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Last-modified: 2012-09-01 (土) 14:07:24

446 :夏だ!海だ!兄弟家だ! 2日目(夕) 1/5:2010/08/18(水) 04:46:41 ID:SqvEQfeJ

最初にバーベキュー会場に着いたのは海組のエリンシア達だった

ラーチェル「何だか私とエイリークがいなかった気がしますわね」
エイリーク「気のせいですよ。アルムじゃあるまいし」

アルム「………僕は影が薄くないよ!!」
セリカ「どうしたの!?」
アルム「いや、今叫ばなくちゃいけない気がして」

エリンシア「とりあえずバーベキューの準備をしましょう」
マルス「じゃあ僕とセリスは水を汲んでくるよ」
セリス「わかった、行こうマルス兄さん」
シグルド「なら私とアルヴィスは火をおこすか」
アルヴィス「ふん、貴様よりも早く火を着けてやる」
エイリーク「私は…これから来る野菜を切ります」
ラーチェル「なら私m…」
エイリーク「ラーチェルはみんなの誘導をお願い!」
ラーチェル「…エイリークの頼みなら…わかりましたわ」
シーダ「私は魚を捌きます」
ディアドラ「あ、私も手伝います」

セリス「ところでヘクトル兄さんはどこ行ったの?」
シグルド「…そういえば途中からビラク氏に追われていたような…」
マルス「ああ、ヘクトル兄さんならビラクさんに追われて逃げてたね」
セリス「そのあとは?」
2人「「ごめん、知らない」」
その頃ヘクトルは…
ヘクトル「だぁぁぁ!?来るな!俺について来るな!」
ビラク「待ってよへっきゅん!俺と一緒に突き合おうぜ」
ヘクトル「お前が言うと洒落にならねえんだよ!!」
タリス近海で追いかけっこをしていた…
ヘクトル「誰か助けてぇぇ!!」
ファリナ「しょうがないわね…」
フロリーナ「ヘクトルさん、これに捕まって!」
ペガサスに乗った2人がヘクトルに縄梯子で救助した
ビラク「あ!ずるいよへっきゅん!!逃げないでー」
ヘクトル「た、助かった…2人ともサンキュー」
ファリナ「ふ、ふん。帰ったら何か奢りなさいよ」
フロリーナ「ところであの人鮫に追われてますがいいんですか?」
ヘクトル「奴は不死身だ。放っておいて飯を食べに行くぞ」
 鮫
鮫ビ鮫
 鮫
ビラク「ちょ!?素手で鮫に勝てるわけないよ!!助けてへっきゅん!」

続いてミカヤ達の米が到着した
ミカヤ「あら、もう準備してるのね。今手伝うわ」
エフラム「俺達は米でも炊くか」
ミルラ「…これが飯盒ですか」
チキ「変なかたちー」
ファ「なんでー?」
イドゥン「何故ですか?」
ヒーニアス「この形なら一本の棒でより多く重ねられるからだとからしいぞ」
ターナ「あら?私は携帯する時に身体にフィットするからって聞いたけど…」
ソフィーヤ「どっちの話も本当っぽいですね」
アルム「おかしいな。こういう時にはルーテさんg…って!?」
セリカ「ルーテさん…大丈夫?」
ルーテ「私…優秀…ですから…」
サザ「米を運んでたらダウンしたみたいだな」
ロイ「あ…ごめん。僕達の代わりに…」

447 :夏だ!海だ!兄弟家だ! 2日目(夕) 2/5:2010/08/18(水) 04:47:34 ID:SqvEQfeJ

倒れたルーテをターナ達が介抱している頃に山メンバーが合流する
アイク「待たせたな。ほら、これが戦果だ」
エリウッド「途中から猪も逃げ出してたよ…」
ワユ「私も鹿を狩ったんだよ。まあ大将には負けたけどさ」
ミスト「結局お兄ちゃんは1人で倒すんだもん」
イレース「…お腹空きました」
リーフ「だからって僕に猪を止めさせるなんて…何度ひとでなしって言ったか…」
セネリオ「酷い有様でした」
サラ「痛がりながら叫ぶリーフ…素敵」ゾクゾク
ティニー「サラ…さすがにそれは…」
ミランダ「まあリーフだし」
ナンナ「大丈夫ですか?」
リーフ「…大丈夫。あんなのブラザーアーチよりは楽だよ」
リン「…リーフ…あんた…(血まみれの服で説得力ないわよ…)」
サナキ「それにしてもこの野菜もおいしそうじゃ」
ニニアン「はい…あの漆黒の騎士って人は優しかったですね」
エリウッド「あ、ああ…(あの人いったいいくつ仕事持ってるんだ?)」
フィオーラ「とりあえず皆さんで仕事を手伝いましょう」

ミルラ「わっ、泡が溢れてきました…」
エフラム「ミルラまだ開けてはダメだ」
チキ「はじめちょろちょろなかぱっぱ」
ファ「あかごないてもふたとるなー♪」
イドゥン「エフラムさん、詳しいですね」
エフラム「そうか?昔はよくエイリーク達とキャンプしたからな」
ロイ「あー僕も何回か行ったよね」
アルム「覚えてるなー懐かしい」
イドゥン「なるほど…今度うちも家族で行ってみます」
エフラム「そうか。なら帰ったらリーフのキャンプ関連の本を貸そう」
ロイ「………(さりげなく勝手にリーフ兄さんの本を貸してるね)」ヒソヒソ
アルム「………(まあリーフ兄さんだし仕方がないよ)」

セリカ「ルーテさん、大丈夫ですか?」
ルーテ「…はい、だいぶ元気になりました。優秀ですから」
ヒーニアス「熱中症の可能性もあるから無理しない方がいい。ほら、水だ」
ルーテ「すいません、ありがとうございます」
ターナ「ニニアンさんから氷貰ってきたよ。はい、どうぞ」
ルーテ「ありがとうございます…気持ちいい…」

サザ「ミカヤ、この貝はここでいいのか?」
ミカヤ「ええ、ありがとう。あとあの魚もお願い」
エリンシア「エイリークちゃん、そこの塩取って!」
エイリーク「はい、姉上!」
シーダ「こっちの野菜は下ごしらえ終わりました!!」
セリス「すごいね…」
マルス「うん…戦場だね…」
エリンシア「マルスちゃん、水頂戴!セリスちゃんは肉を分けて!」
マルス「は、はい!」
セリス「う、うん!」
下ごしらえをしている女性陣はもはや話し掛ける余裕がない
水を汲み終えたマルス達は頼まれるがままに仕事をするのだった

448 :夏だ!海だ!兄弟家だ! 2日目(夕)3/5:2010/08/18(水) 04:48:36 ID:SqvEQfeJ

下ごしらえが終わり各々がいろんな組み合わせで別れ、食べはじめた
そんな中大食い4人組は焼き上がるとすぐに肉を食べ始めていた
アイク「うまい」バクバク
イレース「おいしいです」バクバク
エフラム「あ、ヘクトル俺の肉取るな!」ガツガツ
ヘクトル「エフラム兄貴こそその肉は俺のだ!」ガツガツ

そんな4人をミカヤ、サザ、エリンシアは眺めていた
ミカヤ「あの4人はキャンプでも相変わらずね」
サザ「さすが団長としか言えないぜ…」
エリンシア「兄上やエフラムちゃん、ヘクトルちゃんは野菜食べてないわね…」

マルスはシーダとチキと一緒にシーダの調理した魚を食べていた
マルス「うん、この焼き魚おいしいよ。さすがシーダだね」
シーダ「マルス様のために頑張りましたから」
チキ「おいしいよ。これならマルスお兄ちゃんのいいお嫁さんになるね」
マルス「チ、チキ!? (///)」
シーダ「チ、チキちゃん… (///)」

フロリーナは皆から離れ、遠くからヘクトルを見つめていた
そんな親友の様子を見てリンは親友のところへ行ったのであった
リン「あれ?てっきりヘクトルのところに行くかと思ったのにどうしたの?」
フロリーナ「ヘクトル様以外の殿方が…」
リン「ああ、そうよね…ごめんね。とりあえず私と一緒に食べない」
フロリーナ「ありがとうリン。このサザエどうですか?」
リン「うん、おいしいわ」
フロリーナ「よかった」

ユリアとラナはセリスに自らが釣った魚を渡していた
ユリア「その魚は私が釣ったやつですわ。お、おいしいですか?」
セリス「うん、この魚はおいしいね。これも」
ラナ「それは私が釣ったやつですわ。お口にあって何よりです」
セリス「ユリウスにも食べさせてあげたいなー」

こちらにはルーテと看病していたヒーニアス、ターナがいた
ルーテ「ふぅ…ようやく熱中症の症状も治りました」
ヒーニアス「そうか。ならすまないが我々も宴に行かせてもらうぞ」
ルーテ「ええ、看病していただきありがとうございました」
ターナ「じゃあごゆっくりね」
ルーテ「はい?」
ルーテがターナの言葉に理解できないでいると背後から誰かが現れた
アスレイ「ルーテさん、大丈夫でしたか?」
ルーテ「アスレイ…どうしてここに?」
アスレイ「さっきヒーニアスさんにルーテさんがダウンしたと連絡が着てね」
ルーテ「そう…ですか。わざわざありがとうございます」
アスレイ「大事がなくてよかったです。じゃあ僕はこれで」
ルーテ「待ってください。せっかくですから一緒に楽しみましょう」
アスレイ「…わかりました。それでは行きましょうか」
ルーテ「はい」

449 :夏だ!海だ!兄弟家だ! 2日目(夕)4/5:2010/08/18(水) 04:50:49 ID:SqvEQfeJ

アルムとセリカは相変わらずいちゃいちゃしていた
アルム「うん、このおにぎりおいしいよ」
セリカ「アルムの支援があったからよ」
シグルド「何でもかんでも支援にするのはよくないな」
アルム「兄さん、何でいるの?ディアドラさんはいいの?」
シグルド「…アルヴィスとの勝負に負けたんだ…orz」
セリカ「それで私達にウサ晴らしなんて情けないわよ!」
シグルド「…うっ…うわぁぁぁぁぁん!!」

エイリークはラーチェルとゆっくり食事を楽しんでいた
ラーチェル「そういえばエイリーク、最近はどうですの?」
エイリーク「えーと…何がでしょうか?」
ラーチェル「決まってるじゃない。胸よ、胸」
エイリーク「全然成長しませんわ…orz」
ラーチェル「私もですわ。お互い苦労しますわね…」
エイリーク「……いつか、いつか成長すると願いましょう!」
ターナ「お待たせエイリーク、ラーチェル。何話してたの?」
ラーチェル「ターナにはわからない話ですわ」
エイリーク「ふふ…そうね。ヒーニアス様は?」
ヒーニアス「呼んだかエイリーク。ほら、人間分の飲み物だ」
ラーチェル「あら、気が利くわね」
エイリーク「ありがとうございますヒーニアス様」

ワユ、ミスト、サナキはアイクのことについて話していた
ワユ「やっぱり大将に近づくのは大変だねー」
ミスト「追い掛けたけどお兄ちゃんには意味がなかったね」
サナキ「アイクじゃからな。だが楽しいからまだいい」
ワユ「確かにあそこで泣き叫んでる人にはなりたくないね…」
ミスト「明日も頑張ろう…うん」
サナキ「そうじゃな…」

エリウッドはニニアン、フィオーラと静かに食べていた
エリウッド「はぁ…今日は兄さん達も静かだし楽だね」
ニニアン「エリウッド様…」
フィオーラ「おいたわしや…」
エリウッド「このお粥おいしいよ。山菜がおいしい」
ロイはイドゥン、ファ、ソフィーヤと仲良く食べていた
ファ「ロイお兄ちゃん!野菜食べたよー!」
ロイ「お、ファは偉いな」
イドゥン「偉いですよファ」
ソフィーヤ「ファは元気ですね」
ファ「だってたのしいもん!みんなでいるからね!」
イドゥン「ありがとう、ファ」

ミランダとティニーはリーフとナンナ、サラを探していた
ミランダ「おかしいわねーみんなどこ行ったのかしら?」
ティニー「せっかく私達が集めた山菜を食べさせようと思ったのに」
ミランダ「サラもいないし不思議よね」

450 :夏だ!海だ!兄弟家だ! 2日目(夕)5/5:2010/08/18(水) 04:52:32 ID:SqvEQfeJ

ミランダとティニーが捜すサラはミルラと2人で話していた
ミルラ「…何ですか?お兄ちゃんは渡しませんよ」
サラ「ふふ、安心して。兄様の取り合いをするつもりはないわ」
ミルラ「…なら何故私を呼んだのですか?」
サラ「今日の夜0時、何人かの人達であるお話をしたいの」
ミルラ「お話…ですか?」
サラ「ええ、0時だからミルラには辛いかもしれないけど」
ミルラ「…わかりました。それでは」
サラ「ふふ…あとはファリナさんとミランダね」

リーフは皆から少し離れたところでナンナと2人で食べていた
リーフ「ミランダ達とも食べようかと思ってたんだけど…どうしたの?」
ナンナ「あ、あの…昨日のことなんですけど…」
リーフ「…えーとお酒の話なら僕もまったく覚えてないからね」
ナンナ「違います!夕方の海の話です」
リーフ「………そのことは…」
ナンナ「…見たんですよね?」
リーフ「…はい」
ナンナ「…あ、あれは事故だったんです。たまたま脱げちゃって…」
リーフ「わかってるよ。ナンナがそんなことしないのはよくわかってる」
ナンナ「……え、えーと…そ、それだけです!失礼します!」
リーフ「あ、ナンナ?…行っちゃったよ。僕も戻るか」

ちなみに一応仕事で来ていたイリオスは昼間1人で撮影していた
皆がバーベキューを楽しんでいた頃、旅館に帰って来て
オルエンとフレッドの3人で静かに夕食を食べていたのだった

2日目(夜)に続く