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Last-modified: 2012-08-24 (金) 20:30:41

ピンポーン!

ミカヤ  「呼び鈴が鳴ったわね」
エリンシア「…一体誰かしら…?」

エリンシア「ちょっと待って下さいね…はーい!(ガチャッ」
ミカヤ  「…あら…貴方は…?」
ラケシス 「エリンシアさんミカヤさん、こんにちは」
シグルド 「やぁラケシス、よく来てくれたね」
ラケシス 「ええっ…シグルド様、では早速…」
シグルド 「おっ、そうだったな。とりあえず私の部屋へ来てくれ」
ラケシス 「はい!」

ミカヤ  「あの子って確か…」
エリンシア「兄を愛する妹達の為の組織、AKJの会長ですわよね」
ミカヤ  「組織の敵であるはずのシグルドに、何の用かしらね?」
エリンシア「でもシグルドお兄様の親友の妹…兄の事で会いに来たとか」
ミカヤ  「それはどうかなぁ?」
エリンシア「…流石に単刀直入に理由を聞く気にもなれませんので、こっそり探りましょうか」
ミカヤ  「どうやって?」

ラケシス 「それではシグルド様、『アレ』を見せて下さい」
シグルド 「んっ、ああ、分かってる…そういう約束だったからな」
ラケシス 「…エルト兄様は私にやらせてくれる所か見せてくれる事も無かった…」
シグルド 「うむっ、まだラケシスには早いとか言っていたからな」
ラケシス 「でも私だってもう17です!
      兄様は私が中毒に陥らないよう心配したのでしょうけど、私だっていつまでも子供ではありませんわッ!!」
シグルド 「お、落ち着いてくれラケシス!……とにかくちょっとだけ待ってくれ」

エリンシア「……フムフムッ……」
ミカヤ  (部屋のドアの前で耳をすませて盗聴ーッ!なんちゅうベタな…(汗)
エリンシア(それよりも二人の会話の内容は…)
ミカヤ  (コレはまさか…)
エリンシア(…い、いえ流石に決め付けるのは早計ですから、もう少し様子を見ましょう)

シグルド 「…ほらっ、これがラケシスが知りたがっていたものだ」
ラケシス 「!…まぁ(ミカヤハオレガマモル!)…これが…(ミノホドヲワキマエヨ)ス…!」

リーフ  「(ブバァァァァァァッ!)」
マルス  「(・∀・)ニヤニヤニヤニヤ」
エリンシア(リ、リーフちゃんにマルスちゃんいつの間に!!?)
マルス  (何か面白そうな事をおきてる現場には、僕はすぐに駆けつけるのさ!!)
ミカヤ  (それよりも外が騒がしいわね…パージッ!)
サザ・漆黒「何か突然パージgアッー!」
エリンシア「と、とにかく早く続きを聞きましょ…!」

146 :2/3:2010/02/10(水) 12:00:43 ID:0f7J/+LD

ラケシス 「……こ、こうすればいいのかしら…?」
シグルド 「そうだな。こういう棒の扱いは慎重に行わないといけないぞ。
      ……ほぉ…初めてにしては中々うまいじゃないか。
      むしろ気持ちいい位だ」

リーフ  「(ブバァァァァァァァァァァッ!)」
マルス  (これは間違いないね、これは間違いないね!!)
エリンシア「…やっぱりシグルドお兄様は…」
ミカヤ  (不確定だとはいえ、ディアドラさんという恋人(仮)が居るのに…)

ラケシス 「!!……あああぁぁぁっ!!…悔しいわ」
シグルド 「ハハハッ、これで終わりだな!」
ラケシス 「くぅ…こんなに早くいってしまうなんて…」
シグルド 「ふっ、気にするな。初めてにしては上出来だったぞ?
      …流石はエルトシャンの優秀な妹…と言った所かな」
ラケシス 「////」

リーフ  「(ブバァァァァァァァァァァッァァァァ!)……ゴンッ!」
マルス  (リーフの奴、クジラの潮吹きみたいに鼻血を出したら反対側の壁に頭をぶつけるとかwパネェwwww)
エリンシア(とりあえずシグルドお兄様とラケシスちゃんの婚約届けを用意してきますわ)
ミカヤ  (…待って、まだ終わってないわよ)

ラケシス 「……も、もう一回ですわ!今度こそは勝ってみせますわよ!!」
シグルド 「よし、その意気だラケシス、もう一回だ」

へクトル (…おっ、シグルド兄上の部屋の前に、マルスにエリンシア姉上にミカヤ姉上が…
      そして何故か血の海に浮かんでるリーフが居るなw)
三人   (続きが気になってヘクトルが近づいてきた事に気づいてない)
ヘクトル 「何か盗み聞きしてるな…よし、俺も一緒n…(バランスを崩す)オワァ!!」
三人   「!!…ウワアアアァァッ!!!?」

ドンガラッシャーンッ!!!(四人もろとも部屋の中に流れ込む)

シグルド 「そう、そこだラケシス。そこでL字のブロックを左に置けば二列同時に…ん?皆何やってるんだ?」

エリンシア「ヘクトルちゃん自重ですわ!」
マルス  「ちくしょぉぉ!デブローチャの所為でせっかくのドキドキギシアン実況生中継g……ってあれ?」

シグルド 「なんだみんなしてポカーン(゚Д゚)な顔をして」
ミカヤ  「えっ、あ、いや、シグルドが何をしているのか気になって…」
ラケシス 「シグルド様のパソコンで、テトリスを遊んでましたわ」

147 :3/3:2010/02/10(水) 12:02:11 ID:0f7J/+LD

~再現VTR さっきの真実~

ラケシス 「それではシグルド様、『アレ(テトリス)』を見せて下さい」
シグルド 「んっ、ああ、分かってる…そういう約束だったからな」
ラケシス 「…エルト兄様は私に(テトリスを)やらせてくれる所か見せてくれる事も無かった…」
シグルド 「うむっ、まだラケシスには早いとか言っていたからな」
ラケシス 「でも私だってもう17です!
      兄様は私が(ゲーム)中毒に陥らないよう心配したのでしょうけど、
      私だっていつまでも子供ではありませんわッ!!」
シグルド 「お、落ち着いてくれラケシス!……とにかくちょっとだけ待ってくれ」
(中略)
シグルド 「…ほらっ、これがラケシスが知りたがっていたものだ」
ラケシス 「!…まぁ…これが…テトリス…!
      私からこんな面白そうなゲームを隠していたなんて、酷いですわ」
(中略)
ラケシス 「……こ、こうすればいいのかしら…?」
シグルド 「そうだな。こういう棒の扱いは慎重に行わないといけないぞ。
      棒は場合によっては最高4列まで一度に消せる重要なブロックだからな。
      ……ほぉ…初めてにしては中々うまいじゃないか。
      (列を一気に消している様は見ていて)むしろ気持ちいい位だ」
(中略)
ラケシス 「(詰んでゲームオーバー)!!……あああぁぁぁっ!!…悔しいわ」
シグルド 「ハハハッ、これで終わりだな!」
ラケシス 「くぅ…こんなに早く(ゲームオーバーまで)いってしまうなんて…」
シグルド 「ふっ、気にするな。初めて(プレイした)にしては上出来だったぞ?
      …流石はエルトシャンの優秀な妹…と言った所かな」
ラケシス 「////」
シグルド 「…所でこれで終わりにするのか?」
ラケシス 「……も、もう一回ですわ!今度こそは勝ってみせますわよ!!」
シグルド 「よし、その意気だラケシス、もう一回だ」

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エリンシア「…こ、これは…!」
セネリオ 「酷い有様です」
ミカヤ  (シグルドが相手が誰だろうと有無言わさず結婚出来るチャンスだと思ったのに…orz)
マルス  「蓋を開けてみれば何てことはない、割と微笑ましい光景…」
女性二人 「何か恥ずかしくなってきた。結婚の事はしばらく考えない事にするわ」

リーフ  「ホント、童貞と結婚推奨派の妄想は地獄だぜ! フゥハハハーハァー!」

終わりでござる
テトリスをプレイしてたら無性に書きたくなって書いたが、反省はしてる