・・・」
イレース  「じゃ、いきます・・・つ【ワープ】」
アイク   「!? ちょっと待」ビジュンッ
イレース  「皆さん・・・少しの間、アイクさんをお借りします・・・」
ビジュンッ
シーン
リン    「・・・」
シグルド  「・・・なんだったのだ?今のは・・・」
リーフ   「・・・この場合って誘拐?」
ロイ    「・・・かなぁ?」
ミカヤ   「どうする?レスキュー使う?」
マルス   「どこに行ったか分かるの?」
ミカヤ   「適当にやってれば当たるでしょ」
エリウッド 「知らない人を家の中に入れる気ですか」
 
~グレイル工務店前~
 
ワユ    「着地!」シュタッ
ミスト   「着地!」スタンッ
イレース  「着地・・・」スタッ
アイク   「どう!?」ドシンッ
ワユ    「大将、大丈夫?」
アイク   「く・・・何故、何故誘拐まがいの事を・・・」
ワユ    「誘拐って・・・まぁ荒っぽい感はあったけどさ」
ミスト   「ちょっと忙しくてね、皆も今日の午前中じゃないと暇が無いんだって」
アイク   「皆?」
イレース  「はい・・・皆です・・・」
グレイル  「そう言う事だ」
アイク   「! あんたはグレイル工務店の店長・・・」
ティアマト 「皆、貴方の事が心配なのよ」
アイク   「あんたは確か副長・・・」
シノン   「チッ・・・」
アイク   「あんたは・・・えっと・・・シノン?だったか?」
シノン   「あー、覚えなくていいぜ」
ガトリー  「そんな事言っちゃダメっすよ。アイクは冗談を本気にしちゃうんスから」
アイク   「え~と・・・ガトリー?」
キルロイ  「そうだよ。僕は分かる?」
アイク   「キルロイ・・・だよな?」
キルロイ  「うん」
アイク   「それに・・・オスカー、ヨファ、セネリオ・・・えっと・・・?」
マーシャ  「あ!私マーシャです!」
マカロフ  「マタアイマシタネー、ヨロシクー、マカロフデース」
ヨファ   「・・・そういえばマカロフさんも記憶無くしたんだよね・・・」
オスカー  「まぁ今日記憶が戻ってくれれば良いんだし」

15 :LOST MAN:2009/11/15(日) 22:59:30 ID:swwJSqJf
アイク   「皆・・・手伝ってくれるのか?」
セネリオ  「もちろんです」
グレイル  「皆、お前が心配なんだ」
アイク   「・・・そうか・・・ありがとう・・・俺なんかの為に・・・」
ティアマト 「そんな事言わないの。アイク、あなたはこの工務店で掛け替えのない存在なのよ。だから、『俺なんか』って言葉で自分を蔑まないで」
アイク   「・・・すまない・・・だが・・・嬉しい・・・」
グレイル  「さて、アイクも来た事だ。ピクニックに行くぞ!」
シノン以外 「オー!!」
シノン   「・・・」
アイク   「よろしくな。ええ・・・っと・・・シノン」
シノン   「ケッ・・・」
ザッ
アイク   「む?」
ガトリー  「あ、気にすんなよ、アイク。シノンさんはいつもああだから」
アイク   「いつも無愛想なのか?」
セネリオ  「はい」
アイク   「もっと愛想を良くすればいいのにな」
オスカー  (『君も無愛想な人の部類に入るよ』と言っていいのだろうか・・・?)
アイク   「で、どこに行くんだ?」
グレイル  「ああ、まず、ここからバレンシアに行く」
アイク   「バレンシア?」
キルロイ  「一方は墓地だけど、もう一方は緑豊かな土地だよ」
アイク   「墓地?」
ミスト   「うん。ドラゴンゾンビとか色々居るよ」
オスカー  「始めてバレンシアに行った時、アイクが『ドラゴンゾンビ肉を調理してくれ』と言われた時は肝を潰したね」
ティアマト 「そしてそのゾンビ肉を『私が料理する』とミストが言い出した時は世界が終わったと思ったわね・・・」
キルロイ  「うん。そのゾンビの肉をアイクが食べた時は僕死ぬかと思っちゃった・・・」
ガトリー  「ミストちゃんが作ったと知らずに肉を口に運んだアイクは生死の淵を丸半年さ迷ったし・・・」
シノン   「バレンシアにゃあロクな思い出がねぇってこった」
セネリオ  「凄まじく酷い有様です」
ヨファ   「・・・ツッコミ所が多いと思うのは気のせい?」
グレイル  「それは放っておけ。・・・だが、だからこそ思い出しやすい場所でもある。アイクには少し酷かもしれんが・・・きっと思い出すだろう」
 
~兄弟家・玄関前~
 
ヤナフ   「アイクは今、グレイル工務店前に居るみたいだな」
ウルキ   「これからバレンシアにピクニックへ行くようです」
ティバーン 「・・・だそうだ」
エリンシア 「ありがとうございます」
マルス   「便利ですね~、順風耳と千里眼って」
ミカヤ   「そうね。これでアイクが今どこにいるか分かったし・・・どうする?」
エリンシア 「そうですわね・・・グレイル工務店の方達なら心配いらないと思いますが・・・それでも、やはり家族の誰かを最低一人付いて行かせなければ・・・」

16 :LOST MAN:2009/11/15(日) 23:03:31 ID:swwJSqJf
アルム   「あ、僕が行くよ」
マルス   「アルムが?」
セリカ   「じゃあ私も」
シグルド  「そんな事はお兄ちゃんが許しませんよ!」
エリウッド 「シグルド兄さん落ちついて・・・」
アルム   「バレンシアなら僕にとって庭みたいなものだよ!」
ロイ    「じゃあアルム兄さんとセリカ姉さんが行くんだね?」
シグルド  「そんな事はお兄ちゃんが許しませんよ!」
リン    「落ちついてって・・・」
マルス   「そんなに心配ならシグルド兄さんも一緒に行けば?」
シグルド  「行って良いんだな!?よし私も行くぞ!そうと決まればアルム、セリカ、レッツラゴーだ!!」
ズドドドドドドドドドドド・・・
アルム   「・・・」
セリカ   「・・・」
ティバーン 「んじゃ、二人は俺達が送って行こう」
ロイ    「え?シグルド兄さんは?」
ヤナフ   「勝手に行くだろ」
ロイ    ∑「シグルド兄さんかわいそ!」
漆黒の騎士 「では、私は“転移の粉”で行くとしよう」
 
~直後・グレイル工務店前~
 
アイク   「・・・」
シノン   「・・・」
ヨファ   「・・・」
ガトリー  「・・・」
セネリオ  「グフゥ・・・潰された・・・」
漆黒の騎士 「潰してしまった・・・」
アイク   「漆黒の騎士が急に現れたぞ?」
グレイル  「恐らく“転移の粉”を使ったのだろう」
アイク   「“転移の粉”?」
グレイル  「体力を消耗する変わりに行きたい場所へと瞬間移動が出来る粉だ」
アイク   「へぇ、便利だな」
セネリオ  「感心してないでどうにかしグエェ~!リバースするぅぅぅ~!」
ミスト   「それは大変!」
漆黒の騎士 「慌てるな。急いては事を仕損じる」
シノン   「だが早くしねぇとセネリオが新しい世界に目覚めちまうぜ」
ガトリー  「ある意味ではもう目覚めてるッス」
セネリオ  「目覚めてません!!」
漆黒の騎士 「やかましいな・・・」
セネリオ  「あなたは早く降りてください!!」(怒)
 
~数分後~

17 :LOST MAN:2009/11/15(日) 23:09:16 ID:swwJSqJf
グレイル  「では、これからの行動を説明するぞ。12時まで自由時間。以上」
アイク   「アッサリだな」
グレイル  「あと少しでボーレが(豆腐を持って)来ると思う。仲間に入れてやってくれ」
アイク   「ボーレ?」
ワユ    「ああ、ボーレって言うのは、工務店に勤めてる男の人だよ。最近副業の豆腐屋が忙しくて顔見せてないけど、一段落ついたみたいだね」
アイク   「ほぉ~。・・・なぜ豆腐なんだ?」
ワユ    「・・・さぁ?」
 
ボーレ   「っくしゅんっ!うぅ~、最近冷えてきたな~。そろそろ厚着するか・・・」
 
~その頃アルム、セリカ~
 
セリカ   「うわぁ、たか~い・・・」※化身後ヤナフの上
アルム   「大丈夫だよ、セリカ。僕がついてる」※化身後ウルキの上
セリカ   「アルム・・・」
アルム   「セリカ・・・」
ヤナフ   (どうにかならないかな、上の2人・・・)
ウルキ   (目的地はまだか・・・早く着け・・・)
ティバーン 「バレンシアはまだか?お2人さん」
アルム   「もうちょっと先です」
セリカ   「それまで空中散歩もいいわね、アルム」
アルム   「セリカ・・・」
セリカ   「アルム・・・」
2人    (ホンットどうにかならないかな、この2人・・・)
 
~その頃シグルド~
 
ピキーン
シグルド  「北北西、距離26km上空6kmの所にKINSINを感知!排除だァァァ!!
ルゥ    「ねぇ、院長先生、あれ・・・」
ルセア   「シッ!見てはなりません!」
チャド   「ん?あの人は確かロイの兄貴のシグルド・・・だっけ?」
レイ    「グランベル商会の万年係長の事か?まぁいいや、とりあえず警察に『騒音オジさん』がいるって通報しよう・・・」
 
こうしてシグルドの株は下がっていく。

18 :LOST MAN:2009/11/15(日) 23:11:40 ID:swwJSqJf
~その頃アイク~
 
ワユ    「大将!しょーぶ!」
アイク   「望む所だ。よし、来い!」
ガトリー  「自由行動開始から1分と経たずに手合わせを始めたッスよあの二人」
オスカー  「そういえばアイクって手合わせ出来るようになったんだね?」
ヨファ   「みたいだね」
漆黒の騎士 「だが、まだまだ」
グレイル  「そうだな。止まって見える」
オスカー  「今のアイクと超人組を一緒にしないでください」
アイク   「オオオオオオ!!」
ワユ    「ヤァァァァ!!」
ガギャァン!!
 
セリカ   「アルム・・・」
アルム   「セリカ・・・」
二人    (途中で落としても文句言われないよな、きっと)サラリ
 
シグルド  「離せぇぇぇ!!KINSINを撲滅せねばならんのだぁぁぁ!!」
ゲイル   「黙って歩け」
シグルド  「ノォォォ!!」
 
ヘクトル  「うふふふ、あははは」
エイリーク 「ぬわっはっはっはっはっは!!」
リン    「落ちついてよ二人ともー!」
 
マルス   「なにこの状況」
 
 
 TO BE CONTINUED