眼下の敵
1
再び脇役が失礼します、ジャンヌです。
いきなりぶっちゃけちゃいますが、どうも私はアルム君を好きになってしまったようです。
ここんところたまーに遊びに行ったり話しをしたりしてたんですが、
ソリが合うんでしょうね。
気がついたら…って感じです。
さて、そこで出てくるのがセリカさん。
はい、はっきり言ってアルム君とはラブラブです。
私の入る隙間なんかありゃしません。
でもですね。2人は兄妹なわけで…すなわちこれはKINSHINだったりするわけです。
なんて言うんですかね。
ほら…FEにKINSHINカップル数あれど、原作的なことをいえば結局ゴールインしたのなんてアルヴィスさんとディアドラさんくらいなわけで…
大抵の人はどっかで諦めて他の相手とカップリングしてるわけです。
それを思えば私にもちょっとくらいはチャンスがあるかなー……なんてね。
いや、わかってるんです。
脇役も脇役、一般人Aであるところの私が影薄いとはいえ主人公であるアルム君とカップリングしようなんてのは高望みもいいとこです。
しかも主人公であるセリカさんを押しのけて…ですよ?
でも、私だって人生で一度くらい輝いてみたいじゃないですか。
これでも初恋だったりしますし、脇役だって主役に遠慮することはないはずです。
はい、私頑張っちゃいますよ。
身の程知らずにも主役食っちゃいます。(エッチな意味じゃありませんよ?)
やります。セリカさんからアルム君を奪っちゃいます。
正直自信はありませんが当たって砕けろです。
97 :眼下の敵:2010/02/07(日) 16:46:36 ID:MX5jtMVd
2
さて、好感度を上げるには何はなくとも隣接です。
聖戦恋愛システムの血が教えてくれます。
私はこっそり兄弟さんちに忍び込みました。
セリカさんに見つかったら殺されてしまいます。
やっぱり屋内だと外よりは多少なりとも目立ちます。いつもどおり庭から進入。
あ、いました。
アルム君は菜園のお世話をしてますね。
そばにセリカさんもいます。
アルム「ふぅ…一休みしようかセリカ?」
セリカ「そうねアルム、少ししたらお昼にしましょ、サンドイッチを用意したの」
アルム「楽しみだなぁ、セリカのサンドイッチ美味しいもんね」
セリカ「嬉しいアルム…」
アルム「セリカ…」
キャッキャッウフフ
わー仲良しだなぁ…ティルフィングが飛んでこないあたり、たぶんシグルドさんはAKJと交戦中ですね。
さっそくジャブをもらったような感じですが、一大決心した以上、私だって負けてません。
さりげなく気配を消してアルム君に隣接します。
セリカさんもアルム君も気付いてませんね。
同類のアルム君ならそろそろ気付くでしょう。あ、こっち見た。
私は小さく手を振りました。
アルム君てば焦ったような顔してます。
やっぱセリカさんに誤解されたくないんでしょうね。傷つくなぁ…
それでももう来ないでくれーなんて言わないあたりが優しいですね。
あるいはこういうことに慣れてないだけかもしれませんね。
(私だって慣れてないですけどね。他の人には存在すら気付いてもらえませんし)
モテる人の多い兄弟家にあって、セリカさんの他に嫁候補のいないアルム君。
およそ女の子がよってきた経験もないんでしょう。そもそも存在すら知られてませんし。
アルム君には悪いけどその優しさに付け込ませてもらいます!
そーでもしなきゃセリカさんには勝てそうもありません。
私はひたすらセリカさんの視界を避けつつ、アルム君に隣接します。
直視されなきゃ隣にいたって気付かれません。
セリカさんに気付かれたら一時撤退の予定です。
アルム君ごめんなさい。お仕置きライナロックを食らったらあとでリライブしてあげますからね。
98 :眼下の敵:2010/02/07(日) 16:47:20 ID:MX5jtMVd
3
やがてセリカさんが家に入りました。
アルム君にお弁当を持ってきて上げるつもりのようです。
そこでようやくアルム君は私に声をかけてくれました。
あ、背中に冷や汗タラタラしてます。よほど緊張してたんでしょうね。
セリカさん問答無用ですもんね。
アルム「や、やぁジャンヌ…何か用かな?」
ちょっとすねちゃいます。
ジャンヌ「用事がなければお友達に会いに来てはいけませんか?」
アルム「そ、そうじゃないけどさ…セリカにまた誤解されたら…」
女の子前にして他の子の話ですか、そうですか。
ジャンヌ「あら、お友達同士が会うのに妹さんに(ここ強調)なにか誤解されることがありますか?」
あ、口ごもっちゃいました。
本当に口下手というか、こういうところが純朴というか…ふふ/////
ちょっと意地悪しちゃいました。
しかしまるっきりこういうことに慣れてない私にすら振り回される辺り、
本当にアルム君は女の子に慣れてないというか…田舎くさいというか…その辺りが気に入っちゃった私が言うのもなんですけどね////
アルム「そ…そりゃそうかもだけど…こないだのこともあるし…」
うーん、本格的に困らせちゃったようです。
ですがこのくらいではいそうですかと帰るつもりもなかったりします。
ジャンヌ「いいじゃないですか、この機会に妹さん(しつこいですが強調)にも紹介してくださいよ」
間違ったことは言ってませんよね、アルム君はあぅあぅしてます。
さりげに隣のポジションをキープしちゃいます。わ、ちょっとドキドキしちゃいますね/////
あ、そんなことしてたらセリカさんが戻ってきました。
はい、私を見るなり怒ってます、さすがにこないだみたいにいきなり攻撃はしませんでしたが。
(その時は一時撤退の予定でした)
セリカ「へーぇ、アルム…仲が良いのね?…」
げっ怖い…ええぃ私だってここでビビッてられません。
隣のアルム君なんて可哀想なほど青ざめちゃってますけど。
99 :眼下の敵:2010/02/07(日) 16:49:11 ID:MX5jtMVd
4
アルム「セセセセセセリカ、あのねこれはね、あああくまでも友達で……」
もっと堂々とすればいいのに…そううろたえるとかえってうしろめたく見えますよ?
今のところはそういう事実はないわけですしね。
さ、私も自己紹介しましょうかね。宣戦布告しちゃいますよ。
ジャンヌ「ええ、アルムのお友達のジャンヌです。アルムから話は聞いています。
よろしくお願いしますね、妹(思いっきり強調)のセリカさん?」
こめかみがヒクついてますね。
あわわ……なけなしの勇気を総動員しちゃいますよ!
セリカ「ふーん、そーぉ、アルムってば私の知らない間に随分素敵がお友達ができたのね?」
アルム「いや、まあ、その…」
この2人の力関係はよーくわかってます。
とても仲良しですけど、基本的にはセリカさんがアルム君を尻に敷いています。
ジャンヌ「ええ、とっても仲良くしてもらってますよ。ね、アルム君?」
さり気に手なんか握っちゃいます/////
あ、やっぱり掌、大きいんですね。重労働に鍛えられただけあります。
セリカ「なによアルムの馬鹿ーーーーーーッ!!!!!」
うわ、やりすぎた!?
セリカさんがキレましたっ!!!
アルム「ちょ…セリカ落ち着いて…ギャーーーーッ!」
とんでもない威力のライナロックです!?
アルム君が燃えました。最後の断末魔がちょっとリーフ様に似てましたね。
…ってそんな事考えてる場合じゃないです。続けてこっちを狙ってます!?
セリカ「燃え尽きなさいこのドロボー猫!!!!」
やばっ!?
フェードアウトフェードアウト…よし、見失った…
セリカ「えーいどうせ近くにいるんでしょ!!!!
そりゃそりゃそりゃーーーーーー!!!!」
うわ、乱射し始めた!?
たちまち兄弟さんちが炎上します。なんだかごめんなさいエリウッドさん……
…とにかくこのままでは火に巻かれてしまいます。退却退却…っと。
できればアルム君を私のリターンで助けて上げたいところですけど、リターンでは家の中に帰って燃える羽目になっちゃいます。
もっと杖レベルがあればワープとか使えるのになぁ…
私は脱出の間際、セリカさんの視界を迂回しつつ(なんかメタ○ギアみたいですね)
倒れているアルム君にせめてものリライブをかけてから逃走しました。
後で聞いた所によればエリウッドさんは胃に穴が開いてエーディン先生のお世話になったとか…ごめんなさい。
100 :眼下の敵:2010/02/07(日) 16:50:02 ID:MX5jtMVd
5
さて兄弟さんちがグレイル工務店の皆さんに再建されてから数日後…
私は再び潜入ミッションを開始しました。
セリカさんへの宣戦布告はすみました。
基本方針はやはり発見を避けつつアルム君とお近づきになることです。
…あ、庭に葉っぱ(リーフ様じゃないですよ?)がばら撒かれてます。
歩けば足音がするってわけですか…やりますねセリカさん…
それじゃあ、裏から塀をつたって壁を登り…なんかヒーニアスさんみたいで嫌だけど…
…っと、噂をすればそのヒーニアスさんが壁を登ろうとしてます。
またエイリークさんの部屋を目指していますね。
あっ!?
壁から槍が突き出してヒーニアスさんが串刺しに!?
ヒーニアス「アッー!タスケテエイリーク!」
封印の神殿にこんなトラップありましたね…私が見えないならトラップ勝負というわけですか…
庭も駄目…裏も駄目…ならば玄関です。
誰かが出入りした時にさり気無く進入します。
屋内は幾分か発見されやすくなりますがやむをえません。
ヘクトル「あ~腹減った…っと、いけねぇ…減量中だ…」
おや、向こうからやってきたのは兄弟さんちのヘクトルさん。
ジョキングしてきたみたいですね。ダイエットのようです。
よし、あの体格の裏に隠れて潜入しましょう。
私はぴったりヘクトルさんの真後ろについて玄関をくぐり進入に成功しました。
ヘクトルさんてば気付いてません。ここまではOKです。
そのままそろそろと廊下を移動…ですがヘクトルさんは自室を目指してます。
それほど広い家ではありませんし、2人の部屋はそんなに離れていません。
ヘクトルさんが部屋に入る時に素早く分離してアルム君の部屋を訪ねましょう。
セリカさんがいる可能性がありますが、部屋の扉は薄いですし、中からの声で察知できるでしょう。
ヘクトル「うう…やっぱ腹減るな…我慢だ…」
さっきから盛大にお腹を鳴らしていますね。
お陰で元々小さい私の足音が完全に書き消えます。これはいいカモフラージュ、ヘクトルさんGJ!
リリーナ「だめよ!減量なんてボクサーじゃあるまいし不健康よ!
むしろ相撲取りにならってどんどんNIKUをつけなきゃ!
さぁリリーナ特製特濃超高カロリーちゃんこをめしあがれ!」
なんと、居間からリリーナさんがちゃんこ鍋をもって飛び出してきました。
うわぁ味付け濃さそう…だけどお腹減ってる身にはこの匂いは堪らないだろうなぁ…
ヘクトル「ゴクリ……」
リリーナ「ふふふ、ほ~れほれ…この匂いを嗅いでガツガツ食ってゴロゴロ寝るのよ兄様…
そして素敵なぷよぷよぷるぷるZEINIKUに…じゅるり…」
うちわで匂いをヘクトルさんのほうに扇ぐリリーナさん。
こちらはこちらで別の妄想をしてよだれを垂らしてますね。
ヘクトル「ま…まぁせっかく作ってくれたんだし無駄にしちゃいけねぇよな…」
あっさり我慢できなくなったヘクトルさんはリリーナさんと居間に消えていきました…
うわやばっ!?
カモフラージュがなくなった?
いくら私とはいえ、遮蔽物のない廊下で直視されたら認識されてしまうかもしれません!
万一セリカさんが来たら…私は壁に背をつけてソロソロと歩きます…
101 :眼下の敵:2010/02/07(日) 16:50:44 ID:MX5jtMVd
6
抜き足差し足忍び足っと…さすがに屋内にはトラップの類はないようですね…
いくらセリカさんでも家族が罠にかかるような真似は…
リーフ「…トイレトイレ」
あっ部屋からリーフ様がっ!?
その時リーフ様の足元からカラカラと物音がっ!
リーフ「ん…なんだこりゃ…鳴子?」
その瞬間壁向こうからライナロックがっ!?
リーフ「アッー!コノヒトデナシー!」
私はとっさに近く扉に飛び込みました!
南無三!
…そこは物置でした…誰もいません…よかった…
扉に耳を当ててみますとセリカさんの声がします。
セリカ「なんだリーフか…あのドロボー猫かと思った…家に燃え移るから外に放り出しとこ」
あ…危なかった…
こうなるとうかつに室内も歩けませんね、ですが私だって負けてませんとも。
多分警戒心を強めたセリカさんはアルム君と一緒にいる可能性が高いです。
元々しょっちゅう一緒にいる2人ですしね。
ですがトラップが鳴るたびに対応してるなら…
廊下が静かになるのを待ってそっと倉庫を出ます。
まずセリカさんはアルム君の部屋にいると見ていいでしょう…
さて周囲をよーく観察…よく見ると細いワイヤーのようなものが足元程度の高さに張られていますね。
あれに足をかけると鳴子が鳴るわけですね。
アルム君の部屋の前付近の廊下を中心としてるようです。
私は倉庫で見つけた手槍をワイヤー目掛けて投げつけます。
私の技術じゃ上手いこと槍先を当てて切断は出来ませんが、それでも長い柄がワイヤーを引っ掛けて
派手に打ち鳴らされます。
予想どおりライナロックが飛んできますね。
さっと倉庫に身を隠しつつ、扉の隙間より様子を観察。
やはりアルム君の部屋からセリカさんが出てきました。
セリカ「なによ手槍?
エフラム兄さんが槍投げの練習でもしたのかしらね…」
ブツブツ言いながら踵を返します。今がチャンス!
気配を消した私はセリカさんの背についてアルム君の部屋に入りました。
102 :眼下の敵:2010/02/07(日) 16:51:57 ID:MX5jtMVd
7
アルム「ねぇセリカ…そんなに神経質にならなくても…」
セリカ「だめよ!あのドロボー猫、影が薄いのを利用してどこからアルムを狙ってくるか…」
あ、ムカ。
ドロボー猫はひどいですね。私とアルム君ならKINSHINと違ってまっとうなカップルになるというのに。
影が薄いのを利用してるのはまったくその通りですけど。
…ってかアルム君を狙ってるとかあんまり言わないで欲しいもんです。
そういう感情は本人に直接言いたいですしね////
さてここからは強行手段ですよ。
私はセリカさんを背後からスリープの剣(この日のためにバイトして買いました)で突付きました。
セリカ「あふ…」
アルム「セリカ?」
さらにセリカさんをリターンの杖で自室に強制送還します。
起きて部屋から走ってくるまで6~7ターンくらいでしょうかね。
トラ7仕様のスリープの剣だったらよかったんですけど手に入らなかったんですよね。
アルム「じゃ、ジャンヌ…一体何を」
ジャンヌ「来ちゃいました。セリカさんが会わせてくれそうもないからちょっと強引でしたけどね」
後ろ手でさりげなく施錠っと…合鍵を持ってるでしょうけど、これで1ターンは稼げます。
さ、一世一代の大勝負ですよ。ああドキドキしちゃってますね///////
私はすっかり同様しているアルム君に歩み寄りました。
わ、なんかとんでもないことしてる気がしますよ/////
アルム「あ…あのー…一体どういう用事で…」
はい兄弟さんちはニブい人が多いのは分かってます。
遠まわしはいけませんね、勘違いしようもないほどストレートにいかなきゃ。時間もあまりないことですし…
できればこういうのはゆっくり話したいところですけど仕方ありません///////
103 :眼下の敵:2010/02/07(日) 16:52:43 ID:MX5jtMVd
8
ジャンヌ「はっきり言っちゃいます。私、アルム君が好きです」
あ、言っちゃった///////
わぁ…な、なんでしょう。心臓が早鐘みたいですよ//////
アルム「え…いや…あぅ…その…」///
焦ってます。
少し頬が赤く見えるのはやっぱ慣れてないからなんでしょうけど、少しは私に気があると思いたいところです。
それにしてもよかった…ちゃんと伝わりました…
アルム君はニブいですけど兄弟さんちじゃ比較的常識人ですし、トンデモ解釈はありませんでした。ホッ…
やっぱりこういう時はストレートなのが一番みたいです。
アルム「で…でも…僕はその…」
乙女の直感が伝えています!
否定形の言葉を言わせてはなりません!
ジャンヌ「ええ、わかってます、セリカさんのことですよね?
アルム君と強い絆で結ばれてることも感じます。
でも私だってセリカさん以上にアルム君を想っているつもりですよ」
先回り先回り…しかしさっきから頬は紅潮してますし、心臓バクバク頭もテンパッてますのに、
どこかに冷静な自分がいる感じがしますね…性分なんでしょうね。
アルム君てばなんて言っていいかわからなくなっちゃってます。私はアルム君の隣に腰を下ろしました。
階段を駆け下りる音がします。予想より早く起きちゃったみたいですね。
恐るべしっ!
ジャンヌ「すぐお返事してなんて言いませんよ、今日は私の想いを伝えたかったんです」/////
ぶっちゃけ私ずるいです。
アルム君はきっとセリカさんのほうが好き。
だから断りの言葉を聴きたくなくてお返事を封じちゃうんです。
でも…少しでも私を意識しててくれれば…
そこからは体が勝手に動いちゃいました……アルム君の頬に両手を添えて…あわわ//////
アルム君の唇はどこかお日様の香りがしました……
呆然とするアルム君。
きっとセリカさん以外とキスしたことないんだろうなぁ…
でも私だって初めてですよ。
ジャンヌ「ふふ、ファーストあげちゃいました」//////
やっぱり私ずるいです。
きっとアルム君は困るでしょうけど…
…やっぱり耳まで赤くしてパニクッていますね。
ある意味アルム君が混乱してくれてるから、まだ落ち着いていられる気がします。
104 :眼下の敵:2010/02/07(日) 16:53:56 ID:MX5jtMVd
9
セリカ「コラーーーーーーーッ!!!!
よくもやったわねーーーーーーッ!!!!」
セリカさんが扉を蹴破りました。ど、どうやら引き際のようです。
でも駄目押ししちゃいますよ。こうでもしないとセリカさんには勝てそうもないですからね。
ジャンヌ「えへへ、もう一回(ここ強調)してあげますね」
そして私はアルム君の頬に唇を押し当てました//////
わぁぁ…/////////
しかし我ながらよくこんな悪女みたいなことができますね…////////
あぅぅ…自分のことでなんですが男の人が女の子って怖いものだって言うのがわかるかも…
セリカ「あーーーーーーーーーーっ!?」
アルム「くぁwせdrftgyふじこlp」
さ、色々限界ですし脱出です!
ジャンヌ「妹さん(強調)が騒がしいですから今日は帰ります。
今度は2人でゆっくりとおしゃべりしましょうね」
それっリターンリングッ!(これもバイトして買いました。私だって頑張っちゃってるんです)
最後の言葉はむしろセリカさんに向けた言葉だったかもしれません。負けませんよ。
轟く炎とアルム君の断末魔だけは申し訳ない気持ちでいっぱいになりましたけど…
さて、そんなこんなで自宅に帰ってきた私。
わぁぁぁ…すっごいです。心臓パンクしそうですよ…/////////
あぁぁあぁあああ……我ながらよくあんなことができたもんです……///////
顔真っ赤ですよ。頭がボーッとします……
なんか緊張感から解き放たれたら色んなのがドッときた気がします…
えっと、上手く言えなくてすみません…自分でもよくわからないので…///////
あうあう…アルム君の唇…あぁあぁああああぁあぁ////////
結局その晩は眠れませんでした…
アルム君も同じようにドキドキしててくれたらいいな…なんて///////
後日知ったことですが、アルム君はこの時ミラ教の異端者審問室で口に出すのも憚られる恐ろしい目に…
私の恋敵はとんでもない強敵のようです。
でも負けません。このことだけは私、脇役で黙ってたりはしませんよ。
もう一度言いますが主人公押しのけちゃいますから。
終わり