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Last-modified: 2012-09-01 (土) 13:42:37

313 :夏だ!海だ!兄弟家だ! 1日目(夕) 1/2:2010/08/10(火) 10:12:26 ID:Jg0LRAcl

タリスのビーチが夕日で赤く染まる頃…幼女形態のユンヌが叫んだ
ユンヌ「ここには情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さそしてなによりも…」
マルス「いきなり現れて何言ってるんですかあなたは…」
ユンヌ「混沌(カオス)が足りない!!もっとハプニングが必要よ!」
ミカヤ「いや、旅行ぐらいのんびり平和がいいんだけど…」
ユンヌ「うるさい!負の女神の力を見なさい!」

その時であった、女神が力を発動したのは…
そして周りから様々な人の叫び惑う声が聞こえてくる

イリオスは焦っていた。いきなり海パンが脱げたからだ
オルエン「あれ?イリオスどうしたの?」
イリオス「ななな何でもねえよ!」
オルエン「ふーん…」
イリオス「(落ち着け…落ち着くんだ俺…まずは海パンを探すんだ…)」
オルエン「やっぱり変だよ」
イリオス「いいや!大丈夫だ!?大丈夫だからこっち来んな!」
オルエン「……酷い…そこまで言わなくたっていいじゃない…」
イリオス「あ…言い過ぎた…すまん(泣くな!!泣きたいのはこっちだ!)」
オルエン「イリオスの馬鹿ァァァ!!」
イリオス「お、おい!オルエン!?待てよ!」
フレッド「貴様…覚悟はいいな…?」
イリオス「いや待て!!誤解だ!てかちょうどいい!助けてくれ」
フレッド「問答無よ…う……貴様…海パンはどうした?」
イリオス「脱げた。だからオルエンにこっち来んなって言ったんだよ…」
フレッド「………とりあえず探そうか…」
イリオス「…ああ」

ナンナもまた焦っていた…理由はイリオス同様水着が消えたからだ
幸い岩が多い地帯のため岩の影にいればばれずにすむのだが…
リーフ「あれ?どうしたのナンナ?みんな先行っちゃったよ?」
ナンナ「ちょ、ちょっと先に行ってて!(な、何でトップスが!?)」
リーフ「いや、ナンナを置いて行く訳にもいかないよ」
ナンナ「お、お願いします(こ、こんな時に優しくされても…)」
リーフ「大丈夫?何かあったんじゃないの?」
そう言ってナンナのいる岩に近づくリーフ
ナンナ「……リーフ様…お願いします……」
リーフ「うーん…やっぱり不安だよ。ナンナはもっと元気なはずだよ?」
ナンナの必死の懇願も虚しくリーフは岩の横に来た
リーフ「大丈夫?怪我したんなら連れていくけど」
ナンナ「い、いえ、大丈夫です!」
リーフ「そう…?やっぱり怪しいよ。ちょっと見せt…うぉわっ!?」
ナンナ「大丈夫でs…きゃっ!!」
ナンナに近づく途中で岩の苔に滑って転ぶリーフ…
ちょうどナンナのことを押し倒すような形で…
リーフ「…いたた…大丈夫ナン…ナ………」
ナンナ「大丈夫です………あ……」

314 :夏だ!海だ!兄弟家だ! 1日目(夕) 2/2:2010/08/10(火) 10:14:32 ID:Jg0LRAcl

リーフの思考はフリーズした。何せナンナはトップスを着けてない
しかも押し倒すような形で転び、思いっきり見えた訳だ
未成熟ながらも年相応に膨らみ始めた双丘を…
リーフ「……………………………………………………………」
ナンナ「…………」
泣きそうになっていたナンナが思いっきり叫ぼうとした瞬間
リーフ「………ブバァァァ!」ガクッ
鼻血を思いっきり放出したリーフは気を失って倒れた
ナンナ「あ、ちょ!リーフ様!?しっかりしてください!?」
そしてたまたま遅れていた2人を気にしたサラが戻ってくる
サラ「…あら、お邪魔だったわね」
ナンナ「サラ!?ち、違うの。これには深い事情があるの!?」
サラ「わかってるわ。リーフを独り占めしたかったのよね」
ナンナ「ちっがぁぁう!!」

ユンヌ「ふっふっふ…この叫び声こそ混沌よ!」
ユンヌはビーチで高らかに笑っていた
マルス「くっ…武器もメダリオンもないから捕まえられない」
ユンヌ「ふっふっふ!!私を捕まえれるものなら捕まえて…ふぎゃ!?」
調子に乗っていたユンヌに何者かがドロップキックを鮮やかに決める
続いてうずくまるユンヌの腕を掴み腕ひしぎ逆十字を決める
ユンヌ「痛い!?痛い!?こ、この関節技は…」
リン「よくもフロリーナをあんなめにあわせたわね…」
ユンヌ「痛い…痛いわ!?」

フロリーナは水着を岩に引っ掛けて破れてしまい羞恥心のあまり気を失った
幸いフロリーナの胸はヘクトルに見られる前にリンが咄嗟に
ヘクトル首を絞め、ヘクトルの意識を落としたので無事だったが
他にも海賊に囲まれたヒーニアスや足をつって溺れかかるシグルド
こっそりアルムに接近していたジャンヌと排除しようとするセリカ
セリスがいないうちに互いに死闘を繰り広げるラナとユリア…etc
とにかくビーチは昼間と違い混沌に包まれていた

リンに関節技をかけられ、折られる寸前でユンヌがようやく解除
すっかり夕日が沈んだビーチにようやく平和が戻ったのであった

マルス「はぁ…最後の最後で疲れたね…」
リン「本当ね…」
ロイ「でも楽しかったよ?」
セリス「うん、ユリアもラナも仲良かったし」
リーフ「………(どうしよう…ナンナを見るのが恥ずかしい…)」
ヘクトル「何で俺、急に意識を失ったんだろう…?」
エリウッド「はしゃぎすぎたんじゃないの?」
シグルド「くっ…あそこで足をつるとは…いてて」
エフラム「ターナもすっかり子供の世話がうまくなったな」
エイリーク「ヒーニアス様…海賊に何故囲まれたのでしょうか?」
アイク「うむ、いい修業だったな」
エリンシア「兄様は相変わらずですね」
ミカヤ「早く温泉に入ってのんびりしたいわね」

1日目(夜)に続く