ロイ 「いやしかし、マナさんは本当に献身的だね」
アルム 「そうだねロイ。いくら好きだからって四六時中セリス兄さんをガードだなんて……並大抵の業じゃないよこれは」
ラナ 「異議あり!」
ユリア 「です」
ロイ 「あ、ラナさんにユリアさん。こんにちは」
アルム 「異議ありって、何について?」
ラナ 「もちろん、マナが四六時中セリス様を護衛しているという件について」
ユリア 「お二人とも、>>208-216をよく見てください。皆さんがお家を尋ねたとき、マナは家にいたんですよ?
作中で既に『四六時中ガード』しているわけではないと証明されているじゃないですか!」
アルム 「うーん、言われてみればそう……かな?」
マルス 「ところがそうでもないんですよねえ」
ロイ 「うわ、どっから出てきたのマルス兄さん」
ラナ 「そうでもない……?」
ユリア 「と、仰いますと?」
マルス 「うん……おっと、ちょうどいいところにちょうどいい人が」
ラナ 「あ、セリス様……」
ユリア 「……またユリウス兄様と一緒に……!」
ロイ (……ユリウスさんイ?`、マジイ?`)
マルス 「いいですか皆さん、今から僕がセリスに向かって石を投げますから、よーく見ておいてくださいね?」
言いつつ、マルスはユリウスと雑談しながら歩いてくるセリスに向かって投石。
石は見事な放物線を描いてセリスに命中……かと思いきや。
ロイ 「あ、消えた!?」
アルム 「ということは……またマナさんが弾き飛ばしたのか!?」
ユリア 「そんな、一瞬前までどこにも気配は……!」
ラナ 「……そういうこと、か……!」
ぎりっ、とラナが歯軋りをする。
ユリア 「どういうことなの、ラナ?」
ラナ 「……わたしはさっきの一瞬、この目でしかと見たわ。
セリス様に石が当たる寸前、超高速でリワープしてきたマナが石を弾き飛ばして即座に再リワープするのをね……!」
ロイ 「な、なんだってーっ!?」
マルス 「そう……あれがマナ流セリス護衛術がその五、『オートリワープ』さ!
セリスに危害が及びそうになると一瞬でリワープしてきて一瞬で立ち去る必殺技だよ!」
アルム 「どういう仕組みなのそれ……」
ラナ 「くぅっ……マナめ、ただの地味子だと思っていたらなかなかやるじゃないの……!」
ユリア 「こうしてはいられません、わたしもセリス様をお守りするために何かしなくては……! あとニイサマシメル」
ロイ 「……セリス兄さんの護衛態勢が本人の知らぬ間に着々と強化されていく件」
マルス 「あの防壁にアイク兄さんをぶつけたらどうなるか……wktkが止まらねえ!」
アルム 「マルス兄さん自重」